2011年6月28日星期二

脳腫瘍水頭症

に見えない形で、周りに散らばっていることが、いくつもの研究で明らかになっているからです。つまり、治すためには、癌(ガン)
QOLを考える!
さて、今後何を基準に考えていけばよいのでしょうか?それは、QOL(生活の質)をいかに守り、暮らしていくことではないでしょうか。
攻撃的な癌治療から、病人を守るディフェンス的な治療へ、そして癌を休眠させ、最終的に共存共生を行い、癌があってもQOLを下げず暮らしていける生活を基準に治療に当たっていくことと考えます。
どが治ります。
子宮がんが徐々に増加してくる30歳を過ぎた頃からは、年に1回子宮がんの検査を受けることがとても重要です。
手術が基本です
一般には、できるかぎり手術を行って、病巣を摘出する根治的治療法がとられます。この目的のために手術療法と放射線療法を併用する場合もあります。
手術が出来ないほど、がんが進行している場合や、重い合併症があったり、高齢者などで手術に耐えられないと診断された場合には、放射線療法が主体となります。
化学療法は、現段階では補助的な治療法と考えられており、とくに手術の出来ないⅣ期などの進行例や再発例に対して延命を期待して行われます。
放射線治療
私たちが世界に先駆けてこの原因遺伝子を発見できた理由は、インターネットの発達のおかげでもあります。MALT1遺伝子のはたらきは世界中で調べられており、リンパ球の中で重要な役割を担っていることがわかってきました。私たちもが細胞の中で移動する特別なシステムがあることを報告しています。遺伝子は細胞を死ににくくする機能をもったAPI2という遺伝子とくっついて、腫瘍にしかないAPI2-MALT1融合遺伝子を作ることもあきらかにしました。(図3)  しかし、この融合遺伝子の機能はほとんどわかっていませんでした。私たちは、プロテオミクスと呼ばれる最新技術を利用して、このAPI2-MALT1に結合する分子を調べました。その結果、が細胞死に深く関わっていることが知られているTRAF2, Smac HtrA2などと結合することで、細胞が死ににくくなっていることを証明しました。さらに最近が巧妙なシステムで自分自身の量を増やすことも明らかにしました。このようにが細胞を癌化させる方法の一端が明らかになり、MALTリンパ腫を初めとする悪性リンパ腫の新たな診断、治療法の開発が期待できます。
び慢性リンパ腫とBCL6遺伝子異常
 B細胞リンパ腫のなかでは、約半数を占めるびまん性大細胞型リンパ腫には、BCL6遺伝子が異常をきたしています。その異常を
ヒトパピロ-マウイルスは、子宮頚癌の原因ウイルスであり、ほぼ全ての子宮頚癌の組織か
ら検出されます。ヒトではこれまで100以上の型が報告されていますが、HPVは型により子宮頚癌に高率に検出される型(ハイリスク)から病因と関連性がないと報告されている型まで確認されています。
子宮頚癌の検診は、まず、子宮頸部の細胞診で行います。結果は、 Vと分けられます。 は正常。は、軽度異形成。高度異形成。は、上皮内癌。Vは、浸潤癌とクラス分けします。までが、良性。からが悪性となります。つまり軽度異形成は、ほぼHPVの感染所見のことが多く、が自然治癒し、11%がくなり、最終的に0.3%が癌になります。32%が自然治癒し、56%が存続、14%が進行するとされています。HPVの型には、より子宮頚癌になりやすい型(ハイリスク)とそうでない型があります。
そのハイリスク型は、。HPVの感染率は、統計により異なりますが、10~20代は、約50%、30~40代は、約30%。そのHPV陽性者の約半分にハイリスク型HPVが検出されております。HPV陰性例においては、異形成から癌の存在は、きわめてまれであるとされています。
このため、子宮頚癌検診では、特に細胞診と思われます。ですが、このHPV型測定は、保険適応なく、で行っております。また、型はわかりませんが、ハイリスク群のみの測定は、。
第四回 人工妊娠中絶術
妊娠3ヵ月(妊娠11週6日)までは、通常、静脈麻酔下で日帰り手術を行っております。朝手術し、お昼過ぎに帰れます。手術は、吸引法による子宮内容除去です。
その手術の前に、まだ子供を産んだことがない人は、子宮頚管(子宮の出口、子宮口)が硬く開きずらいので、前日の夕方子宮頚管にラミセル(硫酸マグネシウムを含む高分子材料。スポンジを圧縮したような棒)を入れます。その日は帰ってもらって、次の日の朝手術します。手術の時は、頚管は柔らかくなり拡張しやすくなっています。
子供を産んだことがある人は、頚管の状態で、入れないこともあります。この前処置は、子宮頚管を3mmぐらい開く必要があるため、痛みを伴います。しかし、この処置のおかげで、子宮頚管は開くやすくなり、手術が安全に行えます。
妊娠4ヵ月(妊娠12週)以上は、日帰りの手術は難しくなり、入院して子宮口を開いてから、陣痛をつけて分娩の形をとります。ですから、2-3日の入院が必要となり、金銭的にも精神的にも大変です。本院では、この12週を超える中絶は行っておりません。その時は、分娩をお願いしている病院へ紹介します。
第三回 低容量ピル
避妊目的に造られ、なるたけホルモン量を減らし、副作用を少なくしたのが、低容量ピルです。
この低容量ピルは、主な目的は避妊ですが、それ以外にも生理痛(月経困難症)の軽減と生理量の減少に効果があります。また、子宮内膜症の悪化、再発防止や自覚症状の改善に使われます。最近は、この使い方が増えてきました。子宮内膜症は、手術しても一時的には、改善しても、すぐ再発することが多く、手術後や、内膜症の保存治療後に低容量ピルを使います。
低容量ピルの作用メカニズム
低容量ピルは、エストロゲンとプロゲステロンの合剤です。外から投与すると、視床下部のホルモンが出てるよと命令がきます。そうすると下垂体から卵巣にホルモン刺激がなくなり、卵巣は、排卵も起きず、ホルモンも分泌せずに、お休みします。子宮は、卵巣からホルモンが出ないため、外から投与された低容量ピルのホルモンでコントロ-ルされます。このホルモンの作用で子宮内膜は、あまり増殖せず、その結果出血量は少なくなり、少なくなれば、子宮はそれほど収縮しなくてすみますから、生理痛が減ります。この子宮内膜が増殖しないことが、子宮内膜症にいいわけです。子宮内膜症は、異所性にある子宮内膜が増殖する病気ですから。
現在低容量ピルは、ホルモンの種類で3種類あります。卵胞ホルモンはすべて同じで、黄体ホルモンの違いです。
また、ホルモン量が一定のと三相性のとがあります。
あと21錠と28錠のタイプがあり、、ダミ-が7錠あります。、1週間休薬します。
人により、どれにするか相談します。こっち。に生理が来てほしくない人はこれ。生理調整が楽なのは、これ。というように。
また、低容量ピルは生理の調節がとっても楽です。早くするのも、遅らせるもの。低容量ピルを何錠飲むかで決めれます。
低容量ピルの副作用
クラミジアや淋病の予防はできません。あたりまえですね。低容量ピルを飲むと、吐き気や嘔吐、乳房の痛みやむくみがでることがあります。このような症状は一時的なことが多く飲み続けるとしだいになくなってきます。また、食直後に飲む方が、吐き気は比較的おきません。
血栓症が一番の問題です。心臓の血管につまれば、心筋梗塞ですし、頭では、脳梗塞です。しかし、その頻度は、あまり高くありません。また、肝臓で分解されるため、肝障害がありますが、低容量ピルでは、あまり起こりません。そして、低容量ピルで避妊ができるため、いろんな人と性交すれば、低容量ピルのためではなく、HPV(パピロ-マ ウイルス)の感染で子宮頸ガンが増えることがありますが、そんなことをしなければ、子宮頸ガンは増えません。
35才以上で、ヘビ-スモ-カ-(15本以上)の人は、血栓症の確率が、17倍ぐらい増えます。
低容量ピルの服用をやめれば、いつでも妊娠可能な状態にもどります。
結構、魅力的な薬ですよね。
第二回 最近多いおりものが臭いやつ
細菌性膣症について
正常な膣内の環境は、膣にいるという細菌により、酸性の状態にし、他の細菌の侵入を防いでいます。
何らかの原因でこれが破綻し、複数の細菌に置き換わった状態が細菌性膣症です。な生臭い悪臭があるおりものがある時もあります。しかし、さらっとした帯下のためには放置されています。なぜ膣炎でなく膣症かというと、膣の中は、真っ赤っかにもならず、はっきりとした炎症所見がないためです。
性交との関連は大きく、性交で膣内がアルカリ化が起こり、悪化します。精液が強アルカリのため、性交時は、骨盤内感染症や妊婦さんは、流早産の原因になります。
治療は、抗生剤の膣錠や抗菌剤の内服で治ります。
第一回 最近とても多い性行為感染症(性病)
トラコマチスは、約20年前のベトナム戦争ごろに流行し、日本に上陸した病原菌です。ベトナムなどのジャングルにすむ鳥の口中っていると病変を見逃す危険があります。
大腸内視鏡検査
内視鏡検査はファイバースコープや先端にCCD(固体撮影素子)を搭載した電子スコープを用いて、直接、消化器粘膜を観察する方法です。
自律神経温存術
過去15年間に進歩した手術法です。直腸がんの進行の度合いや、排尿機能と性機能を支配する自律神経繊維を手術中に確認し、必要に応じて選択的に自律神経を温存する手術法です。がんを徹底的に切除しながら、同時に進行度に応じて神経を残す方法です。全部の神経が残せれば、手術前と同様な機能、つまり男性では射精、勃起機能を完全に温存することができます。やや進んだがんでは、勃起機能のみを残す手術法もあります。 肛門括約筋温存術
以前は直腸がんの多くに人工肛門がつくられていましたが、最近では直腸が
んの8割は人工肛門を避ける手術ができるようになりました。自動吻合器という筒状の機械を使って、がんの切除後に短くなった直腸端と結腸の先端を縫合し、本来の肛門からの排便を可能にする手術法で肛門括約筋温存術と呼ばれます。現在は患者さんのQOL(生活の質)を考慮して、ほとんどがこ
の方法を行うようになりました。肛門縁から5cm以上、歯状線(肛門と直腸との境界)から2cm以上離れていれば、自然肛門を温存することが可能です。この手術と自律神経温存術を併用すれば、術後の機能障害をかなり軽減することが可能となりました。さらに最近では、歯状線にかかるような、より肛門に近い直腸がんであっても早期がんや一部の進行がんで肛門括約筋を
部分的に切除して自然肛門を温存する術式が専門施設で行われるようになってきました。しかし、高齢者の場合、無理に肛門を残すと術後の頻便などのため逆効果になることもあります。したがって、手術法と病期の進行度を正確に説明し、年齢、社会的活動力、本人や家族の希望などを考慮にいれ、総合的に術式を決定することが極めて重要となります。 局所切除
早期がんや大きな腺腫に採用される手術法です。開腹手術ではなく、肛門からと仙骨近くの皮膚、直腸を切開し病変に到達する方法です。肛門括約筋(肛門を開閉する筋肉)を切らない方法と切る方法があります。術後に、放射線療法や化学療法を追加する場合もあります。 人工肛門
肛門に近い直腸がんや肛門にできたがんでは、人工肛門を造設する直腸切断
術という手術を行わなければなりません。また、高齢者は肛門括約筋の力が低下しており、無理して括約筋温存術を採用すれば術後の排便コントロールが難しい場合もあるので、人工肛門による排便管理を勧めています。患者会専門の看護師を通し、便を排出するためのストーマ(開口部)教育を充実さ
せ、人工肛門管理の自立とメンタルケアに務めることが重要です。 3)放射線療法
放射線療法は高エネルギーX線やその他の種類の放射線を用いてがん細胞を殺す治療のことです。
外科手術のように、あくまでも放射線療法は局所療法であり、治療対象域内
のガンにしか効果はありません。手術前に腫瘍を小さくして切除しやすいようにする目的で行われることもありますが、ほとんどの場合は手術後、切除した周囲に残っているかもしれ





脳腫瘍水頭症


ないガン細胞を破壊するために追加されます。
また、外科的に切除することが不可能な腫瘍がある場合には、腫瘍による痛みなどの症状を


脳腫瘍水頭症


取り除くために照射します。(直腸がんの原発巣や骨盤内再発の治療、大腸がんの骨転移、脳転移)


脳腫瘍水頭症


放射線療法には2つのタイプがあります。
甲状腺の場所と働き

脳腫瘍水頭症



甲状腺は首の気管前面にくっついた形で存在し、いわゆる「のど仏」の下方にある臓器で重さは約15gです。男性では女性に比べてやや低い位置にあります。甲状腺の後両側には


脳腫瘍水頭症

反回神経という声を出すのに必要な神経が走っており、気管後面には食道が、またすぐ近くに頚動脈、頚静脈などがあります。
 

脳腫瘍水頭症


甲状腺は甲状腺ホルモンという日常生活に必要不可欠なホルモンを分泌する臓器です。そして、そのホルモンレベルは脳にある下垂体という臓器の指令により調節されています。な

脳腫瘍水頭症


お、甲状腺の裏側には副甲状腺というやはりホルモンを分泌する米粒大の臓器が左右上下計4個存在し、血清中のカルシウム値を一定に保つ役割を担っています。

脳腫瘍水頭症


甲状腺の病気としては、バセドウ病、甲状腺腫瘍(良性?悪性)、慢性甲状腺炎など多彩なものが含まれますが、ここでは悪性の甲


2011年6月27日星期一

脳腫瘍予後

自律神経温存直腸癌手術
大腸癌の症例が増えている。男女ともにである。大腸癌は肛門から遠い結腸癌と肛門部の直腸癌に分けられるが、そのいづれも増加している。結腸癌の手術はほぼ確立しており、術後は手術前とほぼ同じ生活がおくれるようになる。ところが直腸癌の場合、ちょっと厄介な事がある。一つは人工肛門、もう一つは術後の膀胱機能障害および性機能障害である。これは男性の場合、特に問題となる。男性の心理の深層に性に対するこだわりが常にある。人格のバックボーンといってもいいくらいである。男性であるからには、十分な性についての能力をいつまでも維持したいとおそらくすべての男性は願うことだろう。わたくしが研修医の頃、癌の手術では術後の生活の質(quality of life)について、外科医はあまりに無頓着であった。癌病巣を広範に取り除く事、それが大原則であった。乳癌の場合は乳房切断、直腸癌の場合は直腸切断と恐ろしい名前の手術が標準術式であった。これらの手術を受けられた患者さんの、術後の日常生活は悲惨なものであっただろうことは想像に難くない。その反省から、最近では術後の生活の質を確保するため、手術のコンセプトは出来るだけ小さく切って、癌を治すというように変わってきている。この原則は直腸癌の場合にもあてはまる。だから、人工肛門を作る割合はずっと減ってきた。また、直腸周囲の自律神経を温存することによって、術後の膀胱、性機能障害を少なくする試みもその成果を挙げている。
外来に顔面蒼白の壮年男性が受診した。腹部に激痛があるとのことだ。早速入院となった。検査をしてみると、直腸部が閉塞しており、いわゆる腸閉塞の状態だ。年齢は46歳、若年といえよう。絶食し、症状が落ち着いてから、手術を行った。若年であるから、根治性も確保したいし(つまり、出来るだけ大きく切除する)、術後の機能も出来るだけ温存したい(出来るだけ小さく切除する)。腸閉塞を起こすくらいだから、進行癌である。リンパ節の十分な郭清は不可欠だ。わたくしは自律神経を出来るだけ温存することとした。神経の走行に細心の注意を払いながら、しかもリンパ節は十二分に取る。二律背反の世界だ。術後は問題なく、退院された。術後5年目に退院後の状態を問い合わせた。元気で仕事をされており、機能障害はないと奥様が答えられた。
近年、食事の欧米化とともに大腸癌は急増しています。以前は、日本人の癌の代表というと胃癌でしたが、大腸癌は手術例数で言うと、すでに10年程前より胃癌を抜いて、現在では消化管の癌では最もポピュラーなものとなっております。大腸は解剖学的には結腸と直腸に大別されます。結腸は盲腸からS状結腸までで、それより下部すなわち肛門に近い部分が直腸です。距離でいうと、肛門から約12~15cmまでの部分の短い部分ですが、そこに大腸癌の約25~30%が発生します。
【症状と診断】
下血?排便困難?便意頻回が直腸癌の3大症状ですが、これはすでに進行した直腸癌の症状であって、早期の直腸癌の症状は肉眼的あるいは非肉眼的血便です。非肉眼的血便とは、すなわち無症状のことです。したがって症状がなくても検診の意味で便潜血反応の検査の検査を行うことが早期発見には重要です。便潜血反応の検査は最近では非常に進歩し、ほんの極少量の血液もとらえることが可能となっています。さらに、逆行性大腸造影あるいは大腸ファイバースコピー検査で、確実に診断することが可能です。
【治療】
直腸癌というと人工肛門をイメージする人が多いと思います。確かに、以前はそうでした。
しかし、1980年代に器械による吻合法が導入されて、より肛門に近い部位で吻合できるようになり、現在では人工肛門になるのは、直腸癌患者の20%以下となっております。以前は、肛門から腫瘍下縁までの距離が8cmまでは吻合可能と言われておりましたが、現在では3~4cm位まで十分に可能となってきました。ただ、人工肛門になるかどうかは、この肛門から腫瘍までの距離のみではなく、癌そのものの進展具合にもよります。また、術後にも排尿機能、男性性機能をできるだけ温存しようという考えから、1980年台より自律神経温存手術が行われるようになってきました。現在では、かなりの症例において自律神経温存手術でも従来の手術と予後は変わらないことから、より一般的な手術となってきております。やはり、ここでもまた癌の進展具合で神経温存の可否が決まります。
近年、大腸癌検診および大腸ファイバースコピーの発達により、早期の直腸癌が多く発見されるようになり、そのような症例を治療する機会が増加しております。
早期に発見されればもちろんほとんど治癒しますが、以前は、手術においてはあまり早期発見のメリットがなく、術後機能障害の発生も余儀なくされておりました。
しかし、最近では究極の機能温存手術と言われております内視鏡的ポリペクトミーが発達し積極的に行われております。この方法では大腸ファイバースコピーをする程度の侵襲で全く術後機能障害はありません。ただ、リンパ節転移の問題があり、現在は早期癌のなかでもリンパ節転移のない粘膜内癌と一部の粘膜下層に進んだ癌のみが適応となっております。
また、この条件にあうものの範囲が広くて内視鏡的ポリペクトミーでは取りきれない症例に対しては、Buessによって開発された直腸鏡下の切除術である経肛門的内視鏡下マイクロサージャリー (TEM)にて、術後機能障害を全くおこさず手術できるようになってきました。
しかし、手技が難しく、また合併症も少なくありません。そこで当院では独自に工夫をこらし簡単で合併症のほとんどない経肛門的直腸腫瘍切除術を行っております。
現在の直腸癌に対する手術を表にまとめています。
【手術成績】 ここ20~30年で飛躍的に改善し1990年の大腸癌登録でみると、手術した直腸癌全体の5年生存率(治癒する確率)が75.0%で、これを進行度別にみると、より早い段階のDukes Aで91.9%、Dukes Bで77.6%、Dukes Cで58.3%となっております。
当院での経肛門的直腸腫瘍切除
当院では1998年より独自の方法で、経肛門的に直腸腫瘍を切除しております。この方法では、前述した直腸肛門機能障害の、膀胱機能障害?性機能障害も全くありません。また、手術による侵襲も非常に少なく、手術2日目~3日目には食事を開始し、その翌日には退院可能で術後の疼痛もほとんどありません。
方法は、腰椎麻酔下に経肛門的に特殊な直腸鏡を挿入し(図a)、目的の腫瘍を含む直腸全層の腸重積をおこし(図b)、直腸膨大部、さらには肛門外へ引き出し(図c)、自動縫合器にて切除と縫合を同時に行います。
対象となるのは、内視鏡的ポリペクトミーが困難かまたは不能な良性の直腸腫瘍、あるいは粘膜内にとどまるかそれにほぼ準じる直腸早期癌で、現在までに14例に対し本法を施行しました。そのうち2例は良性腫瘍で、2例がカルチノイドという良悪性の境界病変です。残る10例が直腸の早期癌でした。
治療成績ですが、手術時間は25~75分(平均50分)で、出血はほとんどなく、合併症は全く認めませんでした。全例術後3日目より経口摂取を開始し、病理組織検査の結果を待って1例以外は術後7~10日目に退院しました。残る1例は病理組織検査の結果、手術前の診断より少し進んでおり粘膜下層に深く浸潤した早期癌であったため、完全治癒をめざして直腸切断術の再手術を行いました。
転移性結腸直腸癌の第1選択療法
2004年2月26日、すでに癌が体の他の部分に移転してしまった結腸直腸癌の患者に対する第一選択療法としてFDAがベバシズマブ(アバスチンreg;、ジェネンテック社の商標)を承認しました。 モノクロナール抗体であるベバシズマブは血管新生として知られる過程の新しい血管形成を阻害する薬剤としては初めて承認されました。
結腸癌の患者が標準化学療法薬(「Saltzレジメン」又はIFLとしても知られている)との併用治療としてベバシズマブが静注で投与された場合、患者の命をおよそ5カ月伸ばすことができました。 IFL治療はイリノテカン、5フルオロウラシル(5FU)、とロイコボリンを含んでいます。
ベバシズマブは人間とマウスの抗体の両方の部分を含むように遺伝子を組み換て作られたマウス抗体です。 (抗体は体内の免疫システムによって作り出された、異物と戦う物質です)  特別な技術を使い、実験室で大量に抗体の生産が可能です。
この新しいモノクロナール抗体は新しい血管の形成を刺激する「血管内皮増殖因子」(VEGF)と呼ばれる自然タンパク質の機能を対象としてその抑制をすると考えられています。 VEGFがベバシズマブのターゲットとなって結合すると、VEGFは血管の成長を促進できなくなります。その結果、腫瘍の成長に必要な血液、酸素、および他の栄養物を遮断します。
ベバシズマブなどの血管新生阻害剤は、癌の成長を抑制できるかもしれないという望みを抱いて30年間に渡り、まず実験室で、それから、患者に対して試験が続けられました。 この薬はこの種類の薬剤として初めて、腫瘍の成長を遅らせ、さらに重要なことに、患者の命を有意に伸ばすことが証明された薬剤です。
「ベバシズマブの承認は、癌と戦う新しい期待できる方法を探す何年もの研究開発の結果で、最近の結腸直腸癌に関する多くの新たな治療の1つであり、これらの新しい治療法を組み合わせることで、この病気と戦うための手段を飛躍的に改良させました。」と、FDA 検査官マーク?B.マクレラン医学博士は言っています。 「これらの医学への貢献は製剤開発者の革命とFDAの癌審査チームの努力の結果を反映し、生物医学革命により得られた期待の証明です。 これらの仕事にかかわる関係者の懸命なる努力は癌患者の人生を確かに変えています。」
疾病対策センター(CDC)によると、結腸直腸癌(結腸又は直腸の癌)は、米国の男性と女性の中で3番目に多い一般的な癌であり、癌に関連した死亡数が2番目に多い病気です。 また、結腸直腸癌は米国で最もよく診断される癌の1つです; およそ14万7500の新しい患者が2003年に診断されました。
ベバシズマブの安全性と有効性は主に、転移性の結腸直腸癌患者800名以上を対象にした、ベバシズマブの投与により患者の生存の延長がみられたかどうかを解明する設定の無作為化二重盲検臨床試験にて示されました。 およそ患者の半分が標準併用化学療法であるIFLの投与を受け、後の半分はIFLに加えて2週間に一度ベバシズマブの投与を受けました。
全体的に見て、IFLとの併用でベバシズマブが投与された患者はIFLのみを投与された患者と比べおよそ5カ月生存が延び、腫瘍の再成長、または新しい腫瘍の発現は平均して4カ月遅くなりました。 治療の奏効率はこの試験の対照群の35%と比べて、本剤投与群は45%でした。
重篤ですがあまり頻繁に起こらないベバシズマブの副作用は、結腸に穴があく(消化管穿孔)事で、外科的な手術を普通必要とし、腹腔内感染、傷の回復の遅延、肺あるいは内臓からの出血などのおそれもあります。 他のもっと一般的な副作用は、高血圧、疲労、凝血、下痢、白血球減少 (病気に対する免疫が弱くなる)、頭痛、食欲の減退、口内の痛みです。
転移性結腸直腸癌の第2選択療法
2006年6月20日、FDAは転移した結腸または直腸の悪性腫瘍の第2選択療法として、静注での5 フルオロウラシルベースの化学療法と併用し投与するベバシズマブ(ジェネンテック社製アバスチンR)の適応拡大の認可を与えました。この案はFOLFOX4単独の投与を受けている患者の全生存(OS)と比較し、FOLFOX4(5 フルオロウラシル、ロイコボリン、オキサリプラチン)に加えベバシズマブの投与を受けている患者の全生存の統計学的に有意な改善の実証に基づいています。
この承認を裏づけている試験(E3200)はベバシズマブ単独(n=244)、ベバシズマブ と FOLFOX4 (n=293)、およびFOLFOX4 単独 (n=292)を評価している、非盲険、無作為化、3群、実薬対照、多施設臨床試験です。予定の中間分析後、FOLFOX4単独と比較してベバシズマブ単独で治療された患者の生存が減少したエビデンスに基づいてベバシズマブ単独療法群は終了しました。
試験に組み込まれた患者は、5 FUとイリノテカンベースでの治療後に病気の進行または再発を見た人でした。患者(99%)は、転移性疾患の最初の治療として、5 FUと併用または単独でイリノテカンの投与を受けていましたイリノテカン主体の術後補助化学療法の投与を受けた患者は、治療が完了して6ヵ月以内に再発があったことが条件として要求されました。
併用療法群と単独療法群において、ベバシズマブ10mg/kgが2週ごと投与されました。FOLFOX4レジメンは2週ごと第1日目にオキサリプラチン85mg/m2とロイコボリン200mg/m2を静注で同時に投与され、その後、急速静注で5FU 400mg/m2の投与後、持続静注で5FU 600mg/m2が投与されました。第2日目に、患者は静注でロイコボリン200mg/m2 の投与を受け、その後、急速静注で5FU 400mg/m2 を投与後、持続静注で5FU 600mg/m2が投与されました。FOLFOX4の併用投与時、第1日目にオキサリプラチンとロイコボリンの前にベバシズマブが投与されました。
無作為化された829人の患者では、年齢の中央値は61才で、患者の49%はECOGの一般状態が0でした。患者の26%が放射線療法を受けており、患者の80%は術後補助化学療法を受けており、全ての患者がイリノテカン療法を受けていました。
試験の主要評価項目である全生存は、FOLFOX4単独投与を受けている患者と比較しFOLFOX4とベバシズマブを併用して投与を受けている患者で、有意に長いものとなりました。(全生存の中央値は、13.0ヵ月対10.8ヵ月;ハザード比0.75、p=0.001層別化ログランク検定) 生存のベネフィットは、年齢(65才以下対65才以上)と性別によって定義されるサブグループでも観察されました。ベバシズマブとの併用で治療された患者は、担当責任医師評価によって有意に長い無進行期間の生存とより高い全体的な奏効率を持つことが報告されました。
最も重篤で、時には死にいたる、ベバシズマブ毒性は消化管穿孔、創傷治癒合併症、出血、動脈の血栓塞栓性事象、高血圧性危機、ネフローゼ症候群と鬱血性心不全です。ベバシズマブの投与を受けている患者の中で最もよく起こる有害事象は無力症、痛み、腹痛、頭痛、高血圧、下痢、吐き気、嘔吐、食欲不振、口内炎、便秘、上気道炎、鼻血、呼吸困難、剥脱性皮膚炎、蛋白尿です。
Trial E3200では、有害事象のデータはNCI-CTC(共通毒性基準)の3-5グレードのみ収集されました。したがって、これらのデータは、真の有害事象率を過小評価しがちです。加えて、有害事象の発現や回復の時間のデータも収集されませんでした。
FOLFOX4単独の投与を受けている患者と比較してベバシズマブの投与を受けている患者でもっとよく起こるNCI-CTCの3-5グレードの有害事象
非小細胞肺癌(NSCLC)の第1選択療法
2006年10月11日、FDAはベバシズマブ(アバスチンreg;、ジェネンテック社)に切除不能、局所進行、再発、または転移した、非扁平上皮、非小細胞肺癌の患者の初期の全身療法のために、カルボプラチンとパクリタキセルとの併用で投与する適応拡大の認可を与えました。この案は、カルボプラチンとパクリタキセルの併用のみの投与を受けている患者と比べカルボプラチン、パクリタキセル、ベバシズマブの併用での投与を受けている患者の全生存(OS)の統計学的に有意な改善の実証に裏づけされています。
この承認を裏付けている主な試験(E4599)は、無作為化、実薬対照、非盲検、多施設臨床試験で、カルボプラチンとパクリタキセルに加えベバシズマブ(n=434)対カルボプラチンとパクリタキセルのみ(n=444)とを評価しました。(プロトコル概要参照(原文))
扁平上皮の組織をもつ患者、扁平上皮細胞優勢の組織をもつ混合性細胞腫瘍の患者、中枢神
経系転移した患者、肉眼的喀血(小スプーンの半分の血)のみられる患者、不安定狭心症、治療的な抗凝固の投与を受けている患者は、試験から除かれました。ベバシズマブでの化学


脳腫瘍予後

療法を行った無作為化、実薬対照、第Ⅱ相試験(AVF0757g)に登録された扁平上皮細胞の組織をもつ13人の患者の中で4人の致命的なあるいは重篤な喀血患者が出たことに基づき扁平上

脳腫瘍予後


皮細胞の組織を持つ患者は除外されました。
無作為化された878人の患者の年齢の中央値は63才、患者の46%は女性、これまでに化学療


脳腫瘍予後

法を受けた患者はいません、患者の76%はステージIV疾患、患者の12%は悪性胸水のあるステージIIIB疾患、患者の11%は疾患の再発があり、患者の40%はECOGパフォーマンス状態が

脳腫瘍予後

0でした。
パクリタキセルとカルボプラチンと併用してベバシズマブの投与を受けている患者とパクリ

脳腫瘍予後

タキセルとカルボプラチンのみの投与を受けている患者と比較して、主要評価項目(OS)は有意に長くなりました。(中央値OS 12.3ヶ月対10.3ヶ月;ハザード比0.80(p=0.013層別化

脳腫瘍予後

ログランク検定))。調査分析において、一貫した効果が大部分のサブグループでみられましたが、生存ベネフィットのエビデンスは、女性ではみられませんでした。(HR 0.99;95%

脳腫瘍予後

信頼区間 0.79、1.25)。
E4599では、データ収集は、NCI-CTCの3-5グレードの有害事象に制限しました。ベバシズマ

脳腫瘍予後

ブと化学療法の投与を受けている患者にもっとよく起こる重篤で致命的な有害事象は以下です。


肺がん再発

た。さらに最近では、歯状線にかかるような、より肛門に近い直腸がんであっても早期がんや一部の進行がんで肛門括約筋を 部分的に切除して自然肛門を温存する術式が専門施設で行われるようになってきました。しかし、高齢者の場合、無理に肛門を残すと術後の頻便などのため逆効果になることもあります。したがって、手術法と病期の進行度を正確に説明し、年齢、社会的活動力、本人や家族の希望などを考慮にいれ、総合的に術式を決定することが極めて重要となります。 局所切除 早期がんや大きな腺腫に採用される手術法です。開腹手術ではなく、肛門―呼ばれています(項を参照してください)。 一方、宿主(患者さん)の免疫が、病原体と同じようにがん細胞を特異的に認識し、排除することができるのかどうかは不明でした。しかし1991年に、がん細胞に特異的な抗原が存在することが明らかになりました。それ以降、数十個のがん特異的抗原が同定されました。これらの発見により、がん細胞も病原体と同様に、宿主(患者さん)の免疫によって排除されることが明らかになってきました。これらの研究成果をもとにして、がんの樹状細胞を用いた細胞療法の項を参照が試みられるようになってきました。 T細胞が抗原提示細胞の存在下にがん抗原を認識し、がん細胞を殺すメカニズムを模式的に表したものが右の図です。 この他に、免疫担当細胞を活性化したり、それ自身でがん細胞を殺す作用のあるサイトカインを用いた治療法(項を参照してください)や、B細胞が産生する抗体を用いた治療法(項を参照してください)、免疫力を賦活(ふかつ)するような薬物を用いた治療法(参照してください)等が行われています。また、最近の遺伝子工学技術の発達に伴い、抗がん活性を増強するような遺伝子をがん細胞に導入したり、サイトカイン遺伝子を免疫担当細胞に導入したりする「免疫遺伝子療法」も試みられています。 図中用語の説明CD2、B7、CD40、CD40L等は、T細胞や樹状細胞などの抗原提示細胞の膜表面上にある補助刺激分子(項を参照してください)です。IL-2Rは、T細胞などのリンパ球表面上にあるIL-2に対する受容体です。IL-2は、この受容体を通してリンパ球の増殖、活性化刺激を伝えます。パーフォリンは、キラーT細胞やNK細胞などの細胞障害性リンパ球がつくるタンパク質です。これらのリンパ球ががん細胞などの標的細胞に接触するとリンパ球から放出され、標的細胞に穴が開き、標的細胞は破壊されます。2.細胞免疫療法1)非特異的免疫療法(1)リンフォカイン活性化キラー細胞(LAK)療法インターロイキン2(IL-2)は、1970年代にT細胞の増殖を促進する因子として見出されたサイトカイン(あるいはリンフォカイン)の一種です。IL-2は、T細胞のほかにも、がん細胞を殺傷する作用のあるナチュラルキラー(NK)細胞も活性化と増殖させる作用があります。1980年代前半に、患者さんのリンパ球を体外に取り出して高濃度のIL-2とともに培養すると、がん細胞をよく殺傷するようになることが報告されました。これをリンフォカイン活性化キラー細胞療法と名づけました。わが国でも、このLAK細胞を大量に培養し、増殖あるいは活性化させた後に生体内に戻す治療法がすでに試みられています。この方法は、一度リンパ球を体外に取り出し、培養増殖してから再び体内に戻すので、養子免疫療法とも呼ばれています。 [効果、副作用、問題点]LAK細胞を維持するために、患者さんの体内にLAK細胞を戻すと同時に、大量のIL-2を静脈注射することが行われました。しかしその結果、血管壁から血液が漏れ出たり、発熱、悪寒(おかん)、震え等IL-2によると思われる副作用が多くみられました。またその後の検討で、LAK細胞はがん内部への集積性が悪いことが明らかになりました。ばくだいな経費と人手がかかることや、期待されたほどの効果が確認されなかったため、広く普及するには至りませんでした。しかし、手技が比較的煩雑(はんざつ)ではないので、高度先進医療の一環として続けている施設があります。このような反省から、対象症例を絞って他の薬剤や治療法と併用したり、がん内部への高い集積性を期待して、次項に述べるような腫瘍組織浸潤リンパ球(しゅようそしきしんじゅんりんぱきゅう:Tumor-infiltrating Lymphocyte:TIL)を用いた養子免疫療法へと引き継がれていきました。 (2)腫瘍組織浸潤リンパ球(TIL)療法がんに対する特異性を高める(がんだけにより強く作用させる)ために、末梢(まっしょう)の血液ではなく、がん組織そのものに集まっているリンパ球を採取します。それを、ペクトミーと呼びます。無茎性、つまり平坦なポリープの場合は、周辺の粘膜を浮き上がらせて広い範囲の粘膜を焼き切る内視鏡的粘膜切除術(EMR)で摘出します。スネアポリペクトミーでは入院は不要ですが、EMRでは出血や穿孔の可能性もあるため短期間の入院が必要となる場合があります。摘出したポリープの病理学的(顕微鏡)検査が重要です。ポリープ(腺腫)や粘膜内にとどまる早期のがんは、これらの方法で簡単に治療することができますが、病理検査で病変が深くまで(粘膜筋板を越えて)拡がっていれば、リンパ節転移の危険性が10%前後生じるため外科療法が必要となります。 腹腔鏡手術 小さく腹部を切開し、炭酸ガスで腹部を膨らませて腹腔鏡を挿入し、画像を見ながら切除術を行います。多少手術時間もかかり、訓練された医師による手術が必要ですが、開腹手術に比べて負担は少なく、術後の痛みも少なく回復も早いため、入院期間も短くてすみます。 2)外科療法結腸がんの手術大腸がんの治療は外科療法が基本で、早期がんの場合でも7割は開腹手術が必要です。結腸がんの場合、どの部位の手術でも手術自体は2時間前後で行うことができます。切除する結腸の量が多くても、術後の機能障害はほとんどおこりません。リンパ節郭清(かくせい)と呼ばれるリンパ節の切除とともに結腸切除術が行われます。 直腸がんの手術直腸は骨盤内の深く狭いところにあり、直腸の周囲には前立腺?膀胱?子宮?卵巣などの泌尿生殖器があります。排便、排尿、性機能など日常生活の上で極めて重要な機能は、骨盤内の自律神経という細い神経繊維によって支配されています。進んでいない直腸がんには、自律神経をすべて完全に温存し、排尿性機能を術前同様に残すことも可能です。しかし、自律神経の近くに進行している直腸がんでは、神経を犠牲にした確実な手術もLAK療法と同じようにIL-2とともに数日間培養した後に、再び患者さんに投与する治療法です。LAK療法と比べ、がん細胞をより特異的に認識して攻撃するのではないかと期待されました。実際の臨床での成績はまだはっきりしませんが、TILの中にはがんを特異的に攻撃するT細胞も実際に含まれていて、これらの細胞の利用が、後のがん特異的抗原の発見に結びついた側面もあります。手技が比較的煩雑ですが、高度先進医療の一環として続けている施設があります。 [効果、副作用]Rosenberg博士らは、悪性黒色腫20例中11例で有効であったと報告しています。乳がんの局所再発、がん性胸水、腹水の制御に有効であったとする報告や、肝細胞がん、大腸がん、非ホジキンリンパ腫に有効とする報告もみられます。副作用はLAK療法と同様です。 [問題点]手術で取り出したがん組織からリンパ球を回収する方法が煩雑であり、長期間培養することでがんへの集積性、抗腫瘍活性が低下してしまうことや、抗がん効果を逆に抑制してしまう細胞が出現するなどの問題が指摘されています。有効性を改善するために、種々の工夫がなされています。TIL対する免疫誘導能力を増強します。その後に患者さんの体内に戻し、患者さんの体内でがんを攻撃するリンパ球を誘導し、がんを排除する免疫力を高めることを期待するものです。動物実験では悪性リンパ腫、悪性黒色腫、前立腺がん、大腸がん等でがんの発育を抑える効果や生存期間の延長等が報告されています。欧米をはじめとして、わが国でもヒトの悪性黒色腫、前立腺がん、悪性リンパ腫等で臨床試験がはじまっています。 樹状細胞の採取方法は、患者さん本人の血液から血液成分分離装置を用いて樹状細胞そのものを採取する方法と、まず未熟な細胞を採取し、それをサイトカインの一種であるGM-CSF、IL-4やTNF等を用いて樹状細胞へ分化させる方法とがあります。どちらの方法で採取した細胞がより有益であるかは、今のところ不明です。 この治療法は、免疫能力の保たれていると思われる患者さんが対象として想定されています。また、外科的な療法で病巣を除去した後の再発を予防する効果も期待され、従来の治療法と併用した臨床試験も検討されています。 [効果、副作用、問題点]樹状細胞療法は欧米でも前立腺がん、悪性リンパ腫、傷する作用を高めようとする試みと、患者さんのリンパ球を生体外でIL-2とともに培養して、がん細胞を殺傷する能力のあるLAK細胞を誘導して体内に戻す方法があります(これは項で既に述べました)。また、LAK細胞とIL-2を併用する治療法も試みられています。 悪性黒色腫や、腎がんを対象として行われてきました。IL-2単独あるいはLAK細胞と併用することにより、若干の効果が認められたとの報告があります大量のIL-2をがんの患者さんに持続的に投与するIL-2単独療法は、がん性胸膜炎などへの局所投与や、悪性血管内皮腫等で有用性を示唆する成績が得られています。 副作用として、IL-2の投与量によって血管壁の透過性の増進(血管から体液が漏れることです)による体液貯留と臓器機能不全、体重増加、低血圧、肺浮腫(はいふしゅ)、呼吸困難等があり、重篤(じゅうとく)な場合は死亡例の報告もあります。
免疫反応の主役的な役割を果たしているT細胞が抗原を認識するには、抗原をT細胞に提示する機能を持った抗原提示細胞と呼ばれる細胞が必要です。この抗原提示細胞の表面には、主要組織適合性抗が提示されます。ヒトの場合は、
これを特にヒト白血球抗原(Human Leukocyte Antigen:HLA)と呼び、大きく分けてクラスI(HLA-A、B、C)とクラスII(HLA-DR、DP、DQ)があります。また、
患者さんのがん細胞と一緒に培養したり、抗がん剤と併用したり、あるいはある種の抗体(例えば、がん細胞とリンパ球を同時に認識できる双特異性抗体)と併用することによって、TIL細胞ががんにより強く集積するようにする方法が試みられています。また、サイトカ
イン遺伝子を導入する遺伝子治療との組み合わせも試みられています。 2)樹状細胞(Dendritic Cell:DC)療法抗原に特異的なT細胞が活性化してキラーT細胞になるためには、
抗原提示細胞と呼ばれる細胞によって刺激される必要があります。抗原提示細胞は抗原をペプチドに分解して、HLAクラスI、あるいはクラスIIに結合させて提示します。また、T細胞
を活性させるのに必要な補助分子と呼ばれるものを発現しています。抗原提示細胞の中で、特に抗原を提示する能力が高い細胞は樹状細胞と呼ばれています。1個の樹状細胞で数百か
ら数千個のリンパ球の刺激が可能なことから、従来免疫療法で用いられてきたリンパ球よりも、むしろ樹状細胞を用いるのが効果的ではないかと考えられるようになっています。樹状
細胞は生体内の臓器に広く存在しているものの、末梢血には白血球の0.1~0.5%程度と少数しか存在せず、治療に必要な量を採取するのは困難であると考えられてきました。しかし、
血液中から樹状細胞を大量に採取する技術が発達し、さらに樹状細胞を増殖、活性化させる培養方法も進歩したため、がんの治療に樹状細胞を使用できる環境が整ってきています。ま
た、がん細胞に対して免疫反応を引き起こすがん特異的抗原なども明らかとなってきていて(項を参照してください)、これらの知識や技術を利用した樹状細胞療法が、最近の話題と
なっています。 患者さん本人から採取した樹状細胞を、体外でがん特異的抗原ペプチド、あるいは破壊したがん細胞とともに培養し、樹状細胞のがんに
―の結果と総合的に判断することに役立っています。また、がん治療(化学療法や放射線療法など)の効果の把握などにも用いられています。MRI検査は磁気による核磁気共鳴現象を利用して画像に描き出すものです。患者さんが被爆しないこと、いろいろな断層面が撮影できるというメリットがありますが、血液の流れや呼吸、消化管の動きがノイズとなって影響し、画質が劣化する欠点もあります。超音波検査は、手術前、手術後(再発)、がんの壁外への進展や肝臓への転移などの判定に役立つ検査法です。CT検査やMRI検査、超音波検査の結果はX線検査や内視鏡検査の結果と複合して、総合的な診断を行うことができます。また、がん治療(化学療法や放射線療法など)中に効果がどのくらいでているか、などの判断要素も得られ、その後の治療方針を選択するうえでの重要な情報をえられます。大腸がんにおいては、腹部の超音波検査、胸部?腹部のCT検査、あるいはMRI検査で肺転移、肝臓転移、がん性腹膜炎、リンパ節転移、卵巣転移、骨転移などについて調べます。大腸がんでは特に肝臓に転移する確率が高いので、治療後も注意深く経過観察していきます。 大腸癌(大腸ガン)の病期大腸がんには、Dukes(デュークス)分類とステージ分類が使われます。がんの大きさではなく、大腸の壁の中にがんがどの程度深く入っているか、及びリンパ節転移、遠隔転移の有無によって進行度が規定されています。各病期の手術後の5年生存率を括弧内に記載しています。 I期 がんが大腸壁にとどまるもの II期 がんが大腸壁を越えているが、隣接臓器におよんでいないもの III期 がんが隣接臓器に浸潤(しんじゅん:周囲に拡がること)しているか、リンパ節転移のあるもの IV期 腹膜、肝、肺などへの遠隔転移のあるもの 2つの分類にはわずかな違いがあるのみで、デュークスAは0?I期に、デュークスBはII期に、デュークスCはIII期に、デュークスDはIV期に相当するものと考えて差し支えありません。デュークス分類は、国際的に広く用いられているものです。 西洋医学の治療法と問題点クリックで情報場所へジャンプします。 症状緩和と延命を目指して化学療法中心に行います。肝臓など遠隔臓器に転移した4期、あるいは再発の場合。延命治療という意味では、抗がん剤が中心になります。大腸がんは肝臓に転移することが多いのですが、手術で完全に摘出できれば治る可能性もあります。手術後には化学療法が行われます。しかし、こうしたケースはそう多くはありません。 1)内視鏡的治療内視鏡で観察し、ポリープがあれば切除します。茎のあるポリープはスネアと呼ばれる針金を、首の部分に引っかけ電気で焼き切ります。この方法をスネアポリ―る場合の選択肢の1つと考えておくべき治療法です。 幼児期にポリオ、ジフテリアあるいは破傷風等のワクチンを接種を受けたり、インフルエンザが流行する前に予防接種を受けたりします。これは、人為的に弱毒化した細菌やウイルス等の病原体をあらかじめ接種することにより、たとえ病原体が侵入しても病気にかからなかったり、たとえその病気にかかっても軽くすませるためです。 また、おたふくかぜ、風疹、はしか等のように、一度かかるともう二度とかからない病気もあります。 このように、生体には病気になるのを防いだり、一度かかった病気になりにくくする仕組みがあります。この仕組みを「免疫」と呼びます。 体を構成する細胞にはさまざまなものがありますが、免疫を担当しているのはリンパ球、マクロファージ、好中球等の細胞です。


肺がん再発

リンパ球は、B細胞とT細胞に大別されます。B細胞は抗原に対して特異的に結合することのできる抗体(免疫グロブリン)を産生します。 もう一方のT細胞には、必要となります。

肺がん再発


直腸がん手術は、進行度に応じたさまざまな手術法があります。代表的な手術である自律神経温存術、肛門括約筋温存術、局所切除、人工肛門について説明します。 自律神経温存術

肺がん再発


過去15年間に進歩した手術法です。直腸がんの進行の度合いや、排尿機能と性機能を支配する自律神経繊維を手術中に確認し、必要に応じて選択的に自律神経を温存する手術法です。


肺がん再発

がんを徹底的に切除しながら、同時に進行度に応じて神経を残す方法です。全部の神経が残せれば、手術前と同様な機能、つまり男性では射精、勃起機能を完全に温存することができ


肺がん再発

ます。やや進んだがんでは、勃起機能のみを残す手術法もあります。 肛門括約筋温存術 以前は直腸がんの多くに人工肛門がつくられていましたが、最近では直腸が んの8割は人工肛


肺がん再発

門を避ける手術ができるようになりました。自動吻合器という筒状の機械を使って、がんの切除後に短くなった直腸端と結腸の先端を縫合し、本来の肛門からの排便を可能にする手術


肺がん再発

法で肛門括約筋温存術と呼ばれます。現在は患者さんのQOL(生活の質)を考慮して、ほとんどがこ の方法を行うようになりました。肛門縁から5cm以上、歯状線(肛門と直腸との

肺がん再発


境界)から2cm以上離れていれば、自然肛門を温存することが可能です。この手術と自律神経温存術を併用すれば、術後の機能障害をかなり軽減することが可能となりまし


肺がん兆候

発作に気づいたら、チョコレートなどを食べて、すぐに糖分を補給するようにすれば、特に不都合はありません。 
このような後遺症の起こってくる原因については、十分に納得のゆく説明はないのですが、基本的には ?胃が本来持っていた、食物を少しずつ腸に送り出す? という機能が失われたためだと考えられます。食後、一度に大量の食べ物が未消化のまま腸へ送り出されると、その結果として:
1.大量の膵液が一度に分泌されて、血糖値が必要以上に下がってしまう(ダンピング)
2.腸管表面の浸透圧が高くなり、血液成分のバランスがくずれる
3.術後の癒着などのため運動性の低下している腸管にさらに負担がかかる
ということのようです。基本的には、少量の食べ物をゆっくりと食べれば、食後も横になる必要はありませんが、その場合、食事の回数を増やさねばなりません。また、食事のための時間も長くかかります。普通に仕事をしていると、なかなかそういうわけにもゆきませんので、工夫が必要です。
下に、、私の食事のスケジュールを書いておきました。朝、出勤前に食事をとらないのは、食後の回復に時間がかかりすぎるためです。そのかわり、仕事をしながら、11時くらいまでに、少しずついろいろなものを食べて朝食のかわりにしています。今の職場は残業もほとんどなく、オフィスも個室なので助かっています。出張時は、やはりあまり食べられません。長く続くと体重を落としてしまいます。
食道癌は我が国の癌死亡の第6位に位置し、女性より男性に多く、比較的高齢の方に好発し、飲酒、喫煙や熱い飲食物の摂取などが誘因になると言われています。20年ほど前までは治療が困難で、5年生存率は10~20%でしたが、早期診断法の開発や、手術法、術後管理の発達により、最近では約半数の方が病気を克服できるようになっています。いろいろな癌の中では、食道癌は抗癌剤や放射線治療が効果を示しやすい癌であるという特徴もあります。
 一定の条件を満たした早期の食道癌の場合は内視鏡で治療を完了させることができます。しかし食道癌は一般にかなり早期の段階から、大もとの病変(原発巣)から上下に遠く離れた広い範囲でリンパ節転移を起こす可能性が高く、リンパ節の切除(郭清)を含めた広い範囲の食道切除が必要となります。また食道のまわりには気管、肺、大動脈などの大事な臓器が存在し、リンパ節もこれら周囲臓器と複雑に関連して存在しますので、手術が体に与える影響はどうしても大きくなりがちです。
最近ではある程度進行した食道癌の患者さんには手術の前に化学療法(抗癌剤)や、放射線療法で病気を小さくしてから手術を行う方法も行われています。一方、病気が進行していて、手術でも病気がとりきれない場合や、肝臓や、肺、骨などに転移を起こした患者さん、合併するほかの病気などのために手術が安全に施行できない患者さんなどでは、原則として、化学療法や放射線治療を行い治療します。切除可能な病変でも、患者さんとの十分なご相談の上で化学放射線療法などの手術以外の治療を試みる場合があります。
ⅰ)手術方法  
手術法は大きく2つに分類されます。すなわち開胸(胸を開いて手術を行う)術と鏡視下手術です。
開胸術では、右開胸?開腹下に胸部と腹部の食道と胃の上部を切除し、頸部?胸部?腹部の3つの領域のリンパ節を一緒に切除したのち、胸の中を通して胃を頸部まで持ち上げて、食道の代用とする手術が標準手術(これを3領域リンパ節郭清術といいます)となります。何らかの理由で胃を再建臓器として使用できない場合、(小腸の終わりの部分から)大腸を利用して食道の代わりとすることもあります。
創は食道を切除するために右の脇の下に約20~25cm、頸のリンパ節を切除し、残った食道と持ち上げた胃を吻合するために首に襟巻き状に約15cm 、腹部のリンパ節を切除し持ち上げる胃を準備するためにみぞおちからへそに向けて約15cmの3カ所となります。腹部の操作は条件によっては腹腔鏡を補助的に使って約7cmの縦の創と5mm~1cmの創1~2個で行うこともあります
胸腔鏡手術の場合には、5~10cm程度の小開胸創と、1cm程度までの創4~5個で手術をします。
病気が比較的早期であったり、患者さんの体に問題があって大きな手術が困難な場合、あるいは食道癌のできた場所が胃に近い場合などには前記の頸部のリンパ節切除を省略することもあり、この場合頸の傷は約5cmと小さくなります。(これを2領域リンパ節郭清術といいます。)
定型3領域郭清術、術創の図小開胸併用胸腔鏡手術(VATS)、用手補助腹腔鏡手術(HALS)の場合の術創切除範囲の図再建経路の図
これら2つの術式のほかに、「非開胸食道抜去術」といわれる手術もあります。これは、内視鏡的治療や化学放射線療法の進歩により、非常に限られた場合のみに行われる手術となりました。非開胸手術では、リンパ節郭清術を全く行わずに、食道のみを抜去する手術と、頸と腹部、場合により胸の一部のリンパ節を切除した上で食道を抜去する手術があります。いずれの場合でも胸を大きく開かずに食道を頸部と腹部から抜き取るような術式となります。この手術の場合も胃を用いて食道の代用とするのが通例です。創は頸部(場合により頸部に続く前胸部も)と腹部の2カ所となります。
鏡視下手術について
鏡視下手術は近年になって登場してきた新しい治療法で、胸やお腹の壁に小さな穴をいくつか開けて、小さなテレビカメラを胸腔や腹腔に持ち込んで術野を観察しながら、細長い手術道具でテレビモニターを見ながら手術を行なう方法です。これによる食道癌の手術は1990年代半ばすぎから一部で開始されましたが、「食道癌治療ガイドライン」では現在のところ「試みとしての治療」と位置づけられています。
胸腔鏡補助下(VATS)の食道癌手術については様々な見解があります。最近まで、私たちは多くの食道専門医と同様に、この方法で開胸手術と全く同等な精度の手術が可能であるとは考えておらず、上述のHALSのみを導入していました。しかしこの分野のパイオニアたちの手術が次第に完成度の高いものになってきたことを認識し、また自分たちでも実験動物での確認作業を行い、「通常開胸?胸腔鏡併用」という中間ステップを経て、2006年には、小開胸創併設の胸腔鏡下食道癌手術を開始しました。当然ながら鏡視下手術自体が自己目的ではありませんから、これまでの開胸食道癌手術の経験を踏まえて、開胸術に比べて遜色のない根治性を持った胸視下手術が可能であると考えられる場合にのみ、このような型式で手術を完了するようにしています。それでも厳密に言えば「本当に同等の手術か」と言うことは、長期成績を見てからでなければ断定できませんから、やはり依然として「試みとしての治療」という位置づけにはなろうかと思います。しかし開胸創の縮小は術後早期の創痛を軽減し、長期経過後の後遺症としての疼痛も軽減する可能性が高いですから、条件がそろい、何よりも同意の得られた患者さんには、慎重かつ積極的にこの手術を行ってゆこうと考えています。食道癌は我が国の癌死亡の第6位に位置し、女性より男性に多く、比較的高齢の方に好発し、飲酒、喫煙や熱い飲食物の摂取などが誘因になると言われています。20年ほど前までは治療が困難で、5年生存率は10~20%でしたが、早期診断法の開発や、手術法、術後管理の発達により、最近では約半数の方が病気を克服できるようになっています。いろいろな癌の中では、食道癌は抗癌剤や放射線治療が効果を示しやすい癌であるという特徴もあります。
 一定の条件を満たした早期の食道癌の場合は内視鏡で治療を完了させることができます。しかし食道癌は一般にかなり早期の段階から、大もとの病変(原発巣)から上下に遠く離れた広い範囲でリンパ節転移を起こす可能性が高く、リンパ節の切除(郭清)を含めた広い範囲の食道切除が必要となります。また食道のまわりには気管、肺、大動脈などの大事な臓器が存在し、リンパ節もこれら周囲臓器と複雑に関連して存在しますので、手術が体に与える影響はどうしても大きくなりがちです。
 最近ではある程度進行した食道癌の患者さんには手術の前に化学療法(抗癌剤)や、放射線療法で病気を小さくしてから手術を行う方法も行われています。一方、病気が進行していて、手術でも病気がとりきれない場合や、肝臓や、肺、骨などに転移を起こした患者さん、合併するほかの病気などのために手術が安全に施行できない患者さんなどでは、原則として、化学療法や放射線治療を行い治療します。切除可能な病変でも、患者さんとの十分なご相談の上で化学放射線療法などの手術以外の治療を試みる場合があります。
ⅰ)手術方法  
 手術法は大きく2つに分類されます。すなわち開胸(胸を開いて手術を行う)術と鏡視下手術です。
開胸術では、右開胸?開腹下に胸部と腹部の食道と胃の上部を切除し、頸部?胸部?腹部の3つの領域のリンパ節を一緒に切除したのち、胸の中を通して胃を頸部まで持ち上げて、食道の代用とする手術が標準手術(これを3領域リンパ節郭清術といいます)となります。何らかの理由で胃を再建臓器として使用できない場合、(小腸の終わりの部分から)大腸を利用して食道の代わりとすることもあります。
創は食道を切除するために右の脇の下に約20~25cm、頸のリンパ節を切除し、残った食道と持ち上げた胃を吻合するために首に襟巻き状に約15cm 、腹部のリンパ節を切除し持ち上げる胃を準備するためにみぞおちからへそに向けて約15cmの3カ所となります。腹部の操作は条件によっては腹腔鏡を補助的に使って約7cmの縦の創と5mm~1cmの創1~2個で行うこともあります
胸腔鏡手術の場合には、5~10cm程度の小開胸創と、1cm程度までの創4~5個で手術をします。
病気が比較的早期であったり、患者さんの体に問題があって大きな手術が困難な場合、あるいは食道癌のできた場所が胃に近い場合などには前記の頸部のリンパ節切除を省略することもあり、この場合頸の傷は約5cmと小さくなります。(これを2領域リンパ節郭清術といいます。)
定型3領域郭清術、術創の図
小開胸併用胸腔鏡手術(VATS)、用手補助腹腔鏡手術(HALS)の場合の術創
切除範囲の図再建経路の図
これら2つの術式のほかに、「非開胸食道抜去術」といわれる手術もあります。これは、内視鏡的治療や化学放射線療法の進歩により、非常に限られた場合のみに行われる手術となりました。非開胸手術では、リンパ節郭清術を全く行わずに、食道のみを抜去する手術と、頸と腹部、場合により胸の一部のリンパ節を切除した上で食道を抜去する手術があります。いずれの場合でも胸を大きく開かずに食道を頸部と腹部から抜き取るような術式となります。この手術の場合も胃を用いて食道の代用とするのが通例です。創は頸部(場合により頸部に続く前胸部も)と腹部の2カ所となります。
鏡視下手術について
鏡視下手術は近年になって登場してきた新しい治療法で、胸やお腹の壁に小さな穴をいくつ
か開けて、小さなテレビカメラを胸腔や腹腔に持ち込んで術野を観察しながら、細長い手術道具でテレビモニターを見ながら手術を行なう方法です。これによる食道癌の手術は1990年
代半ばすぎから一部で開始されましたが、「食道癌治療ガイドライン」では現在のところ「試みとしての治療」と位置づけられています。
胸腔鏡補助下(VATS)の食道癌手術については様々な見解があります。最近まで、私たちは多くの食道専門医と同様に、この方法で開胸手術と全く同等な精度の手術が可能であるとは
考えておらず、上述のHALSのみを導入していました。しかしこの分野のパイオニアたちの手術が次第に完成度の高いものになってきたことを認識し、また自分たちでも実験動物での確
認作業を行い、「通常開胸?胸腔鏡併用」という中間ステップを経て、2006年には、小開胸創併設の胸腔鏡下食道癌手術を開始しました。当然ながら鏡視下手術自体が自己目的ではあ
りませんから、これまでの開胸食道癌手術の経験を踏まえて、開胸術に比べて遜色のない根治性を持った胸視下手術が可能であると考えられる場合にのみ、このような型式で手術を完
了するようにしています。それでも厳密に言えば「本当に同等の手術か」と言うことは、長期成績を見てからでなければ断定できませんから、やはり依然として「試みとしての治療」
という位置づけにはなろうかと思います。しかし開胸創の縮小は術後早期の創痛を軽減し、長期経過後の後遺症としての疼痛も軽減する可能性が高いですから、条件がそろい、何より
も同意の得られた患者さんには、慎重かつ積極的にこの手術を行ってゆこうと考えています。
食道ガン手術後の後遺症/私の場合
1.食事の問題
食道上部の病巣の摘出に伴って声帯を失った場合などを除いては、食事にまつわる不都合が食道ガン手術後のもっとも大きな後遺症でしょう。私の場合を参考例としてご紹介したいと
思います。これは二回目の手術から三年後、2001年12月の状態ですが、術後ほぼ一年で現在の状態まで回復し、その後大きな変化はありません。まず、問題点を列挙してみまし
ょう。
1.少量の食事ですぐに満腹になるため、十分な量の食事が出来ない。食べられる量は、術
前の 半分程度
2.一回の食事の量が多すぎると、胸に吊り上げられた胃管が膨らみすぎて肺や心臓を圧迫
して苦しくなる
3.食後30分くらいすると、腹部が重苦しく、さらに全身がだるくなり、これは1時間か
ら二時間程度続く
4.食事の量、種類、体調によっては、食後すぐに下痢をする。下痢に伴う腹痛は、普通1
時間程度で軽快する
5.横になると(特に食後すぐ)胃の内容物が口の中へ逆流するため、休憩、就寝の際はや
や背を持ち上げた姿勢を維持しなければならない
6.時折、はっきりしたダンピング症状が出る(軽い低血糖発作)
さらにもう少し詳しく説明しましょう。
1.について: 私はもともと大食家でしたので、元の半分といっても、小食の普通の人
が食べる量くらいは一度に食べることが出来ます。普通の人と同じくらいの量を食べた場合、あとで説明する食後のショック症状が激しいので、必ず食後は横になって休む必要があります。ですから、外食をすることは困難です。仕事や旅行などで、やむをえない場合は、消化のよいものを半人前程度、ゆっくり食べるようにします。案外大丈夫なのが、居酒屋で一杯というやつ。この場合、自然と酒の肴を少しずつ、ゆっくり食べることになりますので、私には好都合です。
2.について: 食後の胸部の圧迫感は、手術直後に比べて、徐々に軽くなってきました。ただ、今でも油断をして食べ過ぎると、食後に胸骨の裏の痛むことがあります。
3.について: 健康な人の半人前以上の量の食事をした場合、食後しばらくすると腹部に鉛を飲み込んだような重苦しさを感じます。そして、全身がだるく、頭がボーッとしてきま


肺がん兆候

す。我慢が出来ないほどの不快感ではありませんが、仕事にはなりません。読書も出来ません。テレビを見るのもつらいことが多いのです。このときに、無理をして動くと必ず下痢を


肺がん兆候

します。この不快感は、横になって休んでいると通常1-2時間で軽快しますが、完全に空腹な状態になるまでは、本当に楽にはなりません。ですから、私にとってはおなかの空いてい

肺がん兆候


るときが1番頭のすっきりして仕事の能率のあがるときなのです。
4.について: 食後には常に突然の下痢のリスクがあります。特に食べられないものとい


肺がん兆候

うのはありませんが、脂っこいものは要注意です。特に揚げ油が古い場合は特に危ないようです。しかし、食べる量とスピードに注意すれば、とんかつやうなぎなども大丈夫です。た


肺がん兆候

だ、疲労の溜まっているときは何を食べてもだめです。
5.について: 逆流を防ぐには、可動式のベッドを使うか、クッションを工夫するなどし


肺がん兆候

て、寝るときの姿勢を調整してやる必要があります。私は、いろいろなサイズの枕を組み合わせて、背の角度が30度程度になるようにしています。


肺がん兆候

6.について: 私の場合、食後にダンピングを起こすことは稀です。むしろ、空腹時に血糖値が下がりすぎてしまうことが多いようです。たいていの場合、まず手に力が入らなくな


肺がん兆候

ってくるので ?おかしいな? と気づきます。しばらくほっておくと、次第に全身から冷や汗が出て、動けなくなってしまいます。意識がなくなるようなことはありません。


2011年6月25日星期六

たばこ肺がん

卵巣がん?卵管がんについて
子宮にはその左右に卵巣という臓器がついており、これらに発生するがんを卵巣がんと言います。卵巣がんはある程度腫大するとか腹水が貯留するなどがんが蔓延してから、初めて自覚的な症状がでるため早期診断しにくいがんであり、当院の症例でも半数以上が進行がんで診断されている悪性腫瘍です。また卵巣がんと良性の卵巣腫瘍との鑑別は難しく、手術で摘出?検査してから初めてがんと診断される場合も多くあります。
 このように卵巣がんの診断や治療は難しく、取り上げるべき問題点は数多くあるのですが、卵巣腫瘍の診断の方法や発想を理解して頂くために、1. 卵巣がんの分類、2. 良性腫瘍との鑑別が難しい、について下の「II. 卵巣がんの問題点」で取り上げます。ここでは主に卵巣がんの一般的な診断?治療について述べます。
2.初期症状:
1)腹部膨満感肥満?妊娠等、理由がないのにお腹が膨れてきた場合
2)腹部腫瘤自覚自分で触って下腹部にしこりが触れる場合
3)検診異常検診で下腹部に腫瘍があるとか卵巣が腫れているといわれた場合
3.診断の為の検査:
1)画像診断
 超音波?CT?MRI等の画像診断で腫瘍の大きさや内容の性状を検査します。また腹水や胸水の貯留の有無や明らかな転移病巣の有無等、がんの進行の程度を調べます。1cm以下の小さながんは解らない場合があります。検査をしてから1週間以内には結果がわかります。
2)腫瘍マーカー
 卵巣が腫大した状態?卵巣腫瘍を良性の腫瘍か悪性のものか区別する際に、有用な血液検査として腫瘍マーカーがあります。CA125?CA19-9等が主な腫瘍マーカーで、これらが異常な高値を示す場合には悪性の可能性が高いとされています。治療前に高値を示した腫瘍マーカーは治療中?治療後に繰り返し検査して、治療効果の判定や経過観察に利用します。検査してから1-2週間くらいで結果がわかります。
3)細胞検査?組織検査
 腹水や胸水が溜まっている場合には、これらを一部採取してがん細胞の有無を調べます。がん細胞があれば確実にがんと診断されます。また膣内?腹部?鼠径部など採取しやすい場所に転移病巣がみられる場合にはこれを一部採取し組織検査する場合があります。
4.治療
1)手術
 卵巣がんの手術は治療目的の腫瘍摘出と同時に、がんの進行期を診断する目的でも行います。手術前に卵巣がんとわかっている場合や手術中に卵巣がんと診断された場合には、子宮+両側附属器(卵巣?卵管)+大網?骨盤内~傍大動脈リンパ節+虫垂等を摘出するのが標準手術とされており、これに加え進行期確認の目的で腹腔内のがん細胞の有無を検査するため腹水細胞診も行います。また肉眼的に見てがんの転移と思われる部分も出来る限り摘出します。これらの摘出したものを十分に検査し、最終的ながんの進行期や組織型を診断し、手術後の追加治療を検討します。がんが明らかに広がっていて全部摘出できない場合には、手術を縮小して抗がん剤治療を行う場合もあります。
2)化学療法
 卵巣がんは比較的化学療法が有効ながんで、その治療には多くの抗がん剤が使用されています。中でもシスプラチン?カルボプラチンと呼ばれる白金製剤は特に有効であり、現在では卵巣がん治療の中心となっています。またタキソールやタキソテールと呼ばれるタキサン系薬剤も有効であり、現在は白金製剤とタキサン系薬剤とを併用するのが、卵巣がんに対する第一選択化学療法の世界標準とされています。主な副作用としては吐き気?嘔吐、脱毛、手足のしびれ、白血球や血小板減少があります。これらの副作用が強い場合には化学療法を変更したり中止したりすることがあります。
5.治療成績
当院での1991-2000年の間の卵巣がんの治療成績を示します。
卵巣がんの問題点
1.卵巣がんの分類
 卵巣がんは組織型という顕微鏡による検査で分類するのですが、卵巣は様々な組織が混在する臓器であるため、そこに発生する卵巣がんは膨大な種類に分類されています。その発生母地から上皮性卵巣がん、性索間質性卵巣がん、胚細胞性卵巣がんの3つに分け、それから組織学的に細かく分類するのが一般的ですが、ここでは卵巣がんの組織型分類と化学療法に対する感受性について述べます。
 卵巣がんはその発生母地から上皮性?性索間質性?胚細胞性の3つに分類するのですが、1991-2000年の間の当院治療症例の頻度をみると上皮性が93.8%、性索間質性が1.4%、胚細胞性は3.8%でした。また上皮性の中でも漿液性が39.4%、粘液性が13.4%、類内膜型が23.3%、明細胞性が11.6%でした。つまり卵巣がんの組織型の内訳は上皮性が大半を占め、さらに全体の80%以上が漿液性?粘液性?類内膜型?明細胞性の4大組織型ということになります。
 卵巣がん治療の中心は手術と化学療法ですが、化学療法で中心となる抗がん剤は白金製剤です。卵巣がんは組織型によりこの白金製剤に対する感受性が異なり、漿液性?類内膜型?胚細胞性等の高感受性の組織型と、粘液性?明細胞性等の低感受性の組織型に分類することができます。このように卵巣がん治療において、組織型は大変重要な意味を持ちます。また卵巣がんのその他の組織型の抗がん剤の選択等、詳細は担当医にお尋ね頂けましたら幸いです。
2.良性腫瘍との鑑別が難しい
 当院には他の病院で「卵巣腫瘍」とか、「卵巣の疑いがある」と言われた患者さんがよく相談にみえます。皆さん「手術しないでがんの診断はできないのか」とか、「腫瘍マーカーは正常なのになぜ手術が必要なのか」とか言われますが、超音波検査等画像診断や腫瘍マーカー検査の結果がなければ何も解りませんし説明もできません。ここでは1)なぜ良性の卵巣腫瘍と卵巣がんは手術しないと鑑別できないのか、2)画像診断や腫瘍マーカーの考え方、3)卵巣腫瘍の治療方針、について述べます。
1)なぜ良性の卵巣腫瘍と卵巣がんは手術しないと鑑別できないのか
 画像診断で明らかに転移がある場合は別ですが、悪性腫瘍の診断は原則的に病理組織学的に行われます。このため手術前にがんの診断をするには、腫瘍の一部を採取し病理組織検査を行わなければなりません。例えば胃がんや大腸がんなら内視鏡でがんの部位から組織を採取できます。例えば子宮頚がんなら膣からがんが確認できるため容易に組織が採取できます。では卵巣がんは組織採取ができるのでしょうか?
 卵巣は腹腔内に小腸や大腸、子宮等と共にあります。膣から直接針を刺して、または腫瘍が大きい場合には腹部から針を刺して組織を採取することは不可能ではありません。しかし、悪性腫瘍であった場合には針を刺したことでがん細胞が腹腔内に蔓延することになります。
 前述の様に、がん細胞が腹腔内に蔓延していることは卵巣がんの進行期にも用いられており、予後を左右しかねない因子です。針を刺したことでがんが進行する可能性を考えれば、このような検査が一般に行われていないことが御理解頂けると思います。
2)画像診断や腫瘍マーカーの考え方
 卵巣腫瘍と卵巣がんは原則的に手術で腫瘍全部を摘出し、病理組織検査により鑑別します。しかし実際には手術前に「卵巣がんの疑いがある」とか「良性卵巣腫瘍の可能性が高い」と説明されます。これは主にCT?MRI?超音波検査等の画像診断や、CA125やCA19-9等の腫瘍マーカー検査により予想されています。
 良性卵巣腫瘍の場合は腫瘍の内容が水?粘液?血液?脂肪等で一様の場合が多いに対し、卵巣がんの場合には水?粘液?血液の成分の他に充実部と呼ばれる部位が認められる場合が多くあります。これは良性腫瘍の場合には腫瘍細胞自体は増殖しませんが、これらが産生する水?粘液?脂肪等が腫瘍内に貯留するため腫瘍自体が増大するのに対し、がんの場合には産生する水?粘液?血液等が腫瘍内に貯留すると同時に、腫瘍細胞自体が増殖するため腫瘍が増大します。充実部はこの腫瘍細胞自体の増殖により形成されると考えられ、画像診断ではこの充実部の有無を検索することにより、良性の卵巣腫瘍か卵巣がんかを予想します。
 腫瘍マーカーは、がん特異抗原と呼ばれるがん細胞から放出されていると言われている物質の血清内(血液内)濃度を測定しています。臨床において悪性疾患の病勢を反映することが多いため、多くの悪性腫瘍に様々な腫瘍マーカーが用いられていますが、腫瘍マーカー各々によって測定する物質が異なるため正常値や安定性が異なります。卵巣がんで主に用いられている腫瘍マーカーはCA125やCA19-9と呼ばれるもので、卵巣がんの病勢をよく反映し、また血液検査で簡便なため広く用いられています。
 良性の卵巣腫瘍と卵巣がんとを鑑別する際に、というより卵巣腫瘍を認めた場合には必ず腫瘍マーカーは検査します。正常値であれば良性の卵巣腫瘍の可能性が高く、高値であれば卵巣がんの可能性が高いと判定するのですが、良性腫瘍でも腫瘍マーカーが上昇場合もあり、また月経周期や腹痛等の症状によって変動する等、値が不安定で1回の検査では確定できない場合もあります。
3)卵巣腫瘍の治療方針
 以上の様に、手術前に良性の卵巣腫瘍と卵巣がんとを鑑別するのは非常に難しいのです。このため、「卵巣がんの可能性がありますが経過観察しましょう」とか、「良性の卵巣腫瘍の可能性が高いですが手術しましょう」、というよく解らない説明をせざるをえない場合があります。では説明を受ける患者さん側としては、どう考えれば良いのでしょうか?
 私達が手術を勧めるのは、1)卵巣がんの可能性がある、2)腫瘍が大きい、または今後大きくなることが予想される、3)腹痛?生理痛(月経困難症)等の症状や不妊症等他の病気の原因になる、場合だと思います。手術を勧められた場合には、どの項目にあてはまるのか担当医に確認するのが良いと思います。
 経過観察をすすめる場合は、1)良性の可能性が高く症状もない場合、2)自然に消失する可能性がある場合です。画像診断でも腫瘍マーカーでも悪性を示唆する所見がなく、症状もなければ早急に治療する必要がなく、経過観察を勧められます。また卵巣は卵胞で卵を育てて排卵してと性周期により形態が変化します。一時的に卵巣腫瘍を認めても自然に消失する場合も多く、「手術をしたけど腫瘍はなかった」では話になりません。
 以上、良性の卵巣腫瘍と卵巣がんとの鑑別について簡単に述べました。手術するか経過観察するかの判断は、やはり診察をして検査を把握していなければ適確な判断ができないため、疑問があれば検査結果や診断根拠について、直接担当医に質問されるのがよいと考えます。
卵巣がんと言われた方
当院には他の病院で「卵巣がんといわれた」とか「卵巣腫瘍で手術したらがんだった」という患者さんがよく相談にみえます。がんの告知は治療上必要とはいえ、告知された患者さんの気持ちは大変不安でしょうし、告知の内容も十分理解できないこともあるかと思います。ここでは卵巣がんと告知された時、知り合いの医師や他の病院で相談するにあたり、最低限知っておいてほしい内容について述べます。
2.医師の話を聞く要点
  1)手術前の場合
     卵巣がんはその診断が難しいため、手術前にがんと診断するには、それなりの根拠があるはずです。腫瘍の大きさや充実部の有無等画像診断の所見、腫瘍マーカーの値、体液(胸水や腹水)貯留の有無やその細胞診結果、組織検査の有無や結果は、卵巣がん診断の為の重要な情報となります。
2)卵巣がんの進行期

たばこ肺がん

卵巣がんは手術で精査して進行期を診断します。どんながんでもそうですが進行期その後の治療方針に影響します。手術時の腫瘍の腹腔内の蔓延状況や残存腫瘍、大網切除?

たばこ肺がん

リンパ節郭清など手術内容や組織検査?腹水細胞診の結果、は卵巣がんの進行期を診断する上で大変重要な情報です。卵巣がんの診断は難しいため、手術中は良性と診断されても手術


たばこ肺がん

後詳細な検査で悪性と判明することもあり、検査が不十分であってもできる限りあった方がよいです。

たばこ肺がん

3)卵巣がんの組織型
卵巣がんには非常に多くの組織型があり、化学療法に高感受性の組織型と低感受性

たばこ肺がん

の組織型に分類することができます。その後の治療方針に影響するため非常に重要な情報です。卵巣がんの組織型の分類は非常に難しく、病理医の中でも専門家の診断が必要な場合も

たばこ肺がん

あります。可能であれば組織型を診断した病理組織標本を借りてきて頂きますと、より確実な診断を得ることができます。

たばこ肺がん

3.当院に受診される場合
当院で治療を希望される場合には前の医師の紹介状をもらってきて頂きますと大変助か

たばこ肺がん

ります。また治療の希望はないけど相談だけしたい場合にも、以上の事柄について十分説明をうけた上で来院して頂きますと、私達もより適確なお話しができると思います。


2011年6月24日星期五

肺がん小細胞がん

できます。しこりの周囲の皮膚を指で軽く寄せると、その中央がへこんでえくぼの様に見えます。圧迫しなくても自然にへこむ場合もあります。
腫れがある
広がったがんによって皮膚の下にあるリンパ管が部分的に、あちこちふさがり、溜まったリンパ液のため皮膚が盛り上がって毛穴がへこむために、まるで、オレンジの皮のように皮膚が黄色、毛穴がめだってきます。
部分的に赤みをおびている
がんが広がる事によって、皮膚の微少血管もふさがるので充血が起こり、その部分が赤みをおびてきます。
皮膚がくずれて潰瘍ができている
がんが皮膚に及ぶと、皮膚がくずれて腫瘍や潰瘍ができたりします。
乳頭にへこみやかたよりがある
ここ数ヶ月間に乳頭にこうした変化が起こってきている人は要注意です。がんが乳頭の裏にでき、裏側から乳頭をひっぱられて現れる症状です。 乳頭は乳輪の中心にあってやや下の方を向いているのが一般的ですが、がんの出来ている方の乳房では、乳頭の向きがかたよっている事があります。 これも、がんの出来ている方に乳頭がひっぱられるからです。
乳頭がただれている
授乳に関係無い時期や年齢なのに、痛みの無いただれや湿疹のようなものが乳頭にできたら、乳頭のがんであるページェット病の疑いがあるので、要注意です。
妊娠?授乳期ではないのに分泌物が出る
片方の乳頭で1個または2~3個の近い乳管口からだけクリーム状や透きとおった液体が出てくる場合には注意いてください。 特に血の混じったような液体が出てくる場合には、しこりを作らないタイプの早期乳がん(非浸潤性)の唯一の症状であることもありますから、注意してください。
乳癌(乳ガン)の検査自己診断
月経が終わった4~5日前後くらいの、乳房がはっていないときを選びます。
目で見る
鏡の前に正面を向いて立ち、両手を下ろした状態でさゆうの乳房の形、大きさ、皮膚の出っ張りやへこみ、乳頭の形などをチェックします。
両手を上げた状態で(1)と同じようにチェックします。
横向きになり、横からもチェックします。
触れてみる
上半身を起こした状態で、調べる側の手を下ろしたまま、反対側の手で円を描くようにしこりが無いか、乳房全体をまんべんなくさわる。反対側も行う。
同じ状態で、今度は調べる側の手を上げて(1)と同じようにチェックします。
仰向けに横になり①②と同じようにチェックします。
乳輪つまんで分泌物が無いかをチェックします。
定期健診
30歳を過ぎた女性は、1年に1回の専門医による定期健診を受けてください。自分では見つける事が困難な小さなしこりが発見される事があります。 また専門医がしこりを触診する事で「乳がんの疑いの有無」がある程度はわかります。
乳房撮影(マンモグラフィー)
乳腺や脂肪組織などの軟部組織を写しやすくするために、低電圧のⅩ線で撮
影する被曝量を少なくした装置で、コントラストのはっきりした写真が撮れる画像診断図です。画像には、病変部そのものの像(直接所見)と、病変があるために2次的に現れる像(間接所見)とがあります。
乳管撮影
乳頭から異常分泌が認められた場合、行います。分泌のある乳管口に細い針を入れ、0.5~1mlの造影剤を注入し乳房撮影を行う方法です。
超音波検査(エコーグラフィー)
乳房の皮膚の上から超音波をあて、反射した音波の強さを画像として記録し診断します。この検査法では、触診ではわからない小さなしこりを発見する事が できます。また、乳腺組織の発達している女性では、乳房撮影(マンモグラフィー)よりもこの超音波検査の方がしこりを発見できます。
皮膚温測定(サーモグラフィー)
乳房から発生する赤外線を感受する装置を使い、乳房内の血管の分布状態やしこりの温度変化を熱画像でとらえるものです。しかし、炎症があるだけでも陽性変化をするなど、現時点では信頼性に欠けます。
腫瘍マーカー検査
乳頭の分泌液を採取し、腫瘍から生産された特有の物質であるCEAの値を 調べます。その他に、血液中の乳がんかから分泌される特異物質(腫瘍マーカー)を検査します。
穿刺吸引細胞診
分泌のある乳管口から微少なファイバー製の内視鏡を入れて直接乳管内を観察し異常があればその部位の細胞を採取して調べます。
当センターにおける乳がん治療は、乳腺外科、化学療法科、放射線科、精神腫瘍科、臨床腫瘍病理部の連携によって最適な治療法の組み合わせに基づいて行われています?平成4年7月の開院から11年が経過しました。平成15年度末に乳がん手術総数は2000例を超えます?乳がんの臨床におけるさまざまな課題を克服すべく臨床研究を進めています?平成14年度は223例の初発乳がん患者の外科治療を施行しました?昨年の手術総数に比べて12%
増加しました?臨床的リンパ節転移陰性(以下、N0)で腫瘍径5cm以下の早期乳がんは171例(77%)でした?腫瘍径の大きい乳がんやリンパ節転移を疑う乳がんには、積極的に術前薬物
療法を施行して腫瘍の縮小化を計り、乳房温存の可能性を画像検査にて評価の上手術を施行しています?乳房部分切除(乳房温存)は140例で、乳房全切除は79例でした?全症例中の乳
房温存率は63%で昨年度と同じでした?平成10年1月からN0乳がんを対象としてセンチネルリンパ節生検の臨床研究を開始しました?現在までに700例のセンチネルリンパ節生検を施行
しました?200例のを経て、平成11年7月からは、組織学的センチネルリンパ節転移陰性の場合に腋窩リンパ節郭清を省略する腋窩温存を施行しています。不必要なリンパ節郭清を行わ
ずに、術後リンパ浮腫などの後遺症の予防に心掛けています?本年度は
138例の乳がん症例にセンチネルリンパ節生検を施行して、この内110例(80%)が腋窩温存と
小児脳腫瘍症状
なりました?腫瘍の悪性度に応じて補助化学内分泌療法や温存乳房への放射線照射を施行しています?センチネルリンパ節生検に関する第III相臨床試験が欧米で進行中ですが、米国では
センチネルリンパ節生検がN0乳がんの外科基本手技として定着しつつあります?組織学的センチネルリンパ節転移陰性乳がんの予後の検討と腋窩温存後の後遺症について注意深く経過観
小児脳腫瘍症状
察を続けています?不必要な外科的侵襲を避けて患者さんに優しい医療の実践を目指し、乳がん治療の個別化に結びつく臨床研究を進めていくつもりです?
乳癌(乳ガン)とは?日本女性では乳がんにかかっている人は胃がんに次いで多く、今世紀に
は、女性にのがん死亡原因のとして、乳がんが最も多くなると予測されます。
世界的に見ても乳がんになる人は増加しており、女性が最もかかりやすいがんの第1位です。
乳がんは必ずしも女性だけがかかる病気ではありません。
男性も乳がんになります。しかし、その割合は全体の0.5~1%にすぎません、割合からいえ
小児脳腫瘍症状
乳がんは必ずしも女性だけがかかる病気ではありません。
男性も乳がんになります。しかし、その割合は全体の0.5~1%にすぎません、割合からいえ
小児脳腫瘍症状
ば圧倒的に女性に多い病気です。
乳腺組織に発生するがんは大きく2つに分ける事ができます。
小児脳腫瘍症状
一つは母乳を作り出す腺房から発生するがんで少葉がんと呼ばれるのもです。
もう一つは、母乳を乳口まで運ぶ乳管から発生する乳管がんです。
小児脳腫瘍症状
乳がんの約90%は後者の乳管内がんで、残りの10パーセントは少葉がんと特殊型と呼ばれる稀ながんで占めています。
第四回 人工妊娠中絶術
妊娠3ヵ月(妊娠11週6日)までは、通常、静脈麻酔下で日帰り手術を行っております。朝手
術し、お昼過ぎに帰れます。手術は、吸引法による子宮内容除去です。
その手術の前に、まだ子供を産んだことがない人は、子宮頚管(子宮の出口、子宮口)が硬
く開きずらいので、前日の夕方子宮頚管にラミセル(硫酸マグネシウムを含む高分子材料。スポンジを圧縮したような棒)を入れます。その日は帰ってもらって、次の日の朝手術しま
す。手術の時は、頚管は柔らかくなり拡張しやすくなっています。
子供を産んだことがある人は、頚管の状態で、入れないこともあります。この前処置は、子
宮頚管を3mmぐらい開く必要があるため、痛みを伴います。しかし、この処置のおかげで、子宮頚管は開くやすくなり、手術が安全に行えます。
妊娠4ヵ月(妊娠12週)以上は、日帰りの手術は難しくなり、入院して子宮口を開いてから、陣痛をつけて分娩の形をとります。ですから、2-3日の入院が必要となり、金銭的にも精神的
にも大変です。本院では、この12週を超える中絶は行っておりません。その時は、分娩をお願いしている病院へ紹介します。
再発と遠隔転移
乳がんを放置しておくと、脇の下のリンパ節に転移し「がん細胞」が血液やリンパの流れに乗って、骨?肺?肝臓?脳など遠くの臓器に転移してしまいます。これを遠隔転移といいます。
肺に転移が認められた場合は「乳がんの肺転移」または 「転移性肺がん」と呼び、「肺が
ん」ではありません。初回の手術で、最も適した手術法が取られても、残念ながら再発する場合があります。これを「再発乳がん」と呼びます。
再発には、手術をした乳房に再発してくる局所再発と、乳房以外の他の臓器に再発してくる遠隔転移があります。がんの再発は、初回手術から2~3年で起こる事が多いのですが、乳が
んの場合は 5年や10年経過してからでも再発するのが特長です。
一般的には初回手術から再発までの期間が長いほうが延命効果が高いとされています。
また、再発が胸壁だけに限られている場合の手術後の5年生存率は30~50%と 比較的良好です。リンパ節などへ再発した場合は、がんが疑われる周辺組織も、 リンパ節と一緒に全て切
除します。 他の臓器への再発(遠隔転移)では骨転移が多いのですが、肺や肝臓などにも転移します。稀に脳転移も認められています。
遠隔転移はそれが例え1つでも、乳がんがすでに全身に広がったことを意味します。その部分だけを取っても他の場所に再発するため、延命にはなりません。 そのため手術は行われま
せん。乳癌(乳ガン)の原因がんにかかりやすい人をハイリクスファクチャーといいます。
母親や姉妹にがんになった人が居る人はハイリスファクチャーといえます。
また、食生活と栄養においても乳がんの発生?増加の因子があります。
特に近年、日本も食生活の欧米化で、バターやチーズ等の乳製品を多く摂取するようになり
乳脂肪中のコレステロールが卵胞ホルモンの過剰分泌を促し、がんを誘引しているのではないかと考えられています。
さらに、肥満と深く関係があり、特に閉経期以降の肥満は乳がんの促進因子となります。乳



肺がん小細胞がん

がんになりやすい因子(リスクファクター)として以下の様なものがあげられます。
40代以上の未婚者 初潮の時期が早く閉経年齢が55歳以上


肺がん小細胞がん


初産年齢が30歳以上 標準体重よりプラス20%以上の肥満
乳がんや良性乳腺疾患の既往がある 家族に乳がんになった人がいる

肺がん小細胞がん


乳癌(乳ガン)の症状乳がんは早期の発見につとめ、ダメージの少ない手術を受ける事ができれば、 ほとんど障害を残さずに救命可能な、がんです。


肺がん小細胞がん

乳がんになりやすい因子をたくさん持っている人(ハイリスクファクチャー)は 予防を心がけ、残念な事に「がん」になったとしても、その初期症状を見逃さないようにすることで


肺がん小細胞がん

す。 以下は主な症状です。
乳房にしこりがある


肺がん小細胞がん

乳がんに見られる最も重要な症状は乳房のしこりで、90%以上の人に認められます。しこりが5mm~10mmぐらいの大きさになると、注意深く触るとわかります。 乳房に痛みの無いしこ

肺がん小細胞がん


りを認めたら、乳がんを疑って専門医を受診しましょう。ただし、しこりがあるから全て乳がんであるというわけではありません。

肺がん小細胞がん


えくぼのようなへこみがある
乳がんが乳腺の外に広がって乳房提靱帯に及ぶと、その部分の皮膚が萎縮して、へこみが


脳腫瘍ct

卵巣は子宮の両わきに各ひとつずつある親指大の楕円形の臓器です。生殖細胞である卵子がそこで成熟し、放出されます。それとともに周期的に女性ホルモンを分泌しています。

卵巣にできる腫瘍の85%は良性です。卵巣の腫瘍はその発生する組織によって大別されます。最も多いのは、卵巣の表層をおおう細胞に由来する上皮性腫瘍で、この中には良性腫瘍と悪性腫瘍(がん)の他に良性、悪性の中間的な性質をもつ腫瘍(中間群)があります。上皮性腫瘍はさらに5つの細胞型に分かれ、それぞれ異なった性格をもっています。上皮性のがんは卵巣がんの90%を占めています。

卵巣がんの中で次に多いのは、卵子のもとになる胚細胞から発生するがんです。これについては「卵巣胚細胞腫瘍」の項を参照して下さい。

年齢別にみた卵巣がんの罹患(りかん)率は40歳代から増加し、50歳代前半でピークを迎えてほぼ横ばいになり、80歳以上でまた増加します。罹患率の年次推移は、1975年以降緩やかな増加傾向にあります。卵巣がんの死亡率は、50歳以降増加して高齢になるほど高くなります。卵巣がんの死亡率の年次推移では1990年代後半まで増加傾向にあり、それ以降は横ばい状態です。

卵巣がんの組織型は多様であり、その発生も、単一の機序では説明できません。卵巣がんの発生と、強い関連性を示す単一の要因はありません。卵巣がんの発生には、複数の要因が関与していると考えられています。卵巣がんの確立したリスク要因は、卵巣がんの家族歴のみとされています。大部分の卵巣がんは散発性ですが、家族性腫瘍として、乳がんと同じく、BRCA1、BRCA2遺伝子の変異が知られています。他に、リスク要因として出産歴がないことが指摘されています。また、経口避妊薬の使用は、卵巣がんのリスクを低下させます。婦人科疾患では骨盤内炎症性疾患、多嚢胞性卵巣症候群、子宮内膜症がリスク要因として指摘されています。その他、可能性のあるリスク要因として、肥満、食事、排卵誘発剤の使用、ホルモン補充療法が挙げられます。

卵巣は腹部にあって腫瘍ができてもはじめはほとんど自覚症状がありませんので、2/3以上は転移した状態ではじめて病院を訪れます。卵巣がんに最もよくおこる転移は、腹膜播種(ふくまくはしゅ)です。転移は卵巣の表面からちょうど種をまくようにがん細胞が腹膜に拡がっていくので「腹膜播種」といわれています。腹膜播種は卵巣の周りにおこりやすいのですが、横隔膜という、卵巣から最も遠く離れた腹膜にもよくみられます。腹膜播種が進むと腹水がたまってきます。横隔膜からさらに胸腔内にがんが拡がると胸水がたまってきます。

リンパ節転移もよくおこります。これは後腹膜といって腹部大動脈の周りや骨盤内のリンパ節がはれ、次第に胸部や首のリンパ節にも拡がっていきます。

転移のない卵巣がんは手術だけで治りますが、転移した状態ではじめて治療を受ける場合は、手術だけですべてのがんをとり除くことはできません。残された腫瘍に対しては、手術後に抗がん剤による治療が行われます。
初期にはほとんど症状はありません。卵巣がんには、転移しにくいがんと転移しやすいがんがあります。転移しにくい卵巣がんは、がんができてから長期間卵巣内にとどまって発育しますから、腫瘍がまだ大きくないうちは、検診などで婦人科の診察を受けた時に偶然発見されることもあります。腫瘍が大きくなると下腹部にしこりが触れたり、圧迫感があったり、あるいは膀胱が圧迫されて尿が近くなるなどの症状で婦人科を受診することになります。転移しやすいがんの場合は、腫瘍が卵巣内であまり大きくならないうちに転移してしまうため、腹水のために腹部全体が大きくなるとか、胸水がたまって息切れがするなど、転移による症状ではじめて異常を自覚することが少なくありません。
下腹部に圧迫感のある場合は婦人科の診察だけでも、腫瘍があるかないか、卵巣の腫瘍か子宮筋腫かはかなりわかります。診察で腫瘍が疑われる場合は、超音波、X線によるCT、MRIなどの画像診断によって、子宮の腫瘍か、卵巣腫瘍か、腫瘍の内部の構造、転移の有無などを詳しく調べます。検査によって良性か悪性かを推定することができます。
血液中に微量に存在するCA125という糖タンパクを測定することは、良性、悪性の判定に役立ちます。卵巣がんの中で最も多いタイプの漿液性(しょうえきせい)腺がんはCA125を産生しますので、血液中のCA125は卵巣がんに特異性の高い腫瘍マーカーです。転移のある卵巣がんではほとんどの人がCA125陽性で、多くは非常に高い値になりますから、血液検査だけで卵巣がんとわかることがあります。しかし、早期がんでは陽性率は低く、また、若い女性の中にはがんがなくても軽度陽性の人もいるので、CA125は卵巣がんの早期発見にはあまり役立ちません。
卵巣がんは初診時すでに転移している人が多いため、症状のない健康人を検診して、卵巣がんを早期発見しようとする試みが研究として行われています。検診は血液検査(CA125)と腟からの超音波検査によって行われます。過去10年間、わが国よりも3倍以上卵巣がんのリスクが高い欧米で多くの検診が研究として行われましたが、検診の有効性を証明できませんでした。このような結果を分析して、欧米の医学界では研究以外の場で無症状の女性が卵巣がん検診を受けることは推奨できないとするガイドラインを1994年に出しています。
卵巣がんと診断された場合、がんがどの程度転移しているかの検査が行われます。その結果、がんの拡がりの程度に応じて治療方法が変わってきます。このがんの拡がりの程度を病期といいます。
腹膜播種のような転移を術前に画像診断で見つけることは難しいので、病期は手術所見によって決められます。手術中、直接見ることができる転移の有無だけでなく、手術後摘出物を検査した結果によって、病期が決定されます。病期は次のように分類されています。
がんが片側、あるいは両側の卵巣にだけにとどまっている状態。
がんが卵巣の周囲、つまり卵管、子宮、直腸、膀胱などの腹膜に転移している状態。
がんが卵巣の周囲(骨盤内)の腹膜だけでなく上腹部にも転移しているか、あるいは後腹膜リンパ節に転移している状態。後腹膜とは、腹腔の背側にある腹膜と背骨や背筋との間の領域で、大動脈、下大静脈、腎臓、尿管などのある場所です。後腹膜リンパ節を便宜上、大動脈周囲の傍大動脈リンパ節と骨盤内の骨盤リンパ節に分けます。
がんが腹腔外に転移しているか、あるいは肝臓に転移している状態。
治療方法には外科療法、放射線療法、化学療法があります。

1)外科療法
卵巣がんは手術によって診断が確実にできます。また、がん細胞のタイプや拡がりの程度がわかり、その後の治療方針が決まります。卵巣がんの手術は転移の状態、年齢などによって異なりますが、次のような方法のうちから普通(1)と(2)が行われ、さらに(3)と(4)が行われることがあります。

(1)卵巣の切除
片側の卵巣、卵管だけを切除する場合と両側の卵巣、卵管、子宮を含めて切除する方法があります。

(2)大網(たいもう)切除
大網とは胃から垂れ下がって、大小腸をおおっている大きな網のような脂肪組織です。大網は卵巣がんの転移が最もよくおこる組織であり、切除しても実害はありません。

(3)後腹膜リンパ節郭清(かくせい)
後腹膜リンパ節は卵巣がんの転移がおこりやすい部位のひとつです。転移が疑われるリンパ節を採取して検査することをサンプリングといい、リンパ節とリンパ管を系統的にすべて切除することをリンパ節郭清といいます。

(4)腸管などの合併切除
腹腔内の転移をできるだけ切除するために、大腸、小腸、脾臓などをがんと一緒に切除することもあります。

2)放射線療法
高エネルギーX線を身体の外から照射する外照射と、放射性リン(32P)の溶液を腹腔内に注入して内部から腹膜の表面を照射する方法があります。卵巣がんでは手術後の残存腫瘍に対して、以前はよく放射線療法が行われましたが、最近では化学療法のほうが主に行われています。しかし、脳に転移した腫瘍に対しては放射線治療が行われます。

3)化学療法(参照:がんの薬物療法)
抗がん剤を使う治療を化学療法といいます。抗がん剤は手術でとりきれなかったがんに対する治療として使われます。卵巣がんは、成人のがんの中では抗がん剤が比較的よく効くがんのひとつです。抗がん剤は内服、あるいは静脈注射で投与されます。また、直接腹腔内に注入されることもあります。いずれの場合でも、抗がん剤は血液中に入り全身に広がって作用します。抗がん剤はがん細胞に強い障害を与えますが、正常の細胞にも影響を与え、副作用をおこします。抗がん剤を繰り返し使うことによって、がん細胞が完全に消滅することもありますから、効果がある限り、ある程度副作用がおこるまで使用します。卵巣がんによく使われる抗がん剤の副作用として、血液中の白血球と血小板の減少、貧血、吐き気や嘔吐、食欲の低下、脱毛、手足のしびれなどがおこります。
治療は病期、年齢、がんの組織型、がん以外の病気の有無などによって異なります。病状に応じて現在、最も有効と認められている治療は標準的治療と呼ばれています。難治性のがんでは、標準的治療は満足できる結果を多くの場合もたらすことができません。そのためさまざまな新しい治療法が研究され、試みられています。
新しい治療法はよりよい治療を目指して行われますが、必ずしも標準的治療よりもよい結果をもたらすとは限りません。新しい治療法の試みは、担当医だけで行うのではなく、多くの専門家の管理のもとで「臨床試験」として行われます。新しい治療と標準的治療を比較する臨床試験を比較試験といいます。比較試験の結果、新しい治療が優れていることがわかれば、新しい治療を標準的治療とします。
これから卵巣がんの治療を受ける場合は、「現在の標準的治療」を受けるか、「臨床試験中の新しい治療」を受けるかどちらかを選ぶことになります。
期は手術によって完全に切除できますが、III、IV期は手術だけで完全にとり除くことができないという意味で進行がんといわれることもあります。

手術によってがんのある卵巣を切除します。片側の卵巣、卵管だけを切除する場合と、両側の卵巣、卵管、子宮を含めて切除する方法があります。大網は一見して転移がない場合でも切除します。切除した大網を手術後検査すると顕微鏡的な転移が見つかることがあります。転移があれば、I期ではなくIII期ということになります。後腹膜リンパ節は、手術時に転移が疑われる場合、サンプリングをしてすぐに病理検査をします。病理検査の結果、転移があれば骨盤リンパ節と傍大動脈リンパ節を郭清します。転移があれば、I期ではなくIII期ということになります。

手術後、摘出物の顕微鏡的検査の結果、卵巣以外にがんが転移していないことがわかって、はじめてI期であることが確定します。

このような手術によって、I期であることが確定した場合、手術後、化学療法を行って再発を予防する試みは臨床試験として行われています。

II期
手術は両側の卵巣、卵管、子宮を転移のある骨盤腹膜を含めて切除する方法で行われます。直腸にがんの浸潤がある場合には直腸を含めて切除することもあります。大網は一見して転移がない場合でも切除します。切除した大網を手術後検査すると、顕微鏡的な転移が見つかることがあります。転移があれば、II期ではなくIII期ということになります。後腹膜リンパ節は、手術時に転移が疑われる場合、サンプリングをしてすぐに病理検査をします。病理検査の結果、転移があれば骨盤リンパ節と傍大動脈リンパ節を郭清します。転移があれば、II期ではなくIII期ということになります。

手術後、大網とリンパ節の顕微鏡的検査の結果、転移していないことがわかれば、はじめてII期であることが確定します。

このような手術によってII期であることが確定した場合、手術後、化学療法を予防的に行って治癒率を改善しようとする試みは臨床試験として行われます。

III、IV期
III、IV期のがんは進行がんとして同じように治療が行われます。III、IV期のがんは転移が広範囲にあるため、手術によって完全に切除することはできません。しかし、一部のがんが残ってもできるだけ多くのがんをとり除いたほうが症状を改善できるため、全身状態が耐えられれば、できるだけ多くのがんを切除します。病状によっては手術で大部分のがんがとれる場合もありますが、開腹したけれどほとんど何もとれずに終わる場合もあります。手術前の検査によって、開腹しても切除は難しいと予測される場合は、まず化学療法を行ってがんを縮小させてから手術する方法もあります。
手術は両側の卵巣、卵管、子宮を、転移のある骨盤腹膜を含めて切除する方法で行われます。直腸にがんの浸潤がある場合には、直腸を含めて切除することもあります。大網、後腹膜リンパ節、脾臓、大腸、小腸の一部を転移したがんと一緒に切除することもあります。
手術後、残された腫瘍に対する治療として化学療法が行われます。化学療法の際は、標準的治療法で行うか、新しい治療法を臨床試験として行うかを選ぶことができます。

脳腫瘍ct

初回手術で切除できずに残ったがんが化学療法によって縮小し、切除可能となった場合には再手術が行われることもあります。

脳腫瘍ct

再発
再発は治療により一度消失したかにみえたがんが再び増殖して見つかるようになった状態で

脳腫瘍ct

す。再発に対して以下の治療法のひとつが行われます。
(1)手術

脳腫瘍ct

再発が一部に限局している場合は、その部分を切除するだけで、再びがんのない状態が長く続くことがあります。再発が広範囲でがんを切除することができない場合でも、症状を和ら

脳腫瘍ct

げるための手術(例えば、胃瘻造設のための手術)を行うこともあります。
(2)化学療法の臨床試験

脳腫瘍ct


最初の抗がん剤が非常に有効であった場合は、再発に対しても同じ抗がん剤が効きますが、再発に対する化学療法は症状緩和のひとつとして行われます。最初用いた抗がん剤が効果が

脳腫瘍ct

なかった場合は新薬を用いることが多くなります。新薬を用いる場合は臨床試験として行われます。腹水を抑えるために、腹水をとった後、腹腔内に抗がん剤を注入することもありま

脳腫瘍ct

す。
(3)放射線療法脳転移した腫瘍に対しては化学療法でなく放射線の照射が有効です。


2011年6月23日星期四

肺がんタバコ

自律神経温存直腸癌手術
大腸癌の症例が増えている。男女ともにである。大腸癌は肛門から遠い結腸癌と肛門部の直腸癌に分けられるが、そのいづれも増加している。結腸癌の手術はほぼ確立しており、術後は手術前とほぼ同じ生活がおくれるようになる。ところが直腸癌の場合、ちょっと厄介な事がある。一つは人工肛門、もう一つは術後の膀胱機能障害および性機能障害である。これは男性の場合、特に問題となる。男性の心理の深層に性に対するこだわりが常にある。人格のバックボーンといってもいいくらいである。男性であるからには、十分な性についての能力をいつまでも維持したいとおそらくすべての男性は願うことだろう。わたくしが研修医の頃、癌の手術では術後の生活の質(quality of life)について、外科医はあまりに無頓着であった。癌病巣を広範に取り除く事、それが大原則であった。乳癌の場合は乳房切断、直腸癌の場合は直腸切断と恐ろしい名前の手術が標準術式であった。これらの手術を受けられた患者さんの、術後の日常生活は悲惨なものであっただろうことは想像に難くない。その反省から、最近では術後の生活の質を確保するため、手術のコンセプトは出来るだけ小さく切って、癌を治すというように変わってきている。この原則は直腸癌の場合にもあてはまる。だから、人工肛門を作る割合はずっと減ってきた。また、直腸周囲の自律神経を温存することによって、術後の膀胱、性機能障害を少なくする試みもその成果を挙げている。
外来に顔面蒼白の壮年男性が受診した。腹部に激痛があるとのことだ。早速入院となった。検査をしてみると、直腸部が閉塞しており、いわゆる腸閉塞の状態だ。年齢は46歳、若年といえよう。絶食し、症状が落ち着いてから、手術を行った。若年であるから、根治性も確保したいし(つまり、出来るだけ大きく切除する)、術後の機能も出来るだけ温存したい(出来るだけ小さく切除する)。腸閉塞を起こすくらいだから、進行癌である。リンパ節の十分な郭清は不可欠だ。わたくしは自律神経を出来るだけ温存することとした。神経の走行に細心の注意を払いながら、しかもリンパ節は十二分に取る。二律背反の世界だ。術後は問題なく、退院された。術後5年目に退院後の状態を問い合わせた。元気で仕事をされており、機能障害はないと奥様が答えられた。
近年、食事の欧米化とともに大腸癌は急増しています。以前は、日本人の癌の代表というと胃癌でしたが、大腸癌は手術例数で言うと、すでに10年程前より胃癌を抜いて、現在では消化管の癌では最もポピュラーなものとなっております。大腸は解剖学的には結腸と直腸に大別されます。結腸は盲腸からS状結腸までで、それより下部すなわち肛門に近い部分が直腸です。距離でいうと、肛門から約12~15cmまでの部分の短い部分ですが、そこに大腸癌の約25~30%が発生します。
【症状と診断】
下血?排便困難?便意頻回が直腸癌の3大症状ですが、これはすでに進行した直腸癌の症状であって、早期の直腸癌の症状は肉眼的あるいは非肉眼的血便です。非肉眼的血便とは、すなわち無症状のことです。したがって症状がなくても検診の意味で便潜血反応の検査の検査を行うことが早期発見には重要です。便潜血反応の検査は最近では非常に進歩し、ほんの極少量の血液もとらえることが可能となっています。さらに、逆行性大腸造影あるいは大腸ファイバースコピー検査で、確実に診断することが可能です。
【治療】
直腸癌というと人工肛門をイメージする人が多いと思います。確かに、以前はそうでした。
しかし、1980年代に器械による吻合法が導入されて、より肛門に近い部位で吻合できるようになり、現在では人工肛門になるのは、直腸癌患者の20%以下となっております。以前は、肛門から腫瘍下縁までの距離が8cmまでは吻合可能と言われておりましたが、現在では3~4cm位まで十分に可能となってきました。ただ、人工肛門になるかどうかは、この肛門から腫瘍までの距離のみではなく、癌そのものの進展具合にもよります。また、術後にも排尿機能、男性性機能をできるだけ温存しようという考えから、1980年台より自律神経温存手術が行われるようになってきました。現在では、かなりの症例において自律神経温存手術でも従来の手術と予後は変わらないことから、より一般的な手術となってきております。やはり、ここでもまた癌の進展具合で神経温存の可否が決まります。
近年、大腸癌検診および大腸ファイバースコピーの発達により、早期の直腸癌が多く発見されるようになり、そのような症例を治療する機会が増加しております。
早期に発見されればもちろんほとんど治癒しますが、以前は、手術においてはあまり早期発見のメリットがなく、術後機能障害の発生も余儀なくされておりました。
しかし、最近では究極の機能温存手術と言われております内視鏡的ポリペクトミーが発達し積極的に行われております。この方法では大腸ファイバースコピーをする程度の侵襲で全く術後機能障害はありません。ただ、リンパ節転移の問題があり、現在は早期癌のなかでもリンパ節転移のない粘膜内癌と一部の粘膜下層に進んだ癌のみが適応となっております。
また、この条件にあうものの範囲が広くて内視鏡的ポリペクトミーでは取りきれない症例に対しては、Buessによって開発された直腸鏡下の切除術である経肛門的内視鏡下マイクロサージャリー (TEM)にて、術後機能障害を全くおこさず手術できるようになってきました。
しかし、手技が難しく、また合併症も少なくありません。そこで当院では独自に工夫をこらし簡単で合併症のほとんどない経肛門的直腸腫瘍切除術を行っております。
現在の直腸癌に対する手術を表にまとめています。
【手術成績】 ここ20~30年で飛躍的に改善し1990年の大腸癌登録でみると、手術した直腸癌全体の5年生存率(治癒する確率)が75.0%で、これを進行度別にみると、より早い段階のDukes Aで91.9%、Dukes Bで77.6%、Dukes Cで58.3%となっております。
当院での経肛門的直腸腫瘍切除
当院では1998年より独自の方法で、経肛門的に直腸腫瘍を切除しております。この方法では、前述した直腸肛門機能障害の、膀胱機能障害?性機能障害も全くありません。また、手術による侵襲も非常に少なく、手術2日目~3日目には食事を開始し、その翌日には退院可能で術後の疼痛もほとんどありません。
方法は、腰椎麻酔下に経肛門的に特殊な直腸鏡を挿入し(図a)、目的の腫瘍を含む直腸全層の腸重積をおこし(図b)、直腸膨大部、さらには肛門外へ引き出し(図c)、自動縫合器にて切除と縫合を同時に行います。
対象となるのは、内視鏡的ポリペクトミーが困難かまたは不能な良性の直腸腫瘍、あるいは粘膜内にとどまるかそれにほぼ準じる直腸早期癌で、現在までに14例に対し本法を施行しました。そのうち2例は良性腫瘍で、2例がカルチノイドという良悪性の境界病変です。残る10例が直腸の早期癌でした。
治療成績ですが、手術時間は25~75分(平均50分)で、出血はほとんどなく、合併症は全く認めませんでした。全例術後3日目より経口摂取を開始し、病理組織検査の結果を待って1例以外は術後7~10日目に退院しました。残る1例は病理組織検査の結果、手術前の診断より少し進んでおり粘膜下層に深く浸潤した早期癌であったため、完全治癒をめざして直腸切断術の再手術を行いました。
転移性結腸直腸癌の第1選択療法
2004年2月26日、すでに癌が体の他の部分に移転してしまった結腸直腸癌の患者に対する第一選択療法としてFDAがベバシズマブ(アバスチンreg;、ジェネンテック社の商標)を承認しました。 モノクロナール抗体であるベバシズマブは血管新生として知られる過程の新しい血管形成を阻害する薬剤としては初めて承認されました。
結腸癌の患者が標準化学療法薬(「Saltzレジメン」又はIFLとしても知られている)との併用治療としてベバシズマブが静注で投与された場合、患者の命をおよそ5カ月伸ばすことができました。 IFL治療はイリノテカン、5フルオロウラシル(5FU)、とロイコボリンを含んでいます。
ベバシズマブは人間とマウスの抗体の両方の部分を含むように遺伝子を組み換て作られたマウス抗体です。 (抗体は体内の免疫システムによって作り出された、異物と戦う物質です)  特別な技術を使い、実験室で大量に抗体の生産が可能です。
この新しいモノクロナール抗体は新しい血管の形成を刺激する「血管内皮増殖因子」(VEGF)と呼ばれる自然タンパク質の機能を対象としてその抑制をすると考えられています。 VEGFがベバシズマブのターゲットとなって結合すると、VEGFは血管の成長を促進できなくなります。その結果、腫瘍の成長に必要な血液、酸素、および他の栄養物を遮断します。
ベバシズマブなどの血管新生阻害剤は、癌の成長を抑制できるかもしれないという望みを抱いて30年間に渡り、まず実験室で、それから、患者に対して試験が続けられました。 この薬はこの種類の薬剤として初めて、腫瘍の成長を遅らせ、さらに重要なことに、患者の命を有意に伸ばすことが証明された薬剤です。
「ベバシズマブの承認は、癌と戦う新しい期待できる方法を探す何年もの研究開発の結果で、最近の結腸直腸癌に関する多くの新たな治療の1つであり、これらの新しい治療法を組み合わせることで、この病気と戦うための手段を飛躍的に改良させました。」と、FDA 検査官マーク?B.マクレラン医学博士は言っています。 「これらの医学への貢献は製剤開発者の革命とFDAの癌審査チームの努力の結果を反映し、生物医学革命により得られた期待の証明です。 これらの仕事にかかわる関係者の懸命なる努力は癌患者の人生を確かに変えています。」
疾病対策センター(CDC)によると、結腸直腸癌(結腸又は直腸の癌)は、米国の男性と女性の中で3番目に多い一般的な癌であり、癌に関連した死亡数が2番目に多い病気です。 また、結腸直腸癌は米国で最もよく診断される癌の1つです; およそ14万7500の新しい患者が2003年に診断されました。
ベバシズマブの安全性と有効性は主に、転移性の結腸直腸癌患者800名以上を対象にした、ベバシズマブの投与により患者の生存の延長がみられたかどうかを解明する設定の無作為化二重盲検臨床試験にて示されました。 およそ患者の半分が標準併用化学療法であるIFLの投与を受け、後の半分はIFLに加えて2週間に一度ベバシズマブの投与を受けました。
全体的に見て、IFLとの併用でベバシズマブが投与された患者はIFLのみを投与された患者と比べおよそ5カ月生存が延び、腫瘍の再成長、または新しい腫瘍の発現は平均して4カ月遅くなりました。 治療の奏効率はこの試験の対照群の35%と比べて、本剤投与群は45%でした。
重篤ですがあまり頻繁に起こらないベバシズマブの副作用は、結腸に穴があく(消化管穿孔)事で、外科的な手術を普通必要とし、腹腔内感染、傷の回復の遅延、肺あるいは内臓からの出血などのおそれもあります。 他のもっと一般的な副作用は、高血圧、疲労、凝血、下痢、白血球減少 (病気に対する免疫が弱くなる)、頭痛、食欲の減退、口内の痛みです。
転移性結腸直腸癌の第2選択療法
2006年6月20日、FDAは転移した結腸または直腸の悪性腫瘍の第2選択療法として、静注での5 フルオロウラシルベースの化学療法と併用し投与するベバシズマブ(ジェネンテック社製アバスチンR)の適応拡大の認可を与えました。この案はFOLFOX4単独の投与を受けている患者の全生存(OS)と比較し、FOLFOX4(5 フルオロウラシル、ロイコボリン、オキサリプラチン)に加えベバシズマブの投与を受けている患者の全生存の統計学的に有意な改善の実証に基づいています。
この承認を裏づけている試験(E3200)はベバシズマブ単独(n=244)、ベバシズマブ と FOLFOX4 (n=293)、およびFOLFOX4 単独 (n=292)を評価している、非盲険、無作為化、3群、実薬対照、多施設臨床試験です。予定の中間分析後、FOLFOX4単独と比較してベバシズマブ単独で治療された患者の生存が減少したエビデンスに基づいてベバシズマブ単独療法群は終了しました。
試験に組み込まれた患者は、5 FUとイリノテカンベースでの治療後に病気の進行または再発を見た人でした。患者(99%)は、転移性疾患の最初の治療として、5 FUと併用または単独でイリノテカンの投与を受けていましたイリノテカン主体の術後補助化学療法の投与を受けた患者は、治療が完了して6ヵ月以内に再発があったことが条件として要求されました。
併用療法群と単独療法群において、ベバシズマブ10mg/kgが2週ごと投与されました。FOLFOX4レジメンは2週ごと第1日目にオキサリプラチン85mg/m2とロイコボリン200mg/m2を静注で同時に投与され、その後、急速静注で5FU 400mg/m2の投与後、持続静注で5FU 600mg/m2が投与されました。第2日目に、患者は静注でロイコボリン200mg/m2 の投与を受け、その後、急速静注で5FU 400mg/m2 を投与後、持続静注で5FU 600mg/m2が投与されました。FOLFOX4の併用投与時、第1日目にオキサリプラチンとロイコボリンの前にベバシズマブが投与されました。
無作為化された829人の患者では、年齢の中央値は61才で、患者の49%はECOGの一般状態が0でした。患者の26%が放射線療法を受けており、患者の80%は術後補助化学療法を受けており、全ての患者がイリノテカン療法を受けていました。
試験の主要評価項目である全生存は、FOLFOX4単独投与を受けている患者と比較しFOLFOX4とベバシズマブを併用して投与を受けている患者で、有意に長いものとなりました。(全生存の中央値は、13.0ヵ月対10.8ヵ月;ハザード比0.75、p=0.001層別化ログランク検定) 生存のベネフィットは、年齢(65才以下対65才以上)と性別によって定義されるサブグループでも観察されました。ベバシズマブとの併用で治療された患者は、担当責任医師評価によって有意に長い無進行期間の生存とより高い全体的な奏効率を持つことが報告されました。
最も重篤で、時には死にいたる、ベバシズマブ毒性は消化管穿孔、創傷治癒合併症、出血、動脈の血栓塞栓性事象、高血圧性危機、ネフローゼ症候群と鬱血性心不全です。ベバシズマブの投与を受けている患者の中で最もよく起こる有害事象は無力症、痛み、腹痛、頭痛、高血圧、下痢、吐き気、嘔吐、食欲不振、口内炎、便秘、上気道炎、鼻血、呼吸困難、剥脱性皮膚炎、蛋白尿です。
Trial E3200では、有害事象のデータはNCI-CTC(共通毒性基準)の3-5グレードのみ収集されました。したがって、これらのデータは、真の有害事象率を過小評価しがちです。加えて、有害事象の発現や回復の時間のデータも収集されませんでした。
FOLFOX4単独の投与を受けている患者と比較してベバシズマブの投与を受けている患者でもっとよく起こるNCI-CTCの3-5グレードの有害事象
非小細胞肺癌(NSCLC)の第1選択療法
2006年10月11日、FDAはベバシズマブ(アバスチンreg;、ジェネンテック社)に切除不能、局所進行、再発、または転移した、非扁平上皮、非小細胞肺癌の患者の初期の全身療法のために、カルボプラチンとパクリタキセルとの併用で投与する適応拡大の認可を与えました。この案は、カルボプラチンとパクリタキセルの併用のみの投与を受けている患者と比べカルボプラチン、パクリタキセル、ベバシズマブの併用での投与を受けている患者の全生存(OS)の統計学的に有意な改善の実証に裏づけされています。
この承認を裏付けている主な試験(E4599)は、無作為化、実薬対照、非盲検、多施設臨床試験で、カルボプラチンとパクリタキセルに加えベバシズマブ(n=434)対カルボプラチンとパクリタキセルのみ(n=444)とを評価しました。(プロトコル概要参照(原文))
扁平上皮の組織をもつ患者、扁平上皮細胞優勢の組織をもつ混合性細胞腫瘍の患者、中枢神
経系転移した患者、肉眼的喀血(小スプーンの半分の血)のみられる患者、不安定狭心症、治療的な抗凝固の投与を受けている患者は、試験から除かれました。ベバシズマブでの化学


肺がんタバコ

療法を行った無作為化、実薬対照、第Ⅱ相試験(AVF0757g)に登録された扁平上皮細胞の組織をもつ13人の患者の中で4人の致命的なあるいは重篤な喀血患者が出たことに基づき扁平上

肺がんタバコ


皮細胞の組織を持つ患者は除外されました。
無作為化された878人の患者の年齢の中央値は63才、患者の46%は女性、これまでに化学療


肺がんタバコ

法を受けた患者はいません、患者の76%はステージIV疾患、患者の12%は悪性胸水のあるステージIIIB疾患、患者の11%は疾患の再発があり、患者の40%はECOGパフォーマンス状態が

肺がんタバコ

0でした。
パクリタキセルとカルボプラチンと併用してベバシズマブの投与を受けている患者とパクリ

肺がんタバコ

タキセルとカルボプラチンのみの投与を受けている患者と比較して、主要評価項目(OS)は有意に長くなりました。(中央値OS 12.3ヶ月対10.3ヶ月;ハザード比0.80(p=0.013層別化

肺がんタバコ

ログランク検定))。調査分析において、一貫した効果が大部分のサブグループでみられましたが、生存ベネフィットのエビデンスは、女性ではみられませんでした。(HR 0.99;95%

肺がんタバコ

信頼区間 0.79、1.25)。
E4599では、データ収集は、NCI-CTCの3-5グレードの有害事象に制限しました。ベバシズマ

肺がんタバコ

ブと化学療法の投与を受けている患者にもっとよく起こる重篤で致命的な有害事象は以下です。


2011年6月22日星期三

脳腫瘍余命

小児がんは発見が難しく、がんの増殖も速いのですが、大人に比べて化学療法や放射線療法に対する効果が極めて高いのも特徴です。治療自体は決して楽なものではありませんが、長期にわたる治療期間にも子どもが成長発達できるよう、入院中から退院後の生活を視野に入れて過ごすことが大切になります
治療を受けるのは子ども自身ですから、保護者が治療に同意しているだけでなく、子どもが自分に行われる医療行為について納得していることが重要です。説明の方法は、保護者と医療スタッフ(医師?看護師)が、何を、どのように、どのタイミングで話すのがよいかを十分に相談しながら行われます。子ども自身の意思を尊重しながらわかりやすく説明することで、子ども自身が持つ病気に立ち向かう力を引き出し、本人が納得して前向きに治療にのぞめると考えられています。
お子さまが小児がんと診断され、ご家族のみなさまは大変心配されているでしょう。人それぞれに捉え方は異なりますが、重い病気を持つ子の親は共通した経験をし、同じような感情を抱くことが多々あります。不安や悩みを一人で抱え込まず、似た経験をした親同士で体験や感情を分かちあうことも、ときには必要になります。
お子さまが入院されて心配なさっていることと思います。気持ちが少し落ち着いてきましたら、入院されたお子さまのきょうだいのことも気にとめていただきたいと願います。きょうだいも幼いなりに自分のきょうだいを心配しており、気持ちも不安定になることがあります。
5)治療終了時のこと
(1)晩期障害
小児がんの治療成績は近年向上してきました。しかしその反面、小児がんを克服した子どものなかには、治療の影響でさまざまな二次的な問題が生じていることが明らかになってきています。

晩期障害は、主に成長発達の異常(内分泌(ないぶんぴつ)異常を含む)【身長発育障害、無月経、不妊、肥満、やせ、糖尿病】、中枢神経系の異常【白質脳症、てんかん、学習障害】、その他の臓器異常【心機能異常、呼吸機能異常、肝機能障害、肝炎、免疫機能低下】、続発腫瘍(2次がん)【白血病、脳腫瘍、甲状腺がん、その他のがん】などがあります。成長に伴って晩期障害が明らかになってくることもありますので、治療が終了した後の診察は、主治医と相談しながら進めていきましょう。

薬物療法とは
薬物療法とは、薬を使う治療のことです。がんの場合は、抗がん剤、ホルモン剤、免疫賦活剤(めんえきふかつざい:免疫力を高める薬剤)等を使う化学療法が、これに相当します。症状を和らげるためのいろいろな薬剤、鎮痛剤、制吐剤等も薬物療法の1つです。ここでは主に、抗がん剤、ホルモン剤を使う化学療法について説明します。
2.局所療法と全身療法
がんの治療は、「局所療法」と「全身療法」に分けることができます。 局所療法と全身療法の違いは、例えば田んぼの雑草(がん細胞)を刈り取るか、薬をまくかの違いに似ています。雑草が一部分であれば、正常な作物ごと刈り取ることも可能です(局所療法ー手術など)。しかし、田んぼのあちこちに雑草が生えてきた場合は、雑草をすべて刈り取ることは不可能なので、田んぼ全体に薬をまき、除草します(全身療法ー薬物療法)。
1)局所療法
外科療法、放射線療法等があります。

外科療法は、がんを含めて正常細胞の一部を切り取って、がんをなくしてしまう治療法ですから、原発巣(がんが最初にできたところ)にがんがとどまっている場合には完全に治すことができます。
がんのあるところへ高エネルギーの放射線を照射したり、あるいは小さな放射線源をがんの近くの体内に埋め込んで、がんをなくす方法です。放射線療法も同様に、原発巣にとどまっているがんの場合には完全に治すことができる場合もあります。基本的に、外科療法も放射線療法も治療目的で行う場合は、がんが局所(原発巣)にとどまっている場合に適応となります。それ以外にも、症状緩和の目的で使われる場合もあります。例えば、骨転移などによって患者さんの疼痛(とうつう)が非常に強い場合には、その部分への放射線照射によって痛みを緩和することができます。

局所への効果をねらって行う薬物療法もあります。例えば、がんが必要とする栄養を送っている血管(栄養動脈)に、選択的に抗がん剤を注入する「動注療法」も局所療法に当たります。
2)全身療法
抗がん剤やホルモン剤等の薬剤を、静脈内注射や内服等の方法で投与する薬物療法が主体になります。がんには、抗がん剤によく反応するタイプのものと、そうでないものがあります。白血病、睾丸腫瘍等のがんに対しては、薬物療法によって完全に治すことが期待できます。完全に治すことができない場合でも、がんの大きさを小さくすることで、延命効果や痛みなどの症状を和らげることが期待できます。しかし、薬物療法で使われる抗がん剤の多くは副作用を伴うことが多く、その使用には高度の専門知識が必要です。
3.がんの化学療法とは
でも、がんの大きさを小さくすることで、延命効果や痛みなどの症状を和らげることが期待できます。しかし、薬物療法で使われる抗がん剤の多くは副作用を伴うことが多く、その使用には高度の専門知識が必要です。
3.がんの化学療法とは
化学療法とは、20世紀の初頭にドイツのエールリッヒ博士がはじめて使った言葉です。がんの化学療法は、化学物質(抗がん剤)を用いてがん細胞の分裂を抑え、がん細胞を破壊する治療法です。抗がん剤は、投与後血液中に入り、全身をめぐって体内のがん細胞を攻撃し、破壊します。どこにがん細胞があってもそれを壊滅させる力を持っているので、全身的な効果があります。がんは全身病と呼ばれるように、早期にはある部位に限定している局所の病巣が、次第に全身に広がって(転移)、全身的な病気になります。主ながんの治療法のうち、外科療法と放射線療法は局所的ながんの治療には強力なのですが、放射線を全身に照射することは、副作用が強すぎて不可能ですし、全身に散らばったがん細胞のすべてを手術で取り出すことはできません。全身病を治すということからすると、化学療法は全身くまなく治療できる点で、より適した治療法と考えられます。抗がん剤のそれぞれの長所を生かし、いくつかを組み合わせて併用することで、手術の不可能な進行がんも治療できるようになりました。これからも新薬の開発と併せて、併用療法(抗がん剤を2剤以上組み合わせて行う治療法)の研究が重要になると考えられます。4.「抗がん剤」とは
がんに対する薬は現在約100種類近くあり、その中には飲み薬(経口薬)もあれば、注射(注射薬)もあります。また、その投与期間や作用機序もさまざまです。がんに対する薬のタイプを2つに分類してみると、わかりやすいかもしれません。1つは、それ自身ががんを殺す能力を持ったもので、抗がん剤が相当します。一方、自分自身はがんを殺すことはできないけれども、がんを殺すものを助ける機能を持つ薬で、免疫賦活剤と呼ばれるものがそれに当たります。「薬」は、一般に「効果」と「薬物有害反応(副作用)」の2つの作用があります。通常、私たちが薬として使っているものは、効果のほうがずっと強くて、薬物有害反応がほとんどないか、軽度です(例:風邪薬に対する胃もたれ)。しかし、「抗がん剤」と聞いてすぐ頭に浮かぶのは、「副作用ばかりが強くて全然効果がない」ということかもしれません。例にあげた風邪薬は、大半の人に非常によく効いて薬物有害反応がほとんどありませんので、効果と薬物有害反応のバランスが取れています。しかし抗がん剤の場合は、効果と薬物有害反応が同じくらいという場合もありますし、また効果よりも薬物有害反応のほうが多い場合もあります。したがって、普通の薬と違って非常に使いにくく、治療を受ける側にとっては困った薬であるといえます。抗がん剤の薬物有害反応が、他の薬に比べて非常に強いことは確かです。悪心(おしん)、嘔吐(おうと)、脱毛、白血球減少、血小板減少、肝機能障害、腎機能障害等の症状が現れます。薬によって薬物有害反応の種類や程度は異なり、また個人差もあります。これらの薬物有害反応を何とか軽くしようという努力、あるいは一人一人の状態での薬物有害反応を予測し、軽く済ませるための努力が行われていますが、完全になくすことはまだできていません。
なぜ、普通に使われる薬と抗がん剤とではそんなに違うのでしょうか。薬は一般に、投与量を増やすと効果が出てきます。もっともっと投与量を増やすと、今度は薬物有害反応が出てきます。この、効果と薬物有害反応が出現する投与量の幅が非常に広いのが、一般の薬です。通常量の10倍くらい投与しても、それによって命を落とすことはありません。
これに対して抗がん剤は、効果を表す量と薬物有害反応を出す量がほぼ同じ、あるいは場合によっては、これが逆転している場合さえあります。
すなわち、投与量が少ないところですでに薬物有害反応が出て、さらに投与すればやっと効果が出るといったような場合です。したがって、抗がん剤で効果を得るためには、薬物有害反応を避けられないことが多いのです。
「この抗がん剤はよく効く」と書いてあれば、おそらく「これでがんが治る」と考えられるかもしれません。しかし多くの場合、そういうことはありません。
抗がん剤で治療して、画像診断ではがんが非常に小さくなり、よく効いたように感じたとしても、残念ながらまた大きくなってくることがあります。
それでも見た目には著明に効いたようにみえますので、「効いた」といわれるわけです。
例えば肺がんの効果判定では、CTなどによる画像上で、50%以上の縮小を「効いた」と判断します。
脳腫瘍てんかん
もちろん、抗がん剤でがんが完全に治るということもありますが、通常「抗がん剤が効く」という場合、「がんは治らないが寿命が延びる」、あるいは「寿命は延びないけれども、が
んが小さくなって苦痛が軽減される」といった効果を表現しているのが現状です。
もちろんそれで満足しているわけではなく、がんが完全に治ることを目指しています。
しかし、難治性のがんの多くでは、効果よりも薬物有害反応の目立つことが少なくありまん。貧血の症状
遺伝子の傷は、その突然変異によるものばかりであると思われてきました。しかし、遺伝子
突然変異以外にも、細胞が分裂しても薄まることなく、新しくできた細胞に伝達される異常
があることがわかってきました。それがエピジェネティックな変異で、具体的には、「DNAメ
チル化」と「ヒストン修飾」の変化です。特に、DNAメチル化の変化はヒトがんの多くで認め
られ、多段階発がんのステップとして関与している場合もあることが知られています。
遺伝子の暗号のもとであるG、A、T、Cの4つの文字は、細胞が分裂するときには、その
とおりに新しい細胞に受け継がれます。DNAメチル化(図の中の赤丸印)も、塩基配列と同じ
ように、もとのとおりに受け継がれます。
7.遺伝子異常の診断、治療への応用
脳腫瘍てんかん
遺伝子の異常は、正常細胞をがん細胞へと変化させる大変都合の悪い現象ですが、別の見方をすれば、正常細胞とがん細胞を見分けるための決定的な証拠にもなります。したがって
小児がんとは
がん患者さん全体のなかで、子どもが占める割合は1%程度です。日本では、年間約2,500人の子どもにがんが発生しています。現在では、約7割の小児がんの子どもたちが治癒する

脳腫瘍余命

ようになってきており、人口1,000人あたり1人くらいが小児がんの既往歴をもち、成人に達するようになるといわれています。一方で小児がんは、小児期の死亡原因の2位となって


脳腫瘍余命

います。
主な小児がんは、白血病、神経芽腫、脳腫瘍、悪性リンパ腫、ウィルムス腫瘍(腎芽腫)な


脳腫瘍余命

どです。血液のがんである白血病や悪性リンパ腫を除き、大人ではまれなものばかりです。胃がんや肺がんなどは、子どもにはみられません。神経芽腫、腎芽腫(ウィルムス腫瘍)、


脳腫瘍余命

肝芽腫など「芽腫」と呼ばれるがんの原因は、胎児の体の神経や腎臓、肝臓、網膜などになるはずだった細胞が、胎児の体ができあがった後も残っていて、異常な細胞に変化し増えて


脳腫瘍余命

いった結果と考えられています。大人のがんとは異なり、生活習慣にがんの発生原因があると考えられるものは少なく、網膜芽腫やウィルムス腫瘍のように、遺伝するものもありま

脳腫瘍余命

す。
小児がんの多くは、好発年齢が乳幼児期にあり、学童期、思春期と成長するにつれ次第に減

脳腫瘍余命

少します。乳児期~幼児期前半(2歳くらいまで)に多いのは神経芽腫、網膜芽腫、ウィルムス腫瘍、肝芽腫などです。幼児期(2~6歳くらい)では白血病、横紋筋肉腫を含む軟部

脳腫瘍余命

肉腫、10歳以後思春期にかけては成長に伴い、骨肉腫、軟部肉腫、睾丸や卵巣から生じる胚細胞性腫瘍が多くなります。


2011年6月21日星期二

結核肺がん症状

●扁桃肥大の治療
 イビキの原因の一つにもなっている肥大した口蓋扁桃を縮小させることが出来ます。従来、扁桃肥大がある場合にはイビキの手術として口蓋扁桃摘出手術を含めた咽頭形成手術UPPPが適応とされ、入院手術が必要でした。確実な咽頭拡大には勿論UPPPの手術的価値は大きいものですが、扁桃肥大が主要因のイビキの治療には手術侵襲の大きいUPPPではなく、ラジオ波凝固治療で扁桃を縮小させるだけでも咽頭腔を拡げることが出来ます。ラジオ波凝固治療法は、口蓋扁桃肥大や慢性扁桃炎あるいは舌扁桃肥大が原因となっている咽喉頭異常感症の治療にも応用することが出来ます。(扁桃肥大のRFITT-1,-2)
●炎症を繰り返す慢性扁桃炎や腺窩性(陰窩性)扁桃炎に対する適応
 通常の手術手技による口蓋扁桃摘出手術には少なくないリスクが伴いますが、コブレーターやセロンによる扁桃のラジオ波凝固治療は、慢性炎症を起こしている口蓋扁桃のボリュームをより安全に減少させることが出来ます。また、扁桃はそれほど腫れていなくても口蓋扁桃の腺窩あるいは陰窩というくぼみの中にたまる膿汁と膿栓によって生じる口臭やのどの不快感(咽喉頭異常感症)に対して、腺窩を含めて口蓋扁桃全体をラジオ波凝固治療によって縮小させることが出来ます。
●イビキの治療あるいはイビキの咽頭形成手術の補助として
 肥厚した軟口蓋や口蓋垂を縮小させることによって、咽頭腔を拡大することが出来ます。また、舌扁桃肥大などで舌根部が肥大しているため、睡眠中に舌の付け根がのどを塞いで気道が狭くなるために起こっているイビキのケースにもラジオ波凝固治療は舌扁桃と舌根部の縮小手術(舌根肥大のRFITT-1,-2) として応用できます。コブレーターやセロンなどのラジオ波治療機器を用いる咽頭形成手術( CAUP: Coblation Assisited Upper Airway Procederes, RAUP: Radiofrequency-Assisted Uvulopalatoplasty )も、レーザーを用いる咽頭形成手術(LAUP)と共にイビキに有効な手術方法です。(軟口蓋のRFITT-1,-2)
●鼻閉の改善のために(→下鼻甲介のラジオ波凝固治療の実際、手術図)
 アレルギー性鼻炎や肥厚性鼻炎に対して、レーザー治療を繰り返しても鼻閉(鼻づまり)の改善が悪い場合、ラジオ波凝固治療によってレーザーよりも効果的に永続性を持たせて肥大した下鼻甲介を縮小させることが出来ます。ラジオ波を用いた下鼻甲介の減量手術は、外来で短時間で簡便に、安全に施行できる理想的な手術法と考えられます。レーザー治療を繰り返した後にも残る下鼻甲介の肥大に対してはレーザー治療と殆ど変わることのない術前処置と費用でラジオ波凝固治療を受けていただけます。
 また、慢性副鼻腔炎で鼻茸が鼻腔を閉塞しているようなケースにも、外来治療としてラジオ波凝固治療を適応して鼻茸を凝固縮小させることが出来ます。
【ラジオ波凝固治療器】質問A:口臭とのどの不快感
 いつもノドが気になっていて何かすっきりとする方法はないかと思っている時に「扁桃腺と口臭」という記事を読んで、自分でも思い当たる節があったのと、膿栓のようなものがある場合は唾液を飲み込んでもなんとなく鼻に抜けて不快感があり、気になっておりました。最近は年に1度くらいですが、風邪を引くと38度から39度の熱が出ることもあります。しかしながら、扁桃腺の摘出手術はなにやら大変そうだし、そこまで事が重要ではないかもしれないと思っています。そこで、以下質問をさせて頂きたいと思います。
1) 扁桃のラジオ波凝固治療にかかる時間と費用
 入院の必要はあるのか?一回で終わるのか?全身麻酔などは必要か?
2) 扁桃のラジオ波凝固治療後の効果期間
 とりあえず、一度治療して、またある程度の期間を経ると戻るのか?
3) 扁桃のラジオ波凝固手術とレーザー手術の違い、治療効果期間
を教えていただきたく、お願い申し上げます。
質問B:のどの違和感とラジオ波凝固治療
 私は扁桃腺に特に弊害は無く、いびきもひどくはありません。しかし扁桃腺がかなり大きく、普段も喉に当たって気になるときがあるので扁桃腺を切除しようとして大学病院で見てもらったところ、扁桃腺は確かに大きいけれど全く異常は無いので切る必要は無いが気になるならば手術もできますとのことでした。ラジオ波凝固治療で縮小させることができればと思います。
1) ラジオ波凝固治療のために入院は必要でしょうか?
手術は入院を必要とせず、通院で良いというのはとても魅力的です。もしも手術を受けたいと思うのであれば、一度そちらにお伺いして診察してもらってからとなるのでしょうか?
2) 費用はどのくらい掛かりますでしょうか?扁桃の大きさによっても違うのでしょうか?もしくは症状によっても違うのでしょうか?
3) 治療のあとすぐ普通に生活できるのでしょうか?
以上よろしくお願いします。
質問C:扁桃腺のくぼみにいつも何かが詰まっています
 扁桃腺のくぼみにいつも異物が詰まっています。今年の4月ごろ風邪をこじらせて1ヶ月ぐらい声が出なくなり、声が出るようになった5月ごろから現在までずっと扁桃腺に何かがくっついているような咽喉が詰まっているような感じが続きます。時々、黄色くて臭いトウモロコシの粒のようなものが自然に出ます。そうするとしばらくはすっきりするのですが、また、咽喉が詰まったような感じや、扁桃腺になにかがくっついている不快感が続きます。時には息苦しく感じることもあります。近所の耳鼻咽喉科で見てもらったところ、うがいをすればよいとのことであまり丁寧に診察してもらえませんでした。このまま放置しておいて治癒するものなのでしょうか。
質問D:扁桃肥大と習慣性扁桃炎
 扁桃腺が肥大していて、最近では年に最低3回は炎症を起こしています。特に冬は毎年で、インフルエンザがはやる前に切除したいと考えています。医師のすすめで大学病院で切るか、そちらのようなレーザーを専門に扱っているような病院でやるか、検討しています。緊急にやらなくてはいけない手術ではないので出来るだけ仕事を休まず、安くやりたいと思っています。もちろん大きさや状態にもよると思いますが、どの程度の通院で出来るのか、日数や費用を教えて下さい。又、お話を聞きに行くのに、土曜日しか行けないのですが混みますか?教えて下さい。宜しくお願いします。
質問E:口蓋扁桃のラジオ波凝固治療に関する質問
 いつもお世話になっています。先日は、診察ありがとうございました。私は来月、口蓋扁桃のラジオ波凝固手術を予約させていただきました、患者の??です。扁桃のラジオ波凝固治療についての質問を幾つかさせていただきます。
1) 手術の方法について解説をお願いします。
2) 手術の危険度はどうなのでしょうか?
3) 手術の痛みはどれほどでしょうか?
4) 手術後の患者の痛みは何時間位続きますか?
5) 出血はありますか?また、手術後の出血は続きますか?
6) 患者は、手術後食事や水等はいつ頃からとれるでしょうか?
7) 手術後は口内炎の大きいのができるようなものと聞きましたが、どの位の大きさでしょうか?また、そのようになった場合の対処法や注意事項。
8) 術前、術後の注意事項などがあれば、お願いします。
9) 扁桃腺の全摘出より軽くすむそうですが、摘出手術との比較や違いを教えて下さい
 手術を決めた後に、自分が手術の事を全然理解していないことに気がつきました。会社や家族にも説明出来ないでいます。ご面倒ですが、よろしくお願いします。

まとめの回答
 黄色や白色の臭いがする粒々は、口蓋扁桃の腺窩あるいは陰窩と呼ばれる「くぼみ」に貯まってくる膿栓というものです。長い年月のうちには扁桃は萎縮してゆき、それにつれて扁桃の腺窩も浅くなり膿栓は少なくなることが期待できますが、すぐに無くなるというものではありません。口蓋扁桃の膿栓は実際には健康上の害になることは殆どないと考えられます。嫌な口臭や咽喉頭異常感症の原因として咽頭の不快感をもたらすことが主な症状です。耳鼻咽喉科では、腺窩に貯まる膿栓を専用の器具で吸引除去したり、腺窩洗浄という処置をしたりといった保存的治療を繰り返して行う外来治療が行われます。陰窩洗浄は耳鼻咽喉科処置の苦手な人や咽頭反射の強い方には向きませんから、そのような場合にはよくうがいをするといった自己管理で対応することになります。扁桃は大きくて呼吸の障害になってイビキの原因になっていたり、咽頭の異常感症が続いたり、膿栓で口臭が気になる方などでは、入院して扁桃を全摘出する手術あるいは外来での高周波凝固やラジオ波凝固による口蓋扁桃を縮小あるいは部分切除する治療などが社会的適応として行われます。
 扁桃に電気凝固を応用する治療はリンク集に掲載した勝田耳鼻咽喉科の志井田先生により詳説されています。その一つの方法として当院では新しく開発されたラジオ波凝固治療機器であるコブレーターCoblatorやセロンCelonによるラジオ波凝固治療を行っています。ラジオ波凝固は基本的には特別新しい治療法ではなく、これまでの高周波電気凝固治療とほぼ同質のものですが、発生する熱が比較的低温で作用し、周辺組織への熱凝固?変性の度合いが穏やかなものになっています。
 手術はラジオ波凝固治療装置を用い、付属する何種類かの電極端子を使って行います。電極端子は大きく分けて2種類あり、その一つは口蓋扁桃に刺入してラジオ波熱凝固するものと、もう一つは表層処置用で口蓋扁桃の表面から扁桃組織をラジオ波凝固?蒸散するものです。つまり、口蓋扁桃の内部から凝固?縮小させる方法と、表面から扁桃を凝固?削除してゆく方法を併用します。
 扁桃のラジオ波凝固治療に際し、適切な手術方法が行われる限りにおいて、その手術の危険度は非常に低いと考えています。しかし全ての医療行為において言えることですが、全く安全な手術というものはありません。塗布麻酔と同時に、少量ですが局所麻酔の注射も施行しますから麻酔に付随した危険も皆無ではありません。また、いくら安全といっても電気凝固治療で手術部位より外れた危険部位を焼灼してしまうような不測の出来事も、幸いにしてそのようなケースはこれまでに未だ経験していませんが、今後絶対無いと言うことは出来ません。治療は常に慎重に行うということと、少しでも安全性に疑問がある場合には手術は中止するということにつきます。
 術後の痛みは個人差が大きいのですが、扁桃炎を起こしたときと同じ位と考えていただいております。手術後4~5日、特に最初の2~3日間はのどの痛みが強いことがあります。扁桃のほぼ全体を凝固?焼灼しますから、その大きさの口内炎が出来るのと同じと考えられますが、扁桃の炎症は口の中によくできる痛みの強いアフタ性口内炎よりは遙かに痛くはありません。術後には感染予防と炎症を抑えるために抗生物質や消炎鎮痛剤等を内服し、うがいを励行していただき、手術当日から軟らかい食事をとっていただきます。翌日からの日常生活や業務は通常通りに行っていただけますが、1~2週間経過して創治癒の過程で術後創よりの後出血のケースがあります(2007年6月の時点で手術531件中3例0.6%に術後後期出血がありました)ので、少なくとも術後2週間は無理な行動は控えて出来るだけ安静をとるようにしてください。たばこは傷の治りを悪くし、痛みを増す原因になりますから厳禁です。食事も硬いものや刺激物は控えて下さい。術後の食事や諸注意は別項で説明していますイビキ手術の術後の諸注意に準じて行って下さるとよいでしょう。
 手術に際して出血は殆どありません。ラジオ波凝固治療は口蓋扁桃の部分切除手術を行う形になります。口蓋扁桃全摘出手術に比べると、入院しなくて出来ること、手術中や手術後の出血が殆ど無く安全度が高いこと、術後の痛みも短く軽く済むこと、全摘出することによる長く続くことのある喉の違和感やひきつれ感などが無いこと等の多くの利点があります。しかし、口蓋扁桃を全部摘出するわけではないので残存する扁桃の炎症は起こり得ますから炎症予防に対する効果が全摘出に比較して劣ること、一回の凝固治療で治療効果が少ないときには繰り返す必要があることが欠点ですが、そのような場合でも、外来治療として危険無く繰り返してゆけます。レーザーは高温が発生する危険性から、外来での扁桃切除手術にレーザーを用いるメリットはあまりありません。扁桃の外来治療には電気凝固治療ことに比較的低温で処置できるラジオ波凝固が向いています。
 また扁桃自体は大きくない埋没型の扁桃でも、その扁桃の陰窩に膿栓が溜まりやすいという状態を改善するためにラジオ波治療は行われます。手術手技は扁桃肥大の場合と同じで、埋没している扁桃自体と扁桃の表面を出来るだけ縮小させ、陰窩の窪みを浅くして開口部を拡げることによって膿栓が溜まりにくくすることが出来ます。
 扁桃切除手術は片方ずつを1ヶ月以上の治療間隔をおいて施行しています。ラジオ波凝固はその効果が3~6週かかって、じっくり出てくる治療法です。一側を治療後に充分な間隔をおいて、治療した側の扁桃の縮小効果判定をしてから反対側を治療するようにしています。欧米では両側同時に行っているケースが多いようですが、急を要する疾患ではありませんから、少し期間を要しても出来るだけ安全性を重視し、身体の負担を少なく施行する方法がよいだろうと考えています。質問A:口臭とのどの不快感
 いつもノドが気になっていて何かすっきりとする方法はないかと思っている時に「扁桃腺と口臭」という記事を読んで、自分でも思い当たる節があったのと、膿栓のようなものがある場合は唾液を飲み込んでもなんとなく鼻に抜けて不快感があり、気になっておりました。最近は年に1度くらいですが、風邪を引くと38度から39度の熱が出ることもあります。しかしながら、扁桃腺の摘出手術はなにやら大変そうだし、そこまで事が重要ではないかもしれないと思っています。そこで、以下質問をさせて頂きたいと思います。
1) 扁桃のラジオ波凝固治療にかかる時間と費用
 入院の必要はあるのか?一回で終わるのか?全身麻酔などは必要か?
2) 扁桃のラジオ波凝固治療後の効果期間
 とりあえず、一度治療して、またある程度の期間を経ると戻るのか?
3) 扁桃のラジオ波凝固手術とレーザー手術の違い、治療効果期間
を教えていただきたく、お願い申し上げます。
質問B:のどの違和感とラジオ波凝固治療
 私は扁桃腺に特に弊害は無く、いびきもひどくはありません。しかし扁桃腺がかなり大きく、普段も喉に当たって気になるときがあるので扁桃腺を切除しようとして大学病院で見てもらったところ、扁桃腺は確かに大きいけれど全く異常は無いので切る必要は無いが気になるならば手術もできますとのことでした。ラジオ波凝固治療で縮小させることができればと思います。
1) ラジオ波凝固治療のために入院は必要でしょうか?
手術は入院を必要とせず、通院で良いというのはとても魅力的です。もしも手術を受けたいと思うのであれば、一度そちらにお伺いして診察してもらってからとなるのでしょうか?
2) 費用はどのくらい掛かりますでしょうか?扁桃の大きさによっても違うのでしょうか?もしくは症状によっても違うのでしょうか?
3) 治療のあとすぐ普通に生活できるのでしょうか?
以上よろしくお願いします。
質問C:扁桃腺のくぼみにいつも何かが詰まっています
 扁桃腺のくぼみにいつも異物が詰まっています。今年の4月ごろ風邪をこじらせて1ヶ月ぐらい声が出なくなり、声が出るようになった5月ごろから現在までずっと扁桃腺に何かがくっついているような咽喉が詰まっているような感じが続きます。時々、黄色くて臭いトウモロコシの粒のようなものが自然に出ます。そうするとしばらくはすっきりするのですが、また、咽喉が詰まったような感じや、扁桃腺になにかがくっついている不快感が続きます。時には息苦しく感じることもあります。近所の耳鼻咽喉科で見てもらったところ、うがいをすればよいとのことであまり丁寧に診察してもらえませんでした。このまま放置しておいて治癒するものなのでしょうか。
質問D:扁桃肥大と習慣性扁桃炎
 扁桃腺が肥大していて、最近では年に最低3回は炎症を起こしています。特に冬は毎年で、インフルエンザがはやる前に切除したいと考えています。医師のすすめで大学病院で切るか、そちらのようなレーザーを専門に扱っているような病院でやるか、検討しています。緊急にやらなくてはいけない手術ではないので出来るだけ仕事を休まず、安くやりたいと思っています。もちろん大きさや状態にもよると思いますが、どの程度の通院で出来るのか、日数や費用を教えて下さい。又、お話を聞きに行くのに、土曜日しか行けないのですが混みますか?教えて下さい。宜しくお願いします。
質問E:口蓋扁桃のラジオ波凝固治療に関する質問
 いつもお世話になっています。先日は、診察ありがとうございました。私は来月、口蓋扁桃のラジオ波凝固手術を予約させていただきました、患者の??です。扁桃のラジオ波凝固治療についての質問を幾つかさせていただきます。
1) 手術の方法について解説をお願いします。
2) 手術の危険度はどうなのでしょうか?
3) 手術の痛みはどれほどでしょうか?
4) 手術後の患者の痛みは何時間位続きますか?
5) 出血はありますか?また、手術後の出血は続きますか?
6) 患者は、手術後食事や水等はいつ頃からとれるでしょうか?
7) 手術後は口内炎の大きいのができるようなものと聞きましたが、どの位の大きさでしょうか?また、そのようになった場合の対処法や注意事項。
8) 術前、術後の注意事項などがあれば、お願いします。
9) 扁桃腺の全摘出より軽くすむそうですが、摘出手術との比較や違いを教えて下さい
 手術を決めた後に、自分が手術の事を全然理解していないことに気がつきました。会社や家族にも説明出来ないでいます。ご面倒ですが、よろしくお願いします。

まとめの回答
 黄色や白色の臭いがする粒々は、口蓋扁桃の腺窩あるいは陰窩と呼ばれる「くぼみ」に貯まってくる膿栓というものです。長い年月のうちには扁桃は萎縮してゆき、それにつれて扁桃の腺窩も浅くなり膿栓は少なくなることが期待できますが、すぐに無くなるというものではありません。口蓋扁桃の膿栓は実際には健康上の害になることは殆どないと考えられます。嫌な口臭や咽喉頭異常感症の原因として咽頭の不快感をもたらすことが主な症状です。耳鼻咽喉科では、腺窩に貯まる膿栓を専用の器具で吸引除去したり、腺窩洗浄という処置をしたりといった保存的治療を繰り返して行う外来治療が行われます。陰窩洗浄は耳鼻咽喉科処置の苦手な人や咽頭反射の強い方には向きませんから、そのような場合にはよくうがいをするといった自己管理で対応することになります。扁桃は大きくて呼吸の障害になってイビキの原因になっていたり、咽頭の異常感症が続いたり、膿栓で口臭が気になる方などでは、入院して扁桃を全摘出する手術あるいは外来での高周波凝固やラジオ波凝固による口蓋扁桃を縮小あるいは部分切除する治療などが社会的適応として行われます。
 扁桃に電気凝固を応用する治療はリンク集に掲載した勝田耳鼻咽喉科の志井田先生により詳説されています。その一つの方法として当院では新しく開発されたラジオ波凝固治療機器であるコブレーターCoblatorやセロンCelonによるラジオ波凝固治療を行っています。ラジオ波凝固は基本的には特別新しい治療法ではなく、これまでの高周波電気凝固治療とほぼ同質のものですが、発生する熱が比較的低温で作用し、周辺組織への熱凝固?変性の度合いが穏やかなものになっています。
 手術はラジオ波凝固治療装置を用い、付属する何種類かの電極端子を使って行います。電極端子は大きく分けて2種類あり、その一つは口蓋扁桃に刺入してラジオ波熱凝固するものと、もう一つは表層処置用で口蓋扁桃の表面から扁桃組織をラジオ波凝固?蒸散するものです。つまり、口蓋扁桃の内部から凝固?縮小させる方法と、表面から扁桃を凝固?削除してゆく方法を併用します。
 扁桃のラジオ波凝固治療に際し、適切な手術方法が行われる限りにおいて、その手術の危険度は非常に低いと考えています。しかし全ての医療行為において言えることですが、全く安全な手術というものはありません。塗布麻酔と同時に、少量ですが局所麻酔の注射も施行しますから麻酔に付随した危険も皆無ではありません。また、いくら安全といっても電気凝固治療で手術部位より外れた危険部位を焼灼してしまうような不測の出来事も、幸いにしてそのようなケースはこれまでに未だ経験していませんが、今後絶対無いと言うことは出来ません。治療は常に慎重に行うということと、少しでも安全性に疑問がある場合には手術は中止するということにつきます。
 術後の痛みは個人差が大きいのですが、扁桃炎を起こしたときと同じ位と考えていただいております。手術後4~5日、特に最初の2~3日間はのどの痛みが強いことがあります。扁桃のほぼ全体を凝固?焼灼しますから、その大きさの口内炎が出来るのと同じと考えられますが、扁桃の炎症は口の中によくできる痛みの強いアフタ性口内炎よりは遙かに痛くはありません。術後には感染予防と炎症を抑えるために抗生物質や消炎鎮痛剤等を内服し、うがいを励行していただき、手術当日から軟らかい食事をとっていただきます。翌日からの日常生活や業務は通常通りに行っていただけますが、1~2週間経過して創治癒の過程で術後創よりの後出血のケースがあります(2007年6月の時点で手術531件中3例0.6%に術後後期出血がありました)ので、少なくとも術後2週間は無理な行動は控えて出来るだけ安静をとるようにしてください。たばこは傷の治りを悪くし、痛みを増す原因になりますから厳禁です。食事も硬いものや刺激物は控えて下さい。術後の食事や諸注意は別項で説明していますイビキ手術の術後の諸注意に準じて行って下さるとよいでしょう。
 手術に際して出血は殆どありません。ラジオ波凝固治療は口蓋扁桃の部分切除手術を行う形になります。口蓋扁桃全摘出手術に比べると、入院しなくて出来ること、手術中や手術後の出血が殆ど無く安全度が高いこと、術後の痛みも短く軽く済むこと、全摘出することによる長く続くことのある喉の違和感やひきつれ感などが無いこと等の多くの利点があります。しかし、口蓋扁桃を全部摘出するわけではないので残存する扁桃の炎症は起こり得ますから炎症予防に対する効果が全摘出に比較して劣ること、一回の凝固治療で治療効果が少ないときには繰り返す必要があることが欠点ですが、そのような場合でも、外来治療として危険無く繰り返してゆけます。レーザーは高温が発生する危険性から、外来での扁桃切除手術にレーザーを用いるメリットはあまりありません。扁桃の外来治療には電気凝固治療ことに比較的低温で処置できるラジオ波凝固が向いています。
 また扁桃自体は大きくない埋没型の扁桃でも、その扁桃の陰窩に膿栓が溜まりやすいという状態を改善するためにラジオ波治療は行われます。手術手技は扁桃肥大の場合と同じで、埋没している扁桃自体と扁桃の表面を出来るだけ縮小させ、陰窩の窪みを浅くして開口部を拡げることによって膿栓が溜まりにくくすることが出来ます。
 扁桃切除手術は片方ずつを1ヶ月以上の治療間隔をおいて施行しています。ラジオ波凝固はその効果が3~6週かかって、じっくり出てくる治療法です。一側を治療後に充分な間隔をおいて、治療した側の扁桃の縮小効果判定をしてから反対側を治療するようにしています。欧米では両側同時に行っているケースが多いようですが、急を要する疾患ではありませんから、少し期間を要しても出来るだけ安全性を重視し、身体の負担を少なく施行する方法がよいだろうと考えています。初診では手術治療の適応判断を行い、予約でラジオ波凝固治

結核肺がん症状

療を行っています。手術前には感染症、炎症性疾患、肝機能障害などの有無をチェックするために血液検査を受けておいていただきます。高血圧や糖尿病などの全身疾患のある方は主

結核肺がん症状

治医の先生に疾患の十分なコントロールをしていただいた上で手術を受けていただく必要があります。手術は平日の朝一番に行っています。当日朝は水分摂取はかまいませんが、絶食

結核肺がん症状

して来院していただきます。最初にゼリー状の麻酔薬でうがいをすることでウエッとなる咽頭反射をなくします。のどの反射が強い方はご自宅でうがいをする要領で、口を上手に開け

結核肺がん症状

る練習をしておいていただきます。麻酔薬のうがいで咽頭の表面麻酔ができたら、次に局所麻酔薬を扁桃の周囲に数ccのわずかな量ですが注射し、15分くらい待って手術時の疼痛を完

結核肺がん症状

全に無くしてからラジオ波凝固治療を行います。治療時間は10分くらいのものです。術後は特に処置することはありませんから通院は不要です。1ヶ月位で術後経過をみせていただく

結核肺がん症状

ようにお願いしています。肥大した扁桃の実質や深い腺窩の縮小効果が十分に得られていないような場合には再治療の予定を立てていただくことになります。繰り返すことによって扁

結核肺がん症状

桃の縮小効果はより良好になります。ラジオ波凝固により縮小した扁桃は炎症が続くことがない限り再増大することはありません。
 
結核肺がん症状

扁桃のラジオ波凝固治療は医療費用の項目で扁桃切除手術として示してあります。保険診療による3割負担の


2011年6月20日星期一

肺がん治療薬

に行く血管も締められると、腸が壊死に陥り穴が開き危険な状態になります。腹痛が強い場合は、迷わず主治医に相談して下さい。
胃切除後の食事療法の原則
少量頻回の食事: 胃の縮小あるいは喪失により貯留能が低下します。特に術後早期には間食を併用し、全体として摂取カロリーが増すように工夫しましょう。
早食い大食い禁止: 食事にかける時間は長くし、食事量は控えめにしましょう。これが大原則です。
内容はバラエティー豊かに: 退院後は、偏食せず繊維質の食物も含め数多くの食材を楽しみながら摂取しましょう。もちろん、肝機能が良ければアルコールも飲んでかまいません。不安な方は、外来で管理栄養士による栄養相談も受けることもできますので、外来担当医に御相談下さい。
食後の姿勢: 噴門が切除された術式(噴門側胃切除術、胃全摘術)では、食後30分位は座位になり、横になる場合上体を20度くらいに挙上するのが、食物や消化液の逆流を予防する上で有効です。
どのような病気か
大腸がんは、大腸(結腸、直腸)に発生する悪性腫瘍で近年増加傾向にあります。大腸がんの多くが、S状結腸がんと直腸がんです。女性より男性にやや多く発生し、早期発見により85~90%は完全に治療できる比較的予後がよいとされているがんです。
大腸がんの直接的な原因はまだはっきりわかってはいませんが、欧米風の生活様式と深い関連があることが知られています。つまり欧米風の特徴である高脂肪、高タンパクで、かつ低繊維成分の食事をとる機会が増えるのにしたがって、大腸がんの発生頻度も高くなってきているのです。高脂肪?高タンパク食そのものが発がん性をもっているわけではなく、消化管内を通過しているうちに胆汁酸や腸内の細菌の作用によって、発がん性をもつ物質に変化するのではないかと考えられています。
症状と特徴
大腸がんは、早期がんと進行がんとでは症状が異なります。また、上行結腸などの右側の結腸がんと、下行結腸、S状結腸などの左側の結腸がんとでは症状もかなり違います。
まず、早期がんではほとんど自覚症状はありません。しかし、早期がんで最も重要な症状は、S状結腸、直腸などにできたがんのときの血便、下血などです。S状結腸がんでは、黒っぽいタール便となります。直腸がんの場合は、便に粘液が混じったり、鮮血が付着します。便柱に血液が付着していたり、大便に血液が混じっているときは、痔からの出血だろうなどと安易に考えないで精密検査を受けることが大切です。また、とくに食事内容、生活習慣などが大きくかわったわけでもないのに、便秘がちになったり、逆に下痢ぎみになったりすることが続くときも大腸がんの可能性を考えて精密検査を受けましょう。便潜血反応を調べ、陽性者に対してさらに精密検査を行います。X線検査、内視鏡検査は、診断のために必ず行います。
進行がんとなるといろいろな自覚症状がでてきますが、右側結腸がんと左側結腸がんとでは多少症状に違いがあります。右側結腸は腸のなかが広く、また腸管内の便もまだ液体状であるため症状が現れにくい傾向にありますが、右下腹部の軽い腹痛、不快感があり、そのうちがんが大きくなって腫瘤(しこり)として体の外から触れられるようになったり、体重減少やがんからの出血による貧血症状が現れてきます。これに対して、左側結腸は腸のなかが狭く、腸管内の便は普通の大便のように固形化しているため、腹痛や便秘傾向さらには腸閉塞を起こすこともあります。また、肛門に近いのでがんからの出血が便に、鮮血の付着としてみられることもあります。
なかでも直腸がんは肛門から最も近いので、比較的早期に自覚症状が現れます。便柱が細くなり、排便時の違和感や不快感を感じます。大便がなんとなく出しきれないような感覚もあります。しかし、最も重要な症状はがんからの出血による便への血液の付着です。痔疾をもっている人は、痔による症状とよく似ているため、発見が遅れがちになります。痔からの出血は赤い新鮮血、がんからの出血は便に付着した暗赤色の血液とおおまかに分けられますが、いずれにしても専門医の診察を受けてください。
大腸がんが進行していくと、大きな腫瘤として体の外から触れられるようになり、さらに腸管ががんによって狭窄して腸閉塞症状を起こすようになります。がんによる腸閉塞は、生命にかかわる事態です。また、腸閉塞から大腸に穴があいて腹膜炎を起こすこともまれではありません。腸閉塞症状がみられたら、緊急手術の行える医療機関へすみやかに移送する必要があります。
緊急時の応急処置
大腸がんで緊急事態となるのは、腸閉塞を起こしたときです。腸閉塞を起こすと排便や排ガスがみられなくなり、腹痛、腹部の膨満、悪心、嘔吐などが出現します。
老人では腹痛を訴えることが比較的少なく、排便、排ガスの停止後、急激に腹部が膨満してきます。このまま放置すると、大腸穿孔、腹膜炎と進展して死に至ることもありますので、緊急手術のできる医療機関に移送することが必要です。この際、患者さんがのどの渇きや空腹感を訴えても、絶対に口から水分や食物を与えてはいけません。
胃の機能と構造
胃液はほとんどが塩酸で、消化酵素はわずかしか含まれていません。胃液の役割は、pH1~2といった強い酸による殺菌と、わずかなタンパク質の変性効果、そして主として食物をどろどろの粥状(かゆじょう)にすることです。栄養の消化吸収は主に十二指腸以下の小腸の役割です。食物によって胃内にとどまる時間は異なるようですが、粥状になった胃内容は適量ずつ十二指腸に送り出され、効率のよい消化吸収が行われ、食後数時間から半日くらいは食事をする必要がないようにできています。また、体にとって欠かせないビタミンB12の吸収に必要なキャッスル内因子と呼ばれる物質は胃でのみ分泌されます。
概略にもどる
胃がんは、胃の壁の最も内側にある粘膜内の細胞が、何らかの原因でがん細胞になって無秩序に増殖を繰り返すがんです。胃がん検診などで見つけられる大きさになるまでには、何年もかかるといわれています。大きくなるに従ってがん細胞は胃の壁の中に入り込み、外側にある漿膜やさらにその外側まで広がり、近くにある大腸や膵臓にも広がっていきます。がんがこのように広がることを浸潤といいます。
胃がんの発生と進行について
胃がんは、粘膜内の分泌細胞や、分泌物を胃の中に導く導管の細胞から発生します。はじめは30~60ミクロンの大きさから出発し、年単位の時間がかかって5mm程度の大きさになるころから発見可能になります。粘膜内を横に広がっているうちはよいのですが、胃壁の外に向かって粘膜下層、固有筋層、漿膜下層、漿膜へと徐々に深く浸潤(しんじゅん)しはじめると、それに伴って転移しやすくなり、予後(治療による今後の見通し)が悪くなってきます。このがんの外方向への進展は深達度(しんたつど)と呼ばれています。がんの種類によって、胃の内腔へも突出するような成長を示すものと、主に水平方向に浸潤していくものがあります。後者の場合、まだ早期胃がんの時期に、その部分に潰瘍を合併することがしばしばあります。これはがんの部分が胃液でただれやすいためと考えられており、消化性潰瘍とまったく同様の症状を起こすため、早期発見の大事な徴候となります。
概略にもどる
がん細胞は、リンパ液や血液の流れに乗って他の場所に移動し、そこで増殖することもあります。これを転移といいます。最も多い胃がんの転移は、「リンパ節転移」で、リンパの関所のような「リンパ節」で増殖します。これは、早期がんでも起こることがあります。また、進行がんの一部では、腹膜や肝臓にも転移がみられます。
特殊な胃がんとして、胃壁の中で広がって粘膜の表面には現れない「スキルス胃がん」があります。診断がついた時点で60%の患者さんに転移がみられます。
胃がんは進行の程度にかかわらず、症状が全くない場合もあります。逆に早い段階から胃痛、胸焼け、黒い便がみられることもあります。これらの症状は胃炎や胃潰瘍などにもみられる症状です。定期的な検診を受けることはもちろん、症状が続くときには早めに受診することが、胃がんの早期発見につながります。
診断や治療の進歩により、胃がんは治りやすいがんの1つといわれています。胃がんの治療は、胃がんの大きさや広がりなどによって細かく決められていますが、進行した状況で発見された場合、治療が難しいこともあります。
胃がんにかかる人の傾向は40歳以降に顕著になります。胃がんにかかる人の数は高齢化のために全体数は横ばいですが、一昔前の同年代の人々と比べると、男女とも大きく減ってきて
います。がんで亡くなった人の数では、2004年時点で男性は第2位、女性は第1位となっていますが、統計的にみると死亡率は減少してきています。
胃がんの統計について
胃がんの罹患(りかん)率と死亡率は男性のほうが女性より高く、年齢別にみると40歳未満
では男女差は小さく、40歳以降にその差が開きます。
日本の胃がん死亡率の年次推移は、1960年代から男女とも大幅な減少傾向にありますが、20
04年にがんで亡くなった人の数では、胃がんは男性で第2位、女性で第1位となっています。
2000年の罹患数は死亡数の約2倍です。罹患率も減少傾向にありますが、死亡率に比べて減少の度合いは緩やかです。
罹患率の国際比較では、東アジア(中国、日本、韓国など)で高く、欧米など白人では低くなっています。また、アメリカでは、日系、韓国系、中国系移民の罹患率が白人より高くな
っていますが、それぞれの本国在住者よりは低い傾向にあります。一方日本国内では、東北地方の日本海側で高く、南九州、沖縄で低い「東高西低」型を示しています。
3. 術前化学療法
手術前の診断でがんの周囲への浸潤やリンパ節転移が明らかで、手術でそれらの一部が遺残する可能性がある場合、手術に先立って抗がん剤による化学療法を行う場合があります。この方法でがんを縮小させてから手術を行うと、より根治的な手術が可能になる場合があるからです。定型手術のリンパ節廓清範囲を越える転移が疑われる場合に低容量CDDP+5-FU点滴静注、S-1経口、S-1経口+CDDP点滴静注などを用いて施行しています。
4. 術後補助化学療法
手術後の再発予防に行われる治療ですが、まだその効果がはっきりとは確認されておりません。ですから当科では患者さんとよく相談したうえ、薬を服用していただくかを決めています。切除標本でリンパ節に転移を認めた場合、フッ化ピリミジン系抗がん剤を投与する場合があります。手術時明らかな腹膜播種(がんが胃壁を破って外側の腹膜にまで至りがんの塊をつくること)を認めなかったものの、顕微鏡で見てがんが胃壁に露出している場合にも抗がん剤を投与する場合があります。この場合、S-1経口またはS-1経口+CDDP点滴静注を用いて施行します。
5. 再発がんに対する治療
再発様式により様々です。例えば肝転移が認められた場合、その転移が一個であれば肝切除を考慮します。多発性であり切除しきれないと判断される場合、肝臓に流れる動脈に細い管カテーテル)を入れ薬剤の入口(リザーバー)を皮下に埋め込み、そこから定期的に抗がん剤を注入する治療法もあります。それ以外にも、経口?点滴で抗がん剤(S-1,CDDP,CPT-11,パクリタキセル,ドセタキセルなど)を組み合わせて行う全身化学療法があります。
当科における胃がん手術後のステージ別5年生存率
胃がん術後の成績は、進行度により大きな違いがあります。当科において1996-2000年に手術を施行した患者さんのステージ別5年生存率を示します。(このデータは他の病気で亡くなる方も入れた計算ですので、がんの再発による死亡だけであればもう少し生存率は増加します。例えば、ステージIAの場合、他の原因による死亡を除くと生存率は100%です。)
クリニカルパスとは、病気を治すうえで必要な検査や手術などをまとめた診療スケジュール表のことです。このシステムはアメリカで始まり、日本には1990年代半ばに導入され、現在徐々に普及して来ています。従来、患者さんに対して行われる医療は、同じ病院でも、担当医師の経験や判断によって違う方針がとられることがありましたが、医師?看護師が集まって時間をかけて検討し、それをひとつのスケジュールにまとめたものです。
病気の治療内容と入院後のスケジュールを明確にすることで、患者さんはどんな検査があって、いつ手術をして、いつ頃には退院出来るかということがわかるので、入院生活の不安を少しでも解消できます。また医療スタッフにとっては、どのような医療行為をいつ、誰が行うのかが明確になるので、チームとしての医療サービスをスムーズにしかも遅れや間違いがなく提供できるようになります。すなわち、クリニカルパスは患者さんと医療スタッフ両者
に羅針盤の役割を果たします。
当科では、チーム医療の推進と均質な医療の提供に主眼を置き1998年に胃がん治療のクリニ
カルパスを導入し運用してきました。その結果、総入院期間は導入前の32.5日から導入後は.4日と短縮し、その分治療費も大幅に軽減されています。また術後合併症は導入前の1
から導入後8.4%に減少しました。すなわち同じ手術でも入院期間が短く、リスクが少ない手術が可能になったことを示しています。
このクリニカルパスは、入院時に説明した上で手渡されます(クリニカルパスの表(PDFファイル))
胃がん治療を受ける患者さんへ
術後晩期合併症
ダンピング症候群:
胃切除により食物が急に腸へ流れ込むためにおこる症状です。発汗、動機、全身倦怠感など
が急激に出現します。食後30分以内に起こる場合は血液中に増加するホルモンが原因であり、食後2~3時間で起こる場合は低血糖が原因であるとされています。対策は、食事にゆっ
くり時間をかけることと、低血糖症状にはあめ玉、氷砂糖や甘い飲み物を摂ることがあげられます。予防法としては、食後2時間位におやつをたべることも有効です。
2. 残胃炎:
幽門が切除された場合、十二指腸から分泌される消化液が残胃に逆流し残胃粘膜に炎症を起こすものです。構造上の問題であり完全に予防することはできませんが、症状は内服薬で軽減できます。
3. 逆流性食道炎:
噴門が切除された場合、逆流防止機能が損なわれて起こります。苦い水が上がってきたり、胸焼けの症状を来します。食事療法の原則を守っても改善しない場合、薬剤治療を行います。
4. 貧血:


肺がん治療薬


胃切除に伴う鉄分やビタミンB12の吸収不良によりおこります。特に胃全摘術後の発生率が高く術後数年してから発症するので、定期的な採血検査を施行し、必要に応じて不足分を注射

肺がん治療薬


で補います。
5. 骨粗鬆症:

肺がん治療薬


胃切除に伴うカルシウムの吸収不良によりおこります。骨のカルシウムが減少して骨が弱くなり骨折し易くなります。定期的な検査を施行し必要に応じてカルシウムやビタミンDを補い


肺がん治療薬

ます。
6. 胃切除後胆嚢結石症:


肺がん治療薬

胃切除に伴い胆嚢につながる神経(迷走神経)が切れて胆嚢の運動が悪くなることでおこります。当科では幽門が残る術式の場合、迷走神経を切らないで手術を行い胆嚢の運動能を温


肺がん治療薬

存することで胆石の発生を予防しています。
7. 腸閉塞:

肺がん治療薬


腸液の流れが悪くなりガスや便が出なくなる状態です。お腹の術後はすべての人で癒着がおこり、その程度と場所は様々ですが、特に腸が折れ曲がって癒着した場合に腸液の流れが悪


肺がん治療薬

くなります。腸閉塞は絶食や鼻から胃に入れた管から胃液を吸引することで改善する軽度なものから、癒着を剥がすなど手術が必要な場合まであります。特に腸が捻れて腸管


2011年6月18日星期六

肺がん死亡率

●扁桃肥大の治療
 イビキの原因の一つにもなっている肥大した口蓋扁桃を縮小させることが出来ます。従来、扁桃肥大がある場合にはイビキの手術として口蓋扁桃摘出手術を含めた咽頭形成手術UPPPが適応とされ、入院手術が必要でした。確実な咽頭拡大には勿論UPPPの手術的価値は大きいものですが、扁桃肥大が主要因のイビキの治療には手術侵襲の大きいUPPPではなく、ラジオ波凝固治療で扁桃を縮小させるだけでも咽頭腔を拡げることが出来ます。ラジオ波凝固治療法は、口蓋扁桃肥大や慢性扁桃炎あるいは舌扁桃肥大が原因となっている咽喉頭異常感症の治療にも応用することが出来ます。(扁桃肥大のRFITT-1,-2)
●炎症を繰り返す慢性扁桃炎や腺窩性(陰窩性)扁桃炎に対する適応
 通常の手術手技による口蓋扁桃摘出手術には少なくないリスクが伴いますが、コブレーターやセロンによる扁桃のラジオ波凝固治療は、慢性炎症を起こしている口蓋扁桃のボリュームをより安全に減少させることが出来ます。また、扁桃はそれほど腫れていなくても口蓋扁桃の腺窩あるいは陰窩というくぼみの中にたまる膿汁と膿栓によって生じる口臭やのどの不快感(咽喉頭異常感症)に対して、腺窩を含めて口蓋扁桃全体をラジオ波凝固治療によって縮小させることが出来ます。
●イビキの治療あるいはイビキの咽頭形成手術の補助として
 肥厚した軟口蓋や口蓋垂を縮小させることによって、咽頭腔を拡大することが出来ます。また、舌扁桃肥大などで舌根部が肥大しているため、睡眠中に舌の付け根がのどを塞いで気道が狭くなるために起こっているイビキのケースにもラジオ波凝固治療は舌扁桃と舌根部の縮小手術(舌根肥大のRFITT-1,-2) として応用できます。コブレーターやセロンなどのラジオ波治療機器を用いる咽頭形成手術( CAUP: Coblation Assisited Upper Airway Procederes, RAUP: Radiofrequency-Assisted Uvulopalatoplasty )も、レーザーを用いる咽頭形成手術(LAUP)と共にイビキに有効な手術方法です。(軟口蓋のRFITT-1,-2)
●鼻閉の改善のために(→下鼻甲介のラジオ波凝固治療の実際、手術図)
 アレルギー性鼻炎や肥厚性鼻炎に対して、レーザー治療を繰り返しても鼻閉(鼻づまり)の改善が悪い場合、ラジオ波凝固治療によってレーザーよりも効果的に永続性を持たせて肥大した下鼻甲介を縮小させることが出来ます。ラジオ波を用いた下鼻甲介の減量手術は、外来で短時間で簡便に、安全に施行できる理想的な手術法と考えられます。レーザー治療を繰り返した後にも残る下鼻甲介の肥大に対してはレーザー治療と殆ど変わることのない術前処置と費用でラジオ波凝固治療を受けていただけます。
 また、慢性副鼻腔炎で鼻茸が鼻腔を閉塞しているようなケースにも、外来治療としてラジオ波凝固治療を適応して鼻茸を凝固縮小させることが出来ます。
【ラジオ波凝固治療器】質問A:口臭とのどの不快感
 いつもノドが気になっていて何かすっきりとする方法はないかと思っている時に「扁桃腺と口臭」という記事を読んで、自分でも思い当たる節があったのと、膿栓のようなものがある場合は唾液を飲み込んでもなんとなく鼻に抜けて不快感があり、気になっておりました。最近は年に1度くらいですが、風邪を引くと38度から39度の熱が出ることもあります。しかしながら、扁桃腺の摘出手術はなにやら大変そうだし、そこまで事が重要ではないかもしれないと思っています。そこで、以下質問をさせて頂きたいと思います。
1) 扁桃のラジオ波凝固治療にかかる時間と費用
 入院の必要はあるのか?一回で終わるのか?全身麻酔などは必要か?
2) 扁桃のラジオ波凝固治療後の効果期間
 とりあえず、一度治療して、またある程度の期間を経ると戻るのか?
3) 扁桃のラジオ波凝固手術とレーザー手術の違い、治療効果期間
を教えていただきたく、お願い申し上げます。
質問B:のどの違和感とラジオ波凝固治療
 私は扁桃腺に特に弊害は無く、いびきもひどくはありません。しかし扁桃腺がかなり大きく、普段も喉に当たって気になるときがあるので扁桃腺を切除しようとして大学病院で見てもらったところ、扁桃腺は確かに大きいけれど全く異常は無いので切る必要は無いが気になるならば手術もできますとのことでした。ラジオ波凝固治療で縮小させることができればと思います。
1) ラジオ波凝固治療のために入院は必要でしょうか?
手術は入院を必要とせず、通院で良いというのはとても魅力的です。もしも手術を受けたいと思うのであれば、一度そちらにお伺いして診察してもらってからとなるのでしょうか?
2) 費用はどのくらい掛かりますでしょうか?扁桃の大きさによっても違うのでしょうか?もしくは症状によっても違うのでしょうか?
3) 治療のあとすぐ普通に生活できるのでしょうか?
以上よろしくお願いします。
質問C:扁桃腺のくぼみにいつも何かが詰まっています
 扁桃腺のくぼみにいつも異物が詰まっています。今年の4月ごろ風邪をこじらせて1ヶ月ぐらい声が出なくなり、声が出るようになった5月ごろから現在までずっと扁桃腺に何かがくっついているような咽喉が詰まっているような感じが続きます。時々、黄色くて臭いトウモロコシの粒のようなものが自然に出ます。そうするとしばらくはすっきりするのですが、また、咽喉が詰まったような感じや、扁桃腺になにかがくっついている不快感が続きます。時には息苦しく感じることもあります。近所の耳鼻咽喉科で見てもらったところ、うがいをすればよいとのことであまり丁寧に診察してもらえませんでした。このまま放置しておいて治癒するものなのでしょうか。
質問D:扁桃肥大と習慣性扁桃炎
 扁桃腺が肥大していて、最近では年に最低3回は炎症を起こしています。特に冬は毎年で、インフルエンザがはやる前に切除したいと考えています。医師のすすめで大学病院で切るか、そちらのようなレーザーを専門に扱っているような病院でやるか、検討しています。緊急にやらなくてはいけない手術ではないので出来るだけ仕事を休まず、安くやりたいと思っています。もちろん大きさや状態にもよると思いますが、どの程度の通院で出来るのか、日数や費用を教えて下さい。又、お話を聞きに行くのに、土曜日しか行けないのですが混みますか?教えて下さい。宜しくお願いします。
質問E:口蓋扁桃のラジオ波凝固治療に関する質問
 いつもお世話になっています。先日は、診察ありがとうございました。私は来月、口蓋扁桃のラジオ波凝固手術を予約させていただきました、患者の??です。扁桃のラジオ波凝固治療についての質問を幾つかさせていただきます。
1) 手術の方法について解説をお願いします。
2) 手術の危険度はどうなのでしょうか?
3) 手術の痛みはどれほどでしょうか?
4) 手術後の患者の痛みは何時間位続きますか?
5) 出血はありますか?また、手術後の出血は続きますか?
6) 患者は、手術後食事や水等はいつ頃からとれるでしょうか?
7) 手術後は口内炎の大きいのができるようなものと聞きましたが、どの位の大きさでしょうか?また、そのようになった場合の対処法や注意事項。
8) 術前、術後の注意事項などがあれば、お願いします。
9) 扁桃腺の全摘出より軽くすむそうですが、摘出手術との比較や違いを教えて下さい
 手術を決めた後に、自分が手術の事を全然理解していないことに気がつきました。会社や家族にも説明出来ないでいます。ご面倒ですが、よろしくお願いします。

まとめの回答
 黄色や白色の臭いがする粒々は、口蓋扁桃の腺窩あるいは陰窩と呼ばれる「くぼみ」に貯まってくる膿栓というものです。長い年月のうちには扁桃は萎縮してゆき、それにつれて扁桃の腺窩も浅くなり膿栓は少なくなることが期待できますが、すぐに無くなるというものではありません。口蓋扁桃の膿栓は実際には健康上の害になることは殆どないと考えられます。嫌な口臭や咽喉頭異常感症の原因として咽頭の不快感をもたらすことが主な症状です。耳鼻咽喉科では、腺窩に貯まる膿栓を専用の器具で吸引除去したり、腺窩洗浄という処置をしたりといった保存的治療を繰り返して行う外来治療が行われます。陰窩洗浄は耳鼻咽喉科処置の苦手な人や咽頭反射の強い方には向きませんから、そのような場合にはよくうがいをするといった自己管理で対応することになります。扁桃は大きくて呼吸の障害になってイビキの原因になっていたり、咽頭の異常感症が続いたり、膿栓で口臭が気になる方などでは、入院して扁桃を全摘出する手術あるいは外来での高周波凝固やラジオ波凝固による口蓋扁桃を縮小あるいは部分切除する治療などが社会的適応として行われます。
 扁桃に電気凝固を応用する治療はリンク集に掲載した勝田耳鼻咽喉科の志井田先生により詳説されています。その一つの方法として当院では新しく開発されたラジオ波凝固治療機器であるコブレーターCoblatorやセロンCelonによるラジオ波凝固治療を行っています。ラジオ波凝固は基本的には特別新しい治療法ではなく、これまでの高周波電気凝固治療とほぼ同質のものですが、発生する熱が比較的低温で作用し、周辺組織への熱凝固?変性の度合いが穏やかなものになっています。
 手術はラジオ波凝固治療装置を用い、付属する何種類かの電極端子を使って行います。電極端子は大きく分けて2種類あり、その一つは口蓋扁桃に刺入してラジオ波熱凝固するものと、もう一つは表層処置用で口蓋扁桃の表面から扁桃組織をラジオ波凝固?蒸散するものです。つまり、口蓋扁桃の内部から凝固?縮小させる方法と、表面から扁桃を凝固?削除してゆく方法を併用します。
 扁桃のラジオ波凝固治療に際し、適切な手術方法が行われる限りにおいて、その手術の危険度は非常に低いと考えています。しかし全ての医療行為において言えることですが、全く安全な手術というものはありません。塗布麻酔と同時に、少量ですが局所麻酔の注射も施行しますから麻酔に付随した危険も皆無ではありません。また、いくら安全といっても電気凝固治療で手術部位より外れた危険部位を焼灼してしまうような不測の出来事も、幸いにしてそのようなケースはこれまでに未だ経験していませんが、今後絶対無いと言うことは出来ません。治療は常に慎重に行うということと、少しでも安全性に疑問がある場合には手術は中止するということにつきます。
 術後の痛みは個人差が大きいのですが、扁桃炎を起こしたときと同じ位と考えていただいております。手術後4~5日、特に最初の2~3日間はのどの痛みが強いことがあります。扁桃のほぼ全体を凝固?焼灼しますから、その大きさの口内炎が出来るのと同じと考えられますが、扁桃の炎症は口の中によくできる痛みの強いアフタ性口内炎よりは遙かに痛くはありません。術後には感染予防と炎症を抑えるために抗生物質や消炎鎮痛剤等を内服し、うがいを励行していただき、手術当日から軟らかい食事をとっていただきます。翌日からの日常生活や業務は通常通りに行っていただけますが、1~2週間経過して創治癒の過程で術後創よりの後出血のケースがあります(2007年6月の時点で手術531件中3例0.6%に術後後期出血がありました)ので、少なくとも術後2週間は無理な行動は控えて出来るだけ安静をとるようにしてください。たばこは傷の治りを悪くし、痛みを増す原因になりますから厳禁です。食事も硬いものや刺激物は控えて下さい。術後の食事や諸注意は別項で説明していますイビキ手術の術後の諸注意に準じて行って下さるとよいでしょう。
 手術に際して出血は殆どありません。ラジオ波凝固治療は口蓋扁桃の部分切除手術を行う形になります。口蓋扁桃全摘出手術に比べると、入院しなくて出来ること、手術中や手術後の出血が殆ど無く安全度が高いこと、術後の痛みも短く軽く済むこと、全摘出することによる長く続くことのある喉の違和感やひきつれ感などが無いこと等の多くの利点があります。しかし、口蓋扁桃を全部摘出するわけではないので残存する扁桃の炎症は起こり得ますから炎症予防に対する効果が全摘出に比較して劣ること、一回の凝固治療で治療効果が少ないときには繰り返す必要があることが欠点ですが、そのような場合でも、外来治療として危険無く繰り返してゆけます。レーザーは高温が発生する危険性から、外来での扁桃切除手術にレーザーを用いるメリットはあまりありません。扁桃の外来治療には電気凝固治療ことに比較的低温で処置できるラジオ波凝固が向いています。
 また扁桃自体は大きくない埋没型の扁桃でも、その扁桃の陰窩に膿栓が溜まりやすいという状態を改善するためにラジオ波治療は行われます。手術手技は扁桃肥大の場合と同じで、埋没している扁桃自体と扁桃の表面を出来るだけ縮小させ、陰窩の窪みを浅くして開口部を拡げることによって膿栓が溜まりにくくすることが出来ます。
 扁桃切除手術は片方ずつを1ヶ月以上の治療間隔をおいて施行しています。ラジオ波凝固はその効果が3~6週かかって、じっくり出てくる治療法です。一側を治療後に充分な間隔をおいて、治療した側の扁桃の縮小効果判定をしてから反対側を治療するようにしています。欧米では両側同時に行っているケースが多いようですが、急を要する疾患ではありませんから、少し期間を要しても出来るだけ安全性を重視し、身体の負担を少なく施行する方法がよいだろうと考えています。質問A:口臭とのどの不快感
 いつもノドが気になっていて何かすっきりとする方法はないかと思っている時に「扁桃腺と口臭」という記事を読んで、自分でも思い当たる節があったのと、膿栓のようなものがある場合は唾液を飲み込んでもなんとなく鼻に抜けて不快感があり、気になっておりました。最近は年に1度くらいですが、風邪を引くと38度から39度の熱が出ることもあります。しかしながら、扁桃腺の摘出手術はなにやら大変そうだし、そこまで事が重要ではないかもしれないと思っています。そこで、以下質問をさせて頂きたいと思います。
1) 扁桃のラジオ波凝固治療にかかる時間と費用
 入院の必要はあるのか?一回で終わるのか?全身麻酔などは必要か?
2) 扁桃のラジオ波凝固治療後の効果期間
 とりあえず、一度治療して、またある程度の期間を経ると戻るのか?
3) 扁桃のラジオ波凝固手術とレーザー手術の違い、治療効果期間
を教えていただきたく、お願い申し上げます。
質問B:のどの違和感とラジオ波凝固治療
 私は扁桃腺に特に弊害は無く、いびきもひどくはありません。しかし扁桃腺がかなり大きく、普段も喉に当たって気になるときがあるので扁桃腺を切除しようとして大学病院で見てもらったところ、扁桃腺は確かに大きいけれど全く異常は無いので切る必要は無いが気になるならば手術もできますとのことでした。ラジオ波凝固治療で縮小させることができればと思います。
1) ラジオ波凝固治療のために入院は必要でしょうか?
手術は入院を必要とせず、通院で良いというのはとても魅力的です。もしも手術を受けたいと思うのであれば、一度そちらにお伺いして診察してもらってからとなるのでしょうか?
2) 費用はどのくらい掛かりますでしょうか?扁桃の大きさによっても違うのでしょうか?もしくは症状によっても違うのでしょうか?
3) 治療のあとすぐ普通に生活できるのでしょうか?
以上よろしくお願いします。
質問C:扁桃腺のくぼみにいつも何かが詰まっています
 扁桃腺のくぼみにいつも異物が詰まっています。今年の4月ごろ風邪をこじらせて1ヶ月ぐらい声が出なくなり、声が出るようになった5月ごろから現在までずっと扁桃腺に何かがくっついているような咽喉が詰まっているような感じが続きます。時々、黄色くて臭いトウモロコシの粒のようなものが自然に出ます。そうするとしばらくはすっきりするのですが、また、咽喉が詰まったような感じや、扁桃腺になにかがくっついている不快感が続きます。時には息苦しく感じることもあります。近所の耳鼻咽喉科で見てもらったところ、うがいをすればよいとのことであまり丁寧に診察してもらえませんでした。このまま放置しておいて治癒するものなのでしょうか。
質問D:扁桃肥大と習慣性扁桃炎
 扁桃腺が肥大していて、最近では年に最低3回は炎症を起こしています。特に冬は毎年で、インフルエンザがはやる前に切除したいと考えています。医師のすすめで大学病院で切るか、そちらのようなレーザーを専門に扱っているような病院でやるか、検討しています。緊急にやらなくてはいけない手術ではないので出来るだけ仕事を休まず、安くやりたいと思っています。もちろん大きさや状態にもよると思いますが、どの程度の通院で出来るのか、日数や費用を教えて下さい。又、お話を聞きに行くのに、土曜日しか行けないのですが混みますか?教えて下さい。宜しくお願いします。
質問E:口蓋扁桃のラジオ波凝固治療に関する質問
 いつもお世話になっています。先日は、診察ありがとうございました。私は来月、口蓋扁桃のラジオ波凝固手術を予約させていただきました、患者の??です。扁桃のラジオ波凝固治療についての質問を幾つかさせていただきます。
1) 手術の方法について解説をお願いします。
2) 手術の危険度はどうなのでしょうか?
3) 手術の痛みはどれほどでしょうか?
4) 手術後の患者の痛みは何時間位続きますか?
5) 出血はありますか?また、手術後の出血は続きますか?
6) 患者は、手術後食事や水等はいつ頃からとれるでしょうか?
7) 手術後は口内炎の大きいのができるようなものと聞きましたが、どの位の大きさでしょうか?また、そのようになった場合の対処法や注意事項。
8) 術前、術後の注意事項などがあれば、お願いします。
9) 扁桃腺の全摘出より軽くすむそうですが、摘出手術との比較や違いを教えて下さい
 手術を決めた後に、自分が手術の事を全然理解していないことに気がつきました。会社や家族にも説明出来ないでいます。ご面倒ですが、よろしくお願いします。

まとめの回答
 黄色や白色の臭いがする粒々は、口蓋扁桃の腺窩あるいは陰窩と呼ばれる「くぼみ」に貯まってくる膿栓というものです。長い年月のうちには扁桃は萎縮してゆき、それにつれて扁桃の腺窩も浅くなり膿栓は少なくなることが期待できますが、すぐに無くなるというものではありません。口蓋扁桃の膿栓は実際には健康上の害になることは殆どないと考えられます。嫌な口臭や咽喉頭異常感症の原因として咽頭の不快感をもたらすことが主な症状です。耳鼻咽喉科では、腺窩に貯まる膿栓を専用の器具で吸引除去したり、腺窩洗浄という処置をしたりといった保存的治療を繰り返して行う外来治療が行われます。陰窩洗浄は耳鼻咽喉科処置の苦手な人や咽頭反射の強い方には向きませんから、そのような場合にはよくうがいをするといった自己管理で対応することになります。扁桃は大きくて呼吸の障害になってイビキの原因になっていたり、咽頭の異常感症が続いたり、膿栓で口臭が気になる方などでは、入院して扁桃を全摘出する手術あるいは外来での高周波凝固やラジオ波凝固による口蓋扁桃を縮小あるいは部分切除する治療などが社会的適応として行われます。
 扁桃に電気凝固を応用する治療はリンク集に掲載した勝田耳鼻咽喉科の志井田先生により詳説されています。その一つの方法として当院では新しく開発されたラジオ波凝固治療機器であるコブレーターCoblatorやセロンCelonによるラジオ波凝固治療を行っています。ラジオ波凝固は基本的には特別新しい治療法ではなく、これまでの高周波電気凝固治療とほぼ同質のものですが、発生する熱が比較的低温で作用し、周辺組織への熱凝固?変性の度合いが穏やかなものになっています。
 手術はラジオ波凝固治療装置を用い、付属する何種類かの電極端子を使って行います。電極端子は大きく分けて2種類あり、その一つは口蓋扁桃に刺入してラジオ波熱凝固するものと、もう一つは表層処置用で口蓋扁桃の表面から扁桃組織をラジオ波凝固?蒸散するものです。つまり、口蓋扁桃の内部から凝固?縮小させる方法と、表面から扁桃を凝固?削除してゆく方法を併用します。
 扁桃のラジオ波凝固治療に際し、適切な手術方法が行われる限りにおいて、その手術の危険度は非常に低いと考えています。しかし全ての医療行為において言えることですが、全く安全な手術というものはありません。塗布麻酔と同時に、少量ですが局所麻酔の注射も施行しますから麻酔に付随した危険も皆無ではありません。また、いくら安全といっても電気凝固治療で手術部位より外れた危険部位を焼灼してしまうような不測の出来事も、幸いにしてそのようなケースはこれまでに未だ経験していませんが、今後絶対無いと言うことは出来ません。治療は常に慎重に行うということと、少しでも安全性に疑問がある場合には手術は中止するということにつきます。
 術後の痛みは個人差が大きいのですが、扁桃炎を起こしたときと同じ位と考えていただいております。手術後4~5日、特に最初の2~3日間はのどの痛みが強いことがあります。扁桃のほぼ全体を凝固?焼灼しますから、その大きさの口内炎が出来るのと同じと考えられますが、扁桃の炎症は口の中によくできる痛みの強いアフタ性口内炎よりは遙かに痛くはありません。術後には感染予防と炎症を抑えるために抗生物質や消炎鎮痛剤等を内服し、うがいを励行していただき、手術当日から軟らかい食事をとっていただきます。翌日からの日常生活や業務は通常通りに行っていただけますが、1~2週間経過して創治癒の過程で術後創よりの後出血のケースがあります(2007年6月の時点で手術531件中3例0.6%に術後後期出血がありました)ので、少なくとも術後2週間は無理な行動は控えて出来るだけ安静をとるようにしてください。たばこは傷の治りを悪くし、痛みを増す原因になりますから厳禁です。食事も硬いものや刺激物は控えて下さい。術後の食事や諸注意は別項で説明していますイビキ手術の術後の諸注意に準じて行って下さるとよいでしょう。
 手術に際して出血は殆どありません。ラジオ波凝固治療は口蓋扁桃の部分切除手術を行う形になります。口蓋扁桃全摘出手術に比べると、入院しなくて出来ること、手術中や手術後の出血が殆ど無く安全度が高いこと、術後の痛みも短く軽く済むこと、全摘出することによる長く続くことのある喉の違和感やひきつれ感などが無いこと等の多くの利点があります。しかし、口蓋扁桃を全部摘出するわけではないので残存する扁桃の炎症は起こり得ますから炎症予防に対する効果が全摘出に比較して劣ること、一回の凝固治療で治療効果が少ないときには繰り返す必要があることが欠点ですが、そのような場合でも、外来治療として危険無く繰り返してゆけます。レーザーは高温が発生する危険性から、外来での扁桃切除手術にレーザーを用いるメリットはあまりありません。扁桃の外来治療には電気凝固治療ことに比較的低温で処置できるラジオ波凝固が向いています。
 また扁桃自体は大きくない埋没型の扁桃でも、その扁桃の陰窩に膿栓が溜まりやすいという状態を改善するためにラジオ波治療は行われます。手術手技は扁桃肥大の場合と同じで、埋没している扁桃自体と扁桃の表面を出来るだけ縮小させ、陰窩の窪みを浅くして開口部を拡げることによって膿栓が溜まりにくくすることが出来ます。
 扁桃切除手術は片方ずつを1ヶ月以上の治療間隔をおいて施行しています。ラジオ波凝固はその効果が3~6週かかって、じっくり出てくる治療法です。一側を治療後に充分な間隔をおいて、治療した側の扁桃の縮小効果判定をしてから反対側を治療するようにしています。欧米では両側同時に行っているケースが多いようですが、急を要する疾患ではありませんから、少し期間を要しても出来るだけ安全性を重視し、身体の負担を少なく施行する方法がよいだろうと考えています。初診では手術治療の適応判断を行い、予約でラジオ波凝固治

肺がん死亡率

療を行っています。手術前には感染症、炎症性疾患、肝機能障害などの有無をチェックするために血液検査を受けておいていただきます。高血圧や糖尿病などの全身疾患のある方は主

肺がん死亡率

治医の先生に疾患の十分なコントロールをしていただいた上で手術を受けていただく必要があります。手術は平日の朝一番に行っています。当日朝は水分摂取はかまいませんが、絶食

肺がん死亡率

して来院していただきます。最初にゼリー状の麻酔薬でうがいをすることでウエッとなる咽頭反射をなくします。のどの反射が強い方はご自宅でうがいをする要領で、口を上手に開け

肺がん死亡率

る練習をしておいていただきます。麻酔薬のうがいで咽頭の表面麻酔ができたら、次に局所麻酔薬を扁桃の周囲に数ccのわずかな量ですが注射し、15分くらい待って手術時の疼痛を完

肺がん死亡率

全に無くしてからラジオ波凝固治療を行います。治療時間は10分くらいのものです。術後は特に処置することはありませんから通院は不要です。1ヶ月位で術後経過をみせていただく

肺がん死亡率

ようにお願いしています。肥大した扁桃の実質や深い腺窩の縮小効果が十分に得られていないような場合には再治療の予定を立てていただくことになります。繰り返すことによって扁

肺がん死亡率

桃の縮小効果はより良好になります。ラジオ波凝固により縮小した扁桃は炎症が続くことがない限り再増大することはありません。
 
肺がん死亡率

扁桃のラジオ波凝固治療は医療費用の項目で扁桃切除手術として示してあります。保険診療による3割負担の


2011年6月16日星期四

がん脳腫瘍

1)外科療法
卵巣がんは手術によって診断が確実にできます。また、がん細胞のタイプや拡がりの程度がわかり、その後の治療方針が決まります。卵巣がんの手術は転移の状態、年齢などによって異なりますが、次のような方法のうちから普通(1)と(2)が行われ、さらに(3)と(4)が行われることがあります。
(1)卵巣の切除
片側の卵巣、卵管だけを切除する場合と両側の卵巣、卵管、子宮を含めて切除する方法があります。
(2)大網(たいもう)切除
大網とは胃から垂れ下がって、大小腸をおおっている大きな網のような脂肪組織です。大網は卵巣がんの転移が最もよくおこる組織であり、切除しても実害はありません。
(3)後腹膜リンパ節郭清(かくせい)
後腹膜リンパ節は卵巣がんの転移がおこりやすい部位のひとつです。転移が疑われるリンパ節を採取して検査することをサンプリングといい、リンパ節とリンパ管を系統的にすべて切除することをリンパ節郭清といいます。
(4)腸管などの合併切除
腹腔内の転移をできるだけ切除するために、大腸、小腸、脾臓などをがんと一緒に切除することもあります。
2)放射線療法
高エネルギーX線を身体の外から照射する外照射と、放射性リン(32P)の溶液を腹腔内に注入して内部から腹膜の表面を照射する方法があります。卵巣がんでは手術後の残存腫瘍に対して、以前はよく放射線療法が行われましたが、最近では化学療法のほうが主に行われています。しかし、脳に転移した腫瘍に対しては放射線治療が行われます。
3)化学療法(参照:がんの薬物療法)
抗がん剤を使う治療を化学療法といいます。抗がん剤は手術でとりきれなかったがんに対する治療として使われます。卵巣がんは、成人のがんの中では抗がん剤が比較的よく効くがんのひとつです。抗がん剤は内服、あるいは静脈注射で投与されます。また、直接腹腔内に注入されることもあります。いずれの場合でも、抗がん剤は血液中に入り全身に広がって作用します。抗がん剤はがん細胞に強い障害を与えますが、正常の細胞にも影響を与え、副作用をおこします。抗がん剤を繰り返し使うことによって、がん細胞が完全に消滅することもありますから、効果がある限り、ある程度副作用がおこるまで使用します。卵巣がんによく使われる抗がん剤の副作用として、血液中の白血球と血小板の減少、貧血、吐き気や嘔吐、食欲の低下、脱毛、手足のしびれなどがおこります。


治療は病期、年齢、がんの組織型、がん以外の病気の有無などによって異なります。病状に応じて現在、最も有効と認められている治療は標準的治療と呼ばれています。難治性のがんでは、標準的治療は満足できる結果を多くの場合もたらすことができません。そのためさまざまな新しい治療法が研究され、試みられています。

新しい治療法はよりよい治療を目指して行われますが、必ずしも標準的治療よりもよい結果をもたらすとは限りません。新しい治療法の試みは、担当医だけで行うのではなく、多くの専門家の管理のもとで「臨床試験」として行われます。新しい治療と標準的治療を比較する臨床試験を比較試験といいます。比較試験の結果、新しい治療が優れていることがわかれば、新しい治療を標準的治療とします。

これから卵巣がんの治療を受ける場合は、「現在の標準的治療」を受けるか、「臨床試験中の新しい治療」を受けるかどちらかを選ぶことになります。

7.病期(ステージ)別治療
I期
手術によってがんのある卵巣を切除します。片側の卵巣、卵管だけを切除する場合と、両側の卵巣、卵管、子宮を含めて切除する方法があります。大網は一見して転移がない場合でも切除します。切除した大網を手術後検査すると顕微鏡的な転移が見つかることがあります。転移があれば、I期ではなくIII期ということになります。後腹膜リンパ節は、手術時に転移が疑われる場合、サンプリングをしてすぐに病理検査をします。病理検査の結果、転移があれば骨盤リンパ節と傍大動脈リンパ節を郭清します。転移があれば、I期ではなくIII期ということになります。

手術後、摘出物の顕微鏡的検査の結果、卵巣以外にがんが転移していないことがわかって、はじめてI期であることが確定します。

このような手術によって、I期であることが確定した場合、手術後、化学療法を行って再発を予防する試みは臨床試験として行われています。
II期
手術は両側の卵巣、卵管、子宮を転移のある骨盤腹膜を含めて切除する方法で行われます。直腸にがんの浸潤がある場合には直腸を含めて切除することもあります。大網は一見して転移がない場合でも切除します。切除した大網を手術後検査すると、顕微鏡的な転移が見つかることがあります。転移があれば、II期ではなくIII期ということになります。後腹膜リンパ節は、手術時に転移が疑われる場合、サンプリングをしてすぐに病理検査をします。病理検査の結果、転移があれば骨盤リンパ節と傍大動脈リンパ節を郭清します。転移があれば、II期ではなくIII期ということになります。

手術後、大網とリンパ節の顕微鏡的検査の結果、転移していないことがわかれば、はじめてII期であることが確定します。

このような手術によってII期であることが確定した場合、手術後、化学療法を予防的に行って治癒率を改善しようとする試みは臨床試験として行われます。
III、IV期
III、IV期のがんは進行がんとして同じように治療が行われます。III、IV期のがんは転移が広範囲にあるため、手術によって完全に切除することはできません。しかし、一部のがんが残ってもできるだけ多くのがんをとり除いたほうが症状を改善できるため、全身状態が耐えられれば、できるだけ多くのがんを切除します。病状によっては手術で大部分のがんがとれる場合もありますが、開腹したけれどほとんど何もとれずに終わる場合もあります。手術前の検査によって、開腹しても切除は難しいと予測される場合は、まず化学療法を行ってがんを縮小させてから手術する方法もあります。

手術は両側の卵巣、卵管、子宮を、転移のある骨盤腹膜を含めて切除する方法で行われます。直腸にがんの浸潤がある場合には、直腸を含めて切除することもあります。大網、後腹膜リンパ節、脾臓、大腸、小腸の一部を転移したがんと一緒に切除することもあります。

手術後、残された腫瘍に対する治療として化学療法が行われます。化学療法の際は、標準的治療法で行うか、新しい治療法を臨床試験として行うかを選ぶことができます。

初回手術で切除できずに残ったがんが化学療法によって縮小し、切除可能となった場合には再手術が行われることもあります。
再発
再発は治療により一度消失したかにみえたがんが再び増殖して見つかるようになった状態です。再発に対して以下の治療法のひとつが行われます。
(1)手術
再発が一部に限局している場合は、その部分を切除するだけで、再びがんのない状態が長く続くことがあります。再発が広範囲でがんを切除することができない場合でも、症状を和らげるための手術(例えば、胃瘻造設のための手術)を行うこともあります。
(2)化学療法の臨床試験
最初の抗がん剤が非常に有効であった場合は、再発に対しても同じ抗がん剤が効きますが、再発に対する化学療法は症状緩和のひとつとして行われます。最初用いた抗がん剤が効果がなかった場合は新薬を用いることが多くなります。新薬を用いる場合は臨床試験として行われます。腹水を抑えるために、腹水をとった後、腹腔内に抗がん剤を注入することもあります。
(3)放射線療法
脳転移した腫瘍に対しては化学療法でなく放射線の照射が有効です。
悪性リンパ腫は、リンパ系の組織から発生する腫瘍(いわゆる“がん”)です。リンパ系組織とは、ヒトの免疫システムを構成するもので、リンパ節、胸腺(きょうせん)、脾臓(ひぞう)、扁桃腺(へんとうせん)等の組織?臓器と、リンパ節をつなぐリンパ管、そしてその中を流れるリンパ液からなります。リンパ系組織を構成する主な細胞は、リンパ球と呼ばれる白血球です。リンパ液の中には液体成分とリンパ球が流れていて、やがて血液と合流します。リンパ系組織は全身に分布しているため、悪性リンパ腫、特に非ホジキンリンパ腫は全身で発生する可能性があります。
悪性リンパ腫という病名は、さまざまなリンパ系組織のがんを大きくまとめて呼ぶ名前で、その中に含まれる個々の疾患の臨床経過や治療反応性、あるいは予後は大きく異なります。ですから、自分にとって最適な治療を選択するためには、?悪性リンパ腫の中のどのような病型(タイプ)ですか??と、まずは医師に質問することが重要です。
I期
I期の治療法は以下になります:
middot;臨床経過観察。
middot;通常、骨盤リンパ節郭清術と根治的前立腺摘除術。手術後、放射線療法を併用することもあります。勃起不全を起こさないように神経を温存して前立腺を摘除することもあります。
middot;外照射。
middot;組織内照射。
middot;高密度焦点式超音波治療の臨床試験。
middot;放射線療法の臨床試験。
middot;新しい治療法を評価する目的で行われる臨床試験。
このまとめのセクションでは、現在臨床試験を行っている治療法について個々に触れますが、最新の臨床試験をすべて網羅できていない可能性があります。アメリカで実施されている臨床試験についての情報はNCI Web siteにアクセスすれば、入手できます。
II期
II期の治療法は以下になります:
middot;通常、骨盤リンパ節郭清術と根治的前立腺摘除術。手術後、放射線療法を併用することもあります。勃起不全を起こさないように神経を温存して前立腺を摘除することもあります。
middot;臨床経過観察。
middot;ホルモン療法併用または非併用する外照射。
middot;組織内照射。
middot;ホルモン療法併用または非併用する放射線療法の臨床試験。
middot;超音波を用いた凍結手術療法の臨床試験。
middot;ホルモン療法後に根治的前立腺摘除術を評価する臨床試験。
middot;新しい治療法を評価する目的で行われる臨床試験。
このまとめのセクションでは、現在臨床試験を行っている治療法について個々に触れますが、最新の臨床試験をすべて網羅できていない可能性があります。アメリカで実施されている臨床試験についての情報はNCI Web siteにアクセスすれば、入手できます。
III期
III期の治療法は以下になります:
middot;外照射単独、あるいはホルモン療法との併用。
middot;ホルモン療法。
middot;通常、骨盤リンパ節郭清術と根治的前立腺摘除術。手術後、放射線療法を併用することもあります。
middot;臨床経過観察。
middot;がんによる症状を和らげる緩和的療法としての放射線療法、ホルモン療法、あるいは経尿道的前立腺切除術。
middot;放射線療法の臨床試験。
middot;超音波を用いた凍結手術療法の臨床試験。
middot;新しい治療法を評価する目的で行われる臨床試験。
このまとめのセクションでは、現在臨床試験を行っている治療法について個々に触れますが、最新の臨床試験をすべて網羅できていない可能性があります。アメリカで実施されている臨床試験についての情報はNCI Web siteにアクセスすれば、入手できます。
IV期
IV期の治療法は以下になります:
middot;ホルモン療法。
middot;外照射単独、あるいはホルモン療法との併用。
middot;がんによる症状を和らげる緩和的療法としての放射線療法あるいは経尿道的前立腺切除術。
middot;臨床経過観察。
middot;睾丸摘除術と併用した放射線前立腺摘除術の臨床試験。
このまとめのセクションでは、現在臨床試験を行っている治療法について個々に触れますが、最新の臨床試験をすべて網羅できていない可能性があります。アメリカで実施されている臨床試験についての情報はNCI Web siteにアクセスすれば、入手できます。

がん脳腫瘍


再発前立腺がんの治療法
再発前立腺がんの治療法は以下になります:
middot;放射線療法。

がん脳腫瘍


middot;放射線療法を受けた患者さんに前立腺摘除術を行います。
middot;ホルモン療法。
middot;骨の痛みを和らげる緩和的療法としての疼痛治療、外照射、ストロンチウム89

がん脳腫瘍


などの放射性同位元素を用いた腔内照射、あるいは他の治療法。
middot;超音波を用いた凍結手術療法の臨床試験。
middot;化学療法あるいは生物学的療法の臨床試験。

がん脳腫瘍

このまとめのセクションでは、現在臨床試験を行っている治療法について個々に触れますが、最新の臨床試験をすべて網羅できていない可能性があります。アメリカで実施されている臨床試験についての情報はNCI Web siteにアクセスすれば、入手できます。

がん脳腫瘍


前立腺がんは、高齢者に多い男性のがん。前立腺は、膀胱(ぼうこう)の下方にあり、前立腺液を分泌するなど男性機能を支える。欧米人に多いが、日本でも高齢化や食生活の洋風化などを背景に増えている。


がん脳腫瘍

 年間死者数は、8400人余り(2003年)。10年前2万人足らずだった新規患者は、2020年には7万8000人に達するとの予測もあり、男性では胃がんを抜き、肺が


がん脳腫瘍

んに次いで2位になると見られる。
 読売新聞では、泌尿器手術の国の施設基準などを参考に、全国426医療機関に対し、2004年の前立腺の治療実績をアンケートし、333施設から回答を得た(回収率7

がん脳腫瘍

8%)。紙面の制約から、患者数の多い約200病院を一覧にした。表は、患者数のほか、転移のないがんについて、主たる治療が「手術」、「放射線治療」、「ホルモン単独治療」の数を掲載した。


2011年6月15日星期三

肺がん放射線治療

1)外科療法
卵巣がんは手術によって診断が確実にできます。また、がん細胞のタイプや拡がりの程度がわかり、その後の治療方針が決まります。卵巣がんの手術は転移の状態、年齢などによって異なりますが、次のような方法のうちから普通(1)と(2)が行われ、さらに(3)と(4)が行われることがあります。
(1)卵巣の切除
片側の卵巣、卵管だけを切除する場合と両側の卵巣、卵管、子宮を含めて切除する方法があります。
(2)大網(たいもう)切除
大網とは胃から垂れ下がって、大小腸をおおっている大きな網のような脂肪組織です。大網は卵巣がんの転移が最もよくおこる組織であり、切除しても実害はありません。
(3)後腹膜リンパ節郭清(かくせい)
後腹膜リンパ節は卵巣がんの転移がおこりやすい部位のひとつです。転移が疑われるリンパ節を採取して検査することをサンプリングといい、リンパ節とリンパ管を系統的にすべて切除することをリンパ節郭清といいます。
(4)腸管などの合併切除
腹腔内の転移をできるだけ切除するために、大腸、小腸、脾臓などをがんと一緒に切除することもあります。
2)放射線療法
高エネルギーX線を身体の外から照射する外照射と、放射性リン(32P)の溶液を腹腔内に注入して内部から腹膜の表面を照射する方法があります。卵巣がんでは手術後の残存腫瘍に対して、以前はよく放射線療法が行われましたが、最近では化学療法のほうが主に行われています。しかし、脳に転移した腫瘍に対しては放射線治療が行われます。
3)化学療法(参照:がんの薬物療法)
抗がん剤を使う治療を化学療法といいます。抗がん剤は手術でとりきれなかったがんに対する治療として使われます。卵巣がんは、成人のがんの中では抗がん剤が比較的よく効くがんのひとつです。抗がん剤は内服、あるいは静脈注射で投与されます。また、直接腹腔内に注入されることもあります。いずれの場合でも、抗がん剤は血液中に入り全身に広がって作用します。抗がん剤はがん細胞に強い障害を与えますが、正常の細胞にも影響を与え、副作用をおこします。抗がん剤を繰り返し使うことによって、がん細胞が完全に消滅することもありますから、効果がある限り、ある程度副作用がおこるまで使用します。卵巣がんによく使われる抗がん剤の副作用として、血液中の白血球と血小板の減少、貧血、吐き気や嘔吐、食欲の低下、脱毛、手足のしびれなどがおこります。


治療は病期、年齢、がんの組織型、がん以外の病気の有無などによって異なります。病状に応じて現在、最も有効と認められている治療は標準的治療と呼ばれています。難治性のがんでは、標準的治療は満足できる結果を多くの場合もたらすことができません。そのためさまざまな新しい治療法が研究され、試みられています。

新しい治療法はよりよい治療を目指して行われますが、必ずしも標準的治療よりもよい結果をもたらすとは限りません。新しい治療法の試みは、担当医だけで行うのではなく、多くの専門家の管理のもとで「臨床試験」として行われます。新しい治療と標準的治療を比較する臨床試験を比較試験といいます。比較試験の結果、新しい治療が優れていることがわかれば、新しい治療を標準的治療とします。

これから卵巣がんの治療を受ける場合は、「現在の標準的治療」を受けるか、「臨床試験中の新しい治療」を受けるかどちらかを選ぶことになります。

7.病期(ステージ)別治療
I期
手術によってがんのある卵巣を切除します。片側の卵巣、卵管だけを切除する場合と、両側の卵巣、卵管、子宮を含めて切除する方法があります。大網は一見して転移がない場合でも切除します。切除した大網を手術後検査すると顕微鏡的な転移が見つかることがあります。転移があれば、I期ではなくIII期ということになります。後腹膜リンパ節は、手術時に転移が疑われる場合、サンプリングをしてすぐに病理検査をします。病理検査の結果、転移があれば骨盤リンパ節と傍大動脈リンパ節を郭清します。転移があれば、I期ではなくIII期ということになります。

手術後、摘出物の顕微鏡的検査の結果、卵巣以外にがんが転移していないことがわかって、はじめてI期であることが確定します。

このような手術によって、I期であることが確定した場合、手術後、化学療法を行って再発を予防する試みは臨床試験として行われています。
II期
手術は両側の卵巣、卵管、子宮を転移のある骨盤腹膜を含めて切除する方法で行われます。直腸にがんの浸潤がある場合には直腸を含めて切除することもあります。大網は一見して転移がない場合でも切除します。切除した大網を手術後検査すると、顕微鏡的な転移が見つかることがあります。転移があれば、II期ではなくIII期ということになります。後腹膜リンパ節は、手術時に転移が疑われる場合、サンプリングをしてすぐに病理検査をします。病理検査の結果、転移があれば骨盤リンパ節と傍大動脈リンパ節を郭清します。転移があれば、II期ではなくIII期ということになります。

手術後、大網とリンパ節の顕微鏡的検査の結果、転移していないことがわかれば、はじめてII期であることが確定します。

このような手術によってII期であることが確定した場合、手術後、化学療法を予防的に行って治癒率を改善しようとする試みは臨床試験として行われます。
III、IV期
III、IV期のがんは進行がんとして同じように治療が行われます。III、IV期のがんは転移が広範囲にあるため、手術によって完全に切除することはできません。しかし、一部のがんが残ってもできるだけ多くのがんをとり除いたほうが症状を改善できるため、全身状態が耐えられれば、できるだけ多くのがんを切除します。病状によっては手術で大部分のがんがとれる場合もありますが、開腹したけれどほとんど何もとれずに終わる場合もあります。手術前の検査によって、開腹しても切除は難しいと予測される場合は、まず化学療法を行ってがんを縮小させてから手術する方法もあります。

手術は両側の卵巣、卵管、子宮を、転移のある骨盤腹膜を含めて切除する方法で行われます。直腸にがんの浸潤がある場合には、直腸を含めて切除することもあります。大網、後腹膜リンパ節、脾臓、大腸、小腸の一部を転移したがんと一緒に切除することもあります。

手術後、残された腫瘍に対する治療として化学療法が行われます。化学療法の際は、標準的治療法で行うか、新しい治療法を臨床試験として行うかを選ぶことができます。

初回手術で切除できずに残ったがんが化学療法によって縮小し、切除可能となった場合には再手術が行われることもあります。
再発
再発は治療により一度消失したかにみえたがんが再び増殖して見つかるようになった状態です。再発に対して以下の治療法のひとつが行われます。
(1)手術
再発が一部に限局している場合は、その部分を切除するだけで、再びがんのない状態が長く続くことがあります。再発が広範囲でがんを切除することができない場合でも、症状を和らげるための手術(例えば、胃瘻造設のための手術)を行うこともあります。
(2)化学療法の臨床試験
最初の抗がん剤が非常に有効であった場合は、再発に対しても同じ抗がん剤が効きますが、再発に対する化学療法は症状緩和のひとつとして行われます。最初用いた抗がん剤が効果がなかった場合は新薬を用いることが多くなります。新薬を用いる場合は臨床試験として行われます。腹水を抑えるために、腹水をとった後、腹腔内に抗がん剤を注入することもあります。
(3)放射線療法
脳転移した腫瘍に対しては化学療法でなく放射線の照射が有効です。
悪性リンパ腫は、リンパ系の組織から発生する腫瘍(いわゆる“がん”)です。リンパ系組織とは、ヒトの免疫システムを構成するもので、リンパ節、胸腺(きょうせん)、脾臓(ひぞう)、扁桃腺(へんとうせん)等の組織?臓器と、リンパ節をつなぐリンパ管、そしてその中を流れるリンパ液からなります。リンパ系組織を構成する主な細胞は、リンパ球と呼ばれる白血球です。リンパ液の中には液体成分とリンパ球が流れていて、やがて血液と合流します。リンパ系組織は全身に分布しているため、悪性リンパ腫、特に非ホジキンリンパ腫は全身で発生する可能性があります。
悪性リンパ腫という病名は、さまざまなリンパ系組織のがんを大きくまとめて呼ぶ名前で、その中に含まれる個々の疾患の臨床経過や治療反応性、あるいは予後は大きく異なります。ですから、自分にとって最適な治療を選択するためには、?悪性リンパ腫の中のどのような病型(タイプ)ですか??と、まずは医師に質問することが重要です。
I期
I期の治療法は以下になります:
middot;臨床経過観察。
middot;通常、骨盤リンパ節郭清術と根治的前立腺摘除術。手術後、放射線療法を併用することもあります。勃起不全を起こさないように神経を温存して前立腺を摘除することもあります。
middot;外照射。
middot;組織内照射。
middot;高密度焦点式超音波治療の臨床試験。
middot;放射線療法の臨床試験。
middot;新しい治療法を評価する目的で行われる臨床試験。
このまとめのセクションでは、現在臨床試験を行っている治療法について個々に触れますが、最新の臨床試験をすべて網羅できていない可能性があります。アメリカで実施されている臨床試験についての情報はNCI Web siteにアクセスすれば、入手できます。
II期
II期の治療法は以下になります:
middot;通常、骨盤リンパ節郭清術と根治的前立腺摘除術。手術後、放射線療法を併用することもあります。勃起不全を起こさないように神経を温存して前立腺を摘除することもあります。
middot;臨床経過観察。
middot;ホルモン療法併用または非併用する外照射。
middot;組織内照射。
middot;ホルモン療法併用または非併用する放射線療法の臨床試験。
middot;超音波を用いた凍結手術療法の臨床試験。
middot;ホルモン療法後に根治的前立腺摘除術を評価する臨床試験。
middot;新しい治療法を評価する目的で行われる臨床試験。
このまとめのセクションでは、現在臨床試験を行っている治療法について個々に触れますが、最新の臨床試験をすべて網羅できていない可能性があります。アメリカで実施されている臨床試験についての情報はNCI Web siteにアクセスすれば、入手できます。
III期
III期の治療法は以下になります:
middot;外照射単独、あるいはホルモン療法との併用。
middot;ホルモン療法。
middot;通常、骨盤リンパ節郭清術と根治的前立腺摘除術。手術後、放射線療法を併用することもあります。
middot;臨床経過観察。
middot;がんによる症状を和らげる緩和的療法としての放射線療法、ホルモン療法、あるいは経尿道的前立腺切除術。
middot;放射線療法の臨床試験。
middot;超音波を用いた凍結手術療法の臨床試験。
middot;新しい治療法を評価する目的で行われる臨床試験。
このまとめのセクションでは、現在臨床試験を行っている治療法について個々に触れますが、最新の臨床試験をすべて網羅できていない可能性があります。アメリカで実施されている臨床試験についての情報はNCI Web siteにアクセスすれば、入手できます。
IV期
IV期の治療法は以下になります:
middot;ホルモン療法。
middot;外照射単独、あるいはホルモン療法との併用。
middot;がんによる症状を和らげる緩和的療法としての放射線療法あるいは経尿道的前立腺切除術。
middot;臨床経過観察。
middot;睾丸摘除術と併用した放射線前立腺摘除術の臨床試験。
このまとめのセクションでは、現在臨床試験を行っている治療法について個々に触れますが、最新の臨床試験をすべて網羅できていない可能性があります。アメリカで実施されている臨床試験についての情報はNCI Web siteにアクセスすれば、入手できます。

肺がん放射線治療


再発前立腺がんの治療法
再発前立腺がんの治療法は以下になります:
middot;放射線療法。

肺がん放射線治療


middot;放射線療法を受けた患者さんに前立腺摘除術を行います。
middot;ホルモン療法。
middot;骨の痛みを和らげる緩和的療法としての疼痛治療、外照射、ストロンチウム89

肺がん放射線治療


などの放射性同位元素を用いた腔内照射、あるいは他の治療法。
middot;超音波を用いた凍結手術療法の臨床試験。
middot;化学療法あるいは生物学的療法の臨床試験。

肺がん放射線治療

このまとめのセクションでは、現在臨床試験を行っている治療法について個々に触れますが、最新の臨床試験をすべて網羅できていない可能性があります。アメリカで実施されている臨床試験についての情報はNCI Web siteにアクセスすれば、入手できます。

肺がん放射線治療


前立腺がんは、高齢者に多い男性のがん。前立腺は、膀胱(ぼうこう)の下方にあり、前立腺液を分泌するなど男性機能を支える。欧米人に多いが、日本でも高齢化や食生活の洋風化などを背景に増えている。


肺がん放射線治療

 年間死者数は、8400人余り(2003年)。10年前2万人足らずだった新規患者は、2020年には7万8000人に達するとの予測もあり、男性では胃がんを抜き、肺が


肺がん放射線治療

んに次いで2位になると見られる。
 読売新聞では、泌尿器手術の国の施設基準などを参考に、全国426医療機関に対し、2004年の前立腺の治療実績をアンケートし、333施設から回答を得た(回収率7

肺がん放射線治療

8%)。紙面の制約から、患者数の多い約200病院を一覧にした。表は、患者数のほか、転移のないがんについて、主たる治療が「手術」、「放射線治療」、「ホルモン単独治療」の数を掲載した。