他の免疫療法と同じく保険外の自由診療となるため、1クール(ワクチン5回接種)で147万円の全額が自己負担となるが、「医療廃棄物として処分していたがん組織を苦痛のない治療に役立てて、何よりがんを抑制する効果が期待できるわけで、無駄のない治療といえます」と医師も自信を見せる。
自分のがん細胞を食べさせた免疫細胞でがんを攻撃する―。SFの世界のような話が、すでに臨床では導入されていることを、知っておいて損はない。
食道がんは、胃がんや大腸がんに比べると少ない病気ですが、進行が早く、手術不能のがんが多い
ので、早期発見、早期治療が大きな決め手になります。
食道がんは、先進諸国のなかでは日本に目立って多く、現在でも増加する傾向があります。50~70代に特に多く、平均年齢は65才前後、女性よりも男性に4~6倍も多く発生しています。
食道がん特有の症状はありませんが、初期には食後に胸にしみる感じがあることが多く、このような症状がある人は早く精密検査を受けるようにします。
【原因?症状】
すべてのがんに共通することですが、明らかな原因はわかっていません。しかし、統計資料によれば、強いアルコール飲料を連用したり、熱い飲食物が好じきな人、喫煙者に発生する頻度が高くなっています。特に男性に食道がんが多い理由として、アルコール飲料の多飲とタバコの影響が最も大きいと指摘している研究者が多いようです。
さらに、咽頭がん、喉頭がんなどの頭頚部がんとの合併や、胃切除後に食道がんの発生が多いことが、最近の研究でわかってきました。アルコール類や熱い飲食物は食道粘膜を刺激して炎症を起こしたり、粘膜がはがれやすくなり、このような障害が繰り返されていると、食道粘腺が変性を起こし
がんの発生する場所によって多少、症状も異なりますが、食道がんの症状として最も多いのは、食
事の際に胸につかえるような感じがあることです。
初めは固形物がときどきつかえる感じがある程度ですが、徐々につかえる感じが多くなり、流動食
も通りにくくなってきます。
また、初期に胸にしみる感じや胸やけがあり、精密検査を行って食道がんが発見されることがありますが、全く無症状のこともあります。大腸とは、小腸から食物残渣を受ける盲腸から始まって結腸[けつちよう](上行結腸[じようこうけつちよう]、[おうこうけつちよう]、下行結腸[かこうけつちよう]直腸、そして肛門に至る長さ約1m80cmに及ぶ腸の全体を呼ぶ言葉です。直腸は直腸S状部、上部直腸、下部直腸の3つに分けられています。がんができた部位によって結腸がん、直腸がんと呼びます。結腸がんと直腸がんをまとめて大腸がんといいます。また肛門にできるがん、肛門がんも広い意味で大腸がんに含めて診断と治療が行われています。
大腸がんの発生部位をみると、直腸がんがもっとも多く大腸がんの約40%、次にS状結腸がんが約30%です。
なぜ最近大腸がんが増えているのか?
中に入っています。そして静脈、リンパ管、リンパ節にはがん病巣から離れて流れ出したがん細胞がある危険性があります。
こでリンパ節を含む腸間膜を大腸とともに切除します。腸間膜とリンパ節の切除範囲の大きさとしてのように2群までの場合、および3群までの場合があります。がんの場合では2群まで、進行がんの場合では3群までとることが多いです。
しかし患者さんの年齢や併発症(患者さんが大腸がん以外にもっている病気、糖尿病、腎臓病[じんぞうびよう]、心臓病、呼吸器の病気など)がある場合は2群までの切除にとどめることもあります。
がんの口側と肛門側それぞれ5~10cm離れて大腸を切除しますが、リンパ節は動脈に沿って流れるので動脈の位置と流れの方向を考え、実際には10cm以上の大腸を切除することもしばしばあります。また大腸がんがより進行しているとき、およびリンパ節転移が進んでいるときは切除範囲も大きくなります。個々のがんの位置および進行程度により設定されます。
進行した直腸がんの手術
直腸がんと進行直腸がんの場合でも腸と腸間膜およびリンパ節の切除を行いますが、直腸ではがんより肛門側の腸および直腸間膜にはあまりがんが進んでこないので、がんから肛門側に離れて直腸を切る長さはでよいこととなっています。そこでがんから肛門側に診断に用いられています。乳腺の発達した人や、若年者の検査に適しています。
細胞診
子宮頸部の粘膜を採取し、がん細胞の有無や、その癌細胞の種類(組織型)を知ることができます。この検査によって、子宮頸がんの診断ができます。ただし、生理中の場合、十分な検査ができない場合がありますので、その場合は、後日、改めて検査を実施させて頂きます。
MRIで見た画像 MRI検査機器
MRIとは、Magnet Resonance Imaging(磁気共鳴像)の略です。MRIは磁場と電波を使って、体内に豊富に存在するプロトン(水素原子核)に共鳴現象をおこさせて体内を画像化して観察する方法です。MRIは脳?脊髄、骨軟部、骨盤のがんの診断に優れています。当センターでは、子宮がんや卵巣がんの検診に用いています。MRI検査は大きな磁石の中に入って検査が行われるため、体内金属の有無などにより検査ができないことがありますので、ご了承願います。下記の金属を装着されている方や詳細が不明の方は、検査をできるだけ安全確実に行うために、治療を行った医療機関で確認して下さい。
1.検査ができない方
ペースメーカー、金属製の心臓人工弁、除細動機(ICD)、人工内耳?中耳、脳脊椎刺激電極、体内埋め込み式のインシュリンポンプ、磁石式の人工肛門を装着されている方、冠状動脈等に磁性体のステント挿入後2ヶ月未満の方
2.検査実施前に確認が必要な方:体内金属の材質により、検査ができない場合があります。
脳動脈クリップ、人工弁、人工関節、骨固定金属、子宮内金属、血管や管腔臓器内の金属(フィルター、ステント、コイルなど)歯内補填物(インプラント)、義眼、外傷などによる体内異物がある方
3.その他の注意
1) 禁煙パッチ(ニコチネルTTS)、ニトログリセリン貼付剤(ニトロダームTTS)を使用している方は、薬剤に使用している金属が発熱し、やけどするおそれがありますので、あらかじめ貼がしていただきます。
2) 妊娠中もしくは妊娠の可能性のある方は検査をお受けになることはできません。
検査時に体内金属の有無、種類などを確認させて頂きます。
腫瘍マーカー
当センターの総合検診では、男性にはPSA、CA19-9、CEA、女性には、CA125、CA19-9、CEAの検査を行っています。PSAは前立腺がん、CA125は卵巣がん、CA19-9は膵臓がん、CEAは全身を対象とした非特定部位の腫瘍マーカーです。
腫瘍マーカーとは、がん細胞の目印(マーカー)になる物質の総称です。いいかえると「がん細胞がつくる物質、またはがん細胞と反応して体内の正常細胞がつくる物質のうちで、それらを血液や組織、排泄物(尿、便)などで検査することが、がんの診断または治療の目印として役立つもの」と定義することもできます。人にできるがんのすべてをカバーする腫瘍マーカーはありませんし、適当な腫瘍マーカーのないがんも少なくありません。血液の腫瘍マーカー検査だけで早期がんを診断することはできません。そのため、当センターが画像診断との組み合わせによる検診を行っています。
PETで見た画像 PET検査機器
PETとは、Positron Emission Tomography(陽電子放射断層撮影)の略で、ポジトロン(陽電子)を放出するアイソトープ(放射線同位元素)で標識された薬剤(PET製剤)を注射し、その体内分布を特殊なカメラで映像化する新しい診断法です。細胞の活動性を画像化するため、悪性腫瘍の性質(悪性度)診断や転移?再発巣の診断、あるいは治療効果判定に有
用性が高い検査です。
検査はまず静脈注射をした後、薬剤が全身に分布するまで約1時間ほど待ちます。その後はP
ETカメラのベッドに寝ているだけです。カメラはCTの装置に似ていますが、大きな音もせず、狭くもありません。撮影時間は30~60分程度で、この間は安静にしていただきます。内
視鏡で見た胃内部
胃内視鏡検査の様子
胃?食道内視鏡は、食道、胃、十二指腸の粘膜を直接観察する検査です。検査の当日朝は絶食となります。検査の直前に、コップ1杯のお薬を飲んで頂き、胃の中をきれいにします。
続いてスプレーによる咽喉麻酔と、胃や十二指腸の動きを抑える薬および鎮静剤の注射をした後、内視鏡を口から挿入します。食道、胃、十二指腸を観察し、がんや潰瘍などの病変が
ないかどうかを確かめます。内視鏡検査では、粘膜の軽度の異常も直接観察することが可能です。必要に応じて、粘膜の一部採取する検査(生検)を加えることもあります。
大腸内視鏡
大腸内視鏡検査の様子と大腸内部
大腸内視鏡は、大腸粘膜を直接観察する検査です。検査の当日朝は絶食となります。検査の前に、大腸を洗浄するための水溶性の下
ですので、「特定療養費」を払わないためには、かかりつけ医の紹介状を持っていった方が無難であるように思います。(でも、父から話を聞いたところでは、「特定療養費」をちょいちょいと払った上で、紹介状は持たずに飛び込みで大学病院を受診される方も多いようですが???。
有名な教授に診てもらえるとは限らない
某大学病院の某教授は有名なお医者さんだからといって、その大学病院に受診すれば必ずその先生に診てもらえるとは限らない???ということは理解しておいたほうがよさそうです。
総合病院のお医者さんから紹介状を書いてもらって大学病院に転院しました。
しかし、そこですべての治療を行ったわけではなく、CT検査だけは地元の総合病院で受けることとなりました。(多分、お客さん???じゃなくて、「患者さん」を紹介してもらったお礼みたいなものだと思うんですけど???)
そのCT検査後の画像ファイルは、その総合病院から借り受ける形で大学病院に提出したので、病院から退院したらそのCT検査後の画像ファイルは、その総合病院に返却したのでした。
ところが、その数ヵ月後に、母がその総合病院に糖尿病の治療を受けに行ったときなのですが、その総合病院が突然倒産(閉鎖)してしまっていました。
そこで、母はカルテも受け取ることができないまま、新しい病院に転院を余儀なくされました。
その総合病院は、近年、大きなの設備投資をしてかなり巨大化していたのですが、それが倒産の原因だったのかもしれません。
このようにして、がん宣告を受けた病院は、突如として閉鎖してしまったのでした。日本では、乳がんが急激に増加しています。現在日本人の女性のがんの中で患者数が多いものは、胃、大腸についで乳がんは昨年が乳がんにかかったと推定されます。
死亡数では、胃、大腸、肝臓、肺についで乳がんは5位ですが、1年間の死亡者数は1万人弱に及び、特に、30歳から65歳の壮年女性層に限ると1位になっています。この様に、乳がんは、日本女性の最も注意しなければならないがんになっているのです。
それでも、乳がんの多い欧米に比べると、ただし欧米では、乳がんの患者数は依然として増加しているものの、死亡率は1990年代に入って減少しはじめているのです。このことは、私たちの見習わなければならない点ですが、これは、マンモグラフィなどによる早期発見が増えているからです。
癌研乳腺外科入院手術数も年々増加し、昨年は外来手術例を加えると年間700例に達しており、1945年からこれまでの手術数は。
患者さんの年齢分布は40歳台が一番多く、次いで50歳台、60歳台、30歳台、70歳台と続き、平均年齢は約50歳です。年齢の推移は、徐々に40歳台が減少して50歳以上の人が増加しています。閉経との関係でみても、閉経後より多かった閉経前の患者が減少し、閉経後が増加しています。
乳がんのハイ?リスクグループ
乳がんは、女性ホルモン(エストロゲン)が関与しているがんで、初潮が早い、閉経が遅い、初産年齢が遅いまたは高齢で未産、など、エストロゲンにさらされる期間が長いことが乳がんにかかりやすい条件として挙げられます。また、高脂肪食、肥満なども関与し、これは特に閉経後の女性で、脂肪組織でエストロゲンが作られているからです。
もともと欧米に多かった乳がんが日本で増えているのは、女性の社会進出などのライフスタイルや食生活の欧米化が、大きく影響しているからだと考えられます。また、血のつながった家族や親戚に乳がんにかかった人がいる場合も要注意といわれています。ただし、本当の意味での遺伝性の乳がん(乳がんにかかりやすい特定の遺伝子が親から子へ引き継がれる)はごくわずかで、多くは、体質や食生活などが似ている影響かと思われます。
いずれにせよ、乳がんの家族や親戚に乳がんの人が多い場合は、特に若いうちから自分の乳房に注意して、乳がん検診も積極的にうけておいた方が良いでしょう。
乳腺の解剖と乳がんの発育
乳腺は図1のように、小葉という主にミルクを作る組織と、乳管というミルクを乳頭まで運ぶ管とから成り立っており、小葉と乳管は腺葉というちょうどブドウの房のような単位を作って一つの腺葉から1本の主乳管が乳頭に開口しています。このような腺葉が15~20個集まって一つの乳腺となっており、前からみるとひとつひとつの腺葉は乳頭を中心とした扇状に分布しています。
ほとんどの乳がんは乳管の壁から発生し、乳管の中を広がる「乳管内進展」と、乳管の壁を破って乳管の外に広がる「浸潤」という、2パターンの発育をします。乳管内進展は腺葉に沿って進むので、扇形に広がることが多くなります。
浸潤の部分は腫瘤として触れやすいのですが、乳管内の部分は触診では全く触れない(非触知)かぼんやり硬くふれるだけのことが多く、マンモグラフィや超音波などの画像検査が重要となります 。
乳がんの種類
乳がんは、非浸潤がん、浸潤がん、パジェット病の大きく3つに分けられますが、普通のしこ
肺がん治療病院
りを触れる乳がんのほとんどは浸潤が療法の必要性が生じたときに、その患者自身のがん組織を解凍して使うのです」
肺がん治療病院
あとは従来の免疫療法と同じで、患者の血液から必要な成分を分離して「樹状細胞ワクチン」をつくり、2週間ごとに皮膚の表面近くに注入する。まれに微熱が出ることがある程度
肺がん治療病院
で、ほとんどの患者は副作用らしい症状はない。
ある程度進んだがんで再発の危険性が高いケースや、すでに転移している可能性がある場
肺がん治療病院
合は、将来的な樹状細胞療法を見越してがん組織を保存しておくことも、これからのがん治療におけるひとつの考え方といえる。また、肉眼ではがんがとりきれてはいても、体内に散
肺がん治療病院
らばっている微小ながんをたたく、だめ押しの治療にもなり得る。
「樹状細胞療法をするには、小指の先ほどの大きさのがん組織が必要です。それが不可能
肺がん治療病院
な時には、がん組織の代替物を使うこともできますが、制限があるので、やはり自分のがん組織を使うのが理想的です」
肺がん治療病院
これまでの治療ではメラノーマ(悪性黒色腫=皮膚がん)、甲状腺がん、消化器がん、乳がんなどで、全体の約3割の症例でがんの進行を抑制、または小さくなる効果が確認されてい
肺がん治療病院
る。患者の大半が手術不能で、抗がん剤や放射線も効かなかった状態ということを考えると、良好な成績といえよう。
2012年12月28日星期五
日本脳腫瘍病理学会
が楽になることもあります。困難に直面したときには、周囲の人々の助けを借りる事を自分に許すこともときには大切です。 ヒント2???自分の体験や気持ちを誰かに話す個人差はあるものの、医師にガンと診断されると、頭の中が真っ白になってショック状態におちいったり、自分がガンのはずはないと医師の言葉を受け入れようとしなかったり、診断結果に怒りを感じたり、というようにさまざまな感情が襲ってきます。このような心理的体験は、程度の差はあるものの、患者だけではなく家族にも起こります。家族もまた、病名がわかったときにショック状態におちいり、混乱し、なぜ自分の家族がこんな目にあわなくてはならないのかと怒り嘆きます。ときには罪悪感を抱いたり、家族がガンになったのは自分に原因があると思ってしまうのです。困難な事態に遭遇したときにこのような気持ちがわいてくることは避けられず、怒りや罪悪感を抱くのも心の自然な反応と考えられています。たしかに、混乱する自分の気持ちをコントロールし、冷静に物事に対応しなければガンを乗り越えられないことも事実です。しかし、感情を抑制しようとばかりしていると、いずれどこかで心と体が悲鳴をあげ、それによって家族自身の健康が損なわれることになります。そこでこのようなときには早めに、自分がいま経験していることや気持ちを誰かに聞いてもらいましょう。誰かに自分の心の内を話していると、自分の中にある怒りや罪悪感に自ら気づくことがあります。感情を抑制しすぎることなく外に表現していくことが、まずはとても大切なのです。最近では、語るという行為が心の問題の治療に有効である事が、医療や看護、心理療法の現場で認められています。その効果は、自分で実行して実感してください。きっと良い結果が出ると信じています。 ガンは他の病気とどこが違うのか?ガンは、他のどの病気とも異なっています。それは、全身が侵されるとか治療が困難だとか、あるいは死亡率が高いなどの理由によるのではありません。ガンと他の病気とはその性質が違うのです。たとえば、いまだに有効な治療法のないアルツハイマー病は、大脳が萎縮する病気であり、次第に臓器や組織が破壊されていくものです。一方、インフルエンザやエイズ、結核などのように全身が侵される病気もありますが、これらは外から体内に侵入するウイルスや細菌が引き起こす感染症です。ガンはこれらの病気のいずれでもありません。つまり、内臓や組織の病気でも感染症でもなく私たちの体が引き起こす「病的なプロセス」なのです。ガン細胞は、もともと患者の体をつくっている細胞の一つが変化して生み出されたものです。それはひとたび生まれると患者の体の一部として生きる事をやめ、逆に患者の体を利用して自分と同じガン細胞を際限なく増やしながら生き延び、最後には患者を殺して自分も死んでしまいます。このように他からの支配をいっさい受けずに自律的に生きようとするガン(ガン細胞の集団)は、「悪性腫瘍」とか「悪性新生物」とも呼ばれます。ガン細胞のもとになった細胞の種類によっては「肉腫」と呼ばれることもあり、また血液をつくっている細胞がガン細胞に変われば「白血病」と呼ばれます。これらはすべて、ガン細胞が際限なく増殖することによって、放置しておけば最終的に患者に死をもたらすという共通の性質をもっています。腫瘍というのは、私たちの体をつくっている細胞の一部がかってに分裂?増殖して、イボやコブのようなかたまり状になったものです。腫瘍ができても、それが非常にゆっくり成長したり、ある大きさで成長を止めるなら、途中で発見して取り除けば患者の生命に別状はありません。そこでこのような腫瘍を「良性腫瘍」と呼びます。これに対してガンが悪性腫瘍と呼ばれるのは、この腫瘍がすばやく成長し、決して成長を止めずにまわりの組織に広がったり、遠くの臓器に転移して、そこでもふたたび成長するという非常に攻撃的な性質をもっているからです。 治療の目的はガン細胞の増殖を止めることガン細胞は、1個が2個に、2個が4個に、4個が8個にと分裂を繰り返して増えていくにつれていっそう悪質になっていきます。ここで悪質というのは、すばやく増殖するとか離れた臓器に転移する性質をいい、専門家は「ガン細胞が悪性化する」といいますもしこれらのガン細胞を殺そうとして何度も抗ガン剤を使うと、その抗ガン剤に対して抵抗力をもつガン細胞が生まれ、こんどはそれらが増殖を始めます。また放射線治療を繰り返せば、放射線に強いガン細胞が生まれます。このような現象が起こるのは、ガン細胞の増殖速度が非常に速く、またガン細胞の遺伝子が変異しやすい性質をもっているためです。この性質のために、ガンの中から、治療に抵抗する性質(耐性)をもつ細胞が現れるのだと見られています。 こうしてガンが急成長するにつれ、患者の体内ではいろいろな臓器や組織が正常な働きを妨害され、それがガンの症状として現れてきます。ガン細胞は、自分が生き延びてその数を増やす(増殖)ために、正常な細胞よりも大量の栄養や酸素を必要としますが、これらを患者の体から奪い取れるかぎりは成長を止めません。 そればかりか、栄養や酸素が足りないときには、近くの血管から自分の内部に新しい毛細血管を引き込み、そこから栄養と酸素を吸い取るという高等がんの転移は手術も出来なくなるため、死というイメージがあるからです。しかし、あきらめてはいけません。きついですけどがんの治療がない訳ではありません。私の友人もがんが転移していますが、あきらめてないと言っています。友人は、がんの治療に温熱療法を行っています。がん細胞は39度で増殖が止まり42度になる消滅するとあります。友人は「今できることを確実な方法で行う事が一番大切」だと温熱とがんに効く健康食品を飲んで必死に治療をしています。その友人が飲んでいる健康食品が「沖縄のフコイダン」というもので調べたところによると「日本がん学会」での発表があり、がんを消滅させ効果があると医療学会で注目されているそうです。友人の話では、抗がん剤治療を行う場合「沖縄のフコイダン」を一緒に併用すると抗がん剤の副作用を軽減させる効果があり、がんの進行をストップさせる事が出来るようです。私の感想では今、一番大事なことは、がんになっても絶対あきらめず、絶対治してみせるという友人のような気持ちを持つことが大切だと思いました。ちなみに友人は、本当にがんの患者かと思うくらい元気で、次の検査が楽しみだといっています。 がんの免疫療法がん免疫療法とは、免疫担当細胞、サイトカイン、抗体などを活性化する物質を用いて免疫機能を目的の方向に導く治療法です。がんの治療においては、現在広く行われている外科療法、化学療法、放射線療法に続き、免疫療法が第4のがんの治療法として期待されています。 免疫細胞を用いたがんの治療は、がん患者さん自身のリンパ球を体外で培養して、がん細胞を殺傷する作用の強いリンパ球を大量に増やして、この活性化したリンパ球をがんの患者さんに戻す活性化キラー細胞療法と呼ばれています。副作用のほとんどない先進的ながん治療と言われています。 すい臓がん予後大腸がんと診断されて半年あまりですが、やっぱり一番気になるのががんの予後のことです。がんと診断された時は、食欲も大いにあり体重も70kgでした。しかしがんで入院し食事も制限され手術をし、抗がん治療も始まってからは、みるみるうちにやせ細って55kgに。がん細胞が、肝臓に転移しているらしく、これからのがんの治療は、どうするのかと主治医とも相談しています。最近ですが知り合いの健康食品会社の友人から、がん細胞を消滅させる「沖縄のフコイダン」という商品があると聞き、試してみたく友人から取り寄せして、抗がん剤との併用で飲んでいます。早く良い結果がでる事を信じて、また皆さんに報告します。 がん患者の余命がんになって家族が余命を告げられるほど、つらいものはないです。それが本人がん患者自身だと更にもっとつらい事でしょう。がんで余命を告げられた家族のうち30%前後が不安や抑うつが認められています。がんになり、がんが転移して余命を告げられ不安でショックになり食事ものどを通らずにやせ細っていきます。しかし「私は絶対あきらめない」と言う友人。 病院でのがん治療を止め、今は温熱や健康食品などで体力を維持しているところです。私もたかが健康食品だと思っていましたが友人の飲んでいる健康食品を色々調べてみると、それは、モズクの成分から出来た「沖縄のフコイダン」というものでした。それはがん細胞を消滅させてがんの進行を遅らせることの出来る画期的な健康食品で、さまざまな医療機関でも余命を告げられたがんの患者さんに治療として使用されているとの事でした。 一般の医療機関のお医者さんは、このような情報をどうしてもっと早く教えてくれないのか疑問に思うところです。余命を言われた友人は「沖縄のフコイダン」を飲んで治療に専念し、だいぶ体の調子がいいようです。私の友人のように治療方法がないと言われた患者さんにとっては心強い情報だと思っております。 がんの患者さんは体温が36度以下!体温が1度低下すると免疫力が30%落ちてウィルスに対する抵抗力がなくなり病気になりやすいとあります。 逆に言えばいつも体温を36度以上に維持していれば病気にならないということです。あるお医者さんによると、がんの患者さんのほとんどが体温の低下に伴う免疫力の低下だとも言っています。の中では、毎日何千ものがん細胞が発生しているともいわれています。このがん細胞を通常は自分の免疫でもって抑える事ができますが体温も自己免疫力も低下すれば、体の中でがん細胞が暴れてくるという事です。 そんなことにならない為にも自分の体温をしっかりと把握しておくことが一番大切なことです。かるのガンの医療費はどのくらいかか早期ガンと進行ガンでは医療費に大きな差ガンの医療費は、一般的には高額と考えなければなりません。もっとも大きな理由は、ガンの診療には、さまざまな検査や手術、化学療法(抗ガン剤治療)、放射線治療などを組み合わせて行う必要があるからです。治療期間も長く、1年以上かかることはまったくめずらしくありません。さらに、いったん治療が終わったとしても、数年間は定期的に検査を受け続けることになります。厚生労働省の調査では、ガンの入院費は1日平均約3万3千円、通院費は約1万4千円、入院1回あたりの費用は約100万円となっています。(自己負担はこのうち3割)。とはいえ、これはあくまでも平均値でありガン患者すべてにこのような医療費がかかるわけではありません。より安価にすむ患者もいれば、これよりはるかに高額になる患者もいます。たとえば胃ガンの場合、早期なら内視鏡治療となり、入院期間は1週間程度です。手術費そのものは7万5千円でこれに入院の基本料金、薬剤費、検査費等を追加しても総額は20万円前後であり、個室料金(差額ベッド代)や食費などを除いた自己負担額は実質的に7万円ほどです。これに対して、ガンがある程度進行していると胃を摘出することになります。手術費は約60万円ですが、平均1ヶ月以上の入院が必要になるため、入院費は100万~200万
円かかります。自己負担額も差額ベッド代や食費を除いて40万~70万円になります。つまり同じ胃ガンといっても早期ガンと進行ガンでは、入院費に5~10万円もの違いが生じ
ることになります。 化学療法と放射線治療の費用ガンの治療では、早期でなければ、多くの患者が手術だけでなく、化学療法や放射線治療をも受けることになります。たとえばさきほ
どの胃ガンの例では、通院で化学療法を受けることになれば、月々抗ガン剤の費用がかかります。胃ガンの薬剤だと1ヶ月に約7万~8万円の費用(自己負担額2万~2万5千円)がか
かることになります。また大腸ガンの抗ガン剤はもっとも高価な部類に入りますが、薬剤費は薬の種類によっては1ヶ月に40万円(自己負担額10万~12万円)ほどかかります。放
射線治療の費用は照射方法にもよるものの、一般的な体外照射では1回1万円で、25回受ければ計25万円となります。以上は、保険内診療には自己負担額は前記の金額の3割とな
り、高額療養費の支給も受けられます。ただし、治療の中にひとつでも保険外診療が含まれると、全額が自己負担になることもあります。その治療費はときには1000万円以上にも
達します。 公的保険制度や民間保険を活用すれば、ガンの医療費負担はある程度軽減されます。とはいえ、家族のひとりがガンになると、治療費だけではなく、交通費(患者だけで
なく家族も)、宿泊費、入院準備費用、手術後の補助器具費など、さまざまな費用がかさみおきたいガン医療費の補助制度家族がガンになったとき、その病状と今後の見込みだけでます。患者や家族が休職
一方日本においては、末期がんの患者や、西洋医学の治療で回復が望めなくなった段階で初めて、漢方の抗がん剤を使用するというのが現状です。
現場においては、上記の情勢の中で、当然、歴史の有る中医学にも視線が集まり、欧米において中医学に基づく抗がん剤の研究や気の持ちようです「病は気から」という言葉を辞書で引いてみると「病気は気の持ち方一つで悪くもなり、良くもなる」とあります。一日一回でも大笑いをして悪いものを吹き飛ばしましょう。免疫力が確実に上がるそうです。自分から趣味などの楽しいことを探すのもいいことでしょう。ウインドショッピングもオッケーですよ。 医師に聞くことガンの種類は何か。どんな性質や特徴をもつか?ガンの種類によって進行のしかたや速さ、治療法や生存率が大きく異なります。ガンはどのくらい進行しているか(病期は何か)。リンパ節や他の臓器への転移は起こっているか?ガンの種類によって異なりますが、一般にリンパ節にガンが転移していると治療後に再発する確率が高くなります。また、他の臓器に転移していると治癒は困難といえるようです。 がん患者の食事療法がん患者の食事療法とは、調べてみたら特にこれという決定的なものが見当たりません。全てのがんにいえますが野菜中心の食事にして、肉類は控えめにした方がいいとあります。これはがんの患者さんに限らず健康な人にもいえることです。「がんになる」とは、食事とストレスが一番影響する分けです。今まで、なに制限なく食べたい物を好きなだけ食べお酒も飲みたいだけ飲みタバコも好んでいた方が、がんになり食事もお酒もタバコも制限されるとなると、がんの不安だけでなく、好きな物を取り上げられることの方が辛いという方も多くいます。夜も眠れなくなり精神的ストレスも大きくうつ状態に陥ることもあります。しかし、冷静に対処して、この難関を乗り切らないと次の生きる道はありません。まずはストレス解消方法を探す事が第一です。それとがんの治療方法は、西洋医学だけではありません。漢方療法、代替療法、温熱療法など他にもいろいろあります。中でも、がんの患者さんの多くの方が、免疫力アップのために健康食品を試しているといわれています。 がんの手術がんが早期で発見されれば、すぐに手術もできがんを完治する可能性も大きいです。しかし、ほとんどのがんは、初期症状がなく早期発見が難しく発見された時には、すでに手術ができない状態も多いようです。手術をする場合でも、がんが転移している可能性もあり、がんをすべて取り除くことも厳しいようです。ここで一番大切なことは、あなたの執刀医が経験豊富かどうかということです。実際の医者の言葉で手術の経験豊富な医者は、安心できるが、経験を積んでない医者は失敗する可能性が高いとの事。医者も人間ですから経験を積まないと上手くはならない事は分かります。しかし、我々は実験材料にはなりたくないです。 がん患者の食事療法がん患者の食事療法とは、調べてみたら特にこれという決定的なものが見当たりません。全てのがんにいえますが野菜中心の食事にして、肉類は控えめにした方がいいとあります。これはがんの患者さんに限らず健康な人にもいえることです。「がんになる」とは、食事とストレスが一番影響する分けです。今まで、なに制限なく食べたい物を好きなだけ食べお酒も飲みたいだけ飲みタバコも好んでいた方が、がんになり食事もお酒もタバコも制限されるとなると、がんの不安だけでなく、好きな物を取り上げられることの方が辛いという方も多くいます。夜も眠れなくなり精神的ストレスも大きくうつ状態に陥ることもあります。しかし、冷静に対処して、この難関を乗り切らないと次の生きる道はありません。まずはストレス解消方法を探す事が第一です。それとがんの治療方法は、西洋医学だけではありません。漢方療法、代替療法、温熱療法など他にもいろいろあります。中でも、がんの患者さんの多くの方が、免疫力アップのために健康食品を試しているといわれています。 がん闘病私の友人ががんになり苦しい闘病生活を余儀なくされています。がん闘病生活の中での一番苦しいことは、やっぱり抗がん剤の副作用だとも言っていました。がんがリンパ節に転移しているとも聞いていたので、絶対に薬の治療もかかせないとも言っていましたが、本人は、薬だけの治療だけではなく免疫を上げるためにも健康食品を飲んでみたいとの本人の意思で何かいい健康食品がないかと探してみました。すると「沖縄のフコイダン」という健康食品に出会い薬と一緒に服用してみました。すると、その「沖縄のフコイダン」を薬と一緒に併用したら薬の副作用が出なくなり体調も良くかなり楽になったとも言っています。こんなに効果があるのであればとの事で私が一筆書くことにしました。がんでお困りの方がいましたら一つの情報としてお役に立てればと思っております。 がんの末期がんの末期=死というイメージがありますが、そんなことは絶対にないと思っています。なぜなら、がん細胞を持っているだけでは死なないのです。がん細胞の増殖をいかにして「くい止める」か、ということです。がん患者で薬の治療ができなければ代替療法とかの治療もあります。実際、私の知り合いで末期のがんになり別にも転移していますが、健康食品(ちなみに沖縄に
日本脳腫瘍病理学会
しかないフコイダンドリンクというものです)を飲んで増殖を止め、今、現在でも元気に仕事している人もいます。がんになりもうダメだとあきらめたら負けです。がんに負けないよ
日本脳腫瘍病理学会
うがんばりましょう。 がんの手術がんが早期で発見されれば、すぐに手術も家族の生計を担っているときには収入も途絶えることになり、任意の医療保険に加入しておくなどの用意
日本脳腫瘍病理学会
がない場合には、大きな負担となることもあります。 医療費控除 高額の税金を支払っている患者の場合、確定申告などをすると医療費を控除でき、税金の払い戻しを受けることがで
日本脳腫瘍病理学会
きます。医療費そのものだけでなく、通院費、入院時の差額ベッド代や食費、松葉杖などの補助器具の購入費も控除対象となるので、ガンの診療に関係する領収書はすべて保管してお
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くことが大切です。 家族のQOL(生活の質)を高めるためのヒントヒント1???ひとりでがんばらない家族の中の誰かがガンになると、他の家族は互いを気づかって、自分の率
日本脳腫瘍病理学会
直な気持ちをあまり口に出そうとしなくなります。そして、自分ひとりで何とかしようと思うようになります。家族に心配をかけたくないという理由で、実家の両親や友人などに実情
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を伝えないという人も少なくないようです。それぞれ事情があることは分かりますが、ガン患者となった家族と力を合わせて闘病し、ガンと上手につき合い、乗り越えていくには、自
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分だけでがんばってはいけません。家族内でもときには甘え合って下さい。互いに自分の気持ちを率直に話し、抱き合って泣くことで気持ち
円かかります。自己負担額も差額ベッド代や食費を除いて40万~70万円になります。つまり同じ胃ガンといっても早期ガンと進行ガンでは、入院費に5~10万円もの違いが生じ
ることになります。 化学療法と放射線治療の費用ガンの治療では、早期でなければ、多くの患者が手術だけでなく、化学療法や放射線治療をも受けることになります。たとえばさきほ
どの胃ガンの例では、通院で化学療法を受けることになれば、月々抗ガン剤の費用がかかります。胃ガンの薬剤だと1ヶ月に約7万~8万円の費用(自己負担額2万~2万5千円)がか
かることになります。また大腸ガンの抗ガン剤はもっとも高価な部類に入りますが、薬剤費は薬の種類によっては1ヶ月に40万円(自己負担額10万~12万円)ほどかかります。放
射線治療の費用は照射方法にもよるものの、一般的な体外照射では1回1万円で、25回受ければ計25万円となります。以上は、保険内診療には自己負担額は前記の金額の3割とな
り、高額療養費の支給も受けられます。ただし、治療の中にひとつでも保険外診療が含まれると、全額が自己負担になることもあります。その治療費はときには1000万円以上にも
達します。 公的保険制度や民間保険を活用すれば、ガンの医療費負担はある程度軽減されます。とはいえ、家族のひとりがガンになると、治療費だけではなく、交通費(患者だけで
なく家族も)、宿泊費、入院準備費用、手術後の補助器具費など、さまざまな費用がかさみおきたいガン医療費の補助制度家族がガンになったとき、その病状と今後の見込みだけでます。患者や家族が休職
一方日本においては、末期がんの患者や、西洋医学の治療で回復が望めなくなった段階で初めて、漢方の抗がん剤を使用するというのが現状です。
現場においては、上記の情勢の中で、当然、歴史の有る中医学にも視線が集まり、欧米において中医学に基づく抗がん剤の研究や気の持ちようです「病は気から」という言葉を辞書で引いてみると「病気は気の持ち方一つで悪くもなり、良くもなる」とあります。一日一回でも大笑いをして悪いものを吹き飛ばしましょう。免疫力が確実に上がるそうです。自分から趣味などの楽しいことを探すのもいいことでしょう。ウインドショッピングもオッケーですよ。 医師に聞くことガンの種類は何か。どんな性質や特徴をもつか?ガンの種類によって進行のしかたや速さ、治療法や生存率が大きく異なります。ガンはどのくらい進行しているか(病期は何か)。リンパ節や他の臓器への転移は起こっているか?ガンの種類によって異なりますが、一般にリンパ節にガンが転移していると治療後に再発する確率が高くなります。また、他の臓器に転移していると治癒は困難といえるようです。 がん患者の食事療法がん患者の食事療法とは、調べてみたら特にこれという決定的なものが見当たりません。全てのがんにいえますが野菜中心の食事にして、肉類は控えめにした方がいいとあります。これはがんの患者さんに限らず健康な人にもいえることです。「がんになる」とは、食事とストレスが一番影響する分けです。今まで、なに制限なく食べたい物を好きなだけ食べお酒も飲みたいだけ飲みタバコも好んでいた方が、がんになり食事もお酒もタバコも制限されるとなると、がんの不安だけでなく、好きな物を取り上げられることの方が辛いという方も多くいます。夜も眠れなくなり精神的ストレスも大きくうつ状態に陥ることもあります。しかし、冷静に対処して、この難関を乗り切らないと次の生きる道はありません。まずはストレス解消方法を探す事が第一です。それとがんの治療方法は、西洋医学だけではありません。漢方療法、代替療法、温熱療法など他にもいろいろあります。中でも、がんの患者さんの多くの方が、免疫力アップのために健康食品を試しているといわれています。 がんの手術がんが早期で発見されれば、すぐに手術もできがんを完治する可能性も大きいです。しかし、ほとんどのがんは、初期症状がなく早期発見が難しく発見された時には、すでに手術ができない状態も多いようです。手術をする場合でも、がんが転移している可能性もあり、がんをすべて取り除くことも厳しいようです。ここで一番大切なことは、あなたの執刀医が経験豊富かどうかということです。実際の医者の言葉で手術の経験豊富な医者は、安心できるが、経験を積んでない医者は失敗する可能性が高いとの事。医者も人間ですから経験を積まないと上手くはならない事は分かります。しかし、我々は実験材料にはなりたくないです。 がん患者の食事療法がん患者の食事療法とは、調べてみたら特にこれという決定的なものが見当たりません。全てのがんにいえますが野菜中心の食事にして、肉類は控えめにした方がいいとあります。これはがんの患者さんに限らず健康な人にもいえることです。「がんになる」とは、食事とストレスが一番影響する分けです。今まで、なに制限なく食べたい物を好きなだけ食べお酒も飲みたいだけ飲みタバコも好んでいた方が、がんになり食事もお酒もタバコも制限されるとなると、がんの不安だけでなく、好きな物を取り上げられることの方が辛いという方も多くいます。夜も眠れなくなり精神的ストレスも大きくうつ状態に陥ることもあります。しかし、冷静に対処して、この難関を乗り切らないと次の生きる道はありません。まずはストレス解消方法を探す事が第一です。それとがんの治療方法は、西洋医学だけではありません。漢方療法、代替療法、温熱療法など他にもいろいろあります。中でも、がんの患者さんの多くの方が、免疫力アップのために健康食品を試しているといわれています。 がん闘病私の友人ががんになり苦しい闘病生活を余儀なくされています。がん闘病生活の中での一番苦しいことは、やっぱり抗がん剤の副作用だとも言っていました。がんがリンパ節に転移しているとも聞いていたので、絶対に薬の治療もかかせないとも言っていましたが、本人は、薬だけの治療だけではなく免疫を上げるためにも健康食品を飲んでみたいとの本人の意思で何かいい健康食品がないかと探してみました。すると「沖縄のフコイダン」という健康食品に出会い薬と一緒に服用してみました。すると、その「沖縄のフコイダン」を薬と一緒に併用したら薬の副作用が出なくなり体調も良くかなり楽になったとも言っています。こんなに効果があるのであればとの事で私が一筆書くことにしました。がんでお困りの方がいましたら一つの情報としてお役に立てればと思っております。 がんの末期がんの末期=死というイメージがありますが、そんなことは絶対にないと思っています。なぜなら、がん細胞を持っているだけでは死なないのです。がん細胞の増殖をいかにして「くい止める」か、ということです。がん患者で薬の治療ができなければ代替療法とかの治療もあります。実際、私の知り合いで末期のがんになり別にも転移していますが、健康食品(ちなみに沖縄に
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しかないフコイダンドリンクというものです)を飲んで増殖を止め、今、現在でも元気に仕事している人もいます。がんになりもうダメだとあきらめたら負けです。がんに負けないよ
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うがんばりましょう。 がんの手術がんが早期で発見されれば、すぐに手術も家族の生計を担っているときには収入も途絶えることになり、任意の医療保険に加入しておくなどの用意
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がない場合には、大きな負担となることもあります。 医療費控除 高額の税金を支払っている患者の場合、確定申告などをすると医療費を控除でき、税金の払い戻しを受けることがで
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きます。医療費そのものだけでなく、通院費、入院時の差額ベッド代や食費、松葉杖などの補助器具の購入費も控除対象となるので、ガンの診療に関係する領収書はすべて保管してお
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くことが大切です。 家族のQOL(生活の質)を高めるためのヒントヒント1???ひとりでがんばらない家族の中の誰かがガンになると、他の家族は互いを気づかって、自分の率
日本脳腫瘍病理学会
直な気持ちをあまり口に出そうとしなくなります。そして、自分ひとりで何とかしようと思うようになります。家族に心配をかけたくないという理由で、実家の両親や友人などに実情
日本脳腫瘍病理学会
を伝えないという人も少なくないようです。それぞれ事情があることは分かりますが、ガン患者となった家族と力を合わせて闘病し、ガンと上手につき合い、乗り越えていくには、自
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分だけでがんばってはいけません。家族内でもときには甘え合って下さい。互いに自分の気持ちを率直に話し、抱き合って泣くことで気持ち
転移性脳腫瘍
膵臓癌」とは,一般に膵臓から発生したがんのこと指します.膵臓はちょうど胃の後ろにある長さ20cmほどの薄っぺらな臓器で,右側は十二指腸の内側に接して連続しており,左の端は脾臓につらなります.膵臓は全体でおたまじゃくしのような形をしており,右の方がふくらんだ形をしているので膵頭部と呼び,中央を膵体部,左端は細長くなっているので膵尾部とよびます.
膵臓の働きは主に2つあって,外分泌機能(膵液をつくること)と内分泌機能(血糖を調節するホルモンをつくること)です.膵液は膵臓の中に巡らされた膵管という細い管の中に分泌されます.細かい膵管は膵臓の中で川の流れのように集まり,主膵管という一本の管になり,肝臓から膵頭部の中へ入ってくる総胆管と合流し,十二指腸乳頭というところへ開口します.膵臓でつくられたホルモンには,血糖を下げるインスリンや血糖を上げるグルカゴンなどがあります.これらのホルモンは膵臓から血液の中に分泌されます.
膵臓癌の90%以上は外分泌細胞から発生します.とりわけ膵管を形作る内側の細胞から発生した膵臓癌を膵管がんとよびます.一般に「膵臓癌」といえばこの膵管がんのことをさします.内分泌細胞から発生する膵内分泌腫瘍とはもとの細胞も,症状や経過も全く異なります.これらは出来てきたもとの細胞の名前をとってインスリノーマ,グルカゴノーマなどとよばれ,普通,「膵臓癌」とは違ったものとしてとり扱います.
日本では毎年2万人以上の方が膵臓癌で亡くなります.膵臓癌は身体の奥深くにできるので,癌が発生しても見つけるのが非常に難しいのです.また,癌になる原因や習慣についてもよくわかっていません.さらに,早い段階では特徴的な症状もありません.
このような理由で,「膵臓癌」は胃がんや大腸がんのように早期のうちに見つかるということはほとんどなく,また癌とわかった時にはずいぶん進行していることが多いのです.
膵臓癌に特徴的な症状はあまりありません.病院を訪れる理由を調べますと,最も多いのは上腹部痛や胃のあたりの不快感,なんとなくお腹の調子がよくない,食欲がない,などという一般的な消化器症状です.この他に,体重の減少なども見られます.膵臓癌は背中が痛くなるとよく言われますが,必ずしもそうとは限りません.
このように症状は一般的な消化器症状ですので,膵臓癌でなくてもいろいろな理由でおこるものです.比較的特徴的なものとして黄疸があります.これは皮膚や白目が黄色くなったり,身体がかゆくなったり,尿の色が濃くなったりします.黄疸は,膵頭部にがんができて,胆管がつまった時におこるのですが,癌以外でも胆石や肝炎などが原因になります.
膵臓癌に限らず,一般的な消化器症状で病院を訪れた方には,まず超音波検査や内視鏡?胃のレントゲン検査などを行って,消化器の病気がないかどうか調べます.
超音波検査では膵臓の観察ができますので,異常があれば次の検査に進みます.また,超音波では異常がはっきりしない場合も,症状や血液検査の結果で,膵臓や胆管などに病気のある可能性があれば,CT検査やMRI検査などを施行します.
ERCPという検査を行う場合もあります.最近では,MRIを利用してERCPと類似した情報を得ることができますので,ERCPは行わないことがあります.
血管造影が必要なこともあります.これは,足のつけ根の動脈から細い管を差し込んで,膵臓やその周辺に向かう動脈に造影剤を流し,血管の構造や病気による変化を調べるものです.最近では,造影CTで血管造影と類似した情報を得ることができますので, 血管造影は行わないことがあります.
黄疸のある場合には,超音波検査で胆管がつまっているかどうかを確認し,胆管がつまって太くなっている場合(閉塞性黄疸)には,超音波で観察しながら肝臓の中の胆管に針を刺し,これを利用して細い管を胆管の中に入れます.この管から造影剤を注入すると胆管がどこでつまっているかわかります.これをPTCといいます.また,この管をそのまま留置し胆汁を外に誘導して黄疸を治療することをPTCDといいます.PTCDを行っても黄疸が治るまでには時間がかかりますので,その間に他の検査を行います.
膵臓癌がどの程度進んでいるかをあらわすには病期(ステージ)というものが使われます.これは膵臓癌を診療する人々の共通語のようなもので,治療の判断をするときや情報を交換するときに同じ観点で考えることができるように設定されたものです.
病期の決め方には日本膵臓学会が定めた「膵癌取扱い規約」と,米国やEU諸国を中心に国際的に使われているUICC分類があります.日本の病院では通常,日本膵臓学会の膵癌取扱い規約に従って情報を記載しています.
I期
膵臓癌の大きさが2cm以下で膵臓の内部に限局しており,リンパ節転移がない.
II期
大きさが2cm以下で膵臓の内部に限局しているが,第1群のリンパ節転移がある.
または,大きさが2cm以上あるががんは膵臓の内部にとどまっており,リンパ節転移がない.
III期
大きさが2cm以下で膵臓の内部に限局しているが,第2群のリンパ節転移がある.
または,大きさが2cm以上あるががんは膵臓の内部にとどまっており,第1群までのリンパ節転移がある.
または,がんは膵臓の外へ少し出ているが,リンパ節転移はないか,第1群までに限られている.
IVa期
膵臓癌は膵臓の外へ少し出ており,第2群のリンパ節転移がある.
または,がんが膵臓周囲の血管におよんでいるがリンパ節転移はないか,第1群までに限られている.
IVb期
がんが膵臓周囲の血管におよんでおり,第2群のリンパ節転移がある.
または第3群のリンパ節転移があるか,離れた臓器に転移がある.
I期
膵臓癌が膵臓の内部にとどまっており,リンパ節転移はない.
II期
膵臓癌は膵臓の周りにおよんでいるが,膵臓周囲の重要な血管にはおよばず,リンパ節転移はないか,第1群までに限られている.
III期
癌が膵臓周囲の重要な血管におよんでいるが,離れた臓器には転移がない.
IV期
膵臓から離れたところに転移がある.
膵臓癌の治療法としては,外科手術,放射線治療,化学療法の3つがあります.癌の病期と全身状態を考慮して,治療法を選択し,あるいは組み合わせた治療を行います.
外科手術は癌のあるところを切除する治療です.手術法は膵臓癌のできている場所によって異なります.膵頭部にがんがある場合は,膵臓の頭部から体部の一部にかけて,十二指腸,小腸の一部,胆嚢,胆管および場合により胃の一部を切除する膵頭十二指腸切除術を行います.膵尾部にがんがある場合には,膵臓の体部?尾部と脾臓を切除する膵体尾部切除術を行います.
膵全摘という膵頭十二指腸切除と尾側膵切除を一緒にしたような手術がありますが,膵臓癌でこの術式の適応になる方はまれです.
膵臓癌の病期によってはがんを切除できない場合もあります.この時は,十二指腸などがつまって食事がとれなくなるのを防ぐために胃と腸をつないだり,黄疸が出ないようにするために胆管と腸をつないだりするバイパス手術を行うことがあります.
放射線療法は放射線を患部に照射してがん細胞を制御する治療です.通常は身体の外から放射線を照射しますが,手術中に膵臓癌だけに放射線を照射する術中照射という方法もあります.
化学療法は抗がん剤でがん細胞を制御する治療です.通常は抗がん剤を点滴して全身に行き渡るようにする全身化学療法を行います.この方法は,膵臓以外の転移病巣にも効果が期待できるという利点がありますが,副作用にも注意しなければなりません.
その他の治療方法として,温熱療法や免疫療法などが知られていますが,いずれもはっきりした効果は確認できていません. 最近では遺伝子治療や粒子線(荷電重粒子線)治療など,新しい手段による治療が試みられています.これらはいずれも安全性や効果について検討する臨床試験の段階であり,標準治療(通常の治療)ではありません.
どのような治療を行うかは,膵臓癌の病期と全身状態によって選択されます.癌が膵臓あるいはその近辺に限局している場合は,切除手術あるいは手術を中心とした集学的治療を行います.癌の範囲は限局しているけれども切除できない理由がある場合には,化学療法か放射線療法と化学療法の組み合わせなどが行われます.バイパス手術を組み合わせることもあります.がんが広い範囲にある場合には抗がん剤による治療を行います.全身状態があまりよくないため,患者さんの負担が大きすぎると考えられる場合には,痛みのコントロールや栄養の管理など対症療法を中心とした治療を行います. ■すい臓がん予防法
すい臓がんの原因はいまだ不明な点が多いため、はっきりとした予防法はないといえる。
そのため、まずは定期的な検査による早期発見が重要である。
定期検査以外ですい臓がんを予防する方法としては、現在すい臓がんの原因として考えられている健康的な生活習慣、特に食生活の改善もおすすめしたい。
タバコも発がん性物質であるといわれているため、できるだけ喫煙を止めること。また、ストレスをためこまないように適度な運動を行い、規則正しい生活を心がけよう。
すい臓がんに関係があるとされる食生活の欧米化、高たんぱく?高脂肪食?高塩分食は避け、栄養価の高い食品を選ぶことも大切である。
抗酸化酵素の材料となる良質のたんぱく質を多く含む食品と酵素を補助するミネラルを多く含む食品を摂る。
また、近年がんの発生要因とされている「活性酸素」を抑える物質を多く 含む食品を摂る。抗酸化物質(抗酸化力のあるビタミンA?β―カロチン?C?E?B群やポリフェノール、カロチノイド、イソフラボンなど)を多く含む食品としては緑黄色野菜?果物などがある
■すい臓がんの症状
すい臓がんが早期に発見されにくい理由は、自覚症状がなかなか現れなず、また、すい臓がん特有の特徴的な症状がないためです。
すい臓がんの症状として共通しているのが、胃のあたりや背中が重苦しい、お腹の調子がよくない、食欲不振やだるさ、体重の減少などがあるが、いずれもすい臓がん特有の症状ではなく、胃腸の調子が悪い程度のもので見過ごしてしまいがちである。
すい臓がんがある程度進行すると、はっきり黄疸が出たり、腹痛も強くなり、背中や腰に痛みが走り、体重の減少といった症状もみられるようになる。
すい臓がんが糖尿病を併発するということはあるため、糖尿病との関係についても注意が必要。そのため、最近、糖尿病の症状が出てきたという人、あるいは、かねてからの糖尿病が急に悪くなってきたという人などは、早めにすい臓がんの検査を受けてみることをおすすめします。2.膵臓がんとは?
膵臓癌はそれほど頻度の多い病気ではありませんが,日本人の癌による死因をみると第 5位に位置しています.膵臓癌にもいろいろの種類がありますが,その中でも最も多い膵癌 は,進行や転移を起こしやすく悪性度の高い癌です.膵臓は腹腔(おなかの中)でももっとも 奥底にある臓器で,癌ができても大きくなるまで症状がでにくいこと,胃や大腸のような内視 鏡検査ができないことなど,癌を早期に発見できないことも,他の癌と比べて治療成績
転移性脳腫瘍
が悪 い原因といわれています.
3.早期診断は可能か?
転移性脳腫瘍
癌が小さく症状のでない間に診断することを早期診断といいます.例えば,胃癌ですと胃 カメラで胃粘膜を観察する,大腸癌では便に血液の痕跡が混じっているかどうかを検査す
転移性脳腫瘍
る,肝臓癌ではウイルス性肝炎や肝硬変などの癌になりやすい患者さんを定期的に検査す るなど,いろいろな方法が開発されています.ところが膵臓癌では決定的な早期診断法は みつ
転移性脳腫瘍
かっていません. いろいろな症状,たとえば腹痛?黄疸?体重減少?糖尿病などを見の がさずに,一般的な症状を起こす多くの病気の中から膵臓癌を正しく診断することが,最良 の
転移性脳腫瘍
方法です.いったん膵臓癌が疑われた場合には,いろいろな精密検査法があり,現状で も,的確に診断する能力は十分高いと思います.すなわち,まずは膵臓癌を疑うことが大切 で,
転移性脳腫瘍
消化器内科医(おなかの専門家)できっちりと調べてもらうことから早期診断が始まると 思います.
転移性脳腫瘍
4.膵臓がんの診断法
膵臓腫瘍の治療方針を決定するためには,膵臓腫瘍の局在?良性悪性の鑑別診断?腫 瘍の膵
転移性脳腫瘍
周囲進展度?肝臓などの遠隔臓器への転移の有無などを,正確に診断する必要が ある.我々は核医学科と共同で様々な画像診断法を駆使して診断している.
膵臓の働きは主に2つあって,外分泌機能(膵液をつくること)と内分泌機能(血糖を調節するホルモンをつくること)です.膵液は膵臓の中に巡らされた膵管という細い管の中に分泌されます.細かい膵管は膵臓の中で川の流れのように集まり,主膵管という一本の管になり,肝臓から膵頭部の中へ入ってくる総胆管と合流し,十二指腸乳頭というところへ開口します.膵臓でつくられたホルモンには,血糖を下げるインスリンや血糖を上げるグルカゴンなどがあります.これらのホルモンは膵臓から血液の中に分泌されます.
膵臓癌の90%以上は外分泌細胞から発生します.とりわけ膵管を形作る内側の細胞から発生した膵臓癌を膵管がんとよびます.一般に「膵臓癌」といえばこの膵管がんのことをさします.内分泌細胞から発生する膵内分泌腫瘍とはもとの細胞も,症状や経過も全く異なります.これらは出来てきたもとの細胞の名前をとってインスリノーマ,グルカゴノーマなどとよばれ,普通,「膵臓癌」とは違ったものとしてとり扱います.
日本では毎年2万人以上の方が膵臓癌で亡くなります.膵臓癌は身体の奥深くにできるので,癌が発生しても見つけるのが非常に難しいのです.また,癌になる原因や習慣についてもよくわかっていません.さらに,早い段階では特徴的な症状もありません.
このような理由で,「膵臓癌」は胃がんや大腸がんのように早期のうちに見つかるということはほとんどなく,また癌とわかった時にはずいぶん進行していることが多いのです.
膵臓癌に特徴的な症状はあまりありません.病院を訪れる理由を調べますと,最も多いのは上腹部痛や胃のあたりの不快感,なんとなくお腹の調子がよくない,食欲がない,などという一般的な消化器症状です.この他に,体重の減少なども見られます.膵臓癌は背中が痛くなるとよく言われますが,必ずしもそうとは限りません.
このように症状は一般的な消化器症状ですので,膵臓癌でなくてもいろいろな理由でおこるものです.比較的特徴的なものとして黄疸があります.これは皮膚や白目が黄色くなったり,身体がかゆくなったり,尿の色が濃くなったりします.黄疸は,膵頭部にがんができて,胆管がつまった時におこるのですが,癌以外でも胆石や肝炎などが原因になります.
膵臓癌に限らず,一般的な消化器症状で病院を訪れた方には,まず超音波検査や内視鏡?胃のレントゲン検査などを行って,消化器の病気がないかどうか調べます.
超音波検査では膵臓の観察ができますので,異常があれば次の検査に進みます.また,超音波では異常がはっきりしない場合も,症状や血液検査の結果で,膵臓や胆管などに病気のある可能性があれば,CT検査やMRI検査などを施行します.
ERCPという検査を行う場合もあります.最近では,MRIを利用してERCPと類似した情報を得ることができますので,ERCPは行わないことがあります.
血管造影が必要なこともあります.これは,足のつけ根の動脈から細い管を差し込んで,膵臓やその周辺に向かう動脈に造影剤を流し,血管の構造や病気による変化を調べるものです.最近では,造影CTで血管造影と類似した情報を得ることができますので, 血管造影は行わないことがあります.
黄疸のある場合には,超音波検査で胆管がつまっているかどうかを確認し,胆管がつまって太くなっている場合(閉塞性黄疸)には,超音波で観察しながら肝臓の中の胆管に針を刺し,これを利用して細い管を胆管の中に入れます.この管から造影剤を注入すると胆管がどこでつまっているかわかります.これをPTCといいます.また,この管をそのまま留置し胆汁を外に誘導して黄疸を治療することをPTCDといいます.PTCDを行っても黄疸が治るまでには時間がかかりますので,その間に他の検査を行います.
膵臓癌がどの程度進んでいるかをあらわすには病期(ステージ)というものが使われます.これは膵臓癌を診療する人々の共通語のようなもので,治療の判断をするときや情報を交換するときに同じ観点で考えることができるように設定されたものです.
病期の決め方には日本膵臓学会が定めた「膵癌取扱い規約」と,米国やEU諸国を中心に国際的に使われているUICC分類があります.日本の病院では通常,日本膵臓学会の膵癌取扱い規約に従って情報を記載しています.
I期
膵臓癌の大きさが2cm以下で膵臓の内部に限局しており,リンパ節転移がない.
II期
大きさが2cm以下で膵臓の内部に限局しているが,第1群のリンパ節転移がある.
または,大きさが2cm以上あるががんは膵臓の内部にとどまっており,リンパ節転移がない.
III期
大きさが2cm以下で膵臓の内部に限局しているが,第2群のリンパ節転移がある.
または,大きさが2cm以上あるががんは膵臓の内部にとどまっており,第1群までのリンパ節転移がある.
または,がんは膵臓の外へ少し出ているが,リンパ節転移はないか,第1群までに限られている.
IVa期
膵臓癌は膵臓の外へ少し出ており,第2群のリンパ節転移がある.
または,がんが膵臓周囲の血管におよんでいるがリンパ節転移はないか,第1群までに限られている.
IVb期
がんが膵臓周囲の血管におよんでおり,第2群のリンパ節転移がある.
または第3群のリンパ節転移があるか,離れた臓器に転移がある.
I期
膵臓癌が膵臓の内部にとどまっており,リンパ節転移はない.
II期
膵臓癌は膵臓の周りにおよんでいるが,膵臓周囲の重要な血管にはおよばず,リンパ節転移はないか,第1群までに限られている.
III期
癌が膵臓周囲の重要な血管におよんでいるが,離れた臓器には転移がない.
IV期
膵臓から離れたところに転移がある.
膵臓癌の治療法としては,外科手術,放射線治療,化学療法の3つがあります.癌の病期と全身状態を考慮して,治療法を選択し,あるいは組み合わせた治療を行います.
外科手術は癌のあるところを切除する治療です.手術法は膵臓癌のできている場所によって異なります.膵頭部にがんがある場合は,膵臓の頭部から体部の一部にかけて,十二指腸,小腸の一部,胆嚢,胆管および場合により胃の一部を切除する膵頭十二指腸切除術を行います.膵尾部にがんがある場合には,膵臓の体部?尾部と脾臓を切除する膵体尾部切除術を行います.
膵全摘という膵頭十二指腸切除と尾側膵切除を一緒にしたような手術がありますが,膵臓癌でこの術式の適応になる方はまれです.
膵臓癌の病期によってはがんを切除できない場合もあります.この時は,十二指腸などがつまって食事がとれなくなるのを防ぐために胃と腸をつないだり,黄疸が出ないようにするために胆管と腸をつないだりするバイパス手術を行うことがあります.
放射線療法は放射線を患部に照射してがん細胞を制御する治療です.通常は身体の外から放射線を照射しますが,手術中に膵臓癌だけに放射線を照射する術中照射という方法もあります.
化学療法は抗がん剤でがん細胞を制御する治療です.通常は抗がん剤を点滴して全身に行き渡るようにする全身化学療法を行います.この方法は,膵臓以外の転移病巣にも効果が期待できるという利点がありますが,副作用にも注意しなければなりません.
その他の治療方法として,温熱療法や免疫療法などが知られていますが,いずれもはっきりした効果は確認できていません. 最近では遺伝子治療や粒子線(荷電重粒子線)治療など,新しい手段による治療が試みられています.これらはいずれも安全性や効果について検討する臨床試験の段階であり,標準治療(通常の治療)ではありません.
どのような治療を行うかは,膵臓癌の病期と全身状態によって選択されます.癌が膵臓あるいはその近辺に限局している場合は,切除手術あるいは手術を中心とした集学的治療を行います.癌の範囲は限局しているけれども切除できない理由がある場合には,化学療法か放射線療法と化学療法の組み合わせなどが行われます.バイパス手術を組み合わせることもあります.がんが広い範囲にある場合には抗がん剤による治療を行います.全身状態があまりよくないため,患者さんの負担が大きすぎると考えられる場合には,痛みのコントロールや栄養の管理など対症療法を中心とした治療を行います. ■すい臓がん予防法
すい臓がんの原因はいまだ不明な点が多いため、はっきりとした予防法はないといえる。
そのため、まずは定期的な検査による早期発見が重要である。
定期検査以外ですい臓がんを予防する方法としては、現在すい臓がんの原因として考えられている健康的な生活習慣、特に食生活の改善もおすすめしたい。
タバコも発がん性物質であるといわれているため、できるだけ喫煙を止めること。また、ストレスをためこまないように適度な運動を行い、規則正しい生活を心がけよう。
すい臓がんに関係があるとされる食生活の欧米化、高たんぱく?高脂肪食?高塩分食は避け、栄養価の高い食品を選ぶことも大切である。
抗酸化酵素の材料となる良質のたんぱく質を多く含む食品と酵素を補助するミネラルを多く含む食品を摂る。
また、近年がんの発生要因とされている「活性酸素」を抑える物質を多く 含む食品を摂る。抗酸化物質(抗酸化力のあるビタミンA?β―カロチン?C?E?B群やポリフェノール、カロチノイド、イソフラボンなど)を多く含む食品としては緑黄色野菜?果物などがある
■すい臓がんの症状
すい臓がんが早期に発見されにくい理由は、自覚症状がなかなか現れなず、また、すい臓がん特有の特徴的な症状がないためです。
すい臓がんの症状として共通しているのが、胃のあたりや背中が重苦しい、お腹の調子がよくない、食欲不振やだるさ、体重の減少などがあるが、いずれもすい臓がん特有の症状ではなく、胃腸の調子が悪い程度のもので見過ごしてしまいがちである。
すい臓がんがある程度進行すると、はっきり黄疸が出たり、腹痛も強くなり、背中や腰に痛みが走り、体重の減少といった症状もみられるようになる。
すい臓がんが糖尿病を併発するということはあるため、糖尿病との関係についても注意が必要。そのため、最近、糖尿病の症状が出てきたという人、あるいは、かねてからの糖尿病が急に悪くなってきたという人などは、早めにすい臓がんの検査を受けてみることをおすすめします。2.膵臓がんとは?
膵臓癌はそれほど頻度の多い病気ではありませんが,日本人の癌による死因をみると第 5位に位置しています.膵臓癌にもいろいろの種類がありますが,その中でも最も多い膵癌 は,進行や転移を起こしやすく悪性度の高い癌です.膵臓は腹腔(おなかの中)でももっとも 奥底にある臓器で,癌ができても大きくなるまで症状がでにくいこと,胃や大腸のような内視 鏡検査ができないことなど,癌を早期に発見できないことも,他の癌と比べて治療成績
転移性脳腫瘍
が悪 い原因といわれています.
3.早期診断は可能か?
転移性脳腫瘍
癌が小さく症状のでない間に診断することを早期診断といいます.例えば,胃癌ですと胃 カメラで胃粘膜を観察する,大腸癌では便に血液の痕跡が混じっているかどうかを検査す
転移性脳腫瘍
る,肝臓癌ではウイルス性肝炎や肝硬変などの癌になりやすい患者さんを定期的に検査す るなど,いろいろな方法が開発されています.ところが膵臓癌では決定的な早期診断法は みつ
転移性脳腫瘍
かっていません. いろいろな症状,たとえば腹痛?黄疸?体重減少?糖尿病などを見の がさずに,一般的な症状を起こす多くの病気の中から膵臓癌を正しく診断することが,最良 の
転移性脳腫瘍
方法です.いったん膵臓癌が疑われた場合には,いろいろな精密検査法があり,現状で も,的確に診断する能力は十分高いと思います.すなわち,まずは膵臓癌を疑うことが大切 で,
転移性脳腫瘍
消化器内科医(おなかの専門家)できっちりと調べてもらうことから早期診断が始まると 思います.
転移性脳腫瘍
4.膵臓がんの診断法
膵臓腫瘍の治療方針を決定するためには,膵臓腫瘍の局在?良性悪性の鑑別診断?腫 瘍の膵
転移性脳腫瘍
周囲進展度?肝臓などの遠隔臓器への転移の有無などを,正確に診断する必要が ある.我々は核医学科と共同で様々な画像診断法を駆使して診断している.
脳腫瘍乳幼児
独立行政法人放射線医学総合研究所では、炭素を使った重粒子(重イオン)線治療が行われていて、2003年10月に高度先進医療として認可されました。これら粒子線治療は、国内でも今後さらに数ヵ所での建設が計画されています。 これらの治療法の対象は小さな病巣で、おおむね3cm以下の病巣が良い適応とされています。この治療は脳の病巣の治療方法としては、動静脈奇形、原発性良性脳腫瘍、転移性脳腫瘍、手術的操作が難しい頭蓋底腫瘍(とうがいていしゅよう)等に応用されています。脳以外の病巣への応用としては、後述のように頭頸部や肺の病巣(肺がんや転移性肺がん)に応用され、他の部位に対しても検討がはじまっています。 この治療が個々のケースに適しているかどうかは十分検討する必要がありますので、主治医および放射線腫瘍医にご相談ください。1.ガンマナイフによる定位放射線照射 ガンマナイフとは、201個のコバルト線源をヘルメット状の照射ヘッドに半球状に配置した放射線照射装置です。おのおのの線源から放出される放射線(ガンマ線)がヘルメット内の小さな穴を通過することでペンシル状のビームとなり、小領域に集まるように設計されています。このようにして、多方向から一点に高線量の放射線を集中させることができます。 治療法は、「レクセルのフレーム」という金属の枠を4本のネジでがっちりと頭蓋骨に固定した状態で CTや血管造影等の画像検査を行い、放射線を照射する部位を決め、その部位に正確に照射できるようにガンマナイフの照射ヘッドをセットするという手順になります。 この原理を提唱したスウェーデンの脳外科医レクセルは、脳外科手術の延長として考案したので、この治療法を放射線手術装置の名をガンマナイフ(ガンマ線でナイフのように切れる)と呼ぶようになりました。 ガンマナイフは主に動静脈奇形、聴神経鞘腫(ちょうしんけいしょうしゅ)をはじめとする脳内の小さな良性病変を治療し、優れた成績をあげています。最も多く治療されている動静脈奇形については、この治療が徐々に脳循環の状態を変えるため、外科療法や異常血管塞栓療法(いじょうけっかんそくせんりょうほう)に比べて危険性は少なく、おおよそこの治療を受けた90%の患者さんで有効性を認めています。近年の画像診断やコンピュータの技術進歩により、複雑な形状の病巣に対しても治療が可能になり、現在は転移性脳腫瘍などがんの治療にも応用されています。わが国では、平成8年4月1日に保険適用になっています。2.リニアックを用いた定位放射線照射ガンマナイフによる治療は線量の集中性がよく、優れた治療成績をあげました。これを参考にして、一般の病院にすでに普及した放射線治療装置である直線加速器(リニアック)を用いて、病巣に放射線を集中させる治療を行う試みが開発されました。実際にはこの治療は、1980年代になってから主として動静脈奇形を対象にはじめられ、1980年代後半には、一部の施設でがんの治療にも行われるようになってきました。 この治療方法は、リニアックを回転させながら放射線を照射することと治療ベッドの回転を組み合わせる方法など、さまざまな方法が開発され、ガンマナイフと同等の放射線集中効果を得ることができます。この方法を可能にしたのは、種々の画像診断の技術が向上したことに加え、放射線治療の精度や、放射線の照射量の計算などを行うコンピュータ技術の進歩によるものです。この治療技術はアメリカで1990年代になって急速に普及し、脳動静脈奇形、聴神経鞘腫等の良性疾患だけでなく、転移性脳腫瘍、原発性悪性脳腫瘍の一部にも適用されています。わが国では、頭蓋内腫瘍を含む頭頸部腫瘍および脳動脈奇形に対して、平成10年4月1日に保険適用となっています。 国立がんセンターでは1991年7月以来、全国に先駆けて独自にこのシステムを開発し、スマート遺伝子も明らかとなってきました。最近では、さらにがん特異的抗原の中でHLAに結合しやすいペプチドや、がん特異的抗原そのものを用いた新しい免疫療法が行われるようになってきました。先に述べたような樹状細胞を用いてがんに特異的なキラーT細胞を誘導する方法や、がん特異抗原あるいはそのペプチドを、免疫反応を増強させる補助物質(アジュバントと呼びます)とともに皮下に投与する治療法もあります。 [効果]主に、悪性黒色腫を対象にしています。がん特異的抗原による治療によって、肺にあった転移巣が消失した例や、IL-2の併用によってがんが消失した例等が報告されています。しかし、臨床的有用性に関する結論はまだ得られていない状況です。 [問題点]がん特異的抗原ペプチドはHLAクラスIによって提示されるために、HLAクラスIを発現していないがんに対しては効果が期待できません。免疫反応の主役的な役割を果たしているT細胞が抗原を認識するには、抗原をT細胞に提示する機能を持った抗原提示細胞と呼ばれる細胞が必要です。この抗原提示細胞の表面には、主要組織適合性抗が提示されます。ヒトの場合は、これを特にヒト白血球抗原(Human Leukocyte Antigen:HLA)と呼び、大きく分けてクラスI(HLA-A、B、C)とクラスII(HLA-DR、DP、DQ)があります。また、HLAは他人からの臓器移植の生着率に影響します。このHLAに抗原がペプチド(アミノ酸がいくつか結合したもの)の形で結合し、T細胞に提示されると、T細胞はその表面にあるT細胞レセプターと呼ばれる受容体(抗原とぴったり凹凸が合致するようになっている)によって、これは抗原だと認識します。ただし、T細胞が活性化するにはこれだけでは不十分で、抗原提示細胞上にあるいくつかの補助分子(細胞表面に存在し、細胞と細胞の接着に関与する分子や細胞内に刺激を伝える分子等)を介する作用が必要となります。すべての条件がそろうと、例えばHLAクラスIに結合した抗原ペプチドは、特にCD8陽性T細胞と呼ばれるT細胞に提示され、これを認識したT細胞は、活性化してキラーT細胞に変身します。また、HLAクラスIIに結合したペプチドはCD4陽性T細胞に提示され、ヘルパーT細胞を活性化させます。抗原提示細胞としては、マクロファージ、B細胞、あるいは樹状細胞(Dendritic Cell:DC)がありますが、その中でも特に樹状細胞は、最も強い抗原提示機能を持っています。 また、HLAの種類によって結合するペプチドが限られているために、特定のHLAを持つ患者さんにしか使用できないという問題点があります。4.サイトカイン療法 サイトカインは、免疫を担当する細胞がつくる物質です。免疫応答を調整するものや、免疫担当細胞を活性化、あるいは増殖させる作用のあるもの等があります。また、直接がん細胞を殺傷する作用を持つものもあります。 1」インターロイキン2(Interleukin-2:IL-2)によるサイトカイン療法IL-2は、T細胞を増殖させる物質として最初に発見されました。しかしそれだけでなく、ナチュラルキラー細胞ががん細胞を破壊する作用を強めることも明らかとなっています。 このような効果を期待し、IL-2によるがん治療が試みられてきました。 実際には、IL-2を直接患者さんに投与し、生体内でがん細胞を殺傷する作用を高めようとする試みと、患者さんのリンパ球を生体外でIL-2とともに培養して、がん細胞を殺傷する能力のあるLAK細胞を誘導して体内に戻す方法があります(これは項で既に述べました)。また、LAK細胞とIL-2を併用する治療法も試みられています。 悪性黒色腫や、腎がんを対象として行われてきました。IL-2単独あるいはLAK細胞と併用することにより、若干の効果が認められたとの報告があります。 大量のIL-2をがんの患者さんに持続的に投与するIL-2単独療法は、がん性胸膜炎などへの局所投与や、悪性血管内皮腫等で有用性を示唆する成績が得られています。 副作用として、IL-2の投与量によって血管壁の透過性の増進(血管から体液が漏れることです)による体液貯留と臓器機能不全、体重増加、低血圧、肺浮腫(はいふしゅ)、呼吸困難等があり、重篤(じゅうとく)な場合は死亡例の報告もあります。(4) 悪性線維性組織球種
軟部肉腫の中ではもっとも多い肉腫です。中年以降に多く、高齢者の軟部肉腫の大部分を占めます。この中でも悪性度の高いものから低いものがあります。
(5) 横紋筋肉腫
小児に多く発生する腫瘍で、リンパ節転移や肺転移の頻度も高い腫瘍です。
悪性度が高く、化学療法と切除手術を行います。特に小児では化学療法の効果が高いため、比較的長期にわたり化学療法を行ってから切除します。
6) 悪性末梢神経鞘腫瘍
手術前より抗がん剤治療を行うのが標準的です。
(7) 滑膜肉腫
関節の近くに多く発生しますが、関節そのものには発生しません。悪性度は高く、早期治療が望ましいものです。
(8) 血管肉腫?血管外皮腫
血管から発生する腫瘍で、骨にも軟部組織にも発生します。悪性度が高く、化学療法は一般的にあまり効果がありませんが、放射線治療は有効な場合があります。手術は骨肉腫と同様です。
どうすればがんを克服することができるのか?
医療の進歩がうたわれている今日においてもこの難問への取り組みは、西洋医学、東洋医学を問わず、いまだに世界中で議論が続いています。
現状では「がん」に対して100%効果がある特効薬はまだみつかっていません
私たちはこれまで10年以上にわたり「東洋医学からのがんの治療法」を提唱し続けております。東洋医学のがんに対する治療法をひと言で言うとすれば、「病気ではなく病人に対する治療」ということになります。
西洋医学による「がん治療」
他にもガンの種類によって様々な「治療法」が有りますが、これらはどれもがん細胞を切除、消滅させることが、その目標です
ですから、がんという病気に侵されていない部位については基本的に無関心です。その意味で「病気に対しての治療法」といえるでしょう。
抗がん剤の目的はがん細胞を消すことが第一目的であり、強い副作用が幾つ出たとしても、延々と「熱が出たら解熱剤。痛みが出たら鎮痛剤…。」といった対症療法を繰り返す他はありません。
東洋医学による「がん治療」
東洋医学による「がん治療」は、東洋医学では上記の西洋医学に対して「病人の治療」を念頭に考えます。病人の体全体を、トータルにとらえるのです。
そしてまず体力があるかないか、食欲があるかどうかに注目し体力、食欲がない場合は第
効果も期待され、従来の治療法と併用した臨床試験も検討されています。 [効果、副作用、問題点]樹状細胞療法は欧米でも前立腺がん、悪性リンパ腫、悪性黒色腫等で臨床試験がはじまったばかりです。一部の患者さんでがんの縮小を認めたとの報告がありますが、今のところその効果と副作用についての評価は定まっていません。また、患者さん自身に対して不利益な免疫反応を引き起こす可能性が指摘されています。3.ワクチン療法1)腫瘍細胞ワクチン患者さんのがん細胞そのものを破壊したり、あるいは殖えないように処理してから本人に接種し、がんに対する特異的な免疫を誘導する治療法です。しかし、がん細胞のみではT細胞の活性化に必須である分子が存在しないので、がん特異的抗原に対する免疫反応の誘導が十分に行われない可能性があります。最近では、がん細胞に免疫反応に必要な補助分子などの遺伝子やサイトカインの遺伝子を導入し、治療に用いる試みが行われています(項を参照してください)。2)がん特異的抗原ペプチドによる免疫療法患者さん本人の免疫ががんを排除できるかどうかは、長い間わかりませんでした。しかし、TIL中にがんを認識するキラーT細胞が存在することが明らかになり、続いて、このキラーT細胞が認識することのできるがん細胞に特異的な抗原のあることが明らかになりました。現在までに、数十種類のがん特異的抗原が見つかっていて、その
早期発見の難しい癌
肺がんは早期発見すれば高い確率で治るがんであるにもかかわらず、治りにくいがんの代表のようにいわれています。
それは、肺がんのなかでも約半分を占める腺がんには、ほとんど自覚症状がないため、早期発見が難しいからです。
肺癌は、検診等で偶然撮影した、あるいは何か症状があって撮影した胸部レントゲン写真?CTで異常影が認められ、疑われることが多く、早期の段階での発見が難しいと言われています。また、かぜと症状が似ているために、本人自身が放置してしまう場合がみられます。
手術できる割合が低い癌
肺がんは、診断されたときに小さな腫瘍でも、進行癌が多いので、手術ができるのは10-15%と少ない癌です。
非小細胞がん?抗がんの効き難い癌
非小細胞がんでは小細胞がんに比べ抗がん剤の効果が低く、抗がん剤のみでがんが治癒することは稀です。
非小細胞癌3?4期では放射線療法は難しい
水があったり、半分以上癌が広がっている場合、放射線治療を行うことが難しくなります。それは、間質性肺炎を起こす危険が高いからです。また、肺がんの中で一番多くを占めている腺がんは、放射線の感受性が悪く、大きな効果は期待できません。
非小細胞癌の6-7割は手術不能
非小細胞癌の6-7割は、すでに手術不能の段階で発見されます。手術適応になる人は、そう多くはありません。
また、術後の5年生存率は、術後病期で見て1期:80%、2期:60%、3期:40%、4期:10%未満です。
転移しやすく、再発率の高い癌
早期の発見し難いばかりではなく、他の臓器や骨に転移が多く見られる癌です。また、幸いに手術ができたとしても、再発率の高い癌です。手術後で約2割に局所再発、5~6割に遠隔転移が見られるほどです。
転移のルート
肺がんの特色は、いろいろな臓器に遠隔転移(がん細胞が血液に入って流れて行き、離れた臓器に転移をつくること)をおこしやすいことです。肺がんが遠隔転移をおこしやすい臓器は肺、脳、骨、肝臓、副腎などが代表的です。
腫瘍が小さいうちは症状がありません
腫瘍がある程度大きくなると血尿やわき腹の疼痛などが出てきます。
血尿は自然に止まることもよくありますが、血尿が止まっていても病状は進行するのが一般的です。
外科手術によって腎臓を摘出する方法が中心です
腎臓は二つあり。片方を取り去っても残りが機能します。ただし残る腎臓に障害がある場合、病巣部とその周囲だけを部分的に取り去ることもあります。
それぞれのグリオーマの悪性度によってもグレード1から4まで(高いほど悪性)分類されるため、グリオーマ一つをとっても、実に様々な病理診断が下されることになります。病理診断は手術によって摘出した腫瘍組織を薄い切片にして、様々な染色法を加えて病理専門医が決定します。治療はこの病理診断に基づいて成されるため極めて重要です。
小脳には胎生期の未分化な神経上皮細胞、すなわち神経細胞と神経膠細胞に分かれる前の細胞が存在し、その細胞からは髄芽腫(ずいがしゅ)が発生します。一方、松果体部や神経-下垂体部には、非常に未熟な胚細胞(はいさいぼう)が存在し、それから胚細胞腫が発生します。胚細胞腫には様々な種類の腫瘍が含まれており治療に対する反応も異なります。下垂体の周囲には、下垂体腺腫や頭蓋咽頭腫(ずがいいんとうしゅ)というような腫瘍も発生します。グリオーマ、髄芽腫、胚細胞腫に関してはそれぞれ先生、先生、先生からお話があります。
脳腫瘍は細胞の起源により大きく分類を示されます(図2)。脳が形成される過程の非常に早い時期に存在する神経上皮細胞から分類に示す様々な細胞が分化します。
グリオーマと髄芽腫は、いずれも神経上皮系腫瘍に分類されますが、髄芽腫はより未熟な細胞に由来します。分類2以下の腫瘍も様々な種類の腫瘍に細分類されることから、脳腫瘍の組織分類は膨大なものになるため、ここにはその一部を示すにとどめます。
小児脳腫瘍の種類と発生頻度は、グリオーマの中の星細胞系腫瘍の頻度が最も高く、髄芽腫、胚細胞腫がそれに続きます(図3)。この3種類の腫瘍は、小児期に頻度が高い腫瘍であるということに加えて、外科的治療以外に化学療法や放射線治療など、複数の専門家による集学的治療が必要であるという特徴を有します。
5. 脳腫瘍の症状 脳腫瘍の症状は3つに大別されます。
(1) 頭蓋内圧亢進症状:脳腫瘍が大きくなったり水頭症を来したために、脳圧が上昇することによって生じる、頭痛、嘔吐、意識障害などの症状を、頭蓋内圧亢進症状といいます。頭蓋内に腫瘍が発育するにつれて、脳にかかる圧は上昇していきますが、頭蓋内圧上昇は一様ではありません。腫瘍が小さいうちは圧の変化が小さく、ある一定の大きさを越えると急速に圧上昇を来して症状が現れます(図4右)。この傾向は頭蓋骨縫合が癒合していない乳幼児で特に顕著であり、頭が大きくなることにより圧を緩衝するため、腫瘍が非常に大きくなるまで発見されにくいことがあります(図4左)。 (2)局所神経症状:運動麻痺や脳神経麻痺のように脳の一部分の障害による症状を局所神経症状といいます(図5)。痙攣もしばしば認められます。脳の際だった特徴として、運動や言語、視覚などの機能が特定の場所に局在しているため、脳腫瘍はその発生部位により実に様々な症状を示します。言語、感情、記憶、人格などの高次脳機能は人として最も大切な機能であり、脳腫瘍の恐ろしさはこのような機能にまで障害が及びうるところにあります。 (3)内分泌症状:脳には下垂体という内分泌器官が付属しているために、その機能不全あるいは機能過剰から生じる末端肥大、クッシング症候群などの症状を内分泌症状といいます(図6)。胚細胞腫の中には
脳腫瘍乳幼児
では思春期早発が見られることがあります。小児ではホルモンを産生する下垂体腺腫は稀であり、むしろ下垂体機能が障害されることによる症状を呈することが主となります。下垂体
脳腫瘍乳幼児
後葉から分泌される抗利尿ホルモンが障害されると、大量の尿が出る尿崩症(にょうほうしょう)になります。尿崩症で発症する腫瘍も稀ではありません(胚細胞腫)。下垂体前葉か
脳腫瘍乳幼児
ら分泌される甲状腺刺激ホルモンや副腎皮質刺激ホルモン、成長ホルモンの分泌障害も成長期には大きな問題となりますが、これらのホルモンは幸い薬によって補充することが出来ま
脳腫瘍乳幼児
す。
<水頭症> 頭蓋内圧が亢進するもう一つの大きな要素として水頭症があります。小児の脳
脳腫瘍乳幼児
腫瘍は正中部あるいは小脳や脳幹に発生しやすいことから、高率に水頭症を伴います。例えば小脳正中部に発生した腫瘍のために髄液の流れが妨げられることにより、脳室が拡大しま
脳腫瘍乳幼児
す(図7)。症状は頭蓋内圧亢進症状を呈します。多くの種類とタイプがある癌
悪性リンパ腫には、多くの種類とタイプがありますが、種類によって、悪性度も治療法も違
脳腫瘍乳幼児
いがあります。
大きく分けると、非ホジキンリンパ腫とホジキン病に分けられます。
脳腫瘍乳幼児
違いは、リード?シュテルンベルグ細胞といわれる、異常におおきなリンパ球がない場合は非ホジキンリンパ腫。ある場合はホジキ
軟部肉腫の中ではもっとも多い肉腫です。中年以降に多く、高齢者の軟部肉腫の大部分を占めます。この中でも悪性度の高いものから低いものがあります。
(5) 横紋筋肉腫
小児に多く発生する腫瘍で、リンパ節転移や肺転移の頻度も高い腫瘍です。
悪性度が高く、化学療法と切除手術を行います。特に小児では化学療法の効果が高いため、比較的長期にわたり化学療法を行ってから切除します。
6) 悪性末梢神経鞘腫瘍
手術前より抗がん剤治療を行うのが標準的です。
(7) 滑膜肉腫
関節の近くに多く発生しますが、関節そのものには発生しません。悪性度は高く、早期治療が望ましいものです。
(8) 血管肉腫?血管外皮腫
血管から発生する腫瘍で、骨にも軟部組織にも発生します。悪性度が高く、化学療法は一般的にあまり効果がありませんが、放射線治療は有効な場合があります。手術は骨肉腫と同様です。
どうすればがんを克服することができるのか?
医療の進歩がうたわれている今日においてもこの難問への取り組みは、西洋医学、東洋医学を問わず、いまだに世界中で議論が続いています。
現状では「がん」に対して100%効果がある特効薬はまだみつかっていません
私たちはこれまで10年以上にわたり「東洋医学からのがんの治療法」を提唱し続けております。東洋医学のがんに対する治療法をひと言で言うとすれば、「病気ではなく病人に対する治療」ということになります。
西洋医学による「がん治療」
他にもガンの種類によって様々な「治療法」が有りますが、これらはどれもがん細胞を切除、消滅させることが、その目標です
ですから、がんという病気に侵されていない部位については基本的に無関心です。その意味で「病気に対しての治療法」といえるでしょう。
抗がん剤の目的はがん細胞を消すことが第一目的であり、強い副作用が幾つ出たとしても、延々と「熱が出たら解熱剤。痛みが出たら鎮痛剤…。」といった対症療法を繰り返す他はありません。
東洋医学による「がん治療」
東洋医学による「がん治療」は、東洋医学では上記の西洋医学に対して「病人の治療」を念頭に考えます。病人の体全体を、トータルにとらえるのです。
そしてまず体力があるかないか、食欲があるかどうかに注目し体力、食欲がない場合は第
効果も期待され、従来の治療法と併用した臨床試験も検討されています。 [効果、副作用、問題点]樹状細胞療法は欧米でも前立腺がん、悪性リンパ腫、悪性黒色腫等で臨床試験がはじまったばかりです。一部の患者さんでがんの縮小を認めたとの報告がありますが、今のところその効果と副作用についての評価は定まっていません。また、患者さん自身に対して不利益な免疫反応を引き起こす可能性が指摘されています。3.ワクチン療法1)腫瘍細胞ワクチン患者さんのがん細胞そのものを破壊したり、あるいは殖えないように処理してから本人に接種し、がんに対する特異的な免疫を誘導する治療法です。しかし、がん細胞のみではT細胞の活性化に必須である分子が存在しないので、がん特異的抗原に対する免疫反応の誘導が十分に行われない可能性があります。最近では、がん細胞に免疫反応に必要な補助分子などの遺伝子やサイトカインの遺伝子を導入し、治療に用いる試みが行われています(項を参照してください)。2)がん特異的抗原ペプチドによる免疫療法患者さん本人の免疫ががんを排除できるかどうかは、長い間わかりませんでした。しかし、TIL中にがんを認識するキラーT細胞が存在することが明らかになり、続いて、このキラーT細胞が認識することのできるがん細胞に特異的な抗原のあることが明らかになりました。現在までに、数十種類のがん特異的抗原が見つかっていて、その
早期発見の難しい癌
肺がんは早期発見すれば高い確率で治るがんであるにもかかわらず、治りにくいがんの代表のようにいわれています。
それは、肺がんのなかでも約半分を占める腺がんには、ほとんど自覚症状がないため、早期発見が難しいからです。
肺癌は、検診等で偶然撮影した、あるいは何か症状があって撮影した胸部レントゲン写真?CTで異常影が認められ、疑われることが多く、早期の段階での発見が難しいと言われています。また、かぜと症状が似ているために、本人自身が放置してしまう場合がみられます。
手術できる割合が低い癌
肺がんは、診断されたときに小さな腫瘍でも、進行癌が多いので、手術ができるのは10-15%と少ない癌です。
非小細胞がん?抗がんの効き難い癌
非小細胞がんでは小細胞がんに比べ抗がん剤の効果が低く、抗がん剤のみでがんが治癒することは稀です。
非小細胞癌3?4期では放射線療法は難しい
水があったり、半分以上癌が広がっている場合、放射線治療を行うことが難しくなります。それは、間質性肺炎を起こす危険が高いからです。また、肺がんの中で一番多くを占めている腺がんは、放射線の感受性が悪く、大きな効果は期待できません。
非小細胞癌の6-7割は手術不能
非小細胞癌の6-7割は、すでに手術不能の段階で発見されます。手術適応になる人は、そう多くはありません。
また、術後の5年生存率は、術後病期で見て1期:80%、2期:60%、3期:40%、4期:10%未満です。
転移しやすく、再発率の高い癌
早期の発見し難いばかりではなく、他の臓器や骨に転移が多く見られる癌です。また、幸いに手術ができたとしても、再発率の高い癌です。手術後で約2割に局所再発、5~6割に遠隔転移が見られるほどです。
転移のルート
肺がんの特色は、いろいろな臓器に遠隔転移(がん細胞が血液に入って流れて行き、離れた臓器に転移をつくること)をおこしやすいことです。肺がんが遠隔転移をおこしやすい臓器は肺、脳、骨、肝臓、副腎などが代表的です。
腫瘍が小さいうちは症状がありません
腫瘍がある程度大きくなると血尿やわき腹の疼痛などが出てきます。
血尿は自然に止まることもよくありますが、血尿が止まっていても病状は進行するのが一般的です。
外科手術によって腎臓を摘出する方法が中心です
腎臓は二つあり。片方を取り去っても残りが機能します。ただし残る腎臓に障害がある場合、病巣部とその周囲だけを部分的に取り去ることもあります。
それぞれのグリオーマの悪性度によってもグレード1から4まで(高いほど悪性)分類されるため、グリオーマ一つをとっても、実に様々な病理診断が下されることになります。病理診断は手術によって摘出した腫瘍組織を薄い切片にして、様々な染色法を加えて病理専門医が決定します。治療はこの病理診断に基づいて成されるため極めて重要です。
小脳には胎生期の未分化な神経上皮細胞、すなわち神経細胞と神経膠細胞に分かれる前の細胞が存在し、その細胞からは髄芽腫(ずいがしゅ)が発生します。一方、松果体部や神経-下垂体部には、非常に未熟な胚細胞(はいさいぼう)が存在し、それから胚細胞腫が発生します。胚細胞腫には様々な種類の腫瘍が含まれており治療に対する反応も異なります。下垂体の周囲には、下垂体腺腫や頭蓋咽頭腫(ずがいいんとうしゅ)というような腫瘍も発生します。グリオーマ、髄芽腫、胚細胞腫に関してはそれぞれ先生、先生、先生からお話があります。
脳腫瘍は細胞の起源により大きく分類を示されます(図2)。脳が形成される過程の非常に早い時期に存在する神経上皮細胞から分類に示す様々な細胞が分化します。
グリオーマと髄芽腫は、いずれも神経上皮系腫瘍に分類されますが、髄芽腫はより未熟な細胞に由来します。分類2以下の腫瘍も様々な種類の腫瘍に細分類されることから、脳腫瘍の組織分類は膨大なものになるため、ここにはその一部を示すにとどめます。
小児脳腫瘍の種類と発生頻度は、グリオーマの中の星細胞系腫瘍の頻度が最も高く、髄芽腫、胚細胞腫がそれに続きます(図3)。この3種類の腫瘍は、小児期に頻度が高い腫瘍であるということに加えて、外科的治療以外に化学療法や放射線治療など、複数の専門家による集学的治療が必要であるという特徴を有します。
5. 脳腫瘍の症状 脳腫瘍の症状は3つに大別されます。
(1) 頭蓋内圧亢進症状:脳腫瘍が大きくなったり水頭症を来したために、脳圧が上昇することによって生じる、頭痛、嘔吐、意識障害などの症状を、頭蓋内圧亢進症状といいます。頭蓋内に腫瘍が発育するにつれて、脳にかかる圧は上昇していきますが、頭蓋内圧上昇は一様ではありません。腫瘍が小さいうちは圧の変化が小さく、ある一定の大きさを越えると急速に圧上昇を来して症状が現れます(図4右)。この傾向は頭蓋骨縫合が癒合していない乳幼児で特に顕著であり、頭が大きくなることにより圧を緩衝するため、腫瘍が非常に大きくなるまで発見されにくいことがあります(図4左)。 (2)局所神経症状:運動麻痺や脳神経麻痺のように脳の一部分の障害による症状を局所神経症状といいます(図5)。痙攣もしばしば認められます。脳の際だった特徴として、運動や言語、視覚などの機能が特定の場所に局在しているため、脳腫瘍はその発生部位により実に様々な症状を示します。言語、感情、記憶、人格などの高次脳機能は人として最も大切な機能であり、脳腫瘍の恐ろしさはこのような機能にまで障害が及びうるところにあります。 (3)内分泌症状:脳には下垂体という内分泌器官が付属しているために、その機能不全あるいは機能過剰から生じる末端肥大、クッシング症候群などの症状を内分泌症状といいます(図6)。胚細胞腫の中には
脳腫瘍乳幼児
では思春期早発が見られることがあります。小児ではホルモンを産生する下垂体腺腫は稀であり、むしろ下垂体機能が障害されることによる症状を呈することが主となります。下垂体
脳腫瘍乳幼児
後葉から分泌される抗利尿ホルモンが障害されると、大量の尿が出る尿崩症(にょうほうしょう)になります。尿崩症で発症する腫瘍も稀ではありません(胚細胞腫)。下垂体前葉か
脳腫瘍乳幼児
ら分泌される甲状腺刺激ホルモンや副腎皮質刺激ホルモン、成長ホルモンの分泌障害も成長期には大きな問題となりますが、これらのホルモンは幸い薬によって補充することが出来ま
脳腫瘍乳幼児
す。
<水頭症> 頭蓋内圧が亢進するもう一つの大きな要素として水頭症があります。小児の脳
脳腫瘍乳幼児
腫瘍は正中部あるいは小脳や脳幹に発生しやすいことから、高率に水頭症を伴います。例えば小脳正中部に発生した腫瘍のために髄液の流れが妨げられることにより、脳室が拡大しま
脳腫瘍乳幼児
す(図7)。症状は頭蓋内圧亢進症状を呈します。多くの種類とタイプがある癌
悪性リンパ腫には、多くの種類とタイプがありますが、種類によって、悪性度も治療法も違
脳腫瘍乳幼児
いがあります。
大きく分けると、非ホジキンリンパ腫とホジキン病に分けられます。
脳腫瘍乳幼児
違いは、リード?シュテルンベルグ細胞といわれる、異常におおきなリンパ球がない場合は非ホジキンリンパ腫。ある場合はホジキ
2012年12月26日星期三
肺がんブログ
胃がん(スキルス胃がん含む)
胃がん(胃癌)は日本人にもっとも多く発症するがんであり、40歳代頃から増え始める傾向があります。 以前は胃がんの死亡率もトップだったのですが、最近は徐々に死亡率が低下してきており、1998年には肺がんが死因のトップになりました。
胃がん(胃癌)の死亡率の低下には、なんといっても健康診断での早期発見が大きく貢献しています。
早期胃がん(胃癌)であれば90%以上が治る可能性があります。ただし、スキルス胃がんというタイプの胃がんは胃の表面にでるのではなく、 胃壁の中を拡がって進行するタイプの胃がんであり、発見しにくく、また進行も早いため早期発見が難しいとされています。
※アナウンサーの逸見さんがこのスキルス性の胃がんでした。 【胃の仕組みと働き】
胃は食道から送られてきた食べ物をしばらくの間とどめ、胃液と食物を撹拌して少しずつ十二指腸へと送り出します。胃液はpH1~2という強酸であり、殺菌と食べ物をどろどろの粥状態にすることが主な働きになります。
食道からの入り口部分を噴門部(ふんもん)、胃の中心部分を体部、十二指腸へ続く出口部分を幽門部(ゆうもん)と呼びます。
胃壁は5つの層に分けられ、最も内側が胃液や粘液を分泌する粘膜、中心が、胃を動かす筋肉、そして最も外側が漿膜と呼ばれています。具体的には粘膜上皮と粘膜筋版を含む<粘膜、粘膜下層、固有筋層、漿膜下層、漿膜の5層です。
粘膜下層までの胃がんを早期胃がん、筋層まで達した胃がんは進行胃がんとなります胃がん(胃癌)の原因】
胃がん(胃癌)は粘膜内の分泌細胞や分泌液の導管部分の細胞から発生します。
細胞の核の中にある遺伝子(DNA)が傷つくと、がんが発生するということがわかってきました。すなわち遺伝子を傷つける可能性のある物質が胃がんの原因になると考えられます。
胃炎など炎症が起こると胃の粘膜が腸上皮化生と呼ばれる粘膜に置き換わりますが、この粘膜はがん化しやすいと言われています。慢性的な胃炎を起こすすべての要因が胃がんの原因であるといえます。
塩分過多タバコなどは危険因子です。一方でビタミンCやカロチンを豊富に含む野菜や果物を取る方には胃がん(胃癌)が少ないことがわかっています。また、ヘリコバクター?ピロリと呼ばれる細菌が胃がんの原因のひとつになっていることも最近わかりました。
日本人はみそやしょうゆなどを好んで食べる習慣があるため塩分を多く取る傾向があります。塩分の多い食事を取り続けると胃の粘膜に炎症が起こりやすくなるため細胞の遺伝子が傷つきやすくなるため胃がんになりやすくなると考えられます。
塩分の摂取量が多い地域(東北地方や日本海に面した地域)では胃がん(胃癌)の発症率も高いことが分かっていますので塩分は控えめにしましょう。他に焼肉や焼き魚のおこげ、野菜や漬物、飲料水に含まれる亜硝酸もリスクを高める要因となります。
【胃がん(胃癌)最新情報】
塩分の多い食事を取る男性は塩分控えめの食生活を送る男性の約二倍も胃がんになりやすいということが、厚生労働省研究班(班長?津金昌一郎国立がんセンター予防研究部長)の研究結果として、英国のがん専門誌に発表されました。
この研究は生活習慣とがんの関連を調べるため、40~59歳の男女約4万人を11年間塩分摂取量に応じ5グループに分けて追跡調査して確認されたものです。
男性では摂取量最多グループは最少グループの約3倍の一日平均9.9グラムを摂取。両グループを比べると摂取量最多グループは2.2倍も胃がんになりやすいという結果になりました。女性では胃がんになった人が少なく、こうした細かなグループ分けでは明確な差がなかったため、タラコや塩辛など塩分の多い海産物加工食品の摂取頻度で分析すると、これらの食品を毎日食べる人はほとんど食べない人に比べ男女とも3倍ほど胃がんになりやすいという結果になりました。
胃がん(胃癌)の原因の一つといわれているヘリコバクター?ピロリ菌は50歳代以上の日本人では8割以上が保菌しているといわれています。ピロリ菌によって慢性の胃炎や胃潰瘍が起こるため徐々に胃の粘膜が萎縮して慢性萎縮性胃炎と呼ばれる状態になり、さらに症状が進むと胃が腸上皮化生という腸の粘膜に似た状態になり、胃がんを起こす下地になると考えられています。
胃がん(胃癌)発生の原因は遺伝的な要素も考えられます。傷ついた遺伝子を修復する力が弱い家系があり、その場合は多数の胃がん、大腸がんなどが発生する場合があります。ご家族?ご親戚に胃がんが多い場合には高危険群であると考えられます。
食事や嗜好が似ているために胃がんになりやすいということもありますので、先天性の遺伝ではなく後天的な場合もあります。
家族の多くが胃がんになるという場合には遺伝的な要素もありますが、塩分の多い同じような食事を好むことが原因となっていることが多いようです。
食事や嗜好品については心がけにより改善することができますので、既に胃がんと診断されている方、胃がんが疑われる方、心配な方は早急に対処することをお勧めします。
【胃がん(胃癌)の症状】
早期胃がんの場合には特徴的な症状はほとんどありません。
健康診断やがん検診の普及により自覚症状が無いうちに胃がんを発見できるケースも増えています。
胃がんの多くは胃潰瘍ができるため「胸焼け」や「胃がむかむかする」といった症状を訴える人もいます。他に「消化不良」「膨満感」「食欲不振」などが起こることもあります。また、出血(吐血したり血便がでたり)することもあります。
進行した胃がんでは痛みや出血が現れます。また「食べ物が喉を通りにくい」、「体重減少」、「貧血」などの症状が出てくることが多いので異常に気が付いたときには医療機関を受診することをお勧めいたします。
【胃がん(胃癌)の診断】
胃がんの場合、早期がんの治癒率は90%を超えますが、がんが進行すればするほど治癒率は下がりますので、 検診の重要性がお分かりいただけるかと思います。また、早く胃がんがみつかれば、内視鏡を使った治療が可能であり、 開腹手術によって胃を切除する必要がなくなる可能性もあり、負担も大幅に減りますので積極的に検診を受けることをお勧めします。
胃がんの検診方法としては、X線検査(バリウム)が一般的ですが、最初から内視鏡検査を施行する病院もあります。 バリウムの検診だけを毎年受けていても進行がんとなって発見される場合が稀にあります。 したがって、検診で異常なしと言われたとしても何か気になる症状があれば医療機関を受診して内視鏡検査を受けられることをお勧めします。
胃がんの検査では、胃の<二重造影法>といって造影剤(バリウム)と発泡剤を飲んで、さまざまな角度からX線撮影を行う検査が行われるのが一般的です。この検査によりスキルス性の胃がん以外であれば5mm程度の小さなものでも発見することができます。
内視鏡検査は、ガストロスコープという先端にレンズの付いた細い管(内視鏡)を口から胃の中に送り込み胃の粘膜を直接観察する検査で、胃がんの大部分を見つけることができます。がんが疑われる場合には粘膜の一部を採取して顕微鏡を使って生検が行われ、確定診断が下されます。
超音波内視鏡は内視鏡の先端に超小型の超音波断層装置をつけて内視鏡検査と同様に検査を行いますが、胃壁の断層像からがんの深達度を判断することができたり、粘膜下層より深い部分に薄く拡がるスキルス胃がんの浸潤の範囲を調べることができます。
胃がんが確定された場合には続いて病変の広がりと肉眼的分類、深達度が判定されます。また転移の有無を調べることになります。
胃がんの<CT検査>や<腹部超音波検査>では、肝臓や肺などに遠隔転移があるかどうか、 リンパ節転移があるかどうか、周囲の臓器への浸潤があるかどうか、などが検索されます。
大腸への転移を調べる際には<注腸造影検査>という肛門から造影剤と空気を注入して造影検査が行われることになります。
それ以外にも、胃がん(スキルス胃がんを含めて)の場合、血液中の<腫瘍マーカー>も検索します。これらの結果にもとづき治療法が決定されます。<腫瘍マーカー>だけでがんと診断することはできません。あくまで治療後の経過を見るための目安として使用します。
以下に胃がんの検査に使用される腫瘍マーカーと基準値を示します。基準値は施設によって基準値が異なりますので詳しくは検査機関にお問合せ下さい。
(胃がんの腫瘍マーカー)
CEAは胃がんや大腸がんをはじめとする消化器癌、膵癌、肺癌などのさまざまな臓器由来の癌に幅広く出現するため、その診断補助および術後?治療後の経過観察の指標として有用性が認められています。
◆BFP 基準値 75ng/ml以下(胃がんの腫瘍マーカー)
胃癌、大腸癌、原発性肝癌、肺癌、乳癌、腎癌、白血病細胞などに高頻度に存在することが報告されており、腫瘍スペクトルの広いマーカーとして評価されています。
◆NCC-ST-439 基準値 7.0U/ml以下(胃がんの腫瘍マーカー)
胃癌、大腸癌、膵癌、胆道癌などの消化器系癌や肺腺癌、乳癌の各組織に極めて高率に認められる腫瘍マーカーです。NCC-ST-439は、消化器系癌をはじめとして各種癌患者血清中に増加する一方で偽陽性率が極めて低いことから、癌特異性の高いマーカーとして評価されています。
◆CA72-4 基準値 4U/ml以下(胃がんの腫瘍マーカー)
CA72-4は、胃がん等の消化器癌あるいは卵巣癌などにおいて高頻度?高濃度に出現する一方で、良性疾患ならびに健常者の偽陽性率が極めて低いことで知られている腫瘍マーカーです。
◆CA19-9 基準値 37U/ml以下(胃がんの腫瘍マーカー)
胃がんをはじめ各種消化器癌患者血中に高頻度かつ高濃度に検出され、優れた腫瘍マーカーとしてその臨床的評価が確立しており、最もよく測定される腫瘍マーカーの一つです。良性疾患における偽陽性率は低く、その場合も100U/mlを超えるような異常高値例は比較的稀になります。
【胃がん(胃癌)の治療】
治療方法を決めるにあたり
胃がん(スキルス含む)の治療は、医師の協力の下で治療方針、治療期間、メリット?デメリットなどの説明を十分にうけ、患者さんが自分の価値観などを考慮し 患者さんが最終的な治療方法を最終的に決定する時代になりつつあります。
また医療の進歩とともに胃がんの治療方法も多様化してきており、 医師によって治療方法が異なることは珍しくなく、主治医以外の医師の意見を聞くセカンド?オピニオンを求めることが必要な時代になってきました。
詳しくは「インフォームド?コンセント」と「セカンド?オピニオン」についてをご覧下さい。
胃がん(スキルス胃がんを含めて)の治療法は「外科療法(手術)」が中心となります。他に「化学療法(抗がん剤)」があります。 外科療法にはさまざまなものがあり、がんの進み具合(病期)やがんの部位などから判断されます。
胃がんの病期(ステージ)はがんが胃壁のどの層まで浸潤しているかをみる進達度とリンパ節転移の程度、遠隔転移の有無によって分類されます。
胃がんの治療方法を選択する際には日本胃癌学界によって作成された「胃癌治療ガイドライン」が大変参考になります。
「胃癌治療ガイドライン」には胃がんの治療法の種類や適応する状態などが示されており全国の医療機関や医師によって選択される治療法が異なるという問題を解決する一助になることが期待されています。
【胃がん(胃癌)の治療-内視鏡的治療】
リンパ節転移の可能性がほとんどないと考えられる早期胃がんは手術をせずに内視鏡的による切除が可能ですが、日本胃癌学会のガイドラインでは次のような適応を定めています。(1)分化型がん、(2)粘膜内がん、(3)病巣内に潰瘍または潰瘍瘢痕(はんこん)がない、及び(4)大きさが2cm以下。
ただし条件に当てはまっていてもがんのある部位が切除しにくい場所にある場合には「回復手術」になることがあります。
逆に高齢者などで開腹手術が難しい場合に内視鏡的治療が行われることがあります。
また、最近一部の施設ではITナイフという器具を使ってがんを剥ぎ取るように切除する方法も行われており、通常の内視鏡的粘膜切除術よりも大きな胃がんを切除することができます。
【胃がん(胃癌)の治療-外科手術(縮小手術)】
内視鏡的治療の対象にはならないが胃の2/3以上を切除する手術は必要ないと判断された場合には、胃の切除範囲をごく一部に限定した局所切除を行ったり、リンパ節を取り除く範囲を狭くした縮小手術が行われます。
噴門部や幽門部を温存したり、神経や大網という胃を覆う脂肪組織を残すなどして胃の機能をできるだけ残そうとする手術です。
胃がん手術後に起こりやすい合併症のリスクが抑えられるとともに、患者さんの生活の質(QOL)低下を防ぐことができます。合併症は膵液がもれたり、消化管の縫合不全で、死亡に結びつくこともあります。縫合不全は幽門側の胃を切除した後に胃と十二指腸をつなぐ方法では3%弱発生するので注意が必要です。
【胃がん(胃癌)の治療-外科手術(定型手術)】
胃の2/3以上の範囲を切除する方法で、標準的に行われている手術です。
がんが粘膜下層よりも深く浸潤している場合にはリンパ節に転移している可能性があるためリンパ節も同時に切除します。定型手術では1群と2群のリンパ節を切除します。場合によっては胃を全部摘出する全摘出手術が行われる場合もあります。
【胃がん(胃癌)の治療-外科手術(拡大手術)】
胃がんが進行していて他の臓器に浸潤や遠隔転移していたり二群、三群のリンパ節に転移がある場合には拡大手術といって胃を摘出するだけではなく膵臓や脾臓、胆管、大腸の一部などを切除することがあります。
【胃がん(胃癌)の治療-放射線療法】
放射線療法は高エネルギーの放射線を使ってがん細胞を殺す治療方法です。胃がんの場合、放射線療法は臨床試験で行われることがありますが、効果はほとんどなく一般的には行われることはありません。
ただし、食べ物の通りをよくしたり痛みを取り除く目的で行われることがあります。
【胃がん(胃癌)の治療-化学療法(抗がん剤)】
遠隔転移などのために外科療法で切除しきれない場合や、手術後にがんが再発した場合には化学療法(抗がん剤)による治療を行います。また、手術前に化学療法を用いてがんを小くしてから外科手術が行われることもあります。
しかし胃がんの場合には抗がん剤だけでがんを完全に消失することは難しく、治療目的としては延命または術前使用による腫瘍縮小となります。
使用される抗がん剤としては「ティーエスワン」、「5FU+シスプラチン(他にランダ、ブリプラチン)」、「メソトレキサート+5FU」、「エトポシド(ラステット、ベプシ
肺がんブログ
ド)+アドリアマイシン+シスプラチン」、「イリノテカン(カンプト、トポテシン)+シスプラチン」などがあります。
肺がんブログ
胃がんの手術後に行われる補助化学療法(再発予防のために抗がん剤を使うなど)は、現時点では効果がはっきりとしていないため、胃癌学会のガイドラインでは推奨すべき術後補助
肺がんブログ
化学療法は無いとしています。
特にステージがIA,IBであった場合とII期でもがんが胃の粘膜層に限局しているか粘膜下層
肺がんブログ
までしか達していない場合(これをT1と呼びます)には術後の補助化学療法を行うべきではないとしています。
肺がんブログ
現在II期、IIIA期、IIIB期の胃がんの患者さんを対象として経口抗がん剤を用いて臨床試験が行われています。
肺がんブログ
胃がんの場合あくまで臨床試験であり標準的な治療ではないことをご理解下さい。
放射線療法や抗がん剤を用いた化学療法では白血球減少による免疫力の低下が起こりやすい
肺がんブログ
ため体を清潔に保つことが大切ですし、規則正しい生活を送る必要があります。 免疫力を賦活させることが大切です。
肺がんブログ
また、骨髄損傷による白血球減少、血小板減少、貧血などが起こりやすいため造血機能を強化することも大切になります。
胃がん(胃癌)は日本人にもっとも多く発症するがんであり、40歳代頃から増え始める傾向があります。 以前は胃がんの死亡率もトップだったのですが、最近は徐々に死亡率が低下してきており、1998年には肺がんが死因のトップになりました。
胃がん(胃癌)の死亡率の低下には、なんといっても健康診断での早期発見が大きく貢献しています。
早期胃がん(胃癌)であれば90%以上が治る可能性があります。ただし、スキルス胃がんというタイプの胃がんは胃の表面にでるのではなく、 胃壁の中を拡がって進行するタイプの胃がんであり、発見しにくく、また進行も早いため早期発見が難しいとされています。
※アナウンサーの逸見さんがこのスキルス性の胃がんでした。 【胃の仕組みと働き】
胃は食道から送られてきた食べ物をしばらくの間とどめ、胃液と食物を撹拌して少しずつ十二指腸へと送り出します。胃液はpH1~2という強酸であり、殺菌と食べ物をどろどろの粥状態にすることが主な働きになります。
食道からの入り口部分を噴門部(ふんもん)、胃の中心部分を体部、十二指腸へ続く出口部分を幽門部(ゆうもん)と呼びます。
胃壁は5つの層に分けられ、最も内側が胃液や粘液を分泌する粘膜、中心が、胃を動かす筋肉、そして最も外側が漿膜と呼ばれています。具体的には粘膜上皮と粘膜筋版を含む<粘膜、粘膜下層、固有筋層、漿膜下層、漿膜の5層です。
粘膜下層までの胃がんを早期胃がん、筋層まで達した胃がんは進行胃がんとなります胃がん(胃癌)の原因】
胃がん(胃癌)は粘膜内の分泌細胞や分泌液の導管部分の細胞から発生します。
細胞の核の中にある遺伝子(DNA)が傷つくと、がんが発生するということがわかってきました。すなわち遺伝子を傷つける可能性のある物質が胃がんの原因になると考えられます。
胃炎など炎症が起こると胃の粘膜が腸上皮化生と呼ばれる粘膜に置き換わりますが、この粘膜はがん化しやすいと言われています。慢性的な胃炎を起こすすべての要因が胃がんの原因であるといえます。
塩分過多タバコなどは危険因子です。一方でビタミンCやカロチンを豊富に含む野菜や果物を取る方には胃がん(胃癌)が少ないことがわかっています。また、ヘリコバクター?ピロリと呼ばれる細菌が胃がんの原因のひとつになっていることも最近わかりました。
日本人はみそやしょうゆなどを好んで食べる習慣があるため塩分を多く取る傾向があります。塩分の多い食事を取り続けると胃の粘膜に炎症が起こりやすくなるため細胞の遺伝子が傷つきやすくなるため胃がんになりやすくなると考えられます。
塩分の摂取量が多い地域(東北地方や日本海に面した地域)では胃がん(胃癌)の発症率も高いことが分かっていますので塩分は控えめにしましょう。他に焼肉や焼き魚のおこげ、野菜や漬物、飲料水に含まれる亜硝酸もリスクを高める要因となります。
【胃がん(胃癌)最新情報】
塩分の多い食事を取る男性は塩分控えめの食生活を送る男性の約二倍も胃がんになりやすいということが、厚生労働省研究班(班長?津金昌一郎国立がんセンター予防研究部長)の研究結果として、英国のがん専門誌に発表されました。
この研究は生活習慣とがんの関連を調べるため、40~59歳の男女約4万人を11年間塩分摂取量に応じ5グループに分けて追跡調査して確認されたものです。
男性では摂取量最多グループは最少グループの約3倍の一日平均9.9グラムを摂取。両グループを比べると摂取量最多グループは2.2倍も胃がんになりやすいという結果になりました。女性では胃がんになった人が少なく、こうした細かなグループ分けでは明確な差がなかったため、タラコや塩辛など塩分の多い海産物加工食品の摂取頻度で分析すると、これらの食品を毎日食べる人はほとんど食べない人に比べ男女とも3倍ほど胃がんになりやすいという結果になりました。
胃がん(胃癌)の原因の一つといわれているヘリコバクター?ピロリ菌は50歳代以上の日本人では8割以上が保菌しているといわれています。ピロリ菌によって慢性の胃炎や胃潰瘍が起こるため徐々に胃の粘膜が萎縮して慢性萎縮性胃炎と呼ばれる状態になり、さらに症状が進むと胃が腸上皮化生という腸の粘膜に似た状態になり、胃がんを起こす下地になると考えられています。
胃がん(胃癌)発生の原因は遺伝的な要素も考えられます。傷ついた遺伝子を修復する力が弱い家系があり、その場合は多数の胃がん、大腸がんなどが発生する場合があります。ご家族?ご親戚に胃がんが多い場合には高危険群であると考えられます。
食事や嗜好が似ているために胃がんになりやすいということもありますので、先天性の遺伝ではなく後天的な場合もあります。
家族の多くが胃がんになるという場合には遺伝的な要素もありますが、塩分の多い同じような食事を好むことが原因となっていることが多いようです。
食事や嗜好品については心がけにより改善することができますので、既に胃がんと診断されている方、胃がんが疑われる方、心配な方は早急に対処することをお勧めします。
【胃がん(胃癌)の症状】
早期胃がんの場合には特徴的な症状はほとんどありません。
健康診断やがん検診の普及により自覚症状が無いうちに胃がんを発見できるケースも増えています。
胃がんの多くは胃潰瘍ができるため「胸焼け」や「胃がむかむかする」といった症状を訴える人もいます。他に「消化不良」「膨満感」「食欲不振」などが起こることもあります。また、出血(吐血したり血便がでたり)することもあります。
進行した胃がんでは痛みや出血が現れます。また「食べ物が喉を通りにくい」、「体重減少」、「貧血」などの症状が出てくることが多いので異常に気が付いたときには医療機関を受診することをお勧めいたします。
【胃がん(胃癌)の診断】
胃がんの場合、早期がんの治癒率は90%を超えますが、がんが進行すればするほど治癒率は下がりますので、 検診の重要性がお分かりいただけるかと思います。また、早く胃がんがみつかれば、内視鏡を使った治療が可能であり、 開腹手術によって胃を切除する必要がなくなる可能性もあり、負担も大幅に減りますので積極的に検診を受けることをお勧めします。
胃がんの検診方法としては、X線検査(バリウム)が一般的ですが、最初から内視鏡検査を施行する病院もあります。 バリウムの検診だけを毎年受けていても進行がんとなって発見される場合が稀にあります。 したがって、検診で異常なしと言われたとしても何か気になる症状があれば医療機関を受診して内視鏡検査を受けられることをお勧めします。
胃がんの検査では、胃の<二重造影法>といって造影剤(バリウム)と発泡剤を飲んで、さまざまな角度からX線撮影を行う検査が行われるのが一般的です。この検査によりスキルス性の胃がん以外であれば5mm程度の小さなものでも発見することができます。
内視鏡検査は、ガストロスコープという先端にレンズの付いた細い管(内視鏡)を口から胃の中に送り込み胃の粘膜を直接観察する検査で、胃がんの大部分を見つけることができます。がんが疑われる場合には粘膜の一部を採取して顕微鏡を使って生検が行われ、確定診断が下されます。
超音波内視鏡は内視鏡の先端に超小型の超音波断層装置をつけて内視鏡検査と同様に検査を行いますが、胃壁の断層像からがんの深達度を判断することができたり、粘膜下層より深い部分に薄く拡がるスキルス胃がんの浸潤の範囲を調べることができます。
胃がんが確定された場合には続いて病変の広がりと肉眼的分類、深達度が判定されます。また転移の有無を調べることになります。
胃がんの<CT検査>や<腹部超音波検査>では、肝臓や肺などに遠隔転移があるかどうか、 リンパ節転移があるかどうか、周囲の臓器への浸潤があるかどうか、などが検索されます。
大腸への転移を調べる際には<注腸造影検査>という肛門から造影剤と空気を注入して造影検査が行われることになります。
それ以外にも、胃がん(スキルス胃がんを含めて)の場合、血液中の<腫瘍マーカー>も検索します。これらの結果にもとづき治療法が決定されます。<腫瘍マーカー>だけでがんと診断することはできません。あくまで治療後の経過を見るための目安として使用します。
以下に胃がんの検査に使用される腫瘍マーカーと基準値を示します。基準値は施設によって基準値が異なりますので詳しくは検査機関にお問合せ下さい。
(胃がんの腫瘍マーカー)
CEAは胃がんや大腸がんをはじめとする消化器癌、膵癌、肺癌などのさまざまな臓器由来の癌に幅広く出現するため、その診断補助および術後?治療後の経過観察の指標として有用性が認められています。
◆BFP 基準値 75ng/ml以下(胃がんの腫瘍マーカー)
胃癌、大腸癌、原発性肝癌、肺癌、乳癌、腎癌、白血病細胞などに高頻度に存在することが報告されており、腫瘍スペクトルの広いマーカーとして評価されています。
◆NCC-ST-439 基準値 7.0U/ml以下(胃がんの腫瘍マーカー)
胃癌、大腸癌、膵癌、胆道癌などの消化器系癌や肺腺癌、乳癌の各組織に極めて高率に認められる腫瘍マーカーです。NCC-ST-439は、消化器系癌をはじめとして各種癌患者血清中に増加する一方で偽陽性率が極めて低いことから、癌特異性の高いマーカーとして評価されています。
◆CA72-4 基準値 4U/ml以下(胃がんの腫瘍マーカー)
CA72-4は、胃がん等の消化器癌あるいは卵巣癌などにおいて高頻度?高濃度に出現する一方で、良性疾患ならびに健常者の偽陽性率が極めて低いことで知られている腫瘍マーカーです。
◆CA19-9 基準値 37U/ml以下(胃がんの腫瘍マーカー)
胃がんをはじめ各種消化器癌患者血中に高頻度かつ高濃度に検出され、優れた腫瘍マーカーとしてその臨床的評価が確立しており、最もよく測定される腫瘍マーカーの一つです。良性疾患における偽陽性率は低く、その場合も100U/mlを超えるような異常高値例は比較的稀になります。
【胃がん(胃癌)の治療】
治療方法を決めるにあたり
胃がん(スキルス含む)の治療は、医師の協力の下で治療方針、治療期間、メリット?デメリットなどの説明を十分にうけ、患者さんが自分の価値観などを考慮し 患者さんが最終的な治療方法を最終的に決定する時代になりつつあります。
また医療の進歩とともに胃がんの治療方法も多様化してきており、 医師によって治療方法が異なることは珍しくなく、主治医以外の医師の意見を聞くセカンド?オピニオンを求めることが必要な時代になってきました。
詳しくは「インフォームド?コンセント」と「セカンド?オピニオン」についてをご覧下さい。
胃がん(スキルス胃がんを含めて)の治療法は「外科療法(手術)」が中心となります。他に「化学療法(抗がん剤)」があります。 外科療法にはさまざまなものがあり、がんの進み具合(病期)やがんの部位などから判断されます。
胃がんの病期(ステージ)はがんが胃壁のどの層まで浸潤しているかをみる進達度とリンパ節転移の程度、遠隔転移の有無によって分類されます。
胃がんの治療方法を選択する際には日本胃癌学界によって作成された「胃癌治療ガイドライン」が大変参考になります。
「胃癌治療ガイドライン」には胃がんの治療法の種類や適応する状態などが示されており全国の医療機関や医師によって選択される治療法が異なるという問題を解決する一助になることが期待されています。
【胃がん(胃癌)の治療-内視鏡的治療】
リンパ節転移の可能性がほとんどないと考えられる早期胃がんは手術をせずに内視鏡的による切除が可能ですが、日本胃癌学会のガイドラインでは次のような適応を定めています。(1)分化型がん、(2)粘膜内がん、(3)病巣内に潰瘍または潰瘍瘢痕(はんこん)がない、及び(4)大きさが2cm以下。
ただし条件に当てはまっていてもがんのある部位が切除しにくい場所にある場合には「回復手術」になることがあります。
逆に高齢者などで開腹手術が難しい場合に内視鏡的治療が行われることがあります。
また、最近一部の施設ではITナイフという器具を使ってがんを剥ぎ取るように切除する方法も行われており、通常の内視鏡的粘膜切除術よりも大きな胃がんを切除することができます。
【胃がん(胃癌)の治療-外科手術(縮小手術)】
内視鏡的治療の対象にはならないが胃の2/3以上を切除する手術は必要ないと判断された場合には、胃の切除範囲をごく一部に限定した局所切除を行ったり、リンパ節を取り除く範囲を狭くした縮小手術が行われます。
噴門部や幽門部を温存したり、神経や大網という胃を覆う脂肪組織を残すなどして胃の機能をできるだけ残そうとする手術です。
胃がん手術後に起こりやすい合併症のリスクが抑えられるとともに、患者さんの生活の質(QOL)低下を防ぐことができます。合併症は膵液がもれたり、消化管の縫合不全で、死亡に結びつくこともあります。縫合不全は幽門側の胃を切除した後に胃と十二指腸をつなぐ方法では3%弱発生するので注意が必要です。
【胃がん(胃癌)の治療-外科手術(定型手術)】
胃の2/3以上の範囲を切除する方法で、標準的に行われている手術です。
がんが粘膜下層よりも深く浸潤している場合にはリンパ節に転移している可能性があるためリンパ節も同時に切除します。定型手術では1群と2群のリンパ節を切除します。場合によっては胃を全部摘出する全摘出手術が行われる場合もあります。
【胃がん(胃癌)の治療-外科手術(拡大手術)】
胃がんが進行していて他の臓器に浸潤や遠隔転移していたり二群、三群のリンパ節に転移がある場合には拡大手術といって胃を摘出するだけではなく膵臓や脾臓、胆管、大腸の一部などを切除することがあります。
【胃がん(胃癌)の治療-放射線療法】
放射線療法は高エネルギーの放射線を使ってがん細胞を殺す治療方法です。胃がんの場合、放射線療法は臨床試験で行われることがありますが、効果はほとんどなく一般的には行われることはありません。
ただし、食べ物の通りをよくしたり痛みを取り除く目的で行われることがあります。
【胃がん(胃癌)の治療-化学療法(抗がん剤)】
遠隔転移などのために外科療法で切除しきれない場合や、手術後にがんが再発した場合には化学療法(抗がん剤)による治療を行います。また、手術前に化学療法を用いてがんを小くしてから外科手術が行われることもあります。
しかし胃がんの場合には抗がん剤だけでがんを完全に消失することは難しく、治療目的としては延命または術前使用による腫瘍縮小となります。
使用される抗がん剤としては「ティーエスワン」、「5FU+シスプラチン(他にランダ、ブリプラチン)」、「メソトレキサート+5FU」、「エトポシド(ラステット、ベプシ
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ド)+アドリアマイシン+シスプラチン」、「イリノテカン(カンプト、トポテシン)+シスプラチン」などがあります。
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胃がんの手術後に行われる補助化学療法(再発予防のために抗がん剤を使うなど)は、現時点では効果がはっきりとしていないため、胃癌学会のガイドラインでは推奨すべき術後補助
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化学療法は無いとしています。
特にステージがIA,IBであった場合とII期でもがんが胃の粘膜層に限局しているか粘膜下層
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までしか達していない場合(これをT1と呼びます)には術後の補助化学療法を行うべきではないとしています。
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現在II期、IIIA期、IIIB期の胃がんの患者さんを対象として経口抗がん剤を用いて臨床試験が行われています。
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胃がんの場合あくまで臨床試験であり標準的な治療ではないことをご理解下さい。
放射線療法や抗がん剤を用いた化学療法では白血球減少による免疫力の低下が起こりやすい
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ため体を清潔に保つことが大切ですし、規則正しい生活を送る必要があります。 免疫力を賦活させることが大切です。
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また、骨髄損傷による白血球減少、血小板減少、貧血などが起こりやすいため造血機能を強化することも大切になります。
脳腫瘍小児
抑制することで、白血病という血液のがんを治療することができた最初の例です。 小児がんとはがん患者さん全体のなかで、子どもが占める割合は1%程度です。日本では、年間約2,500人の子どもにがんが発生しています。現在では、約7割の小児がんの子どもたちが治癒するようになってきており、人口1,000人あたり1人くらいが小児がんの既往歴をもち、成人に達するようになるといわれています。一方で小児がんは、小児期の死亡原因の2位となっています。 主な小児がんは、白血病、神経芽腫、脳腫瘍、悪性リンパ腫、ウィルムス腫瘍(腎芽腫)などです。血液のがんである白血病や悪性リンパ腫を除き、大人ではまれなものばかりです。胃がんや肺がんなどは、子どもにはみられません。神経芽腫、腎芽腫(ウィルムス腫瘍)、肝芽腫など「芽腫」と呼ばれるがんの原因は、胎児の体の神経や腎臓、肝臓、網膜などになるはずだった細胞が、胎児の体ができあがった後も残っていて、異常な細胞に変化し増えていった結果と考えられています。大人のがんとは異なり、生活習慣にがんの発生原因があると考えられるものは少なく、網膜芽腫やウィルムス腫瘍のように、遺伝するものもあります。 小児がんの多くは、好発年齢が乳幼児期にあり、学童期、思春期と成長するにつれ次第に減少します。乳児期~幼児期前半(2歳くらいまで)に多いのは神経芽腫、網膜芽腫、ウィルムス腫瘍、肝芽腫などです。幼児期(2~6歳くらい)では白血病、横紋筋肉腫を含む軟部肉腫、10歳以後思春期にかけては成長に伴い、骨肉腫、軟部肉腫、睾丸や卵巣から生じる胚細胞性腫瘍が多くなります。 小児がんは発見が難しく、がんの増殖も速いのですが、大人に比べて化学療法や放射線療法に対する効果が極めて高いのも特徴です。治療自体は決して楽なものではありませんが、長期にわたる治療期間にも子どもが成長発達できるよう、入院中から退院後の生活を視野に入れて過ごすことが大切になります治療を受けるのは子ども自身ですから、保護者が治療に同意しているだけでなく、子どもが自分に行われる医療行為について納得していることが重要です。説明の方法は、保護者と医療スタッフ(医師?看護師)が、何を、どのように、どのタイミングで話すのがよいかを十分に相談しながら行われます。子ども自身の意思を尊重しながらわかりやすく説明することで、子ども自身が持つ病気に立ち向かう力を引き出し、本人が納得して前向きに治療にのぞめると考えられています。お子さまが小児がんと診断され、ご家族のみなさまは大変心配されているでしょう。人それぞれに捉え方は異なりますが、重い病気を持つ子の親は共通した経験をし、同じような感情を抱くことが多々あります。不安や悩みを一人で抱え込まず、似た経験をした親同士で体験や感情を分かちあうことも、ときには必要になります。 お子さまが入院されて心配なさっていることと思います。気持ちが少し落ち着いてきましたら、入院されたお子さまのきょうだいのことも気にとめていただきたいと願います。きょうだいも幼いなりに自分のきょうだいを心配しており、気持ちも不安定になることがあります。5)治療終了時のこと(1)晩期障害小児がんの治療成績は近年向上してきました。しかしその反面、小児がんを克服した子どものなかには、治療の影響でさまざまな二次的な問題が生じていることが明らかになってきています。 晩期障害は、主に成長発達の異常(内分泌(ないぶんぴつ)異常を含む)【身長発育障害、無月経、不妊、肥満、やせ、糖尿病】、中枢神経系の異常【白質脳症、てんかん、学習障害】、その他の臓器異常【心機能異常、呼吸機能異常、肝機能障害、肝炎、免疫機能低下】、続発腫瘍(2次がん)【白血病、脳腫瘍、甲状腺がん、その他のがん】などがあります。成長に伴って晩期障害が明らかになってくることもありますので、治療が終了した後の診察は、主治医と相談しながら進めていきましょう。 薬物療法とは薬物療法とは、薬を使う治療のことです。がんの場合は、抗がん剤、ホルモン剤、免疫賦活剤(めんえきふかつざい:免疫力を高める薬剤)等を使う化学療法が、これに相当します。症状を和らげるためのいろいろな薬剤、鎮痛剤、制吐剤等も薬物療法の1つです。ここでは主に、抗がん剤、ホルモン剤を使う化学療法について説明します。2.局所療法と全身療法がんの治療は、「局所療法」と「全身療法」に分けることができます。 局所療法と全身療法の違いは、例えば田んぼの雑草(がん細胞)を刈り取るか、薬をまくかの違いに似ています。雑草が一部分であれば、正常な作物ごと刈り取ることも可能です(局所療法ー手術など)。しかし、田んぼのあちこちに雑草が生えてきた場合は、雑草をすべて刈り取ることは不可能なので、田んぼ全体に薬をまき、除草します(全身療法ー薬物療法)。1)局所療法外科療法、放射線療法等があります。 外科療法は、がんを含めて正常細胞の一部を切り取って、がんをなくしてしまう治療法ですから、原発巣(がんが最初にできたところ)にがんがとどまっている場合には完全に治すことができます。 がんのあるところへ高エネルギーの放射線を照射したり、あるいは小さな放射線源をがんの近くの体内に埋め込んで、がんをなくす方法です。放射線療法も同様に、原発巣にとどまっているがんの場合には完全に治すことができる場合もあります。基本的に、外科療法も放射線療法も治療目的で行う場合は、がんが局所(原発巣)にとどまっている場合に適応となります。それ以外にも、症状緩和の目的で使われる場合もあります。例えば、骨転移などによって患者さんの疼痛(とうつう)が非常に強い場合には、その部分への放射線照射によって痛みを緩和することができます。 局所への効果をねらって行う薬物療法もあります。例えば、がんが必要とする栄養を送っている血管(栄養動脈)に、選択的に抗がん剤を注入する「動注療法」も局所療法に当たります。2)全身療法抗がん剤やホルモン剤等の薬剤を、静脈内注射や内服等の方法で投与する薬物療法が主体になります。がんには、抗がん剤によく反応するタイプのものと、そうでないものがあります。白血病、睾丸腫瘍等のがんに対しては、薬物療法によって完全に治すことが期待できます。完全に治すことができない場合でも、がんの大きさを小さくすることで、延命効果や痛みなどの症状を和らげることが期待できます。しかし、薬物療法で使われる抗がん剤の多くは副作用を伴うことが多く、その使用には高度の専門知識が必要です。3.がんの化学療法とは化学療法とは、20世紀の初頭にドイツのエールリッヒ博士がはじめて使った言葉です。がんの化学療法は、化学物質(抗がん剤)を用いてがん細胞の分裂を抑え、がん細胞を破壊する治療法です。抗がん剤は、投与後血液中に入り、全身をめぐって体内のがん細胞を攻撃し、破壊します。どこにがん細胞があってもそれを壊滅させる力を持っているので、全身的な効果があります。がんは全身病と呼ばれるように、早期にはある部位に限定している局所の病巣が、次第に全身に広がって(転移)、全身的な病気になります。主ながんの治療法のうち、外科療法と放射線療法は局所的ながんの治療には強力なのですが、放射線を全身に照射することは、副作用が強すぎて不可能ですし、全身に散らばったがん細胞のすべてを手術で取り出すことはできません。全身病を治すということからすると、化学療法は全身くまなく治療できる点で、より適した治療法と考えられます。 抗がん剤のそれぞれの長所を生かし、いくつかを組み合わせて併用することで、手術の不可能な進行がんも治療できるようになりました。これからも新薬の開発と併せて、併用療法(抗がん剤を2剤以上組み合わせて行う治療法)の研究が重要になると考えられます。4.「抗がん剤」とはがんに対する薬は現在約100種類近くあり、その中には飲み薬(経口薬)もあれば、注射(注射薬)もあります。また、その投与期間や作用機序もさまざまです。がんに対する薬のタイプを2つに分類してみると、わかりやすいかもしれません。1つは、それ自身ががんを殺す能力を持ったもので、抗がん剤が相当します。に対して有効かどうか、また安全かどうか、実際に患者さんに協力していただいて試験することをいいます。これは、まだ承認されていない薬を使う場合(治験と呼ばれます)や、承認された薬同士を新しく組み合わせる場合など、さまざまな形で行われています。臨床試験は少数の患者さんに行われるので、その効果や副作用についての情報は十分ではありません。また、臨床試験に参加する際には、いくつかの条件を満たさなければ参加できません。臨床試験に参加されるかどうかは、医師の説明をよく聞き、わからないところは質問するなど納得してから参加するようにしましょう。7.その他の日常生活における注意点1)健康食品についてがんに効くといわれるような、いわゆる健康食品の多くは、ヒトを対象とした有効性や安全性の確立がなされていません。また試験管内の実験や、ヒト以外での動物を用いた実験で、その有効性や安全性の検討がなされたものであっても、その製造過程の違いから、含まれる成分の種類や量に差が出ることがあります。抗がん剤治療中にこれらを服用することにより、重篤(じゅうとく)な副作用を起こした報告もあります。 したがって抗がん剤治療を受けている間は、これらの健康食品の摂取を控えるか、服用される前に必ず医療スタッフにご相談ください。2)タバコについてがんとタバコの関係についてはさまざまな研究が行われていますが、なかでも肺がんや食道がんなどは、タバコとの因果関係があるといわれています。タバコによる発がんのメカニズムとしては、タバコに含まれるベンゾピレンなどの発がん物質が体内で活性型に変化し、細胞内の遺伝子に変異をもたらし、細胞ががん化すると考えられています。また今までタバコを吸っていた方でも、禁煙によってがんのリスクが下がることがわかっています。これらのことからもタバコは控えましょう。 3)お酒についてお酒に関しても、がんとの関連が指摘されています。 <貧血の症状> 少し動いただけで息切れがする 疲労?倦怠感(けんたいかん)がある めまいがする 脈拍が増える、動悸(どうき)がする 食欲不振、便秘 結膜が白い 手足が冷たい 爪の色が白い 顔色が青白い 頭痛、頭が重い 耳鳴りがする 食道がんや肝臓がんにおいて、お酒は確実なリスク要因と位置づけられています。お酒を体内で分解する際に生じるアルデヒドが、遺伝子を傷つけることがわかっています。 お酒は勧められませんが、どうしても飲む場合は、1日平均日本酒1合(ビール2杯)程度に控えましょう。4)外出について 外出は可能です。ただし、抗がん剤治療中は体が疲れやすくなっているため、無理のないようにしましょう。外出先から戻った際には手洗い?うがいを行い、感染予防に努めましょう。 全ての抗がん剤で影響があるわけではありませんが、抗がん剤治療によって男性、女性ともに生殖機能に影響がおよぶ可能性があります。この影響は、抗がん剤の種類、治療を受ける患者さんの年齢、健康状態などによって変わってきます。 永久に不妊症となる場合もあるので、抗がん剤治療をはじめる前に、家族や医療スタッフとよく話し合っておくことが必要です。男性の場合、希望があれば、将来のために精液を冷凍保存する方法もあります。 抗がん剤治療を受けている期間中は、染色体に影響を与える可能性があり、男性も女性も避妊が必要な場合もありますので、ご相談ください。 抗がん剤治療中の性行為は可能です。ただし、感染や出血をしやすい時期は避けたほうが良いでしょう。 工夫できること(潤滑ゼリー、避妊具の使用など)もありますので、パートナーと一緒によく話し合いましょう。がんについて正常な細胞は一定の規律をもって成長し、死んでいきます。ところががん細胞は異常で、分裂をいつまでも続け、まったく無秩序にどんどん増え続けます。 がんは、遺伝子に傷がついて起こる病気であるということがわかってきました。正常な細胞には増殖をコントロールする遺伝子があって、無制限に増殖しないようにブレーキをかけるのですが、何らかの原因で遺伝子に傷がついて、細胞の増殖をコントロールできなくなると、細胞は無秩序に増え続けるようになります。これががん細胞の特徴です。 がんは、体のさまざまな臓器や組織に発生します。がんの多くはかたまりをつくって大きくなっていきますが、造血器がん(血液がん)のようにかたまりをつくらないものもあります。体のどこかにがんが発生して、それが周囲にしみ出るように広がる「浸潤(しんじゅん))や、体のあちこちに飛び火する「転移)など、次から次へと新しいがん組織をつくることもがん細胞の特徴です。 がんの治療をして治ったようでも、そのときは残ったがん細胞がおとなしくしていただけで、時間が経って再びがん細胞が増殖してくる「再発」もあります。 また、がん組織はどんどん増殖しているので、他の正常な組織のための栄養をどんどん奪ってしまい、体は必要な栄養がとれず、衰弱してしまいます。 がん治療では、がんの種類や大きさ、部位、かたまりなのかそうでないのかなどによって、手術、抗がん剤、放射線などを単独で、もしくは組み合わせて行います。 がんの種類や進行の度合いにもよりますが、抗がん剤治療は次のような目的で行われます。 がんを治癒させるため がんが転移?再発するのを防ぐため がんの成長を遅らせるため 体のほかの部分へと転移しているかもしれないがん細胞を殺すため がんによって起こっている症状を和らげるため 3.抗がん剤について1)抗がん剤治療とは抗がん剤治療は、内服や注射によって全身にくまなく抗がん剤を行き渡らせることにより、全身に広がる可能性のあるがん細胞や、すでに他の場所へ転移していたり、全身に広がっていると考えられるがん細胞を治療するものです。がんの種類によっては、第一選択の治療法として抗がん剤治療を行うことがあります。また、手術や放射線と組み合わせて補助的に抗がん剤治療を行うことや、がんを小さくするために手術の前に抗がん剤治療を行うこともあります。2)抗状腺腫瘍、すなわち甲状腺がんについて解説します。
2.甲状腺がんの特徴
甲状腺がんには他のがんと比べていくつかの特徴があげられます。
まず、性別ですが男女比が1:5と圧倒的に女性に多いのが特徴です。次に、年齢層ですが、若年者から高齢者まで広い年齢層に分布し、20歳台やあるいはもっと若年者でもさほど珍しくありません。また、後述する未分化がんを除き、一般に進行が遅く治りやすいがんであるのも大きな特徴でしょう。特に若年者のがん(乳頭がんというタイプが多い)でたちがいいのも一般のがんの常識とかけはなれています。
乳がんなど多くのがんではリンパ節転移の程度などがんの進行程度により治癒率が大きく左右されますが、甲状腺がんの場合後述する組織型(顕微鏡検査での分類)が最も運命を左右する因子です。
甲状腺がんのうち1%程度を占める髄様がんというタイプのがんは遺伝性のことがあり、また副腎や副甲状腺の病気を伴うことがありますので治療にあたって特別な配慮が必要になります。
3.甲状腺がんの種類
甲状腺がんは組織型により乳頭がん、濾胞がん、髄様がん、未分化がんに分類されますが、このいずれであるかによって病態や悪性度が大きく異なります。このうち、乳頭がんが全甲状腺がんの約80%を占め、ついで多いのは濾胞がんです。この両者(分化がんと総称します)は予後も良好です。髄様がんはリンパ節転移を起こしやすく約1/4が遺伝性です。髄様がんは分化がんに比べると悪性度は高いのですが、未分化がんほど悪性度は高くありません。一方、未分化がんはおそらくあらゆるがんのうちでも最も増殖スピードの速いもので、治療成績も大変悲惨なものです。未分化がんはこのように恐ろしいがんですが幸いその頻度は低く、もとからあった分化がんが長年のうちに変化したものと考えられます。
なお、本来リンパ系の腫瘍である悪性リンパ腫が甲状腺にできることもありますがここでは詳細に触れないことにします。
4.甲状腺がんの症状
甲状腺がんの症状は通常前頚部にしこりを触れるだけです。長年放置して大きなしこりとなると目でみただけでわかるサイズになりますし、また周囲臓器への圧迫症状を呈することもあります。ただ、前頚部のしこりで甲状腺の腫瘍と判明してもそのすべてががんではなく、良性のもの(腺腫、腺腫様甲状腺腫など)とがんとの比率は約5:1です。また、まれに声が嗄れたり、頚部のリンパ節転移などを契機に甲状腺がんが発見されることもあります。また、何らかの理由によりとった胸部CT検査で偶然甲状腺腫瘍が発見され、精査の結果
脳腫瘍小児
がんがみつかることもありえます。
ただし、以上のことは甲状腺分化がんの場合であって、未分化がんでは急激な増大、痛
脳腫瘍小児
み、息苦しさなど多彩な症状を呈します。
過観察を続けています?不必要な外科的侵襲を避けて患者さんに優しい医療の実践を目指し、
脳腫瘍小児
乳がん治療の個別化に結びつく臨床研究を進めていくつもりです?
乳癌(乳ガン)とは?日本女性では乳がんにかかっている人は胃がんに次いで多く、今世紀に
脳腫瘍小児
は、女性にのがん死亡原因のとして、乳がんが最も多くなると予測されます。
世界的に見ても乳がんになる人は増加しており、女性が最もかかりやすいがんの第1位です。
脳腫瘍小児
乳がんは必ずしも女性だけがかかる病気ではありません。
男性も乳がんになります。しかし、その割合は全体の0.5~1%にすぎません、割合からいえ
脳腫瘍小児
ば圧倒的に女性に多い病気です。
乳腺組織に発生するがんは大きく2つに分ける事ができます。
脳腫瘍小児
一つは母乳を作り出す腺房から発生するがんで少葉がんと呼ばれるのもです。
もう一つは、母乳を乳口まで運ぶ乳管から発生する乳管がんです。
脳腫瘍小児
乳がんの約90%は後者の乳管内がんで、残りの10パーセントは少葉がんと特殊型と呼ばれる稀ながんで占めています。
2.甲状腺がんの特徴
甲状腺がんには他のがんと比べていくつかの特徴があげられます。
まず、性別ですが男女比が1:5と圧倒的に女性に多いのが特徴です。次に、年齢層ですが、若年者から高齢者まで広い年齢層に分布し、20歳台やあるいはもっと若年者でもさほど珍しくありません。また、後述する未分化がんを除き、一般に進行が遅く治りやすいがんであるのも大きな特徴でしょう。特に若年者のがん(乳頭がんというタイプが多い)でたちがいいのも一般のがんの常識とかけはなれています。
乳がんなど多くのがんではリンパ節転移の程度などがんの進行程度により治癒率が大きく左右されますが、甲状腺がんの場合後述する組織型(顕微鏡検査での分類)が最も運命を左右する因子です。
甲状腺がんのうち1%程度を占める髄様がんというタイプのがんは遺伝性のことがあり、また副腎や副甲状腺の病気を伴うことがありますので治療にあたって特別な配慮が必要になります。
3.甲状腺がんの種類
甲状腺がんは組織型により乳頭がん、濾胞がん、髄様がん、未分化がんに分類されますが、このいずれであるかによって病態や悪性度が大きく異なります。このうち、乳頭がんが全甲状腺がんの約80%を占め、ついで多いのは濾胞がんです。この両者(分化がんと総称します)は予後も良好です。髄様がんはリンパ節転移を起こしやすく約1/4が遺伝性です。髄様がんは分化がんに比べると悪性度は高いのですが、未分化がんほど悪性度は高くありません。一方、未分化がんはおそらくあらゆるがんのうちでも最も増殖スピードの速いもので、治療成績も大変悲惨なものです。未分化がんはこのように恐ろしいがんですが幸いその頻度は低く、もとからあった分化がんが長年のうちに変化したものと考えられます。
なお、本来リンパ系の腫瘍である悪性リンパ腫が甲状腺にできることもありますがここでは詳細に触れないことにします。
4.甲状腺がんの症状
甲状腺がんの症状は通常前頚部にしこりを触れるだけです。長年放置して大きなしこりとなると目でみただけでわかるサイズになりますし、また周囲臓器への圧迫症状を呈することもあります。ただ、前頚部のしこりで甲状腺の腫瘍と判明してもそのすべてががんではなく、良性のもの(腺腫、腺腫様甲状腺腫など)とがんとの比率は約5:1です。また、まれに声が嗄れたり、頚部のリンパ節転移などを契機に甲状腺がんが発見されることもあります。また、何らかの理由によりとった胸部CT検査で偶然甲状腺腫瘍が発見され、精査の結果
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がんがみつかることもありえます。
ただし、以上のことは甲状腺分化がんの場合であって、未分化がんでは急激な増大、痛
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み、息苦しさなど多彩な症状を呈します。
過観察を続けています?不必要な外科的侵襲を避けて患者さんに優しい医療の実践を目指し、
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乳がん治療の個別化に結びつく臨床研究を進めていくつもりです?
乳癌(乳ガン)とは?日本女性では乳がんにかかっている人は胃がんに次いで多く、今世紀に
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は、女性にのがん死亡原因のとして、乳がんが最も多くなると予測されます。
世界的に見ても乳がんになる人は増加しており、女性が最もかかりやすいがんの第1位です。
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乳がんは必ずしも女性だけがかかる病気ではありません。
男性も乳がんになります。しかし、その割合は全体の0.5~1%にすぎません、割合からいえ
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ば圧倒的に女性に多い病気です。
乳腺組織に発生するがんは大きく2つに分ける事ができます。
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一つは母乳を作り出す腺房から発生するがんで少葉がんと呼ばれるのもです。
もう一つは、母乳を乳口まで運ぶ乳管から発生する乳管がんです。
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乳がんの約90%は後者の乳管内がんで、残りの10パーセントは少葉がんと特殊型と呼ばれる稀ながんで占めています。
脳腫瘍めまい
タミンEのサプリメント」1つだけです。残りの代替療法はすべて、「容認」あるいは「反対」と判定されています。「容認」、つまり「有効性ははっきりしないけれども、患者がその利用を望むのであれば、あえて否定せずに認める」と判定されている治療法の例として挙げられているのは、「乳がんと前立腺がんに対する低脂肪食」、「マクロバイオティク食(野菜や玄米中心の食事)」、「臨床期の前立腺がんに対するビタミンEのサプリメント」です。 一方、「反対」という判定はどうでしょうか。これはつまり「効果がないか、害のあることがはっきりしているので反対する」という判定です。一般に、がんに対して有効と思われている、「ビタミンAとビタミンCなどの抗酸化物質のサプリメント」と、「乳がんに対する大豆サプリメント」の2つは、この「反対」という判定になっています。5.むしろ害になる可能性のあるサプリメントこの判定は、ビタミンAやCなどの抗酸化物質が通常の治療効果を弱めてしまう可能性があるためです。放射線治療や化学療法など、通常のがん治療の一部は、活性酸素を発生させてがん細胞を攻撃することにより治療効果を発揮します。ところが、ビタミンAやビタミンCなどの抗酸化物質をサプリメントとして大量にとると、活性酸素の作用が弱くなるため、こうした通常治療の効果を阻害する可能性があります。そのため、判定が「反対」とされているのです。 また、「乳がんに対する大豆サプリメント」も、この論文では「反対」とされています。植物性エストロゲンは大豆製品に多く含まれており、女性ホルモンのエストロゲンと化学構造が似ています。大豆製品に含まれる植物性エストロゲンが、本来のエストロゲンの働きを抑えて、乳がん予防につながるという仮説があります。 けれどもその一方で、植物性エストロゲンが、本来のエストロゲンと同じ働きをすることで、かえって乳がんのリスクを高めてしまうという可能性も考えられています。こうした有害作用についての理論的なまたそのようなことが生じる理論的可能性も低いということにすぎません。 つまり、「効果は未確認だが、重大な害の可能性は低いので、患者が使用を希望する場合には、反対しないでその意思を尊重する」ということです。
これは、積極的なお勧めではなく、いわば「消極的」な意味合いのものということを頭に入れておいてください。
サイトカイン療法TNFは主としてマクロファージにより産生され、がんに出血性壊死を起こさせたり、がん細胞に直接的に働いて殺傷するなどの作用があります。動物実験ではTNFを投与すると短期間でがんが縮小するため、抗がん効果のあるサイトカインとして臨床応用が注目されました。 [効果、副作用]全身投与では、発熱、血圧低下等の重篤な副作用のために有効な量を投与できないので、臨床応用が進んでいない状況です。そこで、悪性黒色腫ではがん局所への注入が試みられました。全身投与の場合と比較して、より高い効果が認められたなどの報告もあります。 [問題点]TNFは抗がん作用を持つ反面、がん末期の患者さんに悪液質(患者さんが衰弱した状態です)を引き起こす作用を持つことや、副作用が非常に強いなどの問題点があるために、副作用を軽減した製剤の開発が進められています。4)インターロイキン12(Interleukin-12:IL-12)によるサイトカイン療法活性化した単球や樹状細胞からつくられるIL-12は、がん細胞を殺傷するような免疫反応を誘導するのに重要であることが報告され、注目されています。IL-12はNK細胞やキラーT細胞の増殖を促したり、がん細胞を殺傷する能力を高めます。マウスでは、がんの転移抑制や移植がんの縮小等、劇的な効果が認められています。 [効果、問題点]臨床でも抗がん効果が期待されましたが、現時点では第I相試験が終了した段階で、有効学療法剤と併用されます。 (6)Sizofiran(SPG:シゾフィラン)スエヒロタケより抽出されました。適応は、子宮頸部がんにおける放射線療法との併用に限定されています。 (7)Levamisole(レバミゾール)本来、駆虫薬として開発された物質(イミダゾール化合物)
その治療成績は手術療法と大差ないので初回治療を放射線療法単独で行うこともあります。
しかし、一般に腺がんでは放射線の効果が劣るので、ほとんどが腺がんである子宮体がんでは手術療法が優先されます。
すい臓がん闘病記
子宮体がんの5年生存率は、1期も2期も95%、3期で65%、4期で35%といわれています。
子宮頸がんにみられる特徴的な症状に、性交時の子宮膣部への刺激による出血があります。
子宮体がんの場合には、月経以外に出血(不正性器出血)がみられます。特に閉経後に不正性器出血をみたときは、すぐに検査を受けたほうがよいでしょう。
転移のルートがんが子宮体部にとどまっているのがI期、
子宮頸部に浸潤しているのがII期、
子宮外に浸潤しているのがIII期で、
IV期は膀胱?直腸に浸潤しているか、肺?肝臓?骨などに遠隔転移がみられる段階です。
がんの進行にともなう症状
がんの進行にともなって不正性器出血や、帯下の増加をみるようになります。また、がん組織の壊死と腐敗菌の感染のための水様性?血性?膿性の帯下が増え、悪臭を発するようになります。がんが膀胱粘膜に浸潤すると頻尿、血尿や下腹部痛がみられ、尿管(腎臓と膀胱を結ぶ管)が腫瘍で圧迫されると、腎臓からの尿の流出が困難になり末期には尿毒症を併発します。
白血球の中のリンパ球の癌
悪性リンパ腫は白血病と同じ全身の癌で、全身のリンパ節や皮膚、目、内臓にも腫瘤を作ります。
血液検査と生検でわかる癌
首やその周辺、脇の下、足の付け根のリンパ節が、痛みも無く、1ヶ月以上に渡り腫れている場合。または他の臓器に腫瘤が出来た場合に、血液検査や、画像、リンパ節の組織をとる生検で、発見されます。
最初は自覚症状がほとんどなく、現われるのは血尿です。
診断に際しては、尿に悪性細胞が含まれているかどうかを見る細胞診、膀胱鏡検査、正検、膀胱?尿道造影検査、リンパ管造影検査などが行われています。
癌の性質や病状によっても治療法は異なります
手術に関しても膀胱を残せるかどうかで内容が異なってきます。
膀胱を摘出すると尿をためておく袋が無くなるので尿路変更術が必要になってきます。
手術後の再発予防に抗がん剤の膀胱内注入療法も実施されます。また放射線療法を用いることもあります。
初期では、膀胱刺激症状(痛みや頻尿)を伴わない血尿が現われます。約75%に、目で見ても分かる肉眼的血尿がみられ、顕微鏡的血尿も含めると血尿は必ず起こる症状です。
進行すると排尿障害、排尿痛、膀胱部の痛み、頻尿などが見られ、さらに進行すると貧血や全身衰弱などが出てきます。
QOLを考える!
さて、今後何を基準に考えていけばよいのでしょうか?それは、QOL(生活の質)をいかに守り、暮らしていくことではないでしょうか。
攻撃的な癌治療から、病人を守るディフェンス的な治療へ、そして癌を休眠させ、最終的に共存共生を行い、癌があってもQOLを下げず暮らしていける生活を基準に治療に当たっていくことと考えます。
早期は症状がありません
早期では無症状ですが、進行すると前立腺肥大症と同じで、夜中に何度も排尿したり、排尿の勢いが弱くなったり、排尿そのものに時間がかかるようになります。
手術とホルモン療法
前立腺ガンは男性ホルモンが症状を悪化させ女性ホルモンが症状を改善します。
そのため薬や手術で男性ホルモンの分泌を抑えたり、女性ホルモンの投与を長期間行います。
早期なら前立腺を摘出する手術によって完治も可能です。
病状が進行すると、昼間で10回以上、夜間で3回以上の頻尿、残尿感が見られることがあります。
血尿と腰痛が見られることもあり、前立腺肥大症とほぼ同じ症状が出ます。また精液に血が混じることもあります。
QOLを考える!
さて、今後何を基準に考えていけばよいのでしょうか?それは、QOL(生活の質)をいかに守り、暮らしていくことではないでしょうか。
攻撃的な癌治療から、病人を守るディフェンス的な治療へ、そして癌を休眠させ、最終的に共存共生を行い、癌があってもQOLを下げず暮らしていける生活を基準に治療に当たっていくことと考えます。
具体的な薬剤活用方法
(1) 西洋の抗癌剤を受ける時
言われています。
自覚症状
自覚症状に乏しく、発見されたときにはすでに、リンパや腹膜播種などである場合が多いがんです。
転移のルート
卵巣がんのうちの上皮がんは腹膜に転移し、そこから肝臓の表面や大網に広がります。
主な転移先肝臓 大腸
その他の症状
癌の進行による体重の減少?体力の低下、神経の転移による背中の痛み、腰痛?腹痛、腹膜播種による腹水などが見られます。
子宮体がんは6割が1期、子宮頸がんは4~5割が0期で発見されます。
子宮体がんは褐色のオリモノがでたり、下着の汚れで気づく事が多いがん
不正出血で発見された場合でも子宮体がんの65%が1期で発見されます。
子宮頸がんにみられる特徴的な症状に、性交時の子宮膣部への刺激による出血があります。
日本では、子宮がんの約80%が子宮頸がんです
子宮がんは胃がん、乳がんに次いで多いがんですが、死亡率は年々下がっています。子宮がんは早期の段階で発見されれば、ほとんどが治ります。
子宮がんが徐々に増加してくる30歳を過ぎた頃からは、年に1回子宮がんの検査を受けることがとても重要です。
手術が基本です
一般には、できるかぎり手術を行って、病巣を摘出する根治的治療法がとられます。この目的のために手術療法と放射線療法を併用する場合もあります。
手術が出来ないほど、がんが進行している場合や、重い合併症があったり、高齢者などで手術に耐えられないと診断された場合には、放射線療法が主体となります。
化学療法は、現段階では補助的な治療法と考えられており、とくに手術の出来ないⅣ期などの進行例や再発例に対して延命を期待し定位放射線照射とは、病巣に対し多方向から放射線を集中させる方法です。通常の放射線治療に比較し、周囲の正常組織に当たる線量を極力減少させることが可能です。定位放射線照射には、ガンマナイフに代表される1回照射の定位手術的照射と、数回に分割して照射する定位放射線治療に大別されます。定位放射線照射では、治療装置や患者さんを固定する精度をmm単位で管理しています。 粒子線治療の現況と将来国立がんセンターでは、サイクロトロンを用いた陽子線治療システムが1998年末より稼働し、主に頭蓋底(とうがいてい)、頭頸部、肺、肝臓、前立腺等のがん例に使用されています。病院に附属した陽子線治療装置としては国内ではじめての装置で、2001年7月に高度先進医療(医療の名称:悪性腫瘍に対する粒子線治療)の認可を受けて治療を行っています。治療の費用(288万3000円)は自己負担です。国立がんセンター東病院以外に、わが国での陽子線治療は、筑波大学陽子線医学利用研究センター、兵庫県立粒子線医療センター、若狭湾エネルギー研究センター、静岡県立静岡がんセンターの4ヵ所で行われています。また、独立行政法人放射線医学総合研究所では、炭素を使った重粒子(重イオン)線治療が行われていて、2003年10月に高度先進医療として認可されました。これら粒子線治療は、国内でも今後さらに数ヵ所での建設が計画されています。 これらの治療法の対象は小さな病巣で、おおむね3cm以下の病巣が良い適応とされています。この治療は脳の病巣の治療方法としては、動静脈奇形、原発性良性脳腫瘍、転移性脳腫瘍、手術的操作が難しい頭蓋底腫瘍(とうがいていしゅよう)等に応用されています。脳以外の病巣への応用としては、後述のように頭頸部や肺の病巣(肺がんや転移性肺がん)に応用され、他の部位に対しても検討がはじまっています。 この治療が個々のケースに適しているかどうかは十分検討する必要がありますので、主治医および放射線腫瘍医にご相談ください。1.ガンマナイフによる定位放射線照射 ガンマナイフとは、201個のコバルト線源をヘルメット状の照射ヘッドに半球状に配置した放射線照射装置です。おのおのの線源から放出される放射線(ガンマ線)がヘルメット内の小さな穴を通過することでペンシル状のビームとなり、小領域に集まるように設計されています。このようにして、多方向から一点に高線量の放射線を集中させることができます。
脳腫瘍めまい
治療法は、「レクセルのフレーム」という金属の枠を4本のネジでがっちりと頭蓋骨に固定した状態で CTや血管造影等の画像検査を行い、放射線を照射する部位を決め、その部位に正
脳腫瘍めまい
確に照射できるようにガンマナイフの照射ヘッドをセットするという手順になります。 この原理を提唱したスウェーデンの脳外科医レクセルは、脳外科手術の延長として考案したの
脳腫瘍めまい
で、この治療法を放射線手術装置の名をガンマナイフ(ガンマ線でナイフのように切れる)と呼ぶようになりました。 ガンマナイフは主に動静脈奇形、聴神経鞘腫(ちょうしんけいし
脳腫瘍めまい
ょうしゅ)をはじめとする脳内の小さな良性病変を治療し、優れた成績をあげています。最も多く治療されている動静脈奇形については、この治療が徐々に脳循環の状態を変えるた
脳腫瘍めまい
め、外科療法や異常血管塞栓療法(いじょうけっかんそくせんりょうほう)に比べて危険性は少なく、おおよそこの治療を受けた90%の患者さんで有効性を認めています。近年の画像
脳腫瘍めまい
診断やコンピュータの技術進歩により、複雑な形状の病巣に対しても治療が可能になり、現在は転移性脳腫瘍などがんの治療にも応用されています。わが国では、平成8年4月1日に
脳腫瘍めまい
保険適用になっています。2.リニアックを用いた定位放射線照射ガンマナイフによる治療は線量の集中性がよく、優れた治療成績をあげました。これを参考にして、一般の病院にす
脳腫瘍めまい
でに普及した放射線治療装置である直線加速器(リニアック)を用いて、病巣に放射線を集中させる治療を行う試みが開発されました。実際にはこの治療は、1980年
これは、積極的なお勧めではなく、いわば「消極的」な意味合いのものということを頭に入れておいてください。
サイトカイン療法TNFは主としてマクロファージにより産生され、がんに出血性壊死を起こさせたり、がん細胞に直接的に働いて殺傷するなどの作用があります。動物実験ではTNFを投与すると短期間でがんが縮小するため、抗がん効果のあるサイトカインとして臨床応用が注目されました。 [効果、副作用]全身投与では、発熱、血圧低下等の重篤な副作用のために有効な量を投与できないので、臨床応用が進んでいない状況です。そこで、悪性黒色腫ではがん局所への注入が試みられました。全身投与の場合と比較して、より高い効果が認められたなどの報告もあります。 [問題点]TNFは抗がん作用を持つ反面、がん末期の患者さんに悪液質(患者さんが衰弱した状態です)を引き起こす作用を持つことや、副作用が非常に強いなどの問題点があるために、副作用を軽減した製剤の開発が進められています。4)インターロイキン12(Interleukin-12:IL-12)によるサイトカイン療法活性化した単球や樹状細胞からつくられるIL-12は、がん細胞を殺傷するような免疫反応を誘導するのに重要であることが報告され、注目されています。IL-12はNK細胞やキラーT細胞の増殖を促したり、がん細胞を殺傷する能力を高めます。マウスでは、がんの転移抑制や移植がんの縮小等、劇的な効果が認められています。 [効果、問題点]臨床でも抗がん効果が期待されましたが、現時点では第I相試験が終了した段階で、有効学療法剤と併用されます。 (6)Sizofiran(SPG:シゾフィラン)スエヒロタケより抽出されました。適応は、子宮頸部がんにおける放射線療法との併用に限定されています。 (7)Levamisole(レバミゾール)本来、駆虫薬として開発された物質(イミダゾール化合物)
その治療成績は手術療法と大差ないので初回治療を放射線療法単独で行うこともあります。
しかし、一般に腺がんでは放射線の効果が劣るので、ほとんどが腺がんである子宮体がんでは手術療法が優先されます。
すい臓がん闘病記
子宮体がんの5年生存率は、1期も2期も95%、3期で65%、4期で35%といわれています。
子宮頸がんにみられる特徴的な症状に、性交時の子宮膣部への刺激による出血があります。
子宮体がんの場合には、月経以外に出血(不正性器出血)がみられます。特に閉経後に不正性器出血をみたときは、すぐに検査を受けたほうがよいでしょう。
転移のルートがんが子宮体部にとどまっているのがI期、
子宮頸部に浸潤しているのがII期、
子宮外に浸潤しているのがIII期で、
IV期は膀胱?直腸に浸潤しているか、肺?肝臓?骨などに遠隔転移がみられる段階です。
がんの進行にともなう症状
がんの進行にともなって不正性器出血や、帯下の増加をみるようになります。また、がん組織の壊死と腐敗菌の感染のための水様性?血性?膿性の帯下が増え、悪臭を発するようになります。がんが膀胱粘膜に浸潤すると頻尿、血尿や下腹部痛がみられ、尿管(腎臓と膀胱を結ぶ管)が腫瘍で圧迫されると、腎臓からの尿の流出が困難になり末期には尿毒症を併発します。
白血球の中のリンパ球の癌
悪性リンパ腫は白血病と同じ全身の癌で、全身のリンパ節や皮膚、目、内臓にも腫瘤を作ります。
血液検査と生検でわかる癌
首やその周辺、脇の下、足の付け根のリンパ節が、痛みも無く、1ヶ月以上に渡り腫れている場合。または他の臓器に腫瘤が出来た場合に、血液検査や、画像、リンパ節の組織をとる生検で、発見されます。
最初は自覚症状がほとんどなく、現われるのは血尿です。
診断に際しては、尿に悪性細胞が含まれているかどうかを見る細胞診、膀胱鏡検査、正検、膀胱?尿道造影検査、リンパ管造影検査などが行われています。
癌の性質や病状によっても治療法は異なります
手術に関しても膀胱を残せるかどうかで内容が異なってきます。
膀胱を摘出すると尿をためておく袋が無くなるので尿路変更術が必要になってきます。
手術後の再発予防に抗がん剤の膀胱内注入療法も実施されます。また放射線療法を用いることもあります。
初期では、膀胱刺激症状(痛みや頻尿)を伴わない血尿が現われます。約75%に、目で見ても分かる肉眼的血尿がみられ、顕微鏡的血尿も含めると血尿は必ず起こる症状です。
進行すると排尿障害、排尿痛、膀胱部の痛み、頻尿などが見られ、さらに進行すると貧血や全身衰弱などが出てきます。
QOLを考える!
さて、今後何を基準に考えていけばよいのでしょうか?それは、QOL(生活の質)をいかに守り、暮らしていくことではないでしょうか。
攻撃的な癌治療から、病人を守るディフェンス的な治療へ、そして癌を休眠させ、最終的に共存共生を行い、癌があってもQOLを下げず暮らしていける生活を基準に治療に当たっていくことと考えます。
早期は症状がありません
早期では無症状ですが、進行すると前立腺肥大症と同じで、夜中に何度も排尿したり、排尿の勢いが弱くなったり、排尿そのものに時間がかかるようになります。
手術とホルモン療法
前立腺ガンは男性ホルモンが症状を悪化させ女性ホルモンが症状を改善します。
そのため薬や手術で男性ホルモンの分泌を抑えたり、女性ホルモンの投与を長期間行います。
早期なら前立腺を摘出する手術によって完治も可能です。
病状が進行すると、昼間で10回以上、夜間で3回以上の頻尿、残尿感が見られることがあります。
血尿と腰痛が見られることもあり、前立腺肥大症とほぼ同じ症状が出ます。また精液に血が混じることもあります。
QOLを考える!
さて、今後何を基準に考えていけばよいのでしょうか?それは、QOL(生活の質)をいかに守り、暮らしていくことではないでしょうか。
攻撃的な癌治療から、病人を守るディフェンス的な治療へ、そして癌を休眠させ、最終的に共存共生を行い、癌があってもQOLを下げず暮らしていける生活を基準に治療に当たっていくことと考えます。
具体的な薬剤活用方法
(1) 西洋の抗癌剤を受ける時
言われています。
自覚症状
自覚症状に乏しく、発見されたときにはすでに、リンパや腹膜播種などである場合が多いがんです。
転移のルート
卵巣がんのうちの上皮がんは腹膜に転移し、そこから肝臓の表面や大網に広がります。
主な転移先肝臓 大腸
その他の症状
癌の進行による体重の減少?体力の低下、神経の転移による背中の痛み、腰痛?腹痛、腹膜播種による腹水などが見られます。
子宮体がんは6割が1期、子宮頸がんは4~5割が0期で発見されます。
子宮体がんは褐色のオリモノがでたり、下着の汚れで気づく事が多いがん
不正出血で発見された場合でも子宮体がんの65%が1期で発見されます。
子宮頸がんにみられる特徴的な症状に、性交時の子宮膣部への刺激による出血があります。
日本では、子宮がんの約80%が子宮頸がんです
子宮がんは胃がん、乳がんに次いで多いがんですが、死亡率は年々下がっています。子宮がんは早期の段階で発見されれば、ほとんどが治ります。
子宮がんが徐々に増加してくる30歳を過ぎた頃からは、年に1回子宮がんの検査を受けることがとても重要です。
手術が基本です
一般には、できるかぎり手術を行って、病巣を摘出する根治的治療法がとられます。この目的のために手術療法と放射線療法を併用する場合もあります。
手術が出来ないほど、がんが進行している場合や、重い合併症があったり、高齢者などで手術に耐えられないと診断された場合には、放射線療法が主体となります。
化学療法は、現段階では補助的な治療法と考えられており、とくに手術の出来ないⅣ期などの進行例や再発例に対して延命を期待し定位放射線照射とは、病巣に対し多方向から放射線を集中させる方法です。通常の放射線治療に比較し、周囲の正常組織に当たる線量を極力減少させることが可能です。定位放射線照射には、ガンマナイフに代表される1回照射の定位手術的照射と、数回に分割して照射する定位放射線治療に大別されます。定位放射線照射では、治療装置や患者さんを固定する精度をmm単位で管理しています。 粒子線治療の現況と将来国立がんセンターでは、サイクロトロンを用いた陽子線治療システムが1998年末より稼働し、主に頭蓋底(とうがいてい)、頭頸部、肺、肝臓、前立腺等のがん例に使用されています。病院に附属した陽子線治療装置としては国内ではじめての装置で、2001年7月に高度先進医療(医療の名称:悪性腫瘍に対する粒子線治療)の認可を受けて治療を行っています。治療の費用(288万3000円)は自己負担です。国立がんセンター東病院以外に、わが国での陽子線治療は、筑波大学陽子線医学利用研究センター、兵庫県立粒子線医療センター、若狭湾エネルギー研究センター、静岡県立静岡がんセンターの4ヵ所で行われています。また、独立行政法人放射線医学総合研究所では、炭素を使った重粒子(重イオン)線治療が行われていて、2003年10月に高度先進医療として認可されました。これら粒子線治療は、国内でも今後さらに数ヵ所での建設が計画されています。 これらの治療法の対象は小さな病巣で、おおむね3cm以下の病巣が良い適応とされています。この治療は脳の病巣の治療方法としては、動静脈奇形、原発性良性脳腫瘍、転移性脳腫瘍、手術的操作が難しい頭蓋底腫瘍(とうがいていしゅよう)等に応用されています。脳以外の病巣への応用としては、後述のように頭頸部や肺の病巣(肺がんや転移性肺がん)に応用され、他の部位に対しても検討がはじまっています。 この治療が個々のケースに適しているかどうかは十分検討する必要がありますので、主治医および放射線腫瘍医にご相談ください。1.ガンマナイフによる定位放射線照射 ガンマナイフとは、201個のコバルト線源をヘルメット状の照射ヘッドに半球状に配置した放射線照射装置です。おのおのの線源から放出される放射線(ガンマ線)がヘルメット内の小さな穴を通過することでペンシル状のビームとなり、小領域に集まるように設計されています。このようにして、多方向から一点に高線量の放射線を集中させることができます。
脳腫瘍めまい
治療法は、「レクセルのフレーム」という金属の枠を4本のネジでがっちりと頭蓋骨に固定した状態で CTや血管造影等の画像検査を行い、放射線を照射する部位を決め、その部位に正
脳腫瘍めまい
確に照射できるようにガンマナイフの照射ヘッドをセットするという手順になります。 この原理を提唱したスウェーデンの脳外科医レクセルは、脳外科手術の延長として考案したの
脳腫瘍めまい
で、この治療法を放射線手術装置の名をガンマナイフ(ガンマ線でナイフのように切れる)と呼ぶようになりました。 ガンマナイフは主に動静脈奇形、聴神経鞘腫(ちょうしんけいし
脳腫瘍めまい
ょうしゅ)をはじめとする脳内の小さな良性病変を治療し、優れた成績をあげています。最も多く治療されている動静脈奇形については、この治療が徐々に脳循環の状態を変えるた
脳腫瘍めまい
め、外科療法や異常血管塞栓療法(いじょうけっかんそくせんりょうほう)に比べて危険性は少なく、おおよそこの治療を受けた90%の患者さんで有効性を認めています。近年の画像
脳腫瘍めまい
診断やコンピュータの技術進歩により、複雑な形状の病巣に対しても治療が可能になり、現在は転移性脳腫瘍などがんの治療にも応用されています。わが国では、平成8年4月1日に
脳腫瘍めまい
保険適用になっています。2.リニアックを用いた定位放射線照射ガンマナイフによる治療は線量の集中性がよく、優れた治療成績をあげました。これを参考にして、一般の病院にす
脳腫瘍めまい
でに普及した放射線治療装置である直線加速器(リニアック)を用いて、病巣に放射線を集中させる治療を行う試みが開発されました。実際にはこの治療は、1980年
2012年12月24日星期一
良性脳腫瘍
高齢者の胃がんの治療
胃がんは早期に見つかれば治るが、手遅れになると恐ろしいということを皆様はよくご存じのことと思います。本日は、手遅れにしないために注意すること、また、万が一、胃がんの診断を受けたときにどう考えたらよいのか、そして、いわゆるがんの告知問題についてお話いたします。 お断りしておきますが、消化器のがんはそれぞれ性格が異なります。この話は、あくまでも胃がんに限定したものです。食道がん、大腸がん、膵がんなどでは全く異なってきますので、ご注意下さい。
1. 手遅れにしないための注意
胃がんの診断は胃透視、胃内視鏡を経て病理組織診断で確定します。そのためには検査を受けなければなりません。検査のきっかけですが、早期の胃がんははっきりした症状に乏しいことが多いようです。むねやけ、もたれ、軽い痛みなどの症状や、検診などでたまたま見つかるのが普通です。一方、進行胃がんははっきりした症状、所見があります。痛み、吐き気などに加え貧血、体重の減少があります。 自分や家族の体調の変化に気がついたら、すぐに検査を受けて下さい。また、高血圧、糖尿病などで医師にかかっている方は、年に二回程度、血液検査、大便の潜血反応検査を受けることが望ましいと思います。胃の検査は二年に一度程度で十分でしょう。
2. 治療の方法
胃がんの治療法は進行の程度、全身の状態によって異なってきます。治療法は手術(内視鏡手術、外科手術)、抗癌剤、放射線、対症療法からなります。
胃がんを完治させるのは手術だけです。残念ながら抗癌剤、放射線はある程度の効果はありますが一時的なものです。手術は、可能な場合と不可能な場合があります。手術が可能な場合とは、がんを取り残しなく切除できる状態であり、がんが胃とその周辺にとどまっていることが条件となります。不可能な場合とは、無理をして切除しても、がんが明らかに残ってしまう時です。 手術を受けるには、ある程度の体力が必要です。杖をついて歩行ができたり、ある程度の理解力が必要となります。また、繰り返される心不全、重度の呼吸不全のような重大な臓器の障害のないことも大事です。一言でいえば、身の回りのことが自分でできる人ということになります。この条件にあえば、80歳代であっても手術は大丈夫です。
手術が可能なときは、手術を受けて下さい。早期がんでは90%以上、進行がんでも40%程度の5年生存率(術後5年たって生存している割合)があります。これらの条件から外れたときは、勝ち目のない戦いをするよりは、別の考えで対処したほうがよいようです。
3. がんの告知
かつては、がん患者に病名を告げるとショックを受けるので、告げるべきではないとする考え方が主流でした。つまり、医師は患者さんのためを考えて治療をおこなえば、嘘も容認されてきたのです。しかし、患者さんの人権擁護の観点から、診療情報を開示して、自己決定権を尊重するとの考えが、広く認められる様になりました。このことは、医師にとっても好ましいことで、嘘をつかずに率直に真実を告げ、治療法を患者さんと相談しながら決めることが可能となります。患者さんと医師がともに考えて、一人ひとりにあった最善の治療法を探っていきたいものです。
1943年生まれ。東京大学医学部卒業。医学博士。東京大学分院外科、都立広尾病院外科医長、東京都多摩老人医療センター外科部長を経て、現職。消化管運動の生理学的研究、高齢者外科の研究に従事。
手術以外にも治療法はいくつもあります。化学療法、免疫療法、放射線治療など。しかし、現在では最も良い治療はやはり手術です。このページでは、主に化学療法について説明します。
化学療法とは、一般的には経口薬、注射薬など薬による治療のことで、癌の領域では抗癌剤による治療の事を意味します。
現在、胃癌に対する最も有効かつ確実な治療法は手術です。しかし、それには限界があり、再発胃癌や進行胃癌は依然として治療成績は不良です。実際、胃癌による死亡者は人口10万人に対して約40.3人と言われており、日本での癌死因の大きい割合を占めています。このような現状から手術不能な進行胃癌や再発胃癌に対して、治療成績を向上するためには化学療法を中心とした集学的な治療が不可欠です。
いままでは重篤な副作用(悪心?嘔吐、骨髄抑制など)のため積極的な化学療法が施行出来なかった状態の患者さんでも、最近の副作用に対する薬剤の開発や化学療法の進歩により、負担を軽減し以前と同じ程度の治療効果を期待できる事も可能となってきました。
補助化学療法として、手術を行う症例に対しても癌の性格によって適応は異なりますが、術前や術後に補助的に化学治療を行う方法もあります。当院では、化学療法感受性試験を行っています。これは、手術時に摘出した各症例の胃癌組織の一部を使用してどの抗癌剤が最もよく効くのかを調べる試験です。同じ胃癌の中でもその性格は大いに異なっており、各症例そのものの抗癌剤感受性を調べることで、より効果の高い治療が可能となります。現在、基礎的?臨床的なデータを集積中です。
化学療法の実際
以上のように胃癌は進行してくると再発や転移を高頻度におこしてきます。このように胃とは別の臓器や部位に再発を来した場合、癌細胞が再発した場所のみに留まっているとは考えにくく、胃癌の場合は全身に拡がっている可能性が高いと思われます。
そこで、化学療法が必要となります。化学療法は全身への治療法です。再発や進行胃癌にとって有効な治療法の一つとなってきます。
これまでの胃癌に対する抗癌剤を用いた化学療法は、単剤での奏功率は低く、多剤併用療法などにより奏功率を高める工夫がなされてきましたが、一時的に癌が小さくなることがあっても、生存期間はなかなか延びませんでした。しかし近年、CPT-11, TS-1, LV/5-FU, docetaxel(TXT), paclitaxel(TXL)などの抗癌剤が次々と承認され、また併用療法や、一つの化学療法が効かなくなった場合に二次、三次の化学療法を続けて行う方法など、治療の選択肢の幅が拡がり、生存期間の延長が望めるようになってきました。
TS-1は、抗腫瘍効果の増強と消化管毒性の軽減を可能にした経口5-FU系抗癌剤です。TS-1は胃癌に対して、抗腫瘍効果、延命効果ともに期待できる有効な薬剤と考えられ、進行再発胃癌に対する第一選択薬剤として国内で広く用いられています。単剤のみならず、併用療法に関しても様々な臨床試験が行われています。TS-1と他の抗癌剤の組み合わせは、作用機序や作用部位が違うものを併用することにより、抗腫瘍効果を増加させると考えられます。
CPT-11は1995年に胃癌に対する適応を認められた薬剤で、中国産喜樹に含まれるCamptothecan(CPT)の半合成誘導体であり、胃癌?大腸癌?膵癌などに抗腫瘍効果が認められます。
TXLは西洋イチイの樹皮から抽出された物質で、他薬剤との交差耐性がなく、初回化学療法に用いても、他の化学療法を行った後の二次化学療法に用いても同等の抗腫瘍効果を発揮します。
TXTはTXLの類縁化合物で、フランスにおいて開発された薬剤で、2000年に胃癌に対して認可されました。最近では副作用軽減の目的で週1回の投与や2週毎の投与が行われています。
当科では治療効果のある様々な最新の薬剤を工夫して用いて、副作用が少なく、最大の治療効果を上げるように努力しています。入院や外来通院での治療など、無理の無い、患者様に合った最適の治療を心がけています。
また、当科では、複数の薬剤を組み合わせた胃癌の最新の化学療法の開発を行なっています。さらに、このような化学療法を開発する全国的な研究グループにも属しています。したがって、当科で治療して頂ける患者さまは、最先端の治療を受けられるとともに臨床試験への協力を時にお願いする場合もあります。
胃癌の再発の危険度は?
胃癌の再発率を癌の胃壁への深達度別に示しています。胃癌は最初は胃の最も内側つまり胃内腔側にある粘膜層に出現すると考えられています。進行するにつれて周囲に広がっていき、また、胃壁深くに潜っていきます。そこで、胃壁への癌の潜り具合が進行程度を示す一つの方法として用いられており、深達度という表現をしています。 再発率のグラフではこの深達度が深くなればなるほど再発率も多くなっていくのがよくわかります。
胃癌の再発形式は?
胃癌が再発してくる場合、どのような形式があるのでしょうか。いろんな臓器に癌は出現してきますが、その臓器によって性格は異なってきます。それに伴い、再発形式も異なります。胃癌においては、下図に示すように血行性転移や腹膜播種によるものがほとんどです。
血行性転移とは、血液中に癌細胞が進入し血流にのっていろいろな場所に運ばれ、そこで癌として再発してしまう転移です。肝臓や肺、骨髄などに転移します。
腹膜播種とは、胃癌が進行し胃の外側の壁を破った状態で腹腔内に癌細胞がバラバラと広がってしまい、腹腔内に多数、広範囲に癌を形成してしまう再発の形式です。
深達度は、上図のものと同じですので、参照してください。 深達度が深くなるに連れて腹膜播種での再発率が多くなっています 。
抗癌剤感受性を規定している因子の検索と治療への応用
がんは患者さん毎に、その性質や生物学的特性が大きく異なっています。癌の治療のいろいろな場面で抗癌剤が用られますが、あらかじめその治療効果を予測できる因子を特定することは非常に大切なことです。このことは、抗癌剤療法により治療効果が期待出来る患者さんには治療を積極的に進め、抗癌剤による治療効果よりも副作用の方が強く出現すると考えられる患者さんには他の治療を行う、もしくは身体に負担になる治療は行わず症状緩和のみを行うといった、患者さんそれぞれに適したきめ細やかな医療に結びつきます。
当科では、個々の癌が抗癌剤に対して感受性を持つかどうかを調べるため、患者さんの同意を得た後、手術で切除した病変より腫瘍組織の一部を採取し、抗癌剤感受性試験(Succinic dehydrogenese inhibition test, SDI法)を行っています。この方法は、採取した腫瘍組織を処理し、抗癌剤投与群と非投与群に分け培養した後、酵素反応による発光度をもとに生細胞数を測定し、各種の抗癌剤に対する感受性の判定を行うものです。
また、腫瘍組織から抽出したDNA?RNAに対し分子生物学的手法を用いて、種々の因子と抗癌剤感受性との関連につき解析しています。多くの抗癌剤はDNA上に傷をつけますが、これらの傷を効率よく除去?修復する分子機構が破綻することにより、抗癌剤感受性が変化することが予想されます。基礎的研究より、このような傷を修復する分子機構の中でミスマッチ修復機構とよばれる機構が、胃癌の抗癌剤治療において主力的役割を果たすフッ化ピリミジン(5-FU)感受性に影響を与えることを見出しています。当科では、以前よりミスマッチ修復機構の異常を同定する検査(マイクロサテライト不安定性解析)を行っており、このような修復機構異常の有無による5-FU投与の効果のちがいについて検討を行っています。マイクロサテライト不安定性を認める症例、すなわちミスマッチ修復機構が異常な症例では、5-FUに対しての感受性が低下していると考えられますので、これらの関係を明らかにするとともに、その分子機構についての解析を進めています。
以上のような研究は、現在の段階では臨床応用にまでは至っておりませんが、今後、基礎的、臨床的な検討を重ねることで、将来的にはこれらの結果を取り入れたきめ細やかな治療が可能となってくると考えております。
本治療指針案は胃癌の日常診療にあたり各治療法について適正な適応を示して、各主治医の参考に供する事により、主治医間の差をなくし、治療の安全性と治療成績の向上を図ることを目的としている。平成11年11月に日本胃癌学会に示されたガイドライン(案)を尊重し作成した。
術前肉眼所見M癌 (リンパ節転移は原則としてない症例:N0)
① 内視鏡的粘膜切除術(EMR)
分化型(pap.tub1.tub2)癌で潰瘍を伴わない病変と隆起型?陥凹型を問わず長径20mm以下の病変で潰瘍を伴わない病変を対象とする。(手術不耐例や手術拒否例などの相対適応例においては適用しません)
② 胃縮小手術(幽門側胃切除術、胃全摘術、D1+7,8a)
大網温存や網嚢切除の省略、時に迷走神経の温存を行う。EMRの適応外の症例である。
③ 幽門保存胃切除
胃中下部のT1N0-1(M、SM)症例で、腫瘍肛門縁が幽門より4cm以上離れている。評価法の確立が今後の問題である。
術前肉眼所見SM以上の癌
(リンパ節転移があり得る症例:N0以上)
④ 胃縮小手術(幽門側胃切除術、胃全摘術、D1+7,8a)
術中N0で、分化型で径1.5cm以下または未分化型で径1.0cm以下である。
⑤ 幽門保存胃切除(③と同じ)
良性脳腫瘍
⑥ 標準的胃切除術(幽門側胃切除術、胃全摘術、+D2)
縮小手術適応外で術前診断SM以上の症例である。T3以下、D2郭清で根治度A、Bを確
良性脳腫瘍
保できる(N0-2)症例を対象にする。
⑦ 拡大手術(他臓器合併胃切除、D3)
良性脳腫瘍
臨床的に遠隔転移がなく、原発巣または転移巣が胃の周辺臓器に直接侵潤し、合併切除をしないと治癒が望めない症例を対象にする。
良性脳腫瘍
⑧ 姑息手術
根治手術不能な症例。切迫症状(出血、狭窄、低栄養など)の改善や腫瘍負荷の軽減を図
良性脳腫瘍
る。
⑨ 化学療法、術後化学療法、術前化学療法
良性脳腫瘍
種々のregimenが報告されている。
⑩ 免疫療法
良性脳腫瘍
術後や腫瘍による免疫低下症例に行われる。抗癌剤との併用が必要である。
? 放射線治療
良性脳腫瘍
癌の侵潤による疼痛の緩和に有効とされる。
以上の治療指針は今後の胃癌治療の進歩に伴い改訂することとする。
胃がんは早期に見つかれば治るが、手遅れになると恐ろしいということを皆様はよくご存じのことと思います。本日は、手遅れにしないために注意すること、また、万が一、胃がんの診断を受けたときにどう考えたらよいのか、そして、いわゆるがんの告知問題についてお話いたします。 お断りしておきますが、消化器のがんはそれぞれ性格が異なります。この話は、あくまでも胃がんに限定したものです。食道がん、大腸がん、膵がんなどでは全く異なってきますので、ご注意下さい。
1. 手遅れにしないための注意
胃がんの診断は胃透視、胃内視鏡を経て病理組織診断で確定します。そのためには検査を受けなければなりません。検査のきっかけですが、早期の胃がんははっきりした症状に乏しいことが多いようです。むねやけ、もたれ、軽い痛みなどの症状や、検診などでたまたま見つかるのが普通です。一方、進行胃がんははっきりした症状、所見があります。痛み、吐き気などに加え貧血、体重の減少があります。 自分や家族の体調の変化に気がついたら、すぐに検査を受けて下さい。また、高血圧、糖尿病などで医師にかかっている方は、年に二回程度、血液検査、大便の潜血反応検査を受けることが望ましいと思います。胃の検査は二年に一度程度で十分でしょう。
2. 治療の方法
胃がんの治療法は進行の程度、全身の状態によって異なってきます。治療法は手術(内視鏡手術、外科手術)、抗癌剤、放射線、対症療法からなります。
胃がんを完治させるのは手術だけです。残念ながら抗癌剤、放射線はある程度の効果はありますが一時的なものです。手術は、可能な場合と不可能な場合があります。手術が可能な場合とは、がんを取り残しなく切除できる状態であり、がんが胃とその周辺にとどまっていることが条件となります。不可能な場合とは、無理をして切除しても、がんが明らかに残ってしまう時です。 手術を受けるには、ある程度の体力が必要です。杖をついて歩行ができたり、ある程度の理解力が必要となります。また、繰り返される心不全、重度の呼吸不全のような重大な臓器の障害のないことも大事です。一言でいえば、身の回りのことが自分でできる人ということになります。この条件にあえば、80歳代であっても手術は大丈夫です。
手術が可能なときは、手術を受けて下さい。早期がんでは90%以上、進行がんでも40%程度の5年生存率(術後5年たって生存している割合)があります。これらの条件から外れたときは、勝ち目のない戦いをするよりは、別の考えで対処したほうがよいようです。
3. がんの告知
かつては、がん患者に病名を告げるとショックを受けるので、告げるべきではないとする考え方が主流でした。つまり、医師は患者さんのためを考えて治療をおこなえば、嘘も容認されてきたのです。しかし、患者さんの人権擁護の観点から、診療情報を開示して、自己決定権を尊重するとの考えが、広く認められる様になりました。このことは、医師にとっても好ましいことで、嘘をつかずに率直に真実を告げ、治療法を患者さんと相談しながら決めることが可能となります。患者さんと医師がともに考えて、一人ひとりにあった最善の治療法を探っていきたいものです。
1943年生まれ。東京大学医学部卒業。医学博士。東京大学分院外科、都立広尾病院外科医長、東京都多摩老人医療センター外科部長を経て、現職。消化管運動の生理学的研究、高齢者外科の研究に従事。
手術以外にも治療法はいくつもあります。化学療法、免疫療法、放射線治療など。しかし、現在では最も良い治療はやはり手術です。このページでは、主に化学療法について説明します。
化学療法とは、一般的には経口薬、注射薬など薬による治療のことで、癌の領域では抗癌剤による治療の事を意味します。
現在、胃癌に対する最も有効かつ確実な治療法は手術です。しかし、それには限界があり、再発胃癌や進行胃癌は依然として治療成績は不良です。実際、胃癌による死亡者は人口10万人に対して約40.3人と言われており、日本での癌死因の大きい割合を占めています。このような現状から手術不能な進行胃癌や再発胃癌に対して、治療成績を向上するためには化学療法を中心とした集学的な治療が不可欠です。
いままでは重篤な副作用(悪心?嘔吐、骨髄抑制など)のため積極的な化学療法が施行出来なかった状態の患者さんでも、最近の副作用に対する薬剤の開発や化学療法の進歩により、負担を軽減し以前と同じ程度の治療効果を期待できる事も可能となってきました。
補助化学療法として、手術を行う症例に対しても癌の性格によって適応は異なりますが、術前や術後に補助的に化学治療を行う方法もあります。当院では、化学療法感受性試験を行っています。これは、手術時に摘出した各症例の胃癌組織の一部を使用してどの抗癌剤が最もよく効くのかを調べる試験です。同じ胃癌の中でもその性格は大いに異なっており、各症例そのものの抗癌剤感受性を調べることで、より効果の高い治療が可能となります。現在、基礎的?臨床的なデータを集積中です。
化学療法の実際
以上のように胃癌は進行してくると再発や転移を高頻度におこしてきます。このように胃とは別の臓器や部位に再発を来した場合、癌細胞が再発した場所のみに留まっているとは考えにくく、胃癌の場合は全身に拡がっている可能性が高いと思われます。
そこで、化学療法が必要となります。化学療法は全身への治療法です。再発や進行胃癌にとって有効な治療法の一つとなってきます。
これまでの胃癌に対する抗癌剤を用いた化学療法は、単剤での奏功率は低く、多剤併用療法などにより奏功率を高める工夫がなされてきましたが、一時的に癌が小さくなることがあっても、生存期間はなかなか延びませんでした。しかし近年、CPT-11, TS-1, LV/5-FU, docetaxel(TXT), paclitaxel(TXL)などの抗癌剤が次々と承認され、また併用療法や、一つの化学療法が効かなくなった場合に二次、三次の化学療法を続けて行う方法など、治療の選択肢の幅が拡がり、生存期間の延長が望めるようになってきました。
TS-1は、抗腫瘍効果の増強と消化管毒性の軽減を可能にした経口5-FU系抗癌剤です。TS-1は胃癌に対して、抗腫瘍効果、延命効果ともに期待できる有効な薬剤と考えられ、進行再発胃癌に対する第一選択薬剤として国内で広く用いられています。単剤のみならず、併用療法に関しても様々な臨床試験が行われています。TS-1と他の抗癌剤の組み合わせは、作用機序や作用部位が違うものを併用することにより、抗腫瘍効果を増加させると考えられます。
CPT-11は1995年に胃癌に対する適応を認められた薬剤で、中国産喜樹に含まれるCamptothecan(CPT)の半合成誘導体であり、胃癌?大腸癌?膵癌などに抗腫瘍効果が認められます。
TXLは西洋イチイの樹皮から抽出された物質で、他薬剤との交差耐性がなく、初回化学療法に用いても、他の化学療法を行った後の二次化学療法に用いても同等の抗腫瘍効果を発揮します。
TXTはTXLの類縁化合物で、フランスにおいて開発された薬剤で、2000年に胃癌に対して認可されました。最近では副作用軽減の目的で週1回の投与や2週毎の投与が行われています。
当科では治療効果のある様々な最新の薬剤を工夫して用いて、副作用が少なく、最大の治療効果を上げるように努力しています。入院や外来通院での治療など、無理の無い、患者様に合った最適の治療を心がけています。
また、当科では、複数の薬剤を組み合わせた胃癌の最新の化学療法の開発を行なっています。さらに、このような化学療法を開発する全国的な研究グループにも属しています。したがって、当科で治療して頂ける患者さまは、最先端の治療を受けられるとともに臨床試験への協力を時にお願いする場合もあります。
胃癌の再発の危険度は?
胃癌の再発率を癌の胃壁への深達度別に示しています。胃癌は最初は胃の最も内側つまり胃内腔側にある粘膜層に出現すると考えられています。進行するにつれて周囲に広がっていき、また、胃壁深くに潜っていきます。そこで、胃壁への癌の潜り具合が進行程度を示す一つの方法として用いられており、深達度という表現をしています。 再発率のグラフではこの深達度が深くなればなるほど再発率も多くなっていくのがよくわかります。
胃癌の再発形式は?
胃癌が再発してくる場合、どのような形式があるのでしょうか。いろんな臓器に癌は出現してきますが、その臓器によって性格は異なってきます。それに伴い、再発形式も異なります。胃癌においては、下図に示すように血行性転移や腹膜播種によるものがほとんどです。
血行性転移とは、血液中に癌細胞が進入し血流にのっていろいろな場所に運ばれ、そこで癌として再発してしまう転移です。肝臓や肺、骨髄などに転移します。
腹膜播種とは、胃癌が進行し胃の外側の壁を破った状態で腹腔内に癌細胞がバラバラと広がってしまい、腹腔内に多数、広範囲に癌を形成してしまう再発の形式です。
深達度は、上図のものと同じですので、参照してください。 深達度が深くなるに連れて腹膜播種での再発率が多くなっています 。
抗癌剤感受性を規定している因子の検索と治療への応用
がんは患者さん毎に、その性質や生物学的特性が大きく異なっています。癌の治療のいろいろな場面で抗癌剤が用られますが、あらかじめその治療効果を予測できる因子を特定することは非常に大切なことです。このことは、抗癌剤療法により治療効果が期待出来る患者さんには治療を積極的に進め、抗癌剤による治療効果よりも副作用の方が強く出現すると考えられる患者さんには他の治療を行う、もしくは身体に負担になる治療は行わず症状緩和のみを行うといった、患者さんそれぞれに適したきめ細やかな医療に結びつきます。
当科では、個々の癌が抗癌剤に対して感受性を持つかどうかを調べるため、患者さんの同意を得た後、手術で切除した病変より腫瘍組織の一部を採取し、抗癌剤感受性試験(Succinic dehydrogenese inhibition test, SDI法)を行っています。この方法は、採取した腫瘍組織を処理し、抗癌剤投与群と非投与群に分け培養した後、酵素反応による発光度をもとに生細胞数を測定し、各種の抗癌剤に対する感受性の判定を行うものです。
また、腫瘍組織から抽出したDNA?RNAに対し分子生物学的手法を用いて、種々の因子と抗癌剤感受性との関連につき解析しています。多くの抗癌剤はDNA上に傷をつけますが、これらの傷を効率よく除去?修復する分子機構が破綻することにより、抗癌剤感受性が変化することが予想されます。基礎的研究より、このような傷を修復する分子機構の中でミスマッチ修復機構とよばれる機構が、胃癌の抗癌剤治療において主力的役割を果たすフッ化ピリミジン(5-FU)感受性に影響を与えることを見出しています。当科では、以前よりミスマッチ修復機構の異常を同定する検査(マイクロサテライト不安定性解析)を行っており、このような修復機構異常の有無による5-FU投与の効果のちがいについて検討を行っています。マイクロサテライト不安定性を認める症例、すなわちミスマッチ修復機構が異常な症例では、5-FUに対しての感受性が低下していると考えられますので、これらの関係を明らかにするとともに、その分子機構についての解析を進めています。
以上のような研究は、現在の段階では臨床応用にまでは至っておりませんが、今後、基礎的、臨床的な検討を重ねることで、将来的にはこれらの結果を取り入れたきめ細やかな治療が可能となってくると考えております。
本治療指針案は胃癌の日常診療にあたり各治療法について適正な適応を示して、各主治医の参考に供する事により、主治医間の差をなくし、治療の安全性と治療成績の向上を図ることを目的としている。平成11年11月に日本胃癌学会に示されたガイドライン(案)を尊重し作成した。
術前肉眼所見M癌 (リンパ節転移は原則としてない症例:N0)
① 内視鏡的粘膜切除術(EMR)
分化型(pap.tub1.tub2)癌で潰瘍を伴わない病変と隆起型?陥凹型を問わず長径20mm以下の病変で潰瘍を伴わない病変を対象とする。(手術不耐例や手術拒否例などの相対適応例においては適用しません)
② 胃縮小手術(幽門側胃切除術、胃全摘術、D1+7,8a)
大網温存や網嚢切除の省略、時に迷走神経の温存を行う。EMRの適応外の症例である。
③ 幽門保存胃切除
胃中下部のT1N0-1(M、SM)症例で、腫瘍肛門縁が幽門より4cm以上離れている。評価法の確立が今後の問題である。
術前肉眼所見SM以上の癌
(リンパ節転移があり得る症例:N0以上)
④ 胃縮小手術(幽門側胃切除術、胃全摘術、D1+7,8a)
術中N0で、分化型で径1.5cm以下または未分化型で径1.0cm以下である。
⑤ 幽門保存胃切除(③と同じ)
良性脳腫瘍
⑥ 標準的胃切除術(幽門側胃切除術、胃全摘術、+D2)
縮小手術適応外で術前診断SM以上の症例である。T3以下、D2郭清で根治度A、Bを確
良性脳腫瘍
保できる(N0-2)症例を対象にする。
⑦ 拡大手術(他臓器合併胃切除、D3)
良性脳腫瘍
臨床的に遠隔転移がなく、原発巣または転移巣が胃の周辺臓器に直接侵潤し、合併切除をしないと治癒が望めない症例を対象にする。
良性脳腫瘍
⑧ 姑息手術
根治手術不能な症例。切迫症状(出血、狭窄、低栄養など)の改善や腫瘍負荷の軽減を図
良性脳腫瘍
る。
⑨ 化学療法、術後化学療法、術前化学療法
良性脳腫瘍
種々のregimenが報告されている。
⑩ 免疫療法
良性脳腫瘍
術後や腫瘍による免疫低下症例に行われる。抗癌剤との併用が必要である。
? 放射線治療
良性脳腫瘍
癌の侵潤による疼痛の緩和に有効とされる。
以上の治療指針は今後の胃癌治療の進歩に伴い改訂することとする。
2012年12月23日星期日
脳腫瘍後遺症
胃がん
日本人に多いがんは胃がんと肺がんです。なかでも胃がんは早い時期に正しい治療が行われるならば、ほとんど100%治ります。恐ろしい病気だと思い込まないで、正しく理解していただくことは大切なことです。
かつて考えられなかったような早い時期の胃がんを見つけ出す診断技術が、わが国で急速に進歩発展してきました。さらに、改良された手術技術によって、完全に治すことができるようになりました。とはいっても、なかにはスキルス胃がんという悪性のものもあります。これは診断が難しく、進行も早いがんです。
早期発見は“定期検診”に尽きる
ごく早い時期の胃がんの場合、特別な症状のないことが特徴です。症状が現れたときにはかなり進行していることになります。
初めて現れる症状としては、みぞおちの痛み、これは多くは食後の鈍い痛みです。さらに進行すると、食事に関係なく、絶えず痛むようになります。
次に多い症状は胃の張った感じで、胃がいつもいっぱいになったような、ふくらんだように感じたり、食べ物が胃にもたれるような、重苦しい感じがするようになります。食欲は衰え、胸やけやげっぷがあるようになります。もっとひどくなると、吐き戻しも現れます。
こうした症状は胃がんばかりでなく、ほかの胃の病気、例えば、胃潰瘍[いかいよう]、慢性胃炎、あるいは十二指腸潰瘍[じゆうにしちようかいよう]といった場合にも起こってきます。
したがって、胃がんを早い時期に見つけ出すには、症状の現れない時期に診断を受けなければなりません。胃がんを早い時期に見つけ出すには、定期検診に尽きるといってもいいすぎではありません。
胃がんの治療の基本は手術
胃壁は内側から、粘膜、粘膜筋板[ねんまくきんばん]、粘膜下層、筋層[きんそう]、漿膜下層[しようまくかそう]、漿膜といういくつもの層から成り立っています(図8―14)。早期胃がんはゆっくり進行する
胃がんはもっとも内側にある粘膜にでき、しだいに外側の漿膜[しようまく]のほうへとおかしていきます。胃がんの進行が粘膜下層までであれば、早期胃がんといい、筋層[きんそう]からさらに進行しているものを進行胃がんといいます。つまり、胃壁のどの層までおかしているかによって、早期胃がんと進行胃がんとが区別されるのであって、胃全体の何分の1をがんが占めるから早期胃がん、それより大きいから進行胃がんというのではありません。
胃がん治療は近年大きく変わってきました。ごく早期の胃がんでは開腹手術をしないで、口から内視鏡を入れて粘膜内のがんを切りとる内視鏡的粘膜切除が普及しています。さらに腹壁に1cm程度の小さな孔[あな]をいくつか開け、腹腔鏡[ふくくうきよう]をその孔から入れ、モニターを見ながら腹腔鏡下手術も行われます。手術の場合でも、術後の食生活のことを考え、切除範囲をできるだけ小さくする「縮小手術」が行われています。「縮小手術」によって、術後起こってくる合併症を少なくします。
進行胃がんになると急速に発育する
がんが粘膜にできて、粘膜下層に達するまで2~3年を要すると考えられています。
がんが粘膜下層に及ぶと、周りの組織や臓器へ飛び火する(転移)心配が出てきます。というのは、この粘膜下層には静脈や、リンパ節へつながるリンパ管が通っているからです。
筋層[きんそう]までおかし、進行胃がんになると、がんの発育はスピードを上げ、急に進行します。そして、がん細胞は静脈を通って肝臓へ、あるいはリンパ管を通ってリンパ節へと運ばれ、転移します。その後、がんは全身へ広がっていきます。したがって、肝臓とリンパ節とは、がんが全身に広がる前の関門ということができます。さらに外側の漿膜[しようまく]に達したがんは、漿膜を破って、腹腔内[ふくくうない]に散っていきます。
外科医が胃がんの手術を行うとき、こうしたがんの広がり具合をみて、手術法を検討します。医師によって手術法がばらつくことから最近、学会で一定のガイドラインが設けられています(図8―15)。
ごく早期なら内視鏡的治療も可能
がんの治療は早期胃がんの中でも、がんが粘膜内にとどまっているような場合には、内視鏡で見ながら切りとる内視鏡的粘膜切除が行われます。また、内視鏡の先端からレーザー光線を発射して、患部にあてるレーザー照射や、がんの部分に制がん剤やエタノールを注入する局所療法などが行われます。いずれもリンパ節転移のない場合に限られます。
このような治療を行うことができないような場合、例えば、がんの範囲が広いとか、進行胃がんであるような場合は手術が基本となります。
手術は必要最小限に切りとる方向
これまでは、再発の可能性を少しでも少なくするために、胃はもちろん、その周囲のリンパ節、さらには周囲の臓器も大きく切りとる手術、すなわち、拡大手術が行われてきました。
しかし、胃がんの転移の研究が進んで、リンパ節でもよく転移する場所と、しない場所が明らかになってきました。また、転移していないリンパ節は、がんが全身に広がることを防いでいることもわかってきました。
転移のないリンパ節をとることはまったく意味のないことです。そこで転移のないリンパ節は残しておこうと考えられるようになりました。
1.胃がんの頻度
ご存じのように日本は世界でも有数の胃がんの多い国で、臓器別のがん死亡数?がん患者数では、胃がんが第1位を続けてきました。食生活の変化、検診の普及、治療の進歩等で死亡数は徐々に減少し、男性のがん死亡数では平成5年に肺がんに1位の座をゆずりました。しかし、女性のがん死亡数ではいまだに1位であり、がん患者数では現在も男女ともに一番多いがんです。(肺がんは早期発見が難しく、完治しにくいため、死亡率が高いのです。)
岩手県は従来より比較的胃がんの少ない県ですが、高齢化の影響もあり、最も新しい平成7年の統計では、人口10万人あたり40.0人の死亡率で全国平均(40.3人)とほぼ同率となっています(平成11年発行の岩手県地域がん登録事業報告書より)。
2.胃がんの危険因子と防御因子
胃がん患者の嗜好品調査から、危険因子は塩分濃度の高い食品、防御因子は緑黄色野菜と言われています。近年、胃潰瘍の再発?難治化の原因として注目されている、ヘリコバクター?ピロリという細菌(以下、ピロリ菌)も、胃がんの重要な危険因子とする説があります。ピロリ菌が胃内に存在すると持続性の胃炎を生ずることと、胃がんが慢性胃炎(萎縮性胃炎)の強い人に生じやすいことから注目されていますが、まだ明確な因果関係は証明されていません。ピロリ菌の治療(除菌)が胃がんの予防に有効かどうかも、現在検討段階です図はピロリ菌の電子顕微鏡写真です)。
3.胃がんの症状
みぞおちの痛み(不快感、膨満感)、胸やけ、げっぷ、食欲不振、吐き気、貧血、体重減少などで、胃かいよう?胃炎や他の上腹部のがんと大きな違いはなく、症状だけからは区別が出来ません。さらに早期胃癌ではほとんど症状がないのが普通です。
4.胃がんの診断
A)X線検査 日本で開発された二重造影法(バリウムと発泡剤による空気で胃の壁を映し出す方法)により、早期胃がんでも描出可能です。日本では医療機関だけでなく検診車にもX線装置が搭載され、あらゆる場所で検診が普及しています。X線検査は検診や病変の拾い上げだけでなく、診断のついているがんの大きさや進行程度を、手術前に検討するために精密検査として行われることもあります。右図は二重造影法で映し出された早期がん(矢印)です。
B)内視鏡(胃カメラ)検査 胃カメラというと極端に怖がる方がいますが、現在の内視鏡は以前よりかなり細くなり、楽に受けられるようになってきています。さらに、最近の電子内視鏡は画像が鮮明で、診断能も向上しています。内視鏡の利点は、直接胃内を観察し色調の変化が捉えられることで、胃内に色の付いた無害な液体を散布し(色素内視鏡)、コントラストを強調することもできます。写真左は通常の電子内視鏡で得られた早期胃がんの像でがんの範囲がわかりにくいのですが、写真右は同じ病変の色素内視鏡像で範囲が明らかになっています。
C)病理組織検査 さらに、内視鏡の大きな利点は病変を見つけた際に内視鏡の中を通して鉗子(かんし)という器具を出し(矢印)、組織(細胞のかたまり)をつかみ取れることです(これを生検といいます)。生検で得られた組織は、固めて薄く切った後、染色され、顕微鏡診断の専門医(病理医)により病変の性質が診断されます。
D)腹部超音波検査、CT検査、MRI検査
主にがんのリンパ節や肝臓などへの転移の有無の判定に施行されます。
E)ペプシノーゲン検査
本検査は萎縮性胃炎の程度を血液を用いて調べるもので、検診や人間ドックで採用される場合があります。ピロリ菌の所でもふれましたように、萎縮性胃炎の強い人に胃がんが多いという理論から行われ、採血だけで簡便ですが、直接病変を見てチェックするX線検査とは意味合いが違うことに注意が必要です。
5.早期胃がんと進行胃がん
早期胃がんとは、がんの大きさではなく、がんの深さが胃の粘膜下層までにとどまる浅いがんを言います。早期がんの中でも粘膜だけにとどまっていれば、リンパ節転移の可能性がほとんどなく、内視鏡による治療や小さな手術で済ませられます。
進行胃がんとは(固有)筋層より深くがんが進行した状態をいいます。外科治療の進歩で進行胃がんでも、手術後の生存率は高まっていますが、一般にがんが深くなるにつれリンパ節への転移の程度も進む傾向がありますので、早期発見?早期治療が大切です。
6.胃がんの形態による分類
0型は早期がんで、さらに早期がんはI型?IIa型?IIb型?IIc型?III型に分けられます。I型は明らかに盛り上がっているもの、IIa型はわずかに盛り上がっているもの、IIb型は周囲と高さが全く同じもの、IIc型はわずかにへこんでいるもの、III型は良性の潰瘍とほとんど区別がつかず、潰瘍の辺縁にわずかにがんが存在するものです。(下の内視鏡の写真は左から順にI型?IIa型?IIb型?IIc型?III型で、IIb型は矢印の白色調の所が、III型は潰瘍のふちの矢印の発赤ががん部です。)
1~5型は進行がんで、1型は盛り上がりだけで潰瘍(かいよう)のない型、2型は潰瘍があってもがんの範囲が限られている型、3型は潰瘍があり、がんが周囲に広がっている型、4型はがんが表面に顔を出さずに胃の壁にそって進む型です(逸見さんがかかったタイプで、進行が速く早期には診断が困難)。1~4型は、一般に番号が進むほど治療が難しくなる傾向があります。5型は上記の各型以外の形態のがんです。(下の内視鏡写真は左から順に1型?2型?3型?4型です。)
7.胃がんの治療
治療の原則は確実にがん部を切除することです。外科手術の進歩と手術前のがんの拡がりの診断能力の向上で、がん細胞を残さず切除することにより、進行がんでも手術後の生存率が向上しています。一方、転移の可能性のほとんどない早期がんでは、手術後のQOL(生活の質)の向上のため、近年積極的に縮少手術が行われています。胆のう結石の治療に用いられていた、腹腔鏡(ふくくうきょう)を使った手術も導入されてきており、お腹の傷が小さく術後の痛みも軽いため、入院期間が短縮できます。
さらに、小さく浅い早期がんでは、お腹を切らずに内視鏡を使った治療も可能です(内視鏡的粘膜切除)。原則として潰瘍のない粘膜内がんで、1cm程度の大きさまでが対象になります。治療法が進歩したとはいえ、胃がんは放置すると肝臓に転移しやすく、がん細胞がお腹中にまき散ることもあります。抗がん剤による化学療法も進歩していますが、まだ十分に有効ではありませんし、放射線治療は胃がんにはあまり効果がありません。早期発見?早期治療が何よりも大切です。
8.胃がん検診
昨年(平成11年)消化器集団検診学会が盛岡で開催されました。会長の狩野敦先生(盛岡市立病院院長)が講演され、熱心な発表?討論が行われましたが、胃がん検診の有効性は科学的にも立証されています。一時期、がん検診無用論もマスコミに流れましたが、検診を積極的に受け、早期発見?早期治療に努めましょう。もちろん、検診は100%万能ではありませんし、早期には発見の難しいタイプのがんもあります。気になる症状があったり、血縁者に胃がんの多い人は、専門医で内視鏡検査を積極的に受けましょう。
日本人の胃がんは減っていると言われます。確かに統計でみると胃がん死亡率は減少しています。しかし、胃がんになる人の数(り患数)は、人口高齢化の影響で非常に増えています。つまり胃がんになる人は増加しているが、完治する人が多いため、死亡する人はあまり増加していません。日本人の胃がんは減っていると言われるのは、日本における胃がん早期発見?早期治療の進歩が著しい証拠と考えられます。
日本人の胃がん死亡数は毎年男3万人、女1万8千人前後とあまり増減していません。しかしこの間、胃がんの高発年齢である高齢者の人口は増加しています。胃がん死亡数は、本来ならもっと増加するはずが、そうはなっていないので、死亡率でみると胃がんは減少しているというわけです。胃がん検診とは、バリウムを飲んで写真をとるX線検査をいいます。最近のバリウムは高濃度低粘性バリウムといって、飲む量が少なくなり、ネバネバしたものからサラサラしたものへと飲み易くなり、しかも胃粘膜表面の描出力が良くなるなど、性能が格段に進歩しています。胃がんの早期発見にはX線による定期検診が最も有効です。年に一回はバリウムを飲みましょう。
現在のX線による胃がん検診では、およそ10人に1人精密検査が必要と判定されています。このうち精密検査で実際にがんと診断されるのは100人に1.5人位です。
すなわち一般の人の中には、1000人に1.5人程度、検診で発見できる胃がんが潜んでいます。
検診で発見されたがんの6割~7割は早期がんで、これは治療により90%以上完治します。残りは進行した状態で見つかりますが、この人たちも、手術を受ければ6割以上は完治
脳腫瘍後遺症
します。すなわち、検診で発見された胃がんは、85~90%が完治します。これが、100%になればいいのですが、がんはなかなか強敵です。今の医学では、精一杯頑張ってこの
脳腫瘍後遺症
くらいといえます。胃がんに立ち向うために、現在も多くの施設で研究が続けられています。
脳腫瘍後遺症
人間は普通に生活していても、宇宙線や大地?食物から微量の放射線を絶えず浴びています。これを自然放射線といいます。我々にはこのような微量の放射線に耐える能力が、生ま
脳腫瘍後遺症
れつき備わっていることが、がん遺伝子の研究で解かってきました。そうでなければ、生物が地球上で、このように繁栄することはなかったでしょう。
脳腫瘍後遺症
胃がん検診のX線検査で用いられる放射線の量は、高地に生活する人が一年間に浴びる自然放射線の量とほぼ同じで、がんの増加が証明されている線量に比べ何桁も少ないことが解っ
脳腫瘍後遺症
ています。検診によるX線の害は無視できる程度といっていいでしょう。
その上、胃集団検診車で用いられる間接撮影はI.I.間接(????????)方式といって、特に被
脳腫瘍後遺症
曝線量が低く、病院で用いられる直接撮影に比べ1/4程度の低線量で検査できます。
しかし現在でも、検診で発見される胃がんの85~90%が治る、というのはなかなかの進
脳腫瘍後遺症
歩だと思いませんか。われわれの健康を維持するために、これを利用しない手はありません。
日本人に多いがんは胃がんと肺がんです。なかでも胃がんは早い時期に正しい治療が行われるならば、ほとんど100%治ります。恐ろしい病気だと思い込まないで、正しく理解していただくことは大切なことです。
かつて考えられなかったような早い時期の胃がんを見つけ出す診断技術が、わが国で急速に進歩発展してきました。さらに、改良された手術技術によって、完全に治すことができるようになりました。とはいっても、なかにはスキルス胃がんという悪性のものもあります。これは診断が難しく、進行も早いがんです。
早期発見は“定期検診”に尽きる
ごく早い時期の胃がんの場合、特別な症状のないことが特徴です。症状が現れたときにはかなり進行していることになります。
初めて現れる症状としては、みぞおちの痛み、これは多くは食後の鈍い痛みです。さらに進行すると、食事に関係なく、絶えず痛むようになります。
次に多い症状は胃の張った感じで、胃がいつもいっぱいになったような、ふくらんだように感じたり、食べ物が胃にもたれるような、重苦しい感じがするようになります。食欲は衰え、胸やけやげっぷがあるようになります。もっとひどくなると、吐き戻しも現れます。
こうした症状は胃がんばかりでなく、ほかの胃の病気、例えば、胃潰瘍[いかいよう]、慢性胃炎、あるいは十二指腸潰瘍[じゆうにしちようかいよう]といった場合にも起こってきます。
したがって、胃がんを早い時期に見つけ出すには、症状の現れない時期に診断を受けなければなりません。胃がんを早い時期に見つけ出すには、定期検診に尽きるといってもいいすぎではありません。
胃がんの治療の基本は手術
胃壁は内側から、粘膜、粘膜筋板[ねんまくきんばん]、粘膜下層、筋層[きんそう]、漿膜下層[しようまくかそう]、漿膜といういくつもの層から成り立っています(図8―14)。早期胃がんはゆっくり進行する
胃がんはもっとも内側にある粘膜にでき、しだいに外側の漿膜[しようまく]のほうへとおかしていきます。胃がんの進行が粘膜下層までであれば、早期胃がんといい、筋層[きんそう]からさらに進行しているものを進行胃がんといいます。つまり、胃壁のどの層までおかしているかによって、早期胃がんと進行胃がんとが区別されるのであって、胃全体の何分の1をがんが占めるから早期胃がん、それより大きいから進行胃がんというのではありません。
胃がん治療は近年大きく変わってきました。ごく早期の胃がんでは開腹手術をしないで、口から内視鏡を入れて粘膜内のがんを切りとる内視鏡的粘膜切除が普及しています。さらに腹壁に1cm程度の小さな孔[あな]をいくつか開け、腹腔鏡[ふくくうきよう]をその孔から入れ、モニターを見ながら腹腔鏡下手術も行われます。手術の場合でも、術後の食生活のことを考え、切除範囲をできるだけ小さくする「縮小手術」が行われています。「縮小手術」によって、術後起こってくる合併症を少なくします。
進行胃がんになると急速に発育する
がんが粘膜にできて、粘膜下層に達するまで2~3年を要すると考えられています。
がんが粘膜下層に及ぶと、周りの組織や臓器へ飛び火する(転移)心配が出てきます。というのは、この粘膜下層には静脈や、リンパ節へつながるリンパ管が通っているからです。
筋層[きんそう]までおかし、進行胃がんになると、がんの発育はスピードを上げ、急に進行します。そして、がん細胞は静脈を通って肝臓へ、あるいはリンパ管を通ってリンパ節へと運ばれ、転移します。その後、がんは全身へ広がっていきます。したがって、肝臓とリンパ節とは、がんが全身に広がる前の関門ということができます。さらに外側の漿膜[しようまく]に達したがんは、漿膜を破って、腹腔内[ふくくうない]に散っていきます。
外科医が胃がんの手術を行うとき、こうしたがんの広がり具合をみて、手術法を検討します。医師によって手術法がばらつくことから最近、学会で一定のガイドラインが設けられています(図8―15)。
ごく早期なら内視鏡的治療も可能
がんの治療は早期胃がんの中でも、がんが粘膜内にとどまっているような場合には、内視鏡で見ながら切りとる内視鏡的粘膜切除が行われます。また、内視鏡の先端からレーザー光線を発射して、患部にあてるレーザー照射や、がんの部分に制がん剤やエタノールを注入する局所療法などが行われます。いずれもリンパ節転移のない場合に限られます。
このような治療を行うことができないような場合、例えば、がんの範囲が広いとか、進行胃がんであるような場合は手術が基本となります。
手術は必要最小限に切りとる方向
これまでは、再発の可能性を少しでも少なくするために、胃はもちろん、その周囲のリンパ節、さらには周囲の臓器も大きく切りとる手術、すなわち、拡大手術が行われてきました。
しかし、胃がんの転移の研究が進んで、リンパ節でもよく転移する場所と、しない場所が明らかになってきました。また、転移していないリンパ節は、がんが全身に広がることを防いでいることもわかってきました。
転移のないリンパ節をとることはまったく意味のないことです。そこで転移のないリンパ節は残しておこうと考えられるようになりました。
1.胃がんの頻度
ご存じのように日本は世界でも有数の胃がんの多い国で、臓器別のがん死亡数?がん患者数では、胃がんが第1位を続けてきました。食生活の変化、検診の普及、治療の進歩等で死亡数は徐々に減少し、男性のがん死亡数では平成5年に肺がんに1位の座をゆずりました。しかし、女性のがん死亡数ではいまだに1位であり、がん患者数では現在も男女ともに一番多いがんです。(肺がんは早期発見が難しく、完治しにくいため、死亡率が高いのです。)
岩手県は従来より比較的胃がんの少ない県ですが、高齢化の影響もあり、最も新しい平成7年の統計では、人口10万人あたり40.0人の死亡率で全国平均(40.3人)とほぼ同率となっています(平成11年発行の岩手県地域がん登録事業報告書より)。
2.胃がんの危険因子と防御因子
胃がん患者の嗜好品調査から、危険因子は塩分濃度の高い食品、防御因子は緑黄色野菜と言われています。近年、胃潰瘍の再発?難治化の原因として注目されている、ヘリコバクター?ピロリという細菌(以下、ピロリ菌)も、胃がんの重要な危険因子とする説があります。ピロリ菌が胃内に存在すると持続性の胃炎を生ずることと、胃がんが慢性胃炎(萎縮性胃炎)の強い人に生じやすいことから注目されていますが、まだ明確な因果関係は証明されていません。ピロリ菌の治療(除菌)が胃がんの予防に有効かどうかも、現在検討段階です図はピロリ菌の電子顕微鏡写真です)。
3.胃がんの症状
みぞおちの痛み(不快感、膨満感)、胸やけ、げっぷ、食欲不振、吐き気、貧血、体重減少などで、胃かいよう?胃炎や他の上腹部のがんと大きな違いはなく、症状だけからは区別が出来ません。さらに早期胃癌ではほとんど症状がないのが普通です。
4.胃がんの診断
A)X線検査 日本で開発された二重造影法(バリウムと発泡剤による空気で胃の壁を映し出す方法)により、早期胃がんでも描出可能です。日本では医療機関だけでなく検診車にもX線装置が搭載され、あらゆる場所で検診が普及しています。X線検査は検診や病変の拾い上げだけでなく、診断のついているがんの大きさや進行程度を、手術前に検討するために精密検査として行われることもあります。右図は二重造影法で映し出された早期がん(矢印)です。
B)内視鏡(胃カメラ)検査 胃カメラというと極端に怖がる方がいますが、現在の内視鏡は以前よりかなり細くなり、楽に受けられるようになってきています。さらに、最近の電子内視鏡は画像が鮮明で、診断能も向上しています。内視鏡の利点は、直接胃内を観察し色調の変化が捉えられることで、胃内に色の付いた無害な液体を散布し(色素内視鏡)、コントラストを強調することもできます。写真左は通常の電子内視鏡で得られた早期胃がんの像でがんの範囲がわかりにくいのですが、写真右は同じ病変の色素内視鏡像で範囲が明らかになっています。
C)病理組織検査 さらに、内視鏡の大きな利点は病変を見つけた際に内視鏡の中を通して鉗子(かんし)という器具を出し(矢印)、組織(細胞のかたまり)をつかみ取れることです(これを生検といいます)。生検で得られた組織は、固めて薄く切った後、染色され、顕微鏡診断の専門医(病理医)により病変の性質が診断されます。
D)腹部超音波検査、CT検査、MRI検査
主にがんのリンパ節や肝臓などへの転移の有無の判定に施行されます。
E)ペプシノーゲン検査
本検査は萎縮性胃炎の程度を血液を用いて調べるもので、検診や人間ドックで採用される場合があります。ピロリ菌の所でもふれましたように、萎縮性胃炎の強い人に胃がんが多いという理論から行われ、採血だけで簡便ですが、直接病変を見てチェックするX線検査とは意味合いが違うことに注意が必要です。
5.早期胃がんと進行胃がん
早期胃がんとは、がんの大きさではなく、がんの深さが胃の粘膜下層までにとどまる浅いがんを言います。早期がんの中でも粘膜だけにとどまっていれば、リンパ節転移の可能性がほとんどなく、内視鏡による治療や小さな手術で済ませられます。
進行胃がんとは(固有)筋層より深くがんが進行した状態をいいます。外科治療の進歩で進行胃がんでも、手術後の生存率は高まっていますが、一般にがんが深くなるにつれリンパ節への転移の程度も進む傾向がありますので、早期発見?早期治療が大切です。
6.胃がんの形態による分類
0型は早期がんで、さらに早期がんはI型?IIa型?IIb型?IIc型?III型に分けられます。I型は明らかに盛り上がっているもの、IIa型はわずかに盛り上がっているもの、IIb型は周囲と高さが全く同じもの、IIc型はわずかにへこんでいるもの、III型は良性の潰瘍とほとんど区別がつかず、潰瘍の辺縁にわずかにがんが存在するものです。(下の内視鏡の写真は左から順にI型?IIa型?IIb型?IIc型?III型で、IIb型は矢印の白色調の所が、III型は潰瘍のふちの矢印の発赤ががん部です。)
1~5型は進行がんで、1型は盛り上がりだけで潰瘍(かいよう)のない型、2型は潰瘍があってもがんの範囲が限られている型、3型は潰瘍があり、がんが周囲に広がっている型、4型はがんが表面に顔を出さずに胃の壁にそって進む型です(逸見さんがかかったタイプで、進行が速く早期には診断が困難)。1~4型は、一般に番号が進むほど治療が難しくなる傾向があります。5型は上記の各型以外の形態のがんです。(下の内視鏡写真は左から順に1型?2型?3型?4型です。)
7.胃がんの治療
治療の原則は確実にがん部を切除することです。外科手術の進歩と手術前のがんの拡がりの診断能力の向上で、がん細胞を残さず切除することにより、進行がんでも手術後の生存率が向上しています。一方、転移の可能性のほとんどない早期がんでは、手術後のQOL(生活の質)の向上のため、近年積極的に縮少手術が行われています。胆のう結石の治療に用いられていた、腹腔鏡(ふくくうきょう)を使った手術も導入されてきており、お腹の傷が小さく術後の痛みも軽いため、入院期間が短縮できます。
さらに、小さく浅い早期がんでは、お腹を切らずに内視鏡を使った治療も可能です(内視鏡的粘膜切除)。原則として潰瘍のない粘膜内がんで、1cm程度の大きさまでが対象になります。治療法が進歩したとはいえ、胃がんは放置すると肝臓に転移しやすく、がん細胞がお腹中にまき散ることもあります。抗がん剤による化学療法も進歩していますが、まだ十分に有効ではありませんし、放射線治療は胃がんにはあまり効果がありません。早期発見?早期治療が何よりも大切です。
8.胃がん検診
昨年(平成11年)消化器集団検診学会が盛岡で開催されました。会長の狩野敦先生(盛岡市立病院院長)が講演され、熱心な発表?討論が行われましたが、胃がん検診の有効性は科学的にも立証されています。一時期、がん検診無用論もマスコミに流れましたが、検診を積極的に受け、早期発見?早期治療に努めましょう。もちろん、検診は100%万能ではありませんし、早期には発見の難しいタイプのがんもあります。気になる症状があったり、血縁者に胃がんの多い人は、専門医で内視鏡検査を積極的に受けましょう。
日本人の胃がんは減っていると言われます。確かに統計でみると胃がん死亡率は減少しています。しかし、胃がんになる人の数(り患数)は、人口高齢化の影響で非常に増えています。つまり胃がんになる人は増加しているが、完治する人が多いため、死亡する人はあまり増加していません。日本人の胃がんは減っていると言われるのは、日本における胃がん早期発見?早期治療の進歩が著しい証拠と考えられます。
日本人の胃がん死亡数は毎年男3万人、女1万8千人前後とあまり増減していません。しかしこの間、胃がんの高発年齢である高齢者の人口は増加しています。胃がん死亡数は、本来ならもっと増加するはずが、そうはなっていないので、死亡率でみると胃がんは減少しているというわけです。胃がん検診とは、バリウムを飲んで写真をとるX線検査をいいます。最近のバリウムは高濃度低粘性バリウムといって、飲む量が少なくなり、ネバネバしたものからサラサラしたものへと飲み易くなり、しかも胃粘膜表面の描出力が良くなるなど、性能が格段に進歩しています。胃がんの早期発見にはX線による定期検診が最も有効です。年に一回はバリウムを飲みましょう。
現在のX線による胃がん検診では、およそ10人に1人精密検査が必要と判定されています。このうち精密検査で実際にがんと診断されるのは100人に1.5人位です。
すなわち一般の人の中には、1000人に1.5人程度、検診で発見できる胃がんが潜んでいます。
検診で発見されたがんの6割~7割は早期がんで、これは治療により90%以上完治します。残りは進行した状態で見つかりますが、この人たちも、手術を受ければ6割以上は完治
脳腫瘍後遺症
します。すなわち、検診で発見された胃がんは、85~90%が完治します。これが、100%になればいいのですが、がんはなかなか強敵です。今の医学では、精一杯頑張ってこの
脳腫瘍後遺症
くらいといえます。胃がんに立ち向うために、現在も多くの施設で研究が続けられています。
脳腫瘍後遺症
人間は普通に生活していても、宇宙線や大地?食物から微量の放射線を絶えず浴びています。これを自然放射線といいます。我々にはこのような微量の放射線に耐える能力が、生ま
脳腫瘍後遺症
れつき備わっていることが、がん遺伝子の研究で解かってきました。そうでなければ、生物が地球上で、このように繁栄することはなかったでしょう。
脳腫瘍後遺症
胃がん検診のX線検査で用いられる放射線の量は、高地に生活する人が一年間に浴びる自然放射線の量とほぼ同じで、がんの増加が証明されている線量に比べ何桁も少ないことが解っ
脳腫瘍後遺症
ています。検診によるX線の害は無視できる程度といっていいでしょう。
その上、胃集団検診車で用いられる間接撮影はI.I.間接(????????)方式といって、特に被
脳腫瘍後遺症
曝線量が低く、病院で用いられる直接撮影に比べ1/4程度の低線量で検査できます。
しかし現在でも、検診で発見される胃がんの85~90%が治る、というのはなかなかの進
脳腫瘍後遺症
歩だと思いませんか。われわれの健康を維持するために、これを利用しない手はありません。
肺がん写真
1)外科療法
卵巣がんは手術によって診断が確実にできます。また、がん細胞のタイプや拡がりの程度がわかり、その後の治療方針が決まります。卵巣がんの手術は転移の状態、年齢などによって異なりますが、次のような方法のうちから普通(1)と(2)が行われ、さらに(3)と(4)が行われることがあります。
(1)卵巣の切除
片側の卵巣、卵管だけを切除する場合と両側の卵巣、卵管、子宮を含めて切除する方法があります。
(2)大網(たいもう)切除
大網とは胃から垂れ下がって、大小腸をおおっている大きな網のような脂肪組織です。大網は卵巣がんの転移が最もよくおこる組織であり、切除しても実害はありません。
(3)後腹膜リンパ節郭清(かくせい)
後腹膜リンパ節は卵巣がんの転移がおこりやすい部位のひとつです。転移が疑われるリンパ節を採取して検査することをサンプリングといい、リンパ節とリンパ管を系統的にすべて切除することをリンパ節郭清といいます。
(4)腸管などの合併切除
腹腔内の転移をできるだけ切除するために、大腸、小腸、脾臓などをがんと一緒に切除することもあります。
2)放射線療法
高エネルギーX線を身体の外から照射する外照射と、放射性リン(32P)の溶液を腹腔内に注入して内部から腹膜の表面を照射する方法があります。卵巣がんでは手術後の残存腫瘍に対して、以前はよく放射線療法が行われましたが、最近では化学療法のほうが主に行われています。しかし、脳に転移した腫瘍に対しては放射線治療が行われます。
3)化学療法(参照:がんの薬物療法)
抗がん剤を使う治療を化学療法といいます。抗がん剤は手術でとりきれなかったがんに対する治療として使われます。卵巣がんは、成人のがんの中では抗がん剤が比較的よく効くがんのひとつです。抗がん剤は内服、あるいは静脈注射で投与されます。また、直接腹腔内に注入されることもあります。いずれの場合でも、抗がん剤は血液中に入り全身に広がって作用します。抗がん剤はがん細胞に強い障害を与えますが、正常の細胞にも影響を与え、副作用をおこします。抗がん剤を繰り返し使うことによって、がん細胞が完全に消滅することもありますから、効果がある限り、ある程度副作用がおこるまで使用します。卵巣がんによく使われる抗がん剤の副作用として、血液中の白血球と血小板の減少、貧血、吐き気や嘔吐、食欲の低下、脱毛、手足のしびれなどがおこります。
治療は病期、年齢、がんの組織型、がん以外の病気の有無などによって異なります。病状に応じて現在、最も有効と認められている治療は標準的治療と呼ばれています。難治性のがんでは、標準的治療は満足できる結果を多くの場合もたらすことができません。そのためさまざまな新しい治療法が研究され、試みられています。
新しい治療法はよりよい治療を目指して行われますが、必ずしも標準的治療よりもよい結果をもたらすとは限りません。新しい治療法の試みは、担当医だけで行うのではなく、多くの専門家の管理のもとで「臨床試験」として行われます。新しい治療と標準的治療を比較する臨床試験を比較試験といいます。比較試験の結果、新しい治療が優れていることがわかれば、新しい治療を標準的治療とします。
これから卵巣がんの治療を受ける場合は、「現在の標準的治療」を受けるか、「臨床試験中の新しい治療」を受けるかどちらかを選ぶことになります。
7.病期(ステージ)別治療
I期
手術によってがんのある卵巣を切除します。片側の卵巣、卵管だけを切除する場合と、両側の卵巣、卵管、子宮を含めて切除する方法があります。大網は一見して転移がない場合でも切除します。切除した大網を手術後検査すると顕微鏡的な転移が見つかることがあります。転移があれば、I期ではなくIII期ということになります。後腹膜リンパ節は、手術時に転移が疑われる場合、サンプリングをしてすぐに病理検査をします。病理検査の結果、転移があれば骨盤リンパ節と傍大動脈リンパ節を郭清します。転移があれば、I期ではなくIII期ということになります。
手術後、摘出物の顕微鏡的検査の結果、卵巣以外にがんが転移していないことがわかって、はじめてI期であることが確定します。
このような手術によって、I期であることが確定した場合、手術後、化学療法を行って再発を予防する試みは臨床試験として行われています。
II期
手術は両側の卵巣、卵管、子宮を転移のある骨盤腹膜を含めて切除する方法で行われます。直腸にがんの浸潤がある場合には直腸を含めて切除することもあります。大網は一見して転移がない場合でも切除します。切除した大網を手術後検査すると、顕微鏡的な転移が見つかることがあります。転移があれば、II期ではなくIII期ということになります。後腹膜リンパ節は、手術時に転移が疑われる場合、サンプリングをしてすぐに病理検査をします。病理検査の結果、転移があれば骨盤リンパ節と傍大動脈リンパ節を郭清します。転移があれば、II期ではなくIII期ということになります。
手術後、大網とリンパ節の顕微鏡的検査の結果、転移していないことがわかれば、はじめてII期であることが確定します。
このような手術によってII期であることが確定した場合、手術後、化学療法を予防的に行って治癒率を改善しようとする試みは臨床試験として行われます。
III、IV期
III、IV期のがんは進行がんとして同じように治療が行われます。III、IV期のがんは転移が広範囲にあるため、手術によって完全に切除することはできません。しかし、一部のがんが残ってもできるだけ多くのがんをとり除いたほうが症状を改善できるため、全身状態が耐えられれば、できるだけ多くのがんを切除します。病状によっては手術で大部分のがんがとれる場合もありますが、開腹したけれどほとんど何もとれずに終わる場合もあります。手術前の検査によって、開腹しても切除は難しいと予測される場合は、まず化学療法を行ってがんを縮小させてから手術する方法もあります。
手術は両側の卵巣、卵管、子宮を、転移のある骨盤腹膜を含めて切除する方法で行われます。直腸にがんの浸潤がある場合には、直腸を含めて切除することもあります。大網、後腹膜リンパ節、脾臓、大腸、小腸の一部を転移したがんと一緒に切除することもあります。
手術後、残された腫瘍に対する治療として化学療法が行われます。化学療法の際は、標準的治療法で行うか、新しい治療法を臨床試験として行うかを選ぶことができます。
初回手術で切除できずに残ったがんが化学療法によって縮小し、切除可能となった場合には再手術が行われることもあります。
再発
再発は治療により一度消失したかにみえたがんが再び増殖して見つかるようになった状態です。再発に対して以下の治療法のひとつが行われます。
(1)手術
再発が一部に限局している場合は、その部分を切除するだけで、再びがんのない状態が長く続くことがあります。再発が広範囲でがんを切除することができない場合でも、症状を和らげるための手術(例えば、胃瘻造設のための手術)を行うこともあります。
(2)化学療法の臨床試験
最初の抗がん剤が非常に有効であった場合は、再発に対しても同じ抗がん剤が効きますが、再発に対する化学療法は症状緩和のひとつとして行われます。最初用いた抗がん剤が効果がなかった場合は新薬を用いることが多くなります。新薬を用いる場合は臨床試験として行われます。腹水を抑えるために、腹水をとった後、腹腔内に抗がん剤を注入することもあります。
(3)放射線療法
脳転移した腫瘍に対しては化学療法でなく放射線の照射が有効です。
悪性リンパ腫は、リンパ系の組織から発生する腫瘍(いわゆる“がん”)です。リンパ系組織とは、ヒトの免疫システムを構成するもので、リンパ節、胸腺(きょうせん)、脾臓(ひぞう)、扁桃腺(へんとうせん)等の組織?臓器と、リンパ節をつなぐリンパ管、そしてその中を流れるリンパ液からなります。リンパ系組織を構成する主な細胞は、リンパ球と呼ばれる白血球です。リンパ液の中には液体成分とリンパ球が流れていて、やがて血液と合流します。リンパ系組織は全身に分布しているため、悪性リンパ腫、特に非ホジキンリンパ腫は全身で発生する可能性があります。
悪性リンパ腫という病名は、さまざまなリンパ系組織のがんを大きくまとめて呼ぶ名前で、その中に含まれる個々の疾患の臨床経過や治療反応性、あるいは予後は大きく異なります。ですから、自分にとって最適な治療を選択するためには、?悪性リンパ腫の中のどのような病型(タイプ)ですか??と、まずは医師に質問することが重要です。
I期
I期の治療法は以下になります:
middot;臨床経過観察。
middot;通常、骨盤リンパ節郭清術と根治的前立腺摘除術。手術後、放射線療法を併用することもあります。勃起不全を起こさないように神経を温存して前立腺を摘除することもあります。
middot;外照射。
middot;組織内照射。
middot;高密度焦点式超音波治療の臨床試験。
middot;放射線療法の臨床試験。
middot;新しい治療法を評価する目的で行われる臨床試験。
このまとめのセクションでは、現在臨床試験を行っている治療法について個々に触れますが、最新の臨床試験をすべて網羅できていない可能性があります。アメリカで実施されている臨床試験についての情報はNCI Web siteにアクセスすれば、入手できます。
II期
II期の治療法は以下になります:
middot;通常、骨盤リンパ節郭清術と根治的前立腺摘除術。手術後、放射線療法を併用することもあります。勃起不全を起こさないように神経を温存して前立腺を摘除することもあります。
middot;臨床経過観察。
middot;ホルモン療法併用または非併用する外照射。
middot;組織内照射。
middot;ホルモン療法併用または非併用する放射線療法の臨床試験。
middot;超音波を用いた凍結手術療法の臨床試験。
middot;ホルモン療法後に根治的前立腺摘除術を評価する臨床試験。
middot;新しい治療法を評価する目的で行われる臨床試験。
このまとめのセクションでは、現在臨床試験を行っている治療法について個々に触れますが、最新の臨床試験をすべて網羅できていない可能性があります。アメリカで実施されている臨床試験についての情報はNCI Web siteにアクセスすれば、入手できます。
III期
III期の治療法は以下になります:
middot;外照射単独、あるいはホルモン療法との併用。
middot;ホルモン療法。
middot;通常、骨盤リンパ節郭清術と根治的前立腺摘除術。手術後、放射線療法を併用することもあります。
middot;臨床経過観察。
middot;がんによる症状を和らげる緩和的療法としての放射線療法、ホルモン療法、あるいは経尿道的前立腺切除術。
middot;放射線療法の臨床試験。
middot;超音波を用いた凍結手術療法の臨床試験。
middot;新しい治療法を評価する目的で行われる臨床試験。
このまとめのセクションでは、現在臨床試験を行っている治療法について個々に触れますが、最新の臨床試験をすべて網羅できていない可能性があります。アメリカで実施されている臨床試験についての情報はNCI Web siteにアクセスすれば、入手できます。
IV期
IV期の治療法は以下になります:
middot;ホルモン療法。
middot;外照射単独、あるいはホルモン療法との併用。
middot;がんによる症状を和らげる緩和的療法としての放射線療法あるいは経尿道的前立腺切除術。
middot;臨床経過観察。
middot;睾丸摘除術と併用した放射線前立腺摘除術の臨床試験。
このまとめのセクションでは、現在臨床試験を行っている治療法について個々に触れますが、最新の臨床試験をすべて網羅できていない可能性があります。アメリカで実施されている臨床試験についての情報はNCI Web siteにアクセスすれば、入手できます。
肺がん写真
再発前立腺がんの治療法
再発前立腺がんの治療法は以下になります:
middot;放射線療法。
肺がん写真
middot;放射線療法を受けた患者さんに前立腺摘除術を行います。
middot;ホルモン療法。
middot;骨の痛みを和らげる緩和的療法としての疼痛治療、外照射、ストロンチウム89
肺がん写真
などの放射性同位元素を用いた腔内照射、あるいは他の治療法。
middot;超音波を用いた凍結手術療法の臨床試験。
middot;化学療法あるいは生物学的療法の臨床試験。
肺がん写真
このまとめのセクションでは、現在臨床試験を行っている治療法について個々に触れますが、最新の臨床試験をすべて網羅できていない可能性があります。アメリカで実施されている臨床試験についての情報はNCI Web siteにアクセスすれば、入手できます。
肺がん写真
前立腺がんは、高齢者に多い男性のがん。前立腺は、膀胱(ぼうこう)の下方にあり、前立腺液を分泌するなど男性機能を支える。欧米人に多いが、日本でも高齢化や食生活の洋風化などを背景に増えている。
肺がん写真
年間死者数は、8400人余り(2003年)。10年前2万人足らずだった新規患者は、2020年には7万8000人に達するとの予測もあり、男性では胃がんを抜き、肺が
肺がん写真
んに次いで2位になると見られる。
読売新聞では、泌尿器手術の国の施設基準などを参考に、全国426医療機関に対し、2004年の前立腺の治療実績をアンケートし、333施設から回答を得た(回収率7
肺がん写真
8%)。紙面の制約から、患者数の多い約200病院を一覧にした。表は、患者数のほか、転移のないがんについて、主たる治療が「手術」、「放射線治療」、「ホルモン単独治療」の数を掲載した。
卵巣がんは手術によって診断が確実にできます。また、がん細胞のタイプや拡がりの程度がわかり、その後の治療方針が決まります。卵巣がんの手術は転移の状態、年齢などによって異なりますが、次のような方法のうちから普通(1)と(2)が行われ、さらに(3)と(4)が行われることがあります。
(1)卵巣の切除
片側の卵巣、卵管だけを切除する場合と両側の卵巣、卵管、子宮を含めて切除する方法があります。
(2)大網(たいもう)切除
大網とは胃から垂れ下がって、大小腸をおおっている大きな網のような脂肪組織です。大網は卵巣がんの転移が最もよくおこる組織であり、切除しても実害はありません。
(3)後腹膜リンパ節郭清(かくせい)
後腹膜リンパ節は卵巣がんの転移がおこりやすい部位のひとつです。転移が疑われるリンパ節を採取して検査することをサンプリングといい、リンパ節とリンパ管を系統的にすべて切除することをリンパ節郭清といいます。
(4)腸管などの合併切除
腹腔内の転移をできるだけ切除するために、大腸、小腸、脾臓などをがんと一緒に切除することもあります。
2)放射線療法
高エネルギーX線を身体の外から照射する外照射と、放射性リン(32P)の溶液を腹腔内に注入して内部から腹膜の表面を照射する方法があります。卵巣がんでは手術後の残存腫瘍に対して、以前はよく放射線療法が行われましたが、最近では化学療法のほうが主に行われています。しかし、脳に転移した腫瘍に対しては放射線治療が行われます。
3)化学療法(参照:がんの薬物療法)
抗がん剤を使う治療を化学療法といいます。抗がん剤は手術でとりきれなかったがんに対する治療として使われます。卵巣がんは、成人のがんの中では抗がん剤が比較的よく効くがんのひとつです。抗がん剤は内服、あるいは静脈注射で投与されます。また、直接腹腔内に注入されることもあります。いずれの場合でも、抗がん剤は血液中に入り全身に広がって作用します。抗がん剤はがん細胞に強い障害を与えますが、正常の細胞にも影響を与え、副作用をおこします。抗がん剤を繰り返し使うことによって、がん細胞が完全に消滅することもありますから、効果がある限り、ある程度副作用がおこるまで使用します。卵巣がんによく使われる抗がん剤の副作用として、血液中の白血球と血小板の減少、貧血、吐き気や嘔吐、食欲の低下、脱毛、手足のしびれなどがおこります。
治療は病期、年齢、がんの組織型、がん以外の病気の有無などによって異なります。病状に応じて現在、最も有効と認められている治療は標準的治療と呼ばれています。難治性のがんでは、標準的治療は満足できる結果を多くの場合もたらすことができません。そのためさまざまな新しい治療法が研究され、試みられています。
新しい治療法はよりよい治療を目指して行われますが、必ずしも標準的治療よりもよい結果をもたらすとは限りません。新しい治療法の試みは、担当医だけで行うのではなく、多くの専門家の管理のもとで「臨床試験」として行われます。新しい治療と標準的治療を比較する臨床試験を比較試験といいます。比較試験の結果、新しい治療が優れていることがわかれば、新しい治療を標準的治療とします。
これから卵巣がんの治療を受ける場合は、「現在の標準的治療」を受けるか、「臨床試験中の新しい治療」を受けるかどちらかを選ぶことになります。
7.病期(ステージ)別治療
I期
手術によってがんのある卵巣を切除します。片側の卵巣、卵管だけを切除する場合と、両側の卵巣、卵管、子宮を含めて切除する方法があります。大網は一見して転移がない場合でも切除します。切除した大網を手術後検査すると顕微鏡的な転移が見つかることがあります。転移があれば、I期ではなくIII期ということになります。後腹膜リンパ節は、手術時に転移が疑われる場合、サンプリングをしてすぐに病理検査をします。病理検査の結果、転移があれば骨盤リンパ節と傍大動脈リンパ節を郭清します。転移があれば、I期ではなくIII期ということになります。
手術後、摘出物の顕微鏡的検査の結果、卵巣以外にがんが転移していないことがわかって、はじめてI期であることが確定します。
このような手術によって、I期であることが確定した場合、手術後、化学療法を行って再発を予防する試みは臨床試験として行われています。
II期
手術は両側の卵巣、卵管、子宮を転移のある骨盤腹膜を含めて切除する方法で行われます。直腸にがんの浸潤がある場合には直腸を含めて切除することもあります。大網は一見して転移がない場合でも切除します。切除した大網を手術後検査すると、顕微鏡的な転移が見つかることがあります。転移があれば、II期ではなくIII期ということになります。後腹膜リンパ節は、手術時に転移が疑われる場合、サンプリングをしてすぐに病理検査をします。病理検査の結果、転移があれば骨盤リンパ節と傍大動脈リンパ節を郭清します。転移があれば、II期ではなくIII期ということになります。
手術後、大網とリンパ節の顕微鏡的検査の結果、転移していないことがわかれば、はじめてII期であることが確定します。
このような手術によってII期であることが確定した場合、手術後、化学療法を予防的に行って治癒率を改善しようとする試みは臨床試験として行われます。
III、IV期
III、IV期のがんは進行がんとして同じように治療が行われます。III、IV期のがんは転移が広範囲にあるため、手術によって完全に切除することはできません。しかし、一部のがんが残ってもできるだけ多くのがんをとり除いたほうが症状を改善できるため、全身状態が耐えられれば、できるだけ多くのがんを切除します。病状によっては手術で大部分のがんがとれる場合もありますが、開腹したけれどほとんど何もとれずに終わる場合もあります。手術前の検査によって、開腹しても切除は難しいと予測される場合は、まず化学療法を行ってがんを縮小させてから手術する方法もあります。
手術は両側の卵巣、卵管、子宮を、転移のある骨盤腹膜を含めて切除する方法で行われます。直腸にがんの浸潤がある場合には、直腸を含めて切除することもあります。大網、後腹膜リンパ節、脾臓、大腸、小腸の一部を転移したがんと一緒に切除することもあります。
手術後、残された腫瘍に対する治療として化学療法が行われます。化学療法の際は、標準的治療法で行うか、新しい治療法を臨床試験として行うかを選ぶことができます。
初回手術で切除できずに残ったがんが化学療法によって縮小し、切除可能となった場合には再手術が行われることもあります。
再発
再発は治療により一度消失したかにみえたがんが再び増殖して見つかるようになった状態です。再発に対して以下の治療法のひとつが行われます。
(1)手術
再発が一部に限局している場合は、その部分を切除するだけで、再びがんのない状態が長く続くことがあります。再発が広範囲でがんを切除することができない場合でも、症状を和らげるための手術(例えば、胃瘻造設のための手術)を行うこともあります。
(2)化学療法の臨床試験
最初の抗がん剤が非常に有効であった場合は、再発に対しても同じ抗がん剤が効きますが、再発に対する化学療法は症状緩和のひとつとして行われます。最初用いた抗がん剤が効果がなかった場合は新薬を用いることが多くなります。新薬を用いる場合は臨床試験として行われます。腹水を抑えるために、腹水をとった後、腹腔内に抗がん剤を注入することもあります。
(3)放射線療法
脳転移した腫瘍に対しては化学療法でなく放射線の照射が有効です。
悪性リンパ腫は、リンパ系の組織から発生する腫瘍(いわゆる“がん”)です。リンパ系組織とは、ヒトの免疫システムを構成するもので、リンパ節、胸腺(きょうせん)、脾臓(ひぞう)、扁桃腺(へんとうせん)等の組織?臓器と、リンパ節をつなぐリンパ管、そしてその中を流れるリンパ液からなります。リンパ系組織を構成する主な細胞は、リンパ球と呼ばれる白血球です。リンパ液の中には液体成分とリンパ球が流れていて、やがて血液と合流します。リンパ系組織は全身に分布しているため、悪性リンパ腫、特に非ホジキンリンパ腫は全身で発生する可能性があります。
悪性リンパ腫という病名は、さまざまなリンパ系組織のがんを大きくまとめて呼ぶ名前で、その中に含まれる個々の疾患の臨床経過や治療反応性、あるいは予後は大きく異なります。ですから、自分にとって最適な治療を選択するためには、?悪性リンパ腫の中のどのような病型(タイプ)ですか??と、まずは医師に質問することが重要です。
I期
I期の治療法は以下になります:
middot;臨床経過観察。
middot;通常、骨盤リンパ節郭清術と根治的前立腺摘除術。手術後、放射線療法を併用することもあります。勃起不全を起こさないように神経を温存して前立腺を摘除することもあります。
middot;外照射。
middot;組織内照射。
middot;高密度焦点式超音波治療の臨床試験。
middot;放射線療法の臨床試験。
middot;新しい治療法を評価する目的で行われる臨床試験。
このまとめのセクションでは、現在臨床試験を行っている治療法について個々に触れますが、最新の臨床試験をすべて網羅できていない可能性があります。アメリカで実施されている臨床試験についての情報はNCI Web siteにアクセスすれば、入手できます。
II期
II期の治療法は以下になります:
middot;通常、骨盤リンパ節郭清術と根治的前立腺摘除術。手術後、放射線療法を併用することもあります。勃起不全を起こさないように神経を温存して前立腺を摘除することもあります。
middot;臨床経過観察。
middot;ホルモン療法併用または非併用する外照射。
middot;組織内照射。
middot;ホルモン療法併用または非併用する放射線療法の臨床試験。
middot;超音波を用いた凍結手術療法の臨床試験。
middot;ホルモン療法後に根治的前立腺摘除術を評価する臨床試験。
middot;新しい治療法を評価する目的で行われる臨床試験。
このまとめのセクションでは、現在臨床試験を行っている治療法について個々に触れますが、最新の臨床試験をすべて網羅できていない可能性があります。アメリカで実施されている臨床試験についての情報はNCI Web siteにアクセスすれば、入手できます。
III期
III期の治療法は以下になります:
middot;外照射単独、あるいはホルモン療法との併用。
middot;ホルモン療法。
middot;通常、骨盤リンパ節郭清術と根治的前立腺摘除術。手術後、放射線療法を併用することもあります。
middot;臨床経過観察。
middot;がんによる症状を和らげる緩和的療法としての放射線療法、ホルモン療法、あるいは経尿道的前立腺切除術。
middot;放射線療法の臨床試験。
middot;超音波を用いた凍結手術療法の臨床試験。
middot;新しい治療法を評価する目的で行われる臨床試験。
このまとめのセクションでは、現在臨床試験を行っている治療法について個々に触れますが、最新の臨床試験をすべて網羅できていない可能性があります。アメリカで実施されている臨床試験についての情報はNCI Web siteにアクセスすれば、入手できます。
IV期
IV期の治療法は以下になります:
middot;ホルモン療法。
middot;外照射単独、あるいはホルモン療法との併用。
middot;がんによる症状を和らげる緩和的療法としての放射線療法あるいは経尿道的前立腺切除術。
middot;臨床経過観察。
middot;睾丸摘除術と併用した放射線前立腺摘除術の臨床試験。
このまとめのセクションでは、現在臨床試験を行っている治療法について個々に触れますが、最新の臨床試験をすべて網羅できていない可能性があります。アメリカで実施されている臨床試験についての情報はNCI Web siteにアクセスすれば、入手できます。
肺がん写真
再発前立腺がんの治療法
再発前立腺がんの治療法は以下になります:
middot;放射線療法。
肺がん写真
middot;放射線療法を受けた患者さんに前立腺摘除術を行います。
middot;ホルモン療法。
middot;骨の痛みを和らげる緩和的療法としての疼痛治療、外照射、ストロンチウム89
肺がん写真
などの放射性同位元素を用いた腔内照射、あるいは他の治療法。
middot;超音波を用いた凍結手術療法の臨床試験。
middot;化学療法あるいは生物学的療法の臨床試験。
肺がん写真
このまとめのセクションでは、現在臨床試験を行っている治療法について個々に触れますが、最新の臨床試験をすべて網羅できていない可能性があります。アメリカで実施されている臨床試験についての情報はNCI Web siteにアクセスすれば、入手できます。
肺がん写真
前立腺がんは、高齢者に多い男性のがん。前立腺は、膀胱(ぼうこう)の下方にあり、前立腺液を分泌するなど男性機能を支える。欧米人に多いが、日本でも高齢化や食生活の洋風化などを背景に増えている。
肺がん写真
年間死者数は、8400人余り(2003年)。10年前2万人足らずだった新規患者は、2020年には7万8000人に達するとの予測もあり、男性では胃がんを抜き、肺が
肺がん写真
んに次いで2位になると見られる。
読売新聞では、泌尿器手術の国の施設基準などを参考に、全国426医療機関に対し、2004年の前立腺の治療実績をアンケートし、333施設から回答を得た(回収率7
肺がん写真
8%)。紙面の制約から、患者数の多い約200病院を一覧にした。表は、患者数のほか、転移のないがんについて、主たる治療が「手術」、「放射線治療」、「ホルモン単独治療」の数を掲載した。
肺がん脳転移
たちは、マウスの血液細胞にTEL-AML1融合遺伝子を導入することにより、が血液細胞にどのような異常をもたらすのか研究しています。さらに、TEL-以外にも遺伝子に異常がないか、アレイCGH法を用いて検索しています。このような研究を通して白血病のモデル動物を作成することで、白血病がどのようなメカニズムで発生するのかを知ることができ、治療法や予防法の開発にもつなげていくことができます。
図6:マウスの血液細胞に、レトロウイルス法でを発現させた。緑色蛍光たんぱく質(GFP)を目印として用いた。緑色に光る細胞(図左)のみがTEL-を発現している(図右)ことがわかる。
2.染色体転座以外の遺伝子異常を調べる新たな検査法の研究
染色体転座は、悪性リンパ腫の診断にとって、とても大切な意味を持っていますが、悪性リンパ腫は染色体転座というひとつの遺伝子異常だけでは起こりません。染色体転座が詳しく研究されて明らかになったことは、染色体転座以外の遺伝子異常も重要な役割を果しているということです。これまでは、なかなか研究をすることが難しかったのですが、ヒトゲノム計画の完成により、がんのゲノム異常(遺伝子異常)を調べることができるようになりま
抗がん剤の投与や放射線治療を受けながら、あなたが自分の意思で最新のがん治療を始めても何も問題は有りません。
西洋医学の治療と漢方の治療はぶつかり合うことはないのです。
副作用も殆ど無く、西洋の医薬品との衝突も有りません。むしろ、西洋?東洋それぞれの長所を生かして治療にあたることで高い治療効果をあげている患者さんは数多くいらっしゃいます。
患者様、ご家族の皆様方、担当医、病院のスタッフ、そして漢方がんセンターが望みわれわれみんなが到達すべき終着点は「患者の治癒」に他なりません。
西洋医学が一番でもなく、東洋医学が一番でもなく。シンプルに。
がん治療に対して、皆様方のご理解が深まり、患者の方々の回復に漢方がんセンターが少しでもお力添えできるならば、これ以上の喜びはありません。
1981年 世界医師会第34回総会で採決されたリスボン宣言より
患者は最新の医学知識のもとでその苦痛から救済される権利を有する。(10.尊厳性への権利-b)。
1990年 アメリカ議会において提出された技術評価局報告書
「抗がん剤、放射線などは病巣を一時的に縮小させるが、この縮小は無意味であり、延命効果が認められないうえ、患者の生活の質を悪化させる」
1998年 日本の厚生省の研究班
手術後の抗がん剤使用について「延命効果、生活の質の向上効果がない」
2005年 日本?第3次対がん10か年総合戦略をスタート予定。
がん治療専門医の育成盛り込む。
がん治療の新薬認証急ぐも国際標準化は8年以上先。
欧米では認可されたが日本には無い薬。あるいは日本だけが認可していて欧米では認可されていない薬、そんな薬があることをご存知でしょうか?
まずは日本にある薬の話です。日本で認可されている抗がん剤の半分以上が、欧米では認可されていません。
例えばWHO=世界保健機構が薬効を認める必須医薬品(エッセンシャルドラッグ)270種の中に日本で年間1000億円以上使用されていUFTをはじめとしたフルオロウラシル系の経口抗がん剤は一つも入っていません。
承認された薬だとしても「日本の抗がん剤」とは臨床試験で、奏効率が2割以上のものです。(延命効果や治癒効果などは考慮せず。)
つまり2割の患者が、4週間以上腫瘍の大きさが50%に縮小さえすれば医薬品と認可されるということであり8割の患者に無効であっても4週間だけの効果であってもよいということだけなのです。
日本での抗がん剤の研究そして治療は、ガンの塊が何パーセント縮小するか、のみに関心がありメーカーも医師も、抗がん剤が持つ強烈な副作用、寿命短命効果などには無関心な点が欧米の医学界から指摘、非難されています。
欧米で認可され、有効性を確認された抗がん剤の多くについて(約80種以上といわれています)いまだ日本の厚生労働省は認可していません。
3.病院によって扱う抗がん剤の種類や量は貴方が思うよりも大きく異なります
日本においてがん治療で知られる大きな病院であっても抗がん剤の種類、量は欧米のがん治療の現場に比べ劣ります。
まして小さな病院の扱える抗がん剤、それらを扱える医師の数は我々が考えるよりも貧弱なのです。
特に「延命を目的とした治療」は、選びうる抗がん剤の種類の豊富度に大きく左右されるといわれています。
4.ご存知でしょうか?
保険適用外の医療をしても病院には収入が入りません。むしろ赤字となる構造になっているのです。
さらに病院側ではデータ採取の邪魔になる、責任が取れない等の理由で保険適用外の(欧米では認可されている)薬を使用する事を認めない所さえ有ります。患者が個人輸入でそれらの薬を使用すると、健康保険が適用されないので、海外からの輸送費や治療費が全額自己負担となります。
また、日本の薬の事情を知らずに多くの日本人が適切ながん治療を受けられずにいる現状があります。
5.未承認、認可していない薬に多くの日本の医師は手を触れません
日本には抗がん剤の専門家が少なすぎるのです。
現場においても、アメリカには腫瘍の専門家?臨床腫瘍医がいます。外科とは別に内科の専門医が抗がん剤の投与に関わるのに対し、日本では医療は臓器別に細分化され、外科医が手術の延長上で(片手間で)投与に関わっています。
日本で薬価基準を満たし認証された薬は約15000種類。 その2/3は日本以外で認められていません。しかし、日本は世界一薬を処方する国なのです。
それらの「薬」の年間売上げは約6兆円。1兆円は医療への副収入、2兆円は製薬メーカー収入です。日本の医療現場で使用される薬の消費量は適切なのでしょうか?
免疫力というのは、何でしょう?
「ガン細胞や体内に侵入したウイルスなど、いってみれば体にとっての敵をいち早く発見し、攻撃し、やっつけてしまう力の事」です。
実際の臨床現場でも、何らかの手段により免疫力を高めることでガン細胞の成長がストップする事はよくあるケースです。
治るという事について
注射をしたり薬を飲んだりしてようやく治る病気もあれば、初期の風邪などは一晩グッスリ眠っただけで治ってしまったりします。病状は、転移した部位により異なる
肺や肝臓に転移した場合、痛みなどの症状がでてくる事はまれです。定期健診や、画像診断で見つかることが、多いです。症状が現れたときはかなり進行しているときです。
骨に転移したときは 痛みがあります。脳に転移したときは、脳腫瘍と同じ症状が現れます。
卵巣がんは早期発見が難しく、診断されにくい癌です。
卵巣がんは症状に乏しく、ある程度の大きさにならないと、画像で診断できないためと、卵巣が親指の頭ほどの大きさで体の奥に存在するため、細胞診断ができないので、早期に発見されにくいがんです。
卵巣がんは1期で発見される人が30%で、3期 4期の進行がんで発見される人が6割を占めています。
3期であれば、5年生存率は30%、4期になると、5年生存率は10%に低下すると言われています。
手術は治療と同時にがんの進行度を調べるのが目的です。
卵巣がんの手術は、がんの摘出を兼ねて「がんの進行度」を把握する目的で行います。
現状の西洋医学の治療方法は、
(1)手術 (2)放射線 (3)抗癌剤 となります。
卵巣がんの場合は、がんの摘出も兼ねて、治療と同時にがんの進行度を調べるのを目的で行われます。
見た目は卵巣内にとどまる早期がんのようであっても、調べてみるとすでに、リンパや腹膜は主などである場合が少なく無いと言われています。
卵巣がんは抗癌剤の効果が期待しやすい癌です。
早期の場合などでリンパ節に転移がありそうな場合、抗がん剤を投与することにより、手術の規模を縮小することが出来ます。4期のがんでも抗がん剤で縮小してから、手術を行う事があります。術後補助療法として、抗がん剤の投与が行われます。
こうした治療を行っても、5年生存率は、1期が80%、2期が60%、3期が30%、4期は10%とかなり厳しい状況であると言われています。
自覚症状
自覚症状に乏しく、発見されたときにはすでに、リンパや腹膜播種などである場合が多いがんです。
転移のルート
卵巣がんのうちの上皮がんは腹膜に転移し、そこから肝臓の表面や大網に広がります。
主な転移先肝臓 大腸
その他の症状
癌の進行による体重の減少?体力の低下、神経の転移による背中の痛み、腰痛?腹痛、腹膜播種による腹水などが見られます。
子宮体がんは6割が1期、子宮頸がんは4~5割が0期で発見されます。
子宮体がんは褐色のオリモノがでたり、下着の汚れで気づく事が多いがん
不正出血で発見された場合でも子宮体がんの65%が1期で発見されます。
子宮頸がんにみられる特徴的な症状に、性交時の子宮膣部への刺激による出血があります。
日本では、子宮がんの約80%が子宮頸がんです
子宮がんは胃がん、乳がんに次いで多いがんですが、死亡率は年々下がっています。子宮が
んは早期の段階で発見されれば、ほとんどが治ります。
子宮がんが徐々に増加してくる30歳を過ぎた頃からは、年に1回子宮がんの検査を受ける
ことがとても重要です。
手術が基本です
一般には、できるかぎり手術を行って、病巣を摘出する根治的治療法がとられます。この目的のために手術療法と放射線療法を併用する場合もあります。
手術が出来ないほど、がんが進行している場合や、重い合併症があったり、高齢者などで手術に耐えられないと診断された場合には、放射線療法が主体となります。
よる発熱で消失したことや、自然治癒したがんのうちおおよそ1/3で発熱していたという報告等、がんが治ることと発熱の間には、何らかの関連がありそうだと昔からいわれていました。本格的な研究がはじまったのは、1960年代になってからです。現時点では研究段階の治療で、まだ標準的治療とはいえません。この治療法の対象となるのは、通常の治療法では治すことが難しい局所進行がんや
都築 忍:室長
血液内科医として、第一赤十字病院、病院、付属病院に勤務した後、英国へ留学。2001年よりがんセンターに勤務。マウスモデルを用いて白血病化機構を解析中。リンパ腫の病態解析にも力を入れていきたいと考えています。
主任研究員
5年間の臨床経験をした後がんセンターに研修生として着任。研修生時代は悪性リンパ腫の染色体転座から作られる異常蛋白の機能解析を中心に研究し、2006年4月からは研究員としてがんセンターに勤務となった。記憶力の減退と日々戦いながらも、造血器腫瘍、主にリンパ腫の病態解明に力を注ぐ決意を固めている。
リサーチレジデント
血液内科医として勤務した後2006年よりがんセンターに臨床研究医として着任。2007年より遺伝子医療研究部リサーチレジデントに着任。現在MALTリンパ腫のゲノムプロファイルについて研究をしています。
研究内容の紹介
1. 造血器腫瘍の血清学的、分子生物学的解析
1. 造血器腫瘍の血清学的、分子生物学的解析血液細胞は造血幹細胞と呼ばれる細胞からいろいろな段階を経て、最終的に酸素を運ぶ赤血球やウイルスをやっつけるリンパ球、出血した血液を固める血小板などの血液細胞に分化します。(図1) これらの分化の途中で、分化、増殖を制御する遺伝子に異常をきたすと白血病やリンパ腫などの造血器腫瘍になります。造血器腫瘍でよくみられる遺伝子異常は染色体の一部が他の染色体に間違って移動してしまう「染色体転座」です。遺伝子医療研究部ではこのような染色体転座に伴う遺伝子異常を見つけています。さらに、単クローン抗体を作って造血器腫瘍の診断に役立てると共に、実際の治療に応用するためにこの遺伝子の機能を抑える研究を行っています。また、腫瘍細胞内での蛋白質間の相互作用の異常についても解析をすすめています。
マントル細胞リンパ腫とサイクリンD1発現
血液細胞のうち抗体をつくる細胞はB細胞と呼ばれますが、それがリンパ節でがんになったものはB細胞リンパ腫といいます。B細胞リンパ腫はさらに細かく分けられますが、その理由は診断をはっきりさせることが、治療方法や、予後の判定にとても大切だからです。たとえば、マントル細胞リンパ腫とういうリンパ腫では、私たちが原因遺伝子BCL1の本態を明らかにしましたが、この遺伝子異常があると、現在の治療法ではほぼ6年くらいにほとんどの患者さんが死亡することを、病院遺伝子病理診断部、血液化学療法部との共同研究で明らかにしました。
b)MALTリンパ腫とMALT1遺伝子異常
B細胞リンパ腫のなかで消化管などにできるMALTリンパ腫の原因遺伝子MALT1も発見しました。この遺伝子を発見するときに、いま話題になっているヒトゲノム計画の研究成果が大きな役割を果たしました。また、国際的な共同研究による成果でもあります。私たちが世界に先駆けてこの原因遺伝子を発見できた理由は、インターネットの発達のおかげでもあります。MALT1遺伝子のはたらきは世界中で調べられており、リンパ球の中で重要な役割を担っていることがわかってきました。私たちもが細胞の中で移動する特別なシステムがあることを報告しています。遺伝子は細胞を死ににくくする機能をもったAPI2という遺伝子とくっついて、腫瘍にしかないAPI2-MALT1融合遺伝子を作ることもあきらかにしました。(図3) しかし、この融合遺伝子の機能はほとんどわかっていませんでした。私たちは、プロテオミクスと呼ばれる最新技術を利用して、このAPI2-MALT1に結合する分子を調べました。その結果、が細胞死に深く関わっていることが知られているTRAF2, Smac HtrA2などと結合することで、細胞が死ににくくなっていることを証明しました。さらに最近が巧妙なシステムで自分自身の量を増やすことも明らかにしました。このようにが細胞を癌化させる方法の一端が明らかになり、MALTリンパ腫を初めとする悪性リンパ腫の新たな診断、治療法の開発が期待できます。
び慢性リンパ腫とBCL6遺伝子異常
肺がん脳転移
B細胞リンパ腫のなかでは、約半数を占めるびまん性大細胞型リンパ腫には、BCL6遺伝子が異常をきたしています。その異常を引き起こす遺伝子の一つにリンパ球をつくるときに大
肺がん脳転移
切な働きをするイカロスという遺伝子も関係していることを見つけました。このリンパ腫の原因であるBCL6遺伝子が活性化していることはわかっていますが、その結果、なぜ、がんに
肺がん脳転移
なるのかもまったくわかっていません。この理由をあきらかにするために、ヒトゲノム計画の成果の一つである新しい研究方法、cDNAマイクロアレイ法を用いた解析
肺がん脳転移
をはじめています。BCL6遺伝子が活性化したときとそうでないときを比べて、どのような遺伝子が変化しているかをしらべ、がんの原因を探ろうとするものです。この2つの状態を
肺がん脳転移
比べて、変化する遺伝子を丁寧に調べていけばがんに関係する直接の原因遺伝子をあきらかにすることができるかも知れません。下の図4に見られるように、色の変化を比べることで
肺がん脳転移
変化した遺伝子がわかります。どのような遺伝子ががん化に関係するのか、悪性度に関係するのかなど、激しい勢いで進む科学の進歩をうまく取り入れながら成果をだして行きたいと
肺がん脳転移
努力を続けています。
型小児白血病の発症機構解析
肺がん脳転移
小児のリンパ性白血病で最も多い遺伝子異常は、融合遺伝子です。この融合遺伝子は、12番染色体と21番染色体の間の相互転座により形成されます。私
図6:マウスの血液細胞に、レトロウイルス法でを発現させた。緑色蛍光たんぱく質(GFP)を目印として用いた。緑色に光る細胞(図左)のみがTEL-を発現している(図右)ことがわかる。
2.染色体転座以外の遺伝子異常を調べる新たな検査法の研究
染色体転座は、悪性リンパ腫の診断にとって、とても大切な意味を持っていますが、悪性リンパ腫は染色体転座というひとつの遺伝子異常だけでは起こりません。染色体転座が詳しく研究されて明らかになったことは、染色体転座以外の遺伝子異常も重要な役割を果しているということです。これまでは、なかなか研究をすることが難しかったのですが、ヒトゲノム計画の完成により、がんのゲノム異常(遺伝子異常)を調べることができるようになりま
抗がん剤の投与や放射線治療を受けながら、あなたが自分の意思で最新のがん治療を始めても何も問題は有りません。
西洋医学の治療と漢方の治療はぶつかり合うことはないのです。
副作用も殆ど無く、西洋の医薬品との衝突も有りません。むしろ、西洋?東洋それぞれの長所を生かして治療にあたることで高い治療効果をあげている患者さんは数多くいらっしゃいます。
患者様、ご家族の皆様方、担当医、病院のスタッフ、そして漢方がんセンターが望みわれわれみんなが到達すべき終着点は「患者の治癒」に他なりません。
西洋医学が一番でもなく、東洋医学が一番でもなく。シンプルに。
がん治療に対して、皆様方のご理解が深まり、患者の方々の回復に漢方がんセンターが少しでもお力添えできるならば、これ以上の喜びはありません。
1981年 世界医師会第34回総会で採決されたリスボン宣言より
患者は最新の医学知識のもとでその苦痛から救済される権利を有する。(10.尊厳性への権利-b)。
1990年 アメリカ議会において提出された技術評価局報告書
「抗がん剤、放射線などは病巣を一時的に縮小させるが、この縮小は無意味であり、延命効果が認められないうえ、患者の生活の質を悪化させる」
1998年 日本の厚生省の研究班
手術後の抗がん剤使用について「延命効果、生活の質の向上効果がない」
2005年 日本?第3次対がん10か年総合戦略をスタート予定。
がん治療専門医の育成盛り込む。
がん治療の新薬認証急ぐも国際標準化は8年以上先。
欧米では認可されたが日本には無い薬。あるいは日本だけが認可していて欧米では認可されていない薬、そんな薬があることをご存知でしょうか?
まずは日本にある薬の話です。日本で認可されている抗がん剤の半分以上が、欧米では認可されていません。
例えばWHO=世界保健機構が薬効を認める必須医薬品(エッセンシャルドラッグ)270種の中に日本で年間1000億円以上使用されていUFTをはじめとしたフルオロウラシル系の経口抗がん剤は一つも入っていません。
承認された薬だとしても「日本の抗がん剤」とは臨床試験で、奏効率が2割以上のものです。(延命効果や治癒効果などは考慮せず。)
つまり2割の患者が、4週間以上腫瘍の大きさが50%に縮小さえすれば医薬品と認可されるということであり8割の患者に無効であっても4週間だけの効果であってもよいということだけなのです。
日本での抗がん剤の研究そして治療は、ガンの塊が何パーセント縮小するか、のみに関心がありメーカーも医師も、抗がん剤が持つ強烈な副作用、寿命短命効果などには無関心な点が欧米の医学界から指摘、非難されています。
欧米で認可され、有効性を確認された抗がん剤の多くについて(約80種以上といわれています)いまだ日本の厚生労働省は認可していません。
3.病院によって扱う抗がん剤の種類や量は貴方が思うよりも大きく異なります
日本においてがん治療で知られる大きな病院であっても抗がん剤の種類、量は欧米のがん治療の現場に比べ劣ります。
まして小さな病院の扱える抗がん剤、それらを扱える医師の数は我々が考えるよりも貧弱なのです。
特に「延命を目的とした治療」は、選びうる抗がん剤の種類の豊富度に大きく左右されるといわれています。
4.ご存知でしょうか?
保険適用外の医療をしても病院には収入が入りません。むしろ赤字となる構造になっているのです。
さらに病院側ではデータ採取の邪魔になる、責任が取れない等の理由で保険適用外の(欧米では認可されている)薬を使用する事を認めない所さえ有ります。患者が個人輸入でそれらの薬を使用すると、健康保険が適用されないので、海外からの輸送費や治療費が全額自己負担となります。
また、日本の薬の事情を知らずに多くの日本人が適切ながん治療を受けられずにいる現状があります。
5.未承認、認可していない薬に多くの日本の医師は手を触れません
日本には抗がん剤の専門家が少なすぎるのです。
現場においても、アメリカには腫瘍の専門家?臨床腫瘍医がいます。外科とは別に内科の専門医が抗がん剤の投与に関わるのに対し、日本では医療は臓器別に細分化され、外科医が手術の延長上で(片手間で)投与に関わっています。
日本で薬価基準を満たし認証された薬は約15000種類。 その2/3は日本以外で認められていません。しかし、日本は世界一薬を処方する国なのです。
それらの「薬」の年間売上げは約6兆円。1兆円は医療への副収入、2兆円は製薬メーカー収入です。日本の医療現場で使用される薬の消費量は適切なのでしょうか?
免疫力というのは、何でしょう?
「ガン細胞や体内に侵入したウイルスなど、いってみれば体にとっての敵をいち早く発見し、攻撃し、やっつけてしまう力の事」です。
実際の臨床現場でも、何らかの手段により免疫力を高めることでガン細胞の成長がストップする事はよくあるケースです。
治るという事について
注射をしたり薬を飲んだりしてようやく治る病気もあれば、初期の風邪などは一晩グッスリ眠っただけで治ってしまったりします。病状は、転移した部位により異なる
肺や肝臓に転移した場合、痛みなどの症状がでてくる事はまれです。定期健診や、画像診断で見つかることが、多いです。症状が現れたときはかなり進行しているときです。
骨に転移したときは 痛みがあります。脳に転移したときは、脳腫瘍と同じ症状が現れます。
卵巣がんは早期発見が難しく、診断されにくい癌です。
卵巣がんは症状に乏しく、ある程度の大きさにならないと、画像で診断できないためと、卵巣が親指の頭ほどの大きさで体の奥に存在するため、細胞診断ができないので、早期に発見されにくいがんです。
卵巣がんは1期で発見される人が30%で、3期 4期の進行がんで発見される人が6割を占めています。
3期であれば、5年生存率は30%、4期になると、5年生存率は10%に低下すると言われています。
手術は治療と同時にがんの進行度を調べるのが目的です。
卵巣がんの手術は、がんの摘出を兼ねて「がんの進行度」を把握する目的で行います。
現状の西洋医学の治療方法は、
(1)手術 (2)放射線 (3)抗癌剤 となります。
卵巣がんの場合は、がんの摘出も兼ねて、治療と同時にがんの進行度を調べるのを目的で行われます。
見た目は卵巣内にとどまる早期がんのようであっても、調べてみるとすでに、リンパや腹膜は主などである場合が少なく無いと言われています。
卵巣がんは抗癌剤の効果が期待しやすい癌です。
早期の場合などでリンパ節に転移がありそうな場合、抗がん剤を投与することにより、手術の規模を縮小することが出来ます。4期のがんでも抗がん剤で縮小してから、手術を行う事があります。術後補助療法として、抗がん剤の投与が行われます。
こうした治療を行っても、5年生存率は、1期が80%、2期が60%、3期が30%、4期は10%とかなり厳しい状況であると言われています。
自覚症状
自覚症状に乏しく、発見されたときにはすでに、リンパや腹膜播種などである場合が多いがんです。
転移のルート
卵巣がんのうちの上皮がんは腹膜に転移し、そこから肝臓の表面や大網に広がります。
主な転移先肝臓 大腸
その他の症状
癌の進行による体重の減少?体力の低下、神経の転移による背中の痛み、腰痛?腹痛、腹膜播種による腹水などが見られます。
子宮体がんは6割が1期、子宮頸がんは4~5割が0期で発見されます。
子宮体がんは褐色のオリモノがでたり、下着の汚れで気づく事が多いがん
不正出血で発見された場合でも子宮体がんの65%が1期で発見されます。
子宮頸がんにみられる特徴的な症状に、性交時の子宮膣部への刺激による出血があります。
日本では、子宮がんの約80%が子宮頸がんです
子宮がんは胃がん、乳がんに次いで多いがんですが、死亡率は年々下がっています。子宮が
んは早期の段階で発見されれば、ほとんどが治ります。
子宮がんが徐々に増加してくる30歳を過ぎた頃からは、年に1回子宮がんの検査を受ける
ことがとても重要です。
手術が基本です
一般には、できるかぎり手術を行って、病巣を摘出する根治的治療法がとられます。この目的のために手術療法と放射線療法を併用する場合もあります。
手術が出来ないほど、がんが進行している場合や、重い合併症があったり、高齢者などで手術に耐えられないと診断された場合には、放射線療法が主体となります。
よる発熱で消失したことや、自然治癒したがんのうちおおよそ1/3で発熱していたという報告等、がんが治ることと発熱の間には、何らかの関連がありそうだと昔からいわれていました。本格的な研究がはじまったのは、1960年代になってからです。現時点では研究段階の治療で、まだ標準的治療とはいえません。この治療法の対象となるのは、通常の治療法では治すことが難しい局所進行がんや
都築 忍:室長
血液内科医として、第一赤十字病院、病院、付属病院に勤務した後、英国へ留学。2001年よりがんセンターに勤務。マウスモデルを用いて白血病化機構を解析中。リンパ腫の病態解析にも力を入れていきたいと考えています。
主任研究員
5年間の臨床経験をした後がんセンターに研修生として着任。研修生時代は悪性リンパ腫の染色体転座から作られる異常蛋白の機能解析を中心に研究し、2006年4月からは研究員としてがんセンターに勤務となった。記憶力の減退と日々戦いながらも、造血器腫瘍、主にリンパ腫の病態解明に力を注ぐ決意を固めている。
リサーチレジデント
血液内科医として勤務した後2006年よりがんセンターに臨床研究医として着任。2007年より遺伝子医療研究部リサーチレジデントに着任。現在MALTリンパ腫のゲノムプロファイルについて研究をしています。
研究内容の紹介
1. 造血器腫瘍の血清学的、分子生物学的解析
1. 造血器腫瘍の血清学的、分子生物学的解析血液細胞は造血幹細胞と呼ばれる細胞からいろいろな段階を経て、最終的に酸素を運ぶ赤血球やウイルスをやっつけるリンパ球、出血した血液を固める血小板などの血液細胞に分化します。(図1) これらの分化の途中で、分化、増殖を制御する遺伝子に異常をきたすと白血病やリンパ腫などの造血器腫瘍になります。造血器腫瘍でよくみられる遺伝子異常は染色体の一部が他の染色体に間違って移動してしまう「染色体転座」です。遺伝子医療研究部ではこのような染色体転座に伴う遺伝子異常を見つけています。さらに、単クローン抗体を作って造血器腫瘍の診断に役立てると共に、実際の治療に応用するためにこの遺伝子の機能を抑える研究を行っています。また、腫瘍細胞内での蛋白質間の相互作用の異常についても解析をすすめています。
マントル細胞リンパ腫とサイクリンD1発現
血液細胞のうち抗体をつくる細胞はB細胞と呼ばれますが、それがリンパ節でがんになったものはB細胞リンパ腫といいます。B細胞リンパ腫はさらに細かく分けられますが、その理由は診断をはっきりさせることが、治療方法や、予後の判定にとても大切だからです。たとえば、マントル細胞リンパ腫とういうリンパ腫では、私たちが原因遺伝子BCL1の本態を明らかにしましたが、この遺伝子異常があると、現在の治療法ではほぼ6年くらいにほとんどの患者さんが死亡することを、病院遺伝子病理診断部、血液化学療法部との共同研究で明らかにしました。
b)MALTリンパ腫とMALT1遺伝子異常
B細胞リンパ腫のなかで消化管などにできるMALTリンパ腫の原因遺伝子MALT1も発見しました。この遺伝子を発見するときに、いま話題になっているヒトゲノム計画の研究成果が大きな役割を果たしました。また、国際的な共同研究による成果でもあります。私たちが世界に先駆けてこの原因遺伝子を発見できた理由は、インターネットの発達のおかげでもあります。MALT1遺伝子のはたらきは世界中で調べられており、リンパ球の中で重要な役割を担っていることがわかってきました。私たちもが細胞の中で移動する特別なシステムがあることを報告しています。遺伝子は細胞を死ににくくする機能をもったAPI2という遺伝子とくっついて、腫瘍にしかないAPI2-MALT1融合遺伝子を作ることもあきらかにしました。(図3) しかし、この融合遺伝子の機能はほとんどわかっていませんでした。私たちは、プロテオミクスと呼ばれる最新技術を利用して、このAPI2-MALT1に結合する分子を調べました。その結果、が細胞死に深く関わっていることが知られているTRAF2, Smac HtrA2などと結合することで、細胞が死ににくくなっていることを証明しました。さらに最近が巧妙なシステムで自分自身の量を増やすことも明らかにしました。このようにが細胞を癌化させる方法の一端が明らかになり、MALTリンパ腫を初めとする悪性リンパ腫の新たな診断、治療法の開発が期待できます。
び慢性リンパ腫とBCL6遺伝子異常
肺がん脳転移
B細胞リンパ腫のなかでは、約半数を占めるびまん性大細胞型リンパ腫には、BCL6遺伝子が異常をきたしています。その異常を引き起こす遺伝子の一つにリンパ球をつくるときに大
肺がん脳転移
切な働きをするイカロスという遺伝子も関係していることを見つけました。このリンパ腫の原因であるBCL6遺伝子が活性化していることはわかっていますが、その結果、なぜ、がんに
肺がん脳転移
なるのかもまったくわかっていません。この理由をあきらかにするために、ヒトゲノム計画の成果の一つである新しい研究方法、cDNAマイクロアレイ法を用いた解析
肺がん脳転移
をはじめています。BCL6遺伝子が活性化したときとそうでないときを比べて、どのような遺伝子が変化しているかをしらべ、がんの原因を探ろうとするものです。この2つの状態を
肺がん脳転移
比べて、変化する遺伝子を丁寧に調べていけばがんに関係する直接の原因遺伝子をあきらかにすることができるかも知れません。下の図4に見られるように、色の変化を比べることで
肺がん脳転移
変化した遺伝子がわかります。どのような遺伝子ががん化に関係するのか、悪性度に関係するのかなど、激しい勢いで進む科学の進歩をうまく取り入れながら成果をだして行きたいと
肺がん脳転移
努力を続けています。
型小児白血病の発症機構解析
肺がん脳転移
小児のリンパ性白血病で最も多い遺伝子異常は、融合遺伝子です。この融合遺伝子は、12番染色体と21番染色体の間の相互転座により形成されます。私
2012年12月20日星期四
脳腫瘍術後
2)の割合では、はくときはゆっくりが重要です。しかし、酸素もとり過ぎたら注意!深呼吸は1回1分の1日3回までに 薬は怖い薬を使うと必ずといっていい程、体力も落ちていき副作用で精神的なストレスも重くのしかかって来て食欲も無くなり、更に体力が落ち、寝たきりの状態になる。おそらく患者さんの多くが同じような治療をし、同じような薬を使い同じように倒れていくのだと思います。私の身内、知り合い、友人の父親も皆同じように亡くなっていきました。しかし、薬を「飲むな」ともいえません。しかし、薬の副作用は分かっていましたので健康食品を紹介して勧めていました。しかし、どの健康食品を飲ませても良い結果が出ません。それでも私は諦めずに「飲まないよりは、飲んだほうがいい」と勧めていました。 薬と飲酒は禁物胃の粘膜を保護する薬を飲んだ30分後に度数の高い40mlのお酒を飲んだら胃はどのような影響がでるかという実験で「結果は出血が起こっていました」との事。お酒から胃を守るために飲んだ胃薬がこんなことになるとはと、私もたまに胃腸薬を飲みますが気をつけようと思いました。その前に被験者(実験を行った人)の方がすごいと思います。 アレルギーを改善できる食品治らないと言われていたアレルギー体質が納豆菌や乳酸菌などの「菌」によってアレルギーの出にくい体質になると言われています。1週間ほど納豆、ヨーグルトなどの発酵食品を食べ続けたら体質改善が出来たという体験者も結構いるとか。まずは、お試しいかが??? 進行が速いガンとはほとんどのガンは、早期発見が可能になりましたが「すい臓がん」は、初期症状がないうえに、ガン細胞が小さいうちから他の臓器に広がって転移しやすく発見されたときには、治療が難しい状態になっているケースが多いみたいです。食塩が、発生したがん細胞をふやす?「食塩は胃がんの原因になる」。これは、かなり古くからいわれてきました。統計的には確かに、塩を多くとると胃がんの発生率が高まります。ただ、なぜそうなるのか、そのメカニズムは実は現在解明中。食塩は「焦げ」のように、それ自体が遺伝子を傷つけて細胞をがん化させるのではなく、発生したがん細胞を増やす役割を果たしているのではないかと考えられているようです。 がん治療に漢方薬、健康食品、温熱療法?最近では、がん治療の医療機関でも漢方、健康食品を用いて治療する病院も多く存在します。しかし、現実では、種類が多すぎてよく分からないのが現状です。たとえば、温熱療法の場合は、非常に期待できると多くのがんの患者さんが認めています。体温が1度下がると免疫力が30%低下します。がん細胞の増殖がもっとも活発になるのは体温が35.5度。がん細胞は、高熱に弱く39.3度で死滅し始め42.5度で完全に消滅するようです。そのためがんの患者さんは体温を上げることが一番大切なことだと思います。 ガンなどの病気で苦しんでいる患者さんに、「がんばれ」とか「元気出せ」とかよくいいますけど、何をがんばるのか?患者さんには逆効果になってしまうこともあるようです。言葉とは非常にむずかしいものです。 がんの早期発見がもっとも大切なことひとつのがん細胞が30回以上分裂をくり返した状態を「早期がん」といい、さらにがんの病巣が大きく深くなったり、他の臓器や組織に広がった状態を、その進行具合によって「進行がん」、「末期がん」と呼ぶそうです。他の臓器にがんの転移が起こると治療が困難になるため、早期の段階での発見ができれば90%以上治るデータもあるようです。その為にも、がん検診が頼りです。 気の持ちようです「病は気から」という言葉を辞書で引いてみると「病気は気の持ち方一つで悪くもなり、良くもなる」とあります。一日一回でも大笑いをして悪いものを吹き飛ばしましょう。 免疫力が確実に上がるそうです。自分から趣味などの楽しいことを探すのもいいことでしょう。ウインドショッピングもオッケーですよ。 がんの患者さんの食事がんの患者さんの食事と言えば、野菜食を中心にした方がいいかと思います。 よく言われていることが体をアルカリ体質である分子が存在しないので、がん特異的抗原に対する免疫反応の誘導が十分に行われない可能性があります。最近では、がん細胞に免疫反応に必要な補助分子などの遺伝子やサイトカインの遺伝子を導入し、治療に用いる試みが行われています(項を参照してください)。2)がん特異的抗原ペプチドによる免疫療法患者さん本人の免疫ががんを排除できるかどうかは、長い間わかりませんでした。しかし、TIL中にがんを認識するキラーT細胞が存在することが明らかになり、続いて、このキラーT細胞が認識することのできるがん細胞に特異的な抗原のあることが明らかになりました。現在までに、数十種類のがん特異的抗原が見つかっていて、その遺伝子も明らかとなってきました。最近では、さらにがん特異的抗原の中でHLAに結合しやすいペプチドや、がん特異的抗原そのものを用いた新しい免疫療法が行われるようになってきました。先に述べたような樹状細胞を用いてがんに特異的なキラーT細胞を誘導する方法や、がん特異抗原あるいはそのペプチドを、免疫反応を増強させる補助物質(アジュバントと呼びます)とともに皮下に投与する治療法もあります。 [効果]主に、悪性黒色腫を対象にしています。がん特異的抗原による治療によって、肺にあった転移巣が消失した例や、IL-2の併用によってがんが消失した例等が報告されています。しかし、臨床的有用性に関する結論はまだ得られていない状況です。 [問題点]がん特異的抗原ペプチドはHLAクラスIによって提示されるために、HLAクラスIを発現していないがんに対しては効果が期待できません。免疫反応の主役的な役割を果たしているT細胞が抗原を認識するには、抗原をT細胞に提示する機能を持った抗原提示細胞と呼ばれる細胞が必要です。この抗原提示細胞の表面には、主要組織適合性抗が提示されます。ヒトの場合は、これを特にヒト白血球抗原(Human Leukocyte Antigen:HLA)と呼び、大きく分けてクラスI(HLA-A、B、C)とクラスII(HLA-DR、DP、DQ)があります。また、HLAは他人からの臓器移植の生着率に影響します。このHLAに抗原がペプチド(アミノ酸がいくつか結合したもの)の形で結合し、T細胞に提示されると、T細胞はその表面にあるT細胞レセプターと呼ばれる受容体(抗原とぴったり凹凸が合致するようになっている)によって、これは抗原だと認識します。ただし、T細胞が活性化するにはこれだけでは不十分で、抗原提示細胞上にあるいくつかの補助分子(細胞表面に存在し、細胞と細胞の接着に関与する分子や細胞内に刺激を伝える分子等)を介する作用が必要となります。すべての条件がそろうと、例えばHLAクラスIに結合した抗原ペプチドは、特にCD8陽性T細胞と呼ばれるT細胞に提示され、これを認識したT細胞は、活性化してキラーT細胞に変身します。また、HLAクラスIIに結合したペプチドはCD4陽性T細胞に提示され、ヘルパーT細胞を活性化させます。抗原提示細胞としては、マクロファージ、B細胞、あるいは樹状細胞(Dendritic Cell:DC)がありますが、その中でも特に樹状細胞は、最も強い抗原提示機能を持っています。また、HLAの種類によって結合するペプチドが限られているために、特定のHLAを持つ患者さんにしか使用できないという問題点があります。4.サイトカイン療法サイトカインは、免疫を担当する細胞がつくる物質です。免疫応答を調整するものや、免疫担当細胞を活性化、あるいは増殖させる作用のあるもの等があります。また、直接がん細胞を殺傷する作用を持つものもあります。 1」インターロイキン2(Interleukin-2:IL-2)によるサイトカイン療法 IL-2は、T細胞を増殖させる物質として最初に発見されました。しかしそれだけでなく、ナチュラルキラー細胞ががん細胞を破壊する作用を強めることも明らかとなっています。 このような効果を期待し、IL-2によるがん治療が試みられてきました。 実際には、IL-2を直接患者さんに投与し、生体内でがん細胞を殺傷する作用を高めようとする試みと、患者さんのリンパ球を生体外でIL-2とともに培養して、がん細胞を殺傷する能力のあるLAK細胞を誘導して体内に戻す方法があります(これは項で既に述べました)。また、LAK細胞とIL-2を併用する治療法も試みられています。悪性黒色腫や、腎がんを対象として行われてきました。IL-2単独あるいはLAK細胞と併用することにより、若干の効果が認められたとの報告があります。 大量のIL-2をがんの患者さんに持続的に投与するIL-2単独療法は、がん性胸膜炎などへの局所投与や、悪性血管内皮腫等で有用性を示唆する成績が得られています。副作用として、IL-2の投与量によって血管壁の透過性の増進(血管から体液が漏れることです)による体液貯留と臓器機能不全、体重増加、低血圧、肺浮腫(はいふしゅ)、呼吸困難等があり、重篤(じゅうとく)な場合は死亡例の報告もあります。抗がん剤は怖い?多くの皆さんがガンと診断されたら、まちがいなくガンの「三大療法」を行うとされています。その治療法は抗ガン剤、放射線、手術です。抗ガン剤は、その名のようにガンに抵抗してガンをやっつける薬と思うでしょう。しかし、抗ガン剤の別名は「細胞毒」といい「医薬品添付文書」には「細胞を殺す毒物」とはっきり明記されているようです。その意味は?体内の正常細胞も殺す?ということは???あなた自身を殺す、ということのようです。毒物投与ですから副作用が全身に襲いかかるのも予測がつきます。抗ガン剤以外に体にやさしい薬は開発できないものなのか???いつも思っています。 抗ガン剤は怖い2この猛毒(抗ガン剤)を体に入れるわけだから全身の細胞組織、臓器が悲鳴を上げるのも変な意味、納得です。この怖い副作用を知った後に抗ガン剤を使いたい、と思う人はどれだけいるだろうか。患者は「ガンが治るなら」と一途の望みで受け入れる。医者の立場になってみれば他に治療方法がないから???「しょうがない」といえば「しょうがない」ですが、それでは済まされないと思うのですが???。 抗がん剤効果がない?がん書籍からの情報によると厚労省の専門技官が「抗ガン剤でガンを治せないのは常識です。抗ガン剤は保険で払う必要がない。なぜなら、いくら抗ガン剤使ってもがん効果がないから(2005年10月20日?医療経済フォーラムジャパンにて)」と公言している。抗ガン剤は患者に投与して、4週間以内にがん腫瘍が10人に1人縮小すれば「効果あり」とがん医療品に認可されるそうです。残る9割のがん患者の効果なしでは、自分がやられてしまうがん猛毒を使うにもリスクが高すぎです。 結局、がん治療意味がないこと?1割ていどのがん腫瘍縮小効果も、まったく無意味だと。なぜなら、ガン腫瘍は縮小しても、すぐにリバウンドがん増殖を始め、わずか5~8ヶ月で元の大きさに戻ってしまうそうです。そこからは、更にがん増殖を続け、がん患者を死にいたらしめる。抗ガン剤を多種類打った患者ほど、再発、増殖、体力の消耗???そして死亡するまでの期間も短くなる。なぜなら抗ガン剤や放射線には、致命的な欠陥があり、ガン細胞だけを攻撃してくれればいいのですが、自らの免疫細胞(リンパ球、NK細胞など)も総攻撃し全滅させてしまうこと。そのため、抗ガン剤や放射線を使って喜ぶのはガン細胞だけ、とあります。なおさら、抗ガン剤、放射線が怖くて使えません。私達は、どうすればいいのでしょうか 自外部照射と密封小線源治療を組み合わせて治療します。5年生存率は50%前後です。I、II期は、我が国では主に手術が行われていますが、放射線で治療しても手術とほぼ同じ成績が得られます。近年、増加してきているがんのひとつです。欧米では手術と同様に、査はこの出血を見つける検査です。
直腸指診?肛門直腸鏡検査
ると、がんにもいいと言われています。 もし体が酸性体質になっていると色々な病気にもなりやすくアルカリ体質にすると免疫力もアップし病気にもなりにくいという事です。
肉食をさけがんの患者さんの食事には、野菜(たまにはキャベツ、トマト、レタスなどの生野菜を)を意識して食べた方いいと思われます。
がん細胞の増殖?転移は体温が低下すると起こるようです。
日本人の健康なときの平熱は36.5度です。しかし、がんの患者さんの多くは35.5度前後と言われ非常に体温が低下しています。
Q.体温が1度低下するとどうなるのでしょうか?
A.たった1度の体温の低下ですが自己免疫力が30%、基礎代謝が14%下がります。この1度で自己免疫が衰えると血液の中で白血球は無防備状態になり、がん細胞からすればがん治療の最新情報!国立がんセンターからがん治療に新手法。マウスで実験成功{遺伝子の働きを抑え抗がん剤の効き目を回復させることで、マウスに移植した人の乳がん組織を大幅に縮小させる実験に9月22日までに成功させました。成果は横浜市で開かれる日本がん学会で30日に発表するそうです。乳がん患者の半分は、初めから抗がん剤が効かなかったり治療を続けるうちに効かなくなって再発したりするケースとされ、薬剤耐性の克服は大きな問題となっています。同研究所の落谷孝広がん転移研究室長らは「RPN2」と呼ばれる遺伝子が、がん細胞の内部から外部へポンプのように抗がん剤をくみ出すタンパク質の働きを調節していることを発見した。マウスに移植した薬剤耐性乳がんでRPN2が働かないようにしたところ、抗がん剤が劇的に効くようになり、直径5ミリあったがんが7日間で1ミリ以下に縮小した。肺がん細胞でも同様の効果が確認され、落谷室長は「さまざまながんで治療法の確立を目指したい。抗がん剤の投与量を減らし副作用も軽減する効果を効果も期待でき、患者によっては外科手術が不要になる場合もありそうだ」と話しています。} 私の率直な感想がんの立場になり分かりやすくいえば、がん細胞自身に抗がん剤が侵入してくると,がん自身が危うくなるため、一つの方法として「抗がん剤を外にくみ出して、抗がん剤から我が身を守っていた」ということです。だから、抗がん剤がなかなか効かずに、医者も患者さんも苦戦していたという事です。早く、この治療方法が確立されて世界中の患者さんに使われたらと思っています。 がん最新診断①ヘリカルCT(0.5ミリのガンも発見できる3次元撮像技術)すでに多くの病院に普及している一般的なX線CT(コンピューター断層撮像法)の技術を大きく進歩させ、きわめて小さなガンを、それも非常に短時間にガン細胞を立体画像として描き出すのが「ヘリカルCT」です。ガンは発見が早ければ早いほど治療効果が高く、ガンが治癒する可能性も高まります。しかし、たとえばX線撮影では、ガンの直径が1センチメートルより小さくなると、ガンの発見がどんどん難しくなります。CTはこれよりずっとすぐれてはいるものの、それでも小さいガンを見分ける能力は不十分です。ヘリカルCTも基本的にX線による検査ですが、通常の輪切りの撮影と違うのが台座に横たわったガン患者のまわりを、X線カメラが360度の方向から高速回転で撮影することです。この撮影でガン患者の体内が3Dの立体的な映像で見ることができます。ヘリカルCTでは、ガンの直径が0?5ミリほどの米粒より小さな腫瘍さえ確認できるとされています。 ②MRI(強い磁場で体内の水素の分布を描き出す)「MRI」は、いまではガンの最先端の画像診断技術のひとつとして、多くの病院に広く普及しています。MRIは、人間の体の内部を画像としてモニターに映し出すことができ早期のガンの発見も期待できます。 しかし、CTやPETとは異なり、放射線は使いません。代わりに、強い電磁石が生み出す磁場を利用して、体内の水素の分布を映像化します。MRIは、とりわけガンの検査に適しています。というのも、MRIは、ガンと正常な組織の違いを、他のどの画像診断技術よりも性格に見分けることができるからです。またMRIは、骨を透過して見ることができるため、骨に囲まれた脳や脊髄の内部を映し出すのにも適しています。初期のMRIには、1回の撮像に30分以上もかかるという欠点もありましたが、最近では10~15分で、撮像できるMRIも普及しています。③低放射線量CT(肺ガンの早期発見への可能性)もっとも悪性度の高いガンのひとつである肺ガンは、非常に早期に発見してガンの治療(切除)をすれば、ガンが治癒する可能性もあります。しかし、実際には、肺ガンがX線撮影で発見されたときには、すでにガンがミカン大になっており、ガンを切除、治療しても助かる可能性は非常に小さいのが現状です。近年のアメリカの研究チームが肺ガンを早期に発見する検査技術を考案し、世界各国でこのガン発見検査技術の研究が行われております。これは「低線量CT」と呼ば
れる、X線照射量を少なくしたCTで胸部をくわしく調べる技術です。研究チームが1000人のヘビースモーカーのガン検査したところ、27人の肺ガン患者が見つかり、そのうち
23人が初期ガン(1期)でした。ちなみに1000人が通常のX線検査でガンを確認できたのは4人にすぎず、また誰ひとりガンの自覚症状を持っていなかったということです。こ
の診断法が普及すると、アメリカだけで1年間に肺ガンによる死亡者数を10万人以上減らせると予想されています。ガン最新治療技術 ①粒子線治療(ガンだけを精密に攻撃する技
術)いま、ガン治療で「粒子線治療」あるいは「重粒子線治療」と呼ばれる技術が、脚光を浴びています。これは、重い粒子を用いてガンだけを正確に破壊するまったく新しい治療法
です。この技術で用いられるのは、目に見えない原子をつくっている「陽子」あるいは「炭素」の原子核などの流れ(粒子線)です。 これらの粒子を光の速度近くまで加速させガン
患者の体に打ち込むと粒子はガン患者の体の途中までは突き抜けますが、あるところで停止します。粒子のもつエネルギーが大きければ大きいほど、それらの到達距離は長くなりガン
患者の体が吸収する大きさは、このまわりが最大になりこの停止点にガンがあれば、ガンは、粒子線が放出したエネルギーによって破壊されます。 ということは、粒子線治療はい
ったん標的のガンの位置を正確に定め、そこで粒子が止まるようにすれば、ガンにもっとも大きなエネルギ
排便時の出血や便潜血反応検査の結果により、大腸がんの疑いがあれば、直腸指診と肛門直腸鏡検査が行なわれます。直腸がんの約80%は直腸指診によって見つかるといわれています。直腸がんだけでなく、膀胱や子宮、卵巣、前立腺の異常も調べられます。肛門
検診で受けるレントゲン検査は、いろいろな病気を早めに発見する手段として非常に大事な検査です。最近では高精度のCTスキャン装置が開発され、いままで見過ごされてきた小さな病気も発見されるようになりました。それにともなって診断の技術も日に日に進歩しています。 会社や町の検診などで、「要精査」といわれた場合は、おはやめに、最寄りの病院に相談され、CTスキャンを受けることをおすすめします。もし何かレントゲンに影があったとしてもいちがいに深刻な病気とは限りません。もう一歩進んだ検査で、はやめにはっきりさせることが、精神的にも肉体的にも大切なことです。そしてまんがいちその病気に肺がんの疑いがあれば、われわれ肺がんの専門医にご相談ください。 肺がんの検査はどんなことをするの?肺の病気はさまざまで、それぞれいろいろな診断の方法があります。肺がんの可能性がある場合は、胸部のレントゲン、CTスキャンなどで病気の場所やかたちをよく調べます。確定診断には顕微鏡の検査(細胞診、組織診)が必要で、まず痰に混ざっているがん細胞を調べます。肺の中をのぞく気管支ファイバーを使って病気の部分から直接細胞を採取し、がん細胞の有無を調べる方法や、気管支ファイバーでは届かないところにできた病気はCTスキャンで病気の部位を調べながら針で細胞を採取することもできます。しかし、心臓に近い場合など、どうしても診断がつかない場合は、手術で診断しなければならないこともあります。現在は胸腔鏡という1cmくらいの太さの機械をつかって体の傷をできるだけ少なくする方法が開発され、肺がんの診断に応用されています。 肺がんの診断がついたら、その進行や転移の程度を調べるために、頭部、腹部のCTや骨のシンチグラム、MRI、また、胸水の細胞を調べることもあります。縦隔鏡という、リンパ節転移の進行の程度を検査する方法もあります。進行の程度を調べることは、治療方針を決定するのに大変重要な情報になります。 肺がんにはどんな治療法があるの?基本的には手術、抗がん剤治療、放射線治療が選択されますが、その他、肺がんの性質やできた場所によっては特殊な治療法(光学療法、ガンマナイフ治療など)が選択される場合もあります。また、新しい試みで肺がんに対する遺伝子治療の研究も始まっています。 肺がんの標準的な手術は、がんのある肺を根本から切除し、そこからつづくリンパ節をきれいに切り取ります。進行の程度によっては、心臓に近い血管
脳腫瘍術後
や、肋骨をいっぺんに切り取る大きな手術が必要な場合もあります。顕微鏡の検査で完全に肺がんが切り取れたと診断されれば、手術だけで退院できます。 抗がん剤、放射線は進行
脳腫瘍術後
の程度によって必要な場合、あるいは再発がみつかったときに使う治療法です。10年くらい前から新しい抗がん剤がつぎつぎに開発され、すこしづつですが治療成績ものびてきていま
脳腫瘍術後
す。どうやって治療法をえらぶの?肺がんは顕微鏡の検査の結果、小細胞肺がんと非小細胞肺がんに大きくふたつに分けられます。肺がんの約80%は前者の非小細胞肺がんで、進行の
脳腫瘍術後
程度によって手術が効果的なものと、抗がん剤治療、放射線治療が効果的なものと様々です。後者の小細胞肺がんは、のこりの約20%をしめ、抗がん剤治療の方が効果的です。 肺
脳腫瘍術後
がんは進行の程度から、第I期から第IV期まで分類され、治療法の選択には、肺がんの進行の程度やいいます。 がん予防はがんになる確率を下げること喫煙してもがんにならない人も
脳腫瘍術後
いれば、吸わないのになる人もいます。がんになるかどうかは結論をいえば、運でしかありません。しかし、喫煙している人たちにがんにかかる人の割合が多いのも事実です。つま
脳腫瘍術後
り、がん予防とは、がんにかかる確率を下げる方法なのです。 効果的な呼吸方法呼吸は、吸う時に交感神経、吐くときに副交感神経(リラックス)が働きます。ストレス(イライラ
脳腫瘍術後
など)を感じたらまずは、ゆっくり落ち着いて深呼吸、だいぶ落ち着いて楽になります。吸う:はく(1:
直腸指診?肛門直腸鏡検査
ると、がんにもいいと言われています。 もし体が酸性体質になっていると色々な病気にもなりやすくアルカリ体質にすると免疫力もアップし病気にもなりにくいという事です。
肉食をさけがんの患者さんの食事には、野菜(たまにはキャベツ、トマト、レタスなどの生野菜を)を意識して食べた方いいと思われます。
がん細胞の増殖?転移は体温が低下すると起こるようです。
日本人の健康なときの平熱は36.5度です。しかし、がんの患者さんの多くは35.5度前後と言われ非常に体温が低下しています。
Q.体温が1度低下するとどうなるのでしょうか?
A.たった1度の体温の低下ですが自己免疫力が30%、基礎代謝が14%下がります。この1度で自己免疫が衰えると血液の中で白血球は無防備状態になり、がん細胞からすればがん治療の最新情報!国立がんセンターからがん治療に新手法。マウスで実験成功{遺伝子の働きを抑え抗がん剤の効き目を回復させることで、マウスに移植した人の乳がん組織を大幅に縮小させる実験に9月22日までに成功させました。成果は横浜市で開かれる日本がん学会で30日に発表するそうです。乳がん患者の半分は、初めから抗がん剤が効かなかったり治療を続けるうちに効かなくなって再発したりするケースとされ、薬剤耐性の克服は大きな問題となっています。同研究所の落谷孝広がん転移研究室長らは「RPN2」と呼ばれる遺伝子が、がん細胞の内部から外部へポンプのように抗がん剤をくみ出すタンパク質の働きを調節していることを発見した。マウスに移植した薬剤耐性乳がんでRPN2が働かないようにしたところ、抗がん剤が劇的に効くようになり、直径5ミリあったがんが7日間で1ミリ以下に縮小した。肺がん細胞でも同様の効果が確認され、落谷室長は「さまざまながんで治療法の確立を目指したい。抗がん剤の投与量を減らし副作用も軽減する効果を効果も期待でき、患者によっては外科手術が不要になる場合もありそうだ」と話しています。} 私の率直な感想がんの立場になり分かりやすくいえば、がん細胞自身に抗がん剤が侵入してくると,がん自身が危うくなるため、一つの方法として「抗がん剤を外にくみ出して、抗がん剤から我が身を守っていた」ということです。だから、抗がん剤がなかなか効かずに、医者も患者さんも苦戦していたという事です。早く、この治療方法が確立されて世界中の患者さんに使われたらと思っています。 がん最新診断①ヘリカルCT(0.5ミリのガンも発見できる3次元撮像技術)すでに多くの病院に普及している一般的なX線CT(コンピューター断層撮像法)の技術を大きく進歩させ、きわめて小さなガンを、それも非常に短時間にガン細胞を立体画像として描き出すのが「ヘリカルCT」です。ガンは発見が早ければ早いほど治療効果が高く、ガンが治癒する可能性も高まります。しかし、たとえばX線撮影では、ガンの直径が1センチメートルより小さくなると、ガンの発見がどんどん難しくなります。CTはこれよりずっとすぐれてはいるものの、それでも小さいガンを見分ける能力は不十分です。ヘリカルCTも基本的にX線による検査ですが、通常の輪切りの撮影と違うのが台座に横たわったガン患者のまわりを、X線カメラが360度の方向から高速回転で撮影することです。この撮影でガン患者の体内が3Dの立体的な映像で見ることができます。ヘリカルCTでは、ガンの直径が0?5ミリほどの米粒より小さな腫瘍さえ確認できるとされています。 ②MRI(強い磁場で体内の水素の分布を描き出す)「MRI」は、いまではガンの最先端の画像診断技術のひとつとして、多くの病院に広く普及しています。MRIは、人間の体の内部を画像としてモニターに映し出すことができ早期のガンの発見も期待できます。 しかし、CTやPETとは異なり、放射線は使いません。代わりに、強い電磁石が生み出す磁場を利用して、体内の水素の分布を映像化します。MRIは、とりわけガンの検査に適しています。というのも、MRIは、ガンと正常な組織の違いを、他のどの画像診断技術よりも性格に見分けることができるからです。またMRIは、骨を透過して見ることができるため、骨に囲まれた脳や脊髄の内部を映し出すのにも適しています。初期のMRIには、1回の撮像に30分以上もかかるという欠点もありましたが、最近では10~15分で、撮像できるMRIも普及しています。③低放射線量CT(肺ガンの早期発見への可能性)もっとも悪性度の高いガンのひとつである肺ガンは、非常に早期に発見してガンの治療(切除)をすれば、ガンが治癒する可能性もあります。しかし、実際には、肺ガンがX線撮影で発見されたときには、すでにガンがミカン大になっており、ガンを切除、治療しても助かる可能性は非常に小さいのが現状です。近年のアメリカの研究チームが肺ガンを早期に発見する検査技術を考案し、世界各国でこのガン発見検査技術の研究が行われております。これは「低線量CT」と呼ば
れる、X線照射量を少なくしたCTで胸部をくわしく調べる技術です。研究チームが1000人のヘビースモーカーのガン検査したところ、27人の肺ガン患者が見つかり、そのうち
23人が初期ガン(1期)でした。ちなみに1000人が通常のX線検査でガンを確認できたのは4人にすぎず、また誰ひとりガンの自覚症状を持っていなかったということです。こ
の診断法が普及すると、アメリカだけで1年間に肺ガンによる死亡者数を10万人以上減らせると予想されています。ガン最新治療技術 ①粒子線治療(ガンだけを精密に攻撃する技
術)いま、ガン治療で「粒子線治療」あるいは「重粒子線治療」と呼ばれる技術が、脚光を浴びています。これは、重い粒子を用いてガンだけを正確に破壊するまったく新しい治療法
です。この技術で用いられるのは、目に見えない原子をつくっている「陽子」あるいは「炭素」の原子核などの流れ(粒子線)です。 これらの粒子を光の速度近くまで加速させガン
患者の体に打ち込むと粒子はガン患者の体の途中までは突き抜けますが、あるところで停止します。粒子のもつエネルギーが大きければ大きいほど、それらの到達距離は長くなりガン
患者の体が吸収する大きさは、このまわりが最大になりこの停止点にガンがあれば、ガンは、粒子線が放出したエネルギーによって破壊されます。 ということは、粒子線治療はい
ったん標的のガンの位置を正確に定め、そこで粒子が止まるようにすれば、ガンにもっとも大きなエネルギ
排便時の出血や便潜血反応検査の結果により、大腸がんの疑いがあれば、直腸指診と肛門直腸鏡検査が行なわれます。直腸がんの約80%は直腸指診によって見つかるといわれています。直腸がんだけでなく、膀胱や子宮、卵巣、前立腺の異常も調べられます。肛門
検診で受けるレントゲン検査は、いろいろな病気を早めに発見する手段として非常に大事な検査です。最近では高精度のCTスキャン装置が開発され、いままで見過ごされてきた小さな病気も発見されるようになりました。それにともなって診断の技術も日に日に進歩しています。 会社や町の検診などで、「要精査」といわれた場合は、おはやめに、最寄りの病院に相談され、CTスキャンを受けることをおすすめします。もし何かレントゲンに影があったとしてもいちがいに深刻な病気とは限りません。もう一歩進んだ検査で、はやめにはっきりさせることが、精神的にも肉体的にも大切なことです。そしてまんがいちその病気に肺がんの疑いがあれば、われわれ肺がんの専門医にご相談ください。 肺がんの検査はどんなことをするの?肺の病気はさまざまで、それぞれいろいろな診断の方法があります。肺がんの可能性がある場合は、胸部のレントゲン、CTスキャンなどで病気の場所やかたちをよく調べます。確定診断には顕微鏡の検査(細胞診、組織診)が必要で、まず痰に混ざっているがん細胞を調べます。肺の中をのぞく気管支ファイバーを使って病気の部分から直接細胞を採取し、がん細胞の有無を調べる方法や、気管支ファイバーでは届かないところにできた病気はCTスキャンで病気の部位を調べながら針で細胞を採取することもできます。しかし、心臓に近い場合など、どうしても診断がつかない場合は、手術で診断しなければならないこともあります。現在は胸腔鏡という1cmくらいの太さの機械をつかって体の傷をできるだけ少なくする方法が開発され、肺がんの診断に応用されています。 肺がんの診断がついたら、その進行や転移の程度を調べるために、頭部、腹部のCTや骨のシンチグラム、MRI、また、胸水の細胞を調べることもあります。縦隔鏡という、リンパ節転移の進行の程度を検査する方法もあります。進行の程度を調べることは、治療方針を決定するのに大変重要な情報になります。 肺がんにはどんな治療法があるの?基本的には手術、抗がん剤治療、放射線治療が選択されますが、その他、肺がんの性質やできた場所によっては特殊な治療法(光学療法、ガンマナイフ治療など)が選択される場合もあります。また、新しい試みで肺がんに対する遺伝子治療の研究も始まっています。 肺がんの標準的な手術は、がんのある肺を根本から切除し、そこからつづくリンパ節をきれいに切り取ります。進行の程度によっては、心臓に近い血管
脳腫瘍術後
や、肋骨をいっぺんに切り取る大きな手術が必要な場合もあります。顕微鏡の検査で完全に肺がんが切り取れたと診断されれば、手術だけで退院できます。 抗がん剤、放射線は進行
脳腫瘍術後
の程度によって必要な場合、あるいは再発がみつかったときに使う治療法です。10年くらい前から新しい抗がん剤がつぎつぎに開発され、すこしづつですが治療成績ものびてきていま
脳腫瘍術後
す。どうやって治療法をえらぶの?肺がんは顕微鏡の検査の結果、小細胞肺がんと非小細胞肺がんに大きくふたつに分けられます。肺がんの約80%は前者の非小細胞肺がんで、進行の
脳腫瘍術後
程度によって手術が効果的なものと、抗がん剤治療、放射線治療が効果的なものと様々です。後者の小細胞肺がんは、のこりの約20%をしめ、抗がん剤治療の方が効果的です。 肺
脳腫瘍術後
がんは進行の程度から、第I期から第IV期まで分類され、治療法の選択には、肺がんの進行の程度やいいます。 がん予防はがんになる確率を下げること喫煙してもがんにならない人も
脳腫瘍術後
いれば、吸わないのになる人もいます。がんになるかどうかは結論をいえば、運でしかありません。しかし、喫煙している人たちにがんにかかる人の割合が多いのも事実です。つま
脳腫瘍術後
り、がん予防とは、がんにかかる確率を下げる方法なのです。 効果的な呼吸方法呼吸は、吸う時に交感神経、吐くときに副交感神経(リラックス)が働きます。ストレス(イライラ
脳腫瘍術後
など)を感じたらまずは、ゆっくり落ち着いて深呼吸、だいぶ落ち着いて楽になります。吸う:はく(1:
転移性脳腫瘍ガンマナイフ治療
小児の悪性腫瘍のうち脳腫瘍は白血病に次いで多くみられる腫瘍です。1年間に発生する小児脳腫瘍は,人口10万人あたり2人弱といわれています。成人の脳腫瘍と比べて,発生する腫瘍の種類や部位が異なるため症状の経過や治療方法が成人の場合とは異なります。
14歳以下の統計でみると、最も頻度の多い小児脳腫瘍は星細胞腫(アストロサイトーマ)でありおよそ20%を占めます。次に髄芽腫(12%)、胚腫(ジャーミノーマ)(9.5%),頭蓋咽頭腫(9%)、退形成性星細胞腫(5.7%)、上衣腫(4.5%)、膠芽腫(3.5%)などが続きます。これらの他にも様々な病理組織の腫瘍があり、とても書ききれないくらい種類があるのが小児脳腫瘍の大きな特徴です。いろいろな珍しい腫瘍が発生するのに加えて、それぞれの治療方法が複雑で、小児の脳腫瘍の治療方法を十分に理解している医師は日本にはとても少ないといえます。
成人では約9割の脳腫瘍が大脳に発生し,その発生部位により手や足が利かなくなったり,感覚の異常があったり,口がもつれるなどの特有な症状が現れます。しかし小児では約6割が小脳や脳幹に発生します。また大脳に生じた場合でも脳の正中部に発生することがもとで,脳や脊髄を保護する水である脳脊髄液の通過障害により水が貯まる状態(水頭症)になりやすいことが分かっています。
この水頭症によって頭の中の圧(圧頭蓋内圧)が高くなって頭痛や嘔吐などの症状を出すという特徴があります。ですから,頭痛と嘔吐やぼんやりするなどという脳の障害を思わせない症状が最初にでるのです。また子供たちは、具合が悪くても症状を訴えないことが多いです。そのために視力がすごく悪くなってから脳腫瘍が発見されたり、学校で授業が受けられないくらい集中力や知能が下がってから初めて脳の検査を受けたりします。ですから、病気が始まってから病院にかかるまで1年以上という患者さんも多いのです。
脳腫瘍をもっている子供たちには医療費の補助があります。小児慢性特定疾患という病気の中に小児脳腫瘍は入っていますので、脳腫瘍と診断されたら早速、主治医の先生にお願いして書類を書いていただきましょう。申請した時点からの医療費が免除されます。
症状
頭蓋内圧亢進症状?水頭症
小児脳腫瘍は成人の脳腫瘍に比べ,脳脊髄液が流れる通路を閉塞しやすく,しばしば(脳に水がたまる)をおこします。その結果,頭蓋内圧が高くなると,頭痛?嘔気?嘔吐がその症状として現れますが,頭の骨の縫合(骨が成長する部分)の閉鎖がはじまる乳児期後半から幼児期の初期までは,頭囲が拡大することで圧が緩和され,単にぐったりしたり、食欲が低下したり,時たま突然に嘔吐したり,また不機嫌であったりするだけのこともあります。水頭症が長く続くと目の神経(視神経)が萎縮して、治ることのない視力低下をきたすことがあります。
局所症状
脳腫瘍のできた部位によって特徴的な症状が出現します。例えば,小脳に腫瘍ができると,歩いているときのふらつきや姿勢の維持がうまくいかなくなります。また,脳幹部に生じた場合には,物が二重にだぶって見えたり,顔の半分の動きが悪くなったり、ご飯を食べるときにむせたりします。この他,大脳の前頭葉と呼ばれる部分が障害されると,反対側の手足の麻痺が出現したり、学校の成績が下がったりします。前頭葉の左側が障害されると話をすることが不自由になることもあります。もう一つ大事なのは視力の障害です。目の神経の近くの視床下部や視神経や下垂体に腫瘍ができることがとても多くて,知らず知らずのうちにゆっくりと視力や視野が傷害されています。でも成人ほどこれらの典型的な局所症状を示さないことも多いので注意を要します。
初発症状(初めておこる症状)として多いのがてんかん(痙攣)発作です。これは,すぐに気付かれる大きなけいれんもありますが,ちょっとぼーっとしているだけの発作や夜間の睡眠時だけに起こっていて親が気付かない発作までいろいろです。けいれん発作のため小児科で長いこと治療されていた子供が,脳の検査を受けてはじめて脳腫瘍を発見されてくることもあります。
内分泌症状
身長の伸びが遅くなったり、元気がなくなったり、口が渇いてたくさんの水を飲むようになるのは、視床下部と下垂体の障害でホルモンの分泌が悪くなっているためです。代表的なものに,夜間のトイレに行く回数が増えたり夜尿をしたり,水をよく飲むようになることで気付かれる尿崩症があります。これは下垂体後葉ホルモンである抗利尿ホルモンの分泌が,視床下部や下垂体にできた腫瘍により低下してしまうことが原因です。この尿崩症は,MRIという画像検査では腫瘍を見つけることができないような初期の段階ですでに,脳腫瘍の初発症状として現れることがあります。その他,高度の痩せ?低血圧?低血糖からなる間脳症候群や、小さい子供に生理が始まったり陰毛が生えたりする思春期早発症、原因不明の食欲の低下,身長が伸びない下垂体性小人症なども脳腫瘍で生じることがあります。
検査
画像診断
現在では,MRI検査により安全かつ正確にほとんどの腫瘍の診断が可能となっています。MRIは磁気を用いて骨による影響を受けずに画像を作れるため,小児に多い小脳や脳幹部の病気を診断する能力はCT検査よりも優れています。詳しい腫瘍の位置や正常脳組織との関係,MRI用造影剤の投与前後での変化などから,およその組織診断(悪性かどうかなど)までが可能です。ただし,あまりに小さい乳幼児では麻酔で眠らせて検査しなければなりません。CTでは腫瘍の中の石灰のたまり方などが解って診断の補助となることがあります。以前によく行われていた脳血管撮影は,特殊な場合を除いては必要ありません。
その他の検査
胚細胞腫瘍という腫瘍では、血液検査でAFPやHCG-βという腫瘍マーカーを測定することが必要となります。また悪性腫瘍では腫瘍細胞が脳脊髄液中にばらまかれて転移するため,腰椎穿刺(背中に針を刺して)で脳脊髄液を採取して悪性細胞の有無の検査を行う場合もあります。
治療
手術
脳神経外科の手術技術は安全性も高まりかなり進歩しました。小児の脳腫瘍に手慣れた術者を選べば手術による後遺症が生じる頻度はかなり低いでしょう。良性腫瘍の代表として知られる小脳の星細胞腫などは手術で取りきれればそれで治ってしまいますし、比較的簡単な手術です。悪性腫瘍を疑いいろいろな治療が必要と思われる場合には,まず手術による組織診断を行って,腫瘍の悪性度に応じてその後の方針を決めることが一般的です。病理組織診断を正確にすることは,小児の脳には成人より副作用の強い放射線治療や化学療法を最低限の量で用いることにもつながります。
放射線療法
放射線治療はとても大切な治療手段です。手術で取りきれない良性腫瘍やほとんどの悪性の脳腫瘍では放射線治療が必要となります。でも脳が未熟な小児(特に思春期前の子供たち)では放射線照射による脳への晩期障害が問題となります。たとえば、知的機能の低下や内分泌機能の低下などが治療後に何年もかかって生じることがあります。このため,特に小さい子供たち(乳幼児)には放射線照射を行わないで,あるいは量を少なくして治療する方法をとることもあります。しかし,いたずらに副作用を恐れるあまり放射線治療の持つ治療効果を生かせない結果になり治療成績が低下するという専門医の声もあります。今は同じ腫瘍であっても年齢に応じてより厳密な放射線治療の方針を立てることが求められています。
化学療法
化学療法剤(抗癌剤)は手術と放射線治療を補助する手段として用いられることを知っておくことが大切です。そして化学療法だけで治る小児の脳腫瘍はまれです。化学療法の副作用を減らすための治療法はとても進歩して、子供達の治療負担の軽減に大きな役割を果たしていますし、現在の治療技術は,1歳にならない乳児に対しても化学療法を行うことを可能としています。ただし,大量の化学療法の後には,妊孕力(子供を作る能力)を失うことや二次癌(白血病などの悪性腫瘍)の発生などの問題もあり、まだ全ての副作用が解決されているわけではありません。過剰な化学療法をしないでいかに完全に脳腫瘍を治癒にもっていけるかが大きな問題として残っています。
脳の硬膜から発生する髄膜腫、下垂体から発生する下垂体腺腫、神経の鞘から発生する神経鞘腫などは、良性腫瘍で外科的に摘出できれば、完治が望まれますが、アストロサイトから発生するグリオーマは、悪性で、手術、放射線、化学療法を行っても、完治は望めません。さらに、脳は頭蓋骨に囲まれた密室にありますから、いくら良性とはいっても、脳の深部にあれば、全摘出困難で、再発し、悪性と同じことになってしまいます。
髄膜腫は、女性に多く、閉経後に女性ホルモンが少なくなった、体型的には、小太りでポッチャリした人に多い印象があります。腫瘍が摘出できれば、完治が望め、直径が 3 cm 以下なら、ガンマナイフで治療するという選択肢もあります。
脳の発生のところでも触れましたが、脳は皮膚が内に捲れ込んで、内と外が、左と右が入れ替わってできた構造なので、皮膚に異常があれば、脳にも、発生上の異常がある可能性があります。母斑病と呼ばれる、一連の疾患は、遺伝;つまり染色体にある癌抑制遺伝子が欠損するために、髄膜腫や神経鞘腫が発生すると同時に、皮膚にも母斑(カフェオレ色の皮膚の斑、象皮のような皮膚のたるみ、白斑など)が見られます。いろいろの癌抑制遺伝子欠損が分かっており、将来、欠損した遺伝子を導入することによって、発癌が予防できることが期待されます。
全国脳腫瘍統計から、脳腫瘍発生頻度をみてみると、最も多いのが、髄膜腫で、26%、神経鞘腫が10% 、下垂体腺腫が18%、グリオーマが23%程度です。すべての脳腫瘍の人口あたりの年間発生率は、人口1万人に一人ですから、髄膜腫の年間発生頻度は、10万人に2.6人となります。
悪性脳腫瘍の代表がグリオーマ(神経膠腫)ですが、その中でも悪性は、神経膠芽腫(グリオブラストーマ)で、手術、放射線、化学療法を行っても、50%の患者さんは、9-12 ヶ月以内に死に至ります。グリオーマは、神経幹細胞が何らかの突然変異から、癌化したもので、幹細胞はあちこちへ移動しますから、脳を全部取らないと再発を予防できない、というジレンマがあります。
実験的にマウスにグリオーマを作り出すことが可能です。妊娠17日目の母親に、ニトロソウレアという発癌物質を投与すると、生まれてくるマウスに脳腫瘍ができます。あるいは、生まれたての犬の脳室内にウイルスをたったの10 μl注入するだけで、100%脳腫瘍を作ることができます。
増殖とアポトーシスの規制がとれた幹細胞に、様々な成長因子が働き、遺伝子異常が連鎖して、グリオーマが発生するとすれば、成長因子受容体を標的として、化学療法を行うことによって、グリオーマを治癒させることも夢ではないと思われます。実際、標的が分かった髄芽腫や脳原発悪性リンパ腫の治療成績は上がっています。脳腫瘍には良性と悪性があります。およそ1/3は髄膜腫という良性腫瘍、1/3は神経膠腫という悪性腫瘍、残り1/3は脳下垂体腫瘍、神経鞘腫、転移性脳腫瘍、先天性腫瘍その他です。腫瘍ができる場所は脊髄を含めた脳神経系の全てに及びます。およそ脳腫瘍には性別?好発年齢?好発部位という特徴があります。患者さんが外来診療に入ってくる時、表情、歩く姿、年齢、性別で疾患が予想されることも少なくありません。脳の最も悪性の腫瘍は神経膠芽腫です。これは癌と同じく、まず徹底的に取ることが大事ですが再発を余儀なくされることが少なくありません。当然術後放射線?化学療法を行います。中高年男性に多く見られます。
体の他の癌が脳に転移する転移性脳腫瘍も悪性です。しかし手術で完全に取れることが多い。何十個も多発する時は放射線あるいはγナイフ両方を行います。中高年で初めて“てんかん”で救急来院した患者さんが実は肺ガンの脳転移であることがあります。くれぐれも煙草はやめた方が良いのです。煙草はまた脳卒中の最大の危険因子でもあります。
良性腫瘍の代表は髄膜腫で、これは中高年の女性に多い。できる部位によって手術が容易であることも多いのですが、頭蓋底にできると手術は極端に難しい。これは限られた脳神経外科医の手でしかできない、まさにプロフェッショナルの仕事です。下の画像は脳の中に完全に埋まった髄膜腫です。これは脳の表面の静脈、そして脳の深部の動脈を犠牲にしてはならない手術で大変難しいものです。
耳が聞こえなくなって聴神経腫瘍が見つかることがあります。大きなものは当然手術です。この手術も熟練の技量が要求されます。聴神経と一緒に走っている顔面神経を残すことが非常に難しく、また腕の見せ所です。小さいものはγナイフ治療もありますが、私のように手術する側からは、まだ手術の法がベターであると思います。私は聴神経腫瘍も脳ヘラを用いません。下の画像で内耳道という骨をドリルで切り取る際にも脳ヘラを用いず、極力脳の保護に努めます。
脳下垂体腫瘍は色々な内分泌異常がきっかけで見つかります。女性の無月経、乳汁分泌は脳下垂体腫瘍が疑われます。何となく手足が大きくなった、願望が変わったもそうです。大きくなれば視力障害が生じ、眼科で見つかることも少なくありません。手術は経鼻手術といって、鼻から開頭せずに行います。
脳腫瘍手術は脳動脈瘤出と同じく、腫瘍に行く血管をコントロールし、出血させない技術が大切です。脳動脈瘤手術の上手は脳腫瘍手術の上手でもあります。
くも膜下出血の原因となる病気としては脳動脈瘤が最も多く、それ以外に脳血管奇形、脳腫瘍、頭部外傷などがあります。一般的に言われるくも膜下出血は脳動脈瘤(脳血管の瘤(こぶ):血管の一部が風船の様に膨れた部分の事)の破裂によるものがほとんどです。そのため、この項目ではくも膜下出血とは脳動脈瘤の破裂によるくも膜下出血を示すものとします。
くも膜下出血の手術治療法としては主に二つの治療法があります。これはそのまま、脳動脈瘤の治療法であります。いわゆる、外科手術として行われるクリッピングと、カテーテルを用いた治療であるコイリングがあります。どの様な治療方針を取るかは、動脈瘤の形、大きさ、場所、患者さんの既往症などを考慮していきます。日本医科大学付属病院では、高度救命救急センターを含めて、都内でも指折りの症例数のくも膜下出血の患者さんの治療にあたっています。
さて、くも膜下出血がとても有名な病気であるのは、その予後が極めて悪いからです。今現在もくも膜下出血の患者さんの1/3 から1/2 の方がお亡くなりになるか、重度の後遺症を残しています。その原因にはくも膜下出血によって直接脳損傷が起きる事に加えて、出血してから1週間ぐらい経過してから起きる、脳血管攣縮(レンシュク)という合併症があるからです。脳血管攣縮とは、脳の血管が出血に刺激されて細くなってしまう事を言います。これにより、脳血流が低下し、脳梗塞を引き起こし、後遺症を起こします。このようにくも膜下出血の治療とは、脳動脈瘤の治療に加えて、出血による脳損傷の治療、脳血管攣縮の治療など手術治療のみがその治療の効果を示すものではありません。
1.未破裂脳動脈瘤
(1)未破裂脳動脈瘤ってなに?
脳動脈瘤とは、脳の動脈の分岐部がこぶのようにふくらんだものです。脳動脈瘤は生まれつきあるものではなく、何らかの成因によって後天的に出来るとされています。一般的に脳動脈瘤があることによってなんらかの症状を出すことは稀ですが、脳動脈瘤が破れてしまうと、くも膜下出血をおこします。くも膜下出血をおこす前に発見された動脈瘤が未破裂脳動脈瘤(くも膜下出血とほぼ同じ意味)です。
(2)未破裂動脈瘤って診断されるのは?
以前は脳動脈瘤が破裂する前に診断されることは稀でした。しかし、現在ではCT/MRIなどの診断技術が発達し、破裂してくも膜下出血をおこす前に発見されることが多くなっています。頭痛やめまいなどの検査、脳ドックなどで偶然発見されることがほとんどです。
(3)未破裂動脈瘤がみつかったら?
脳動脈瘤があることにより症状を出すことは稀ですが、破裂するとくも膜下出血をおこします。くも膜下出血をおこしてしまうと、30-50%の方が命をおとしてしまうといわれています。未破裂動脈瘤が見つかると、破裂しないような処置が必要となる場合があります。
4)動脈瘤はいつ破裂するの?
残念ながら、動脈瘤の破裂を予測することは困難です。しかし、世界中から未破裂脳動脈瘤の破裂頻度について、さまざまな報告がされており、年間の破裂頻度は1-2%とされています。これは一般的な数字ですので、動脈瘤の大きさ、部位によって実際の破裂頻度は異なります。
(5)治療方法は?
動脈瘤の破裂を防ぐには、二つの方法があります。
ひとつは従来より行われている開頭手術です。これは、頭皮を切開し、顕微鏡を使って直視下に動脈瘤を観察することにより、金属性のクリップを使って動脈瘤をつぶす方法です。一般的にクリッピング術を呼んでいます。
もうひとつは血管内治療です。これはカテーテルという細い管を動脈瘤の近くまですすめ、プラチナコイルで動脈瘤をつぶす方法です。一般的に、コイリング術と呼んでいます。
動脈瘤の場所、形、大きさはさまざまですので、開頭術に適した動脈瘤、血管内治療に適した動脈瘤があります。
(6)手術は怖くない?
それぞれの治療には危険性がないわけではありません。開頭術では、手術後に出血や脳梗塞を起こしたり、ばい菌が入って感染したりすることもあります。また、全身麻酔で行いますので、麻酔の危険性も伴います。ご高齢の方ですと、手術の負担により、内臓に障害をおこすこともありますので注意しなければいけません。血管内治療でも、治療後に脳梗塞を起こすことがあります。動脈瘤の大きさ、形はそれぞれ異なりますし、患者さんの健康状態も大きく異なります。治療方法を考えるには、これらのことを考慮して、それぞれの患者さんに最も適した治療方法を選択しなければなりません。
[治療]
未破裂脳動脈瘤の治療は上記のようなさまざまなことを考慮して検討されなければなりません。担当の医師と十分に話し合い、決定されることをお勧めいたします。
日本医科大学脳神経外科教室は、それぞれの治療の専門家が、皆様の立場にたってご相談いたします。脳動脈瘤と診断されたら、一度、ご相談にきてください。
2.巨大脳動脈瘤(くも膜下出血の原因になる病気です)
転移性脳腫瘍ガンマナイフ治療
[症状]
直径2.5cmより大きい動脈瘤を巨大脳動脈瘤と言います。巨大脳動脈瘤の治療は以下のよう
転移性脳腫瘍ガンマナイフ治療
な理由で治療が困難です。
巨大であるため、1個のクリップで完全に動脈瘤を消失させることが困難です。
転移性脳腫瘍ガンマナイフ治療
動脈瘤内部に血栓(血の塊)が存在していることが多く、クリッピング術の際に、血栓が破綻して流れ出し正常血管内に詰まると脳梗塞を起こす可能性があります。
転移性脳腫瘍ガンマナイフ治療
巨大であるため、正常血管が動脈瘤本体から分岐していることが多く、クリッピング術の際に正常血管を温存することが困難です。
転移性脳腫瘍ガンマナイフ治療
[治療方針]
巨大脳動脈瘤に対する、私たちの治療戦略は以下の通りです。まずクリッピング術が無理な
転移性脳腫瘍ガンマナイフ治療
く可能かどうかを検討し、可能であればクリッピング術をお勧めします。
無理であれば動脈瘤頚部のクリッピングに拘らず、以下に示しました血管吻合術を利用して
転移性脳腫瘍ガンマナイフ治療
正常血管の血流を維持したうえで、動脈瘤の前後で血流を遮断し破裂しないようにします。
巨大動脈瘤の治療は、一筋縄ではいかないことが多いのですが、私たちは様々な方法を用い
転移性脳腫瘍ガンマナイフ治療
て治療しています。
動脈瘤に入る血管を結紮して閉塞し、脳の血流ばバイパスの血管にて流れています。
14歳以下の統計でみると、最も頻度の多い小児脳腫瘍は星細胞腫(アストロサイトーマ)でありおよそ20%を占めます。次に髄芽腫(12%)、胚腫(ジャーミノーマ)(9.5%),頭蓋咽頭腫(9%)、退形成性星細胞腫(5.7%)、上衣腫(4.5%)、膠芽腫(3.5%)などが続きます。これらの他にも様々な病理組織の腫瘍があり、とても書ききれないくらい種類があるのが小児脳腫瘍の大きな特徴です。いろいろな珍しい腫瘍が発生するのに加えて、それぞれの治療方法が複雑で、小児の脳腫瘍の治療方法を十分に理解している医師は日本にはとても少ないといえます。
成人では約9割の脳腫瘍が大脳に発生し,その発生部位により手や足が利かなくなったり,感覚の異常があったり,口がもつれるなどの特有な症状が現れます。しかし小児では約6割が小脳や脳幹に発生します。また大脳に生じた場合でも脳の正中部に発生することがもとで,脳や脊髄を保護する水である脳脊髄液の通過障害により水が貯まる状態(水頭症)になりやすいことが分かっています。
この水頭症によって頭の中の圧(圧頭蓋内圧)が高くなって頭痛や嘔吐などの症状を出すという特徴があります。ですから,頭痛と嘔吐やぼんやりするなどという脳の障害を思わせない症状が最初にでるのです。また子供たちは、具合が悪くても症状を訴えないことが多いです。そのために視力がすごく悪くなってから脳腫瘍が発見されたり、学校で授業が受けられないくらい集中力や知能が下がってから初めて脳の検査を受けたりします。ですから、病気が始まってから病院にかかるまで1年以上という患者さんも多いのです。
脳腫瘍をもっている子供たちには医療費の補助があります。小児慢性特定疾患という病気の中に小児脳腫瘍は入っていますので、脳腫瘍と診断されたら早速、主治医の先生にお願いして書類を書いていただきましょう。申請した時点からの医療費が免除されます。
症状
頭蓋内圧亢進症状?水頭症
小児脳腫瘍は成人の脳腫瘍に比べ,脳脊髄液が流れる通路を閉塞しやすく,しばしば(脳に水がたまる)をおこします。その結果,頭蓋内圧が高くなると,頭痛?嘔気?嘔吐がその症状として現れますが,頭の骨の縫合(骨が成長する部分)の閉鎖がはじまる乳児期後半から幼児期の初期までは,頭囲が拡大することで圧が緩和され,単にぐったりしたり、食欲が低下したり,時たま突然に嘔吐したり,また不機嫌であったりするだけのこともあります。水頭症が長く続くと目の神経(視神経)が萎縮して、治ることのない視力低下をきたすことがあります。
局所症状
脳腫瘍のできた部位によって特徴的な症状が出現します。例えば,小脳に腫瘍ができると,歩いているときのふらつきや姿勢の維持がうまくいかなくなります。また,脳幹部に生じた場合には,物が二重にだぶって見えたり,顔の半分の動きが悪くなったり、ご飯を食べるときにむせたりします。この他,大脳の前頭葉と呼ばれる部分が障害されると,反対側の手足の麻痺が出現したり、学校の成績が下がったりします。前頭葉の左側が障害されると話をすることが不自由になることもあります。もう一つ大事なのは視力の障害です。目の神経の近くの視床下部や視神経や下垂体に腫瘍ができることがとても多くて,知らず知らずのうちにゆっくりと視力や視野が傷害されています。でも成人ほどこれらの典型的な局所症状を示さないことも多いので注意を要します。
初発症状(初めておこる症状)として多いのがてんかん(痙攣)発作です。これは,すぐに気付かれる大きなけいれんもありますが,ちょっとぼーっとしているだけの発作や夜間の睡眠時だけに起こっていて親が気付かない発作までいろいろです。けいれん発作のため小児科で長いこと治療されていた子供が,脳の検査を受けてはじめて脳腫瘍を発見されてくることもあります。
内分泌症状
身長の伸びが遅くなったり、元気がなくなったり、口が渇いてたくさんの水を飲むようになるのは、視床下部と下垂体の障害でホルモンの分泌が悪くなっているためです。代表的なものに,夜間のトイレに行く回数が増えたり夜尿をしたり,水をよく飲むようになることで気付かれる尿崩症があります。これは下垂体後葉ホルモンである抗利尿ホルモンの分泌が,視床下部や下垂体にできた腫瘍により低下してしまうことが原因です。この尿崩症は,MRIという画像検査では腫瘍を見つけることができないような初期の段階ですでに,脳腫瘍の初発症状として現れることがあります。その他,高度の痩せ?低血圧?低血糖からなる間脳症候群や、小さい子供に生理が始まったり陰毛が生えたりする思春期早発症、原因不明の食欲の低下,身長が伸びない下垂体性小人症なども脳腫瘍で生じることがあります。
検査
画像診断
現在では,MRI検査により安全かつ正確にほとんどの腫瘍の診断が可能となっています。MRIは磁気を用いて骨による影響を受けずに画像を作れるため,小児に多い小脳や脳幹部の病気を診断する能力はCT検査よりも優れています。詳しい腫瘍の位置や正常脳組織との関係,MRI用造影剤の投与前後での変化などから,およその組織診断(悪性かどうかなど)までが可能です。ただし,あまりに小さい乳幼児では麻酔で眠らせて検査しなければなりません。CTでは腫瘍の中の石灰のたまり方などが解って診断の補助となることがあります。以前によく行われていた脳血管撮影は,特殊な場合を除いては必要ありません。
その他の検査
胚細胞腫瘍という腫瘍では、血液検査でAFPやHCG-βという腫瘍マーカーを測定することが必要となります。また悪性腫瘍では腫瘍細胞が脳脊髄液中にばらまかれて転移するため,腰椎穿刺(背中に針を刺して)で脳脊髄液を採取して悪性細胞の有無の検査を行う場合もあります。
治療
手術
脳神経外科の手術技術は安全性も高まりかなり進歩しました。小児の脳腫瘍に手慣れた術者を選べば手術による後遺症が生じる頻度はかなり低いでしょう。良性腫瘍の代表として知られる小脳の星細胞腫などは手術で取りきれればそれで治ってしまいますし、比較的簡単な手術です。悪性腫瘍を疑いいろいろな治療が必要と思われる場合には,まず手術による組織診断を行って,腫瘍の悪性度に応じてその後の方針を決めることが一般的です。病理組織診断を正確にすることは,小児の脳には成人より副作用の強い放射線治療や化学療法を最低限の量で用いることにもつながります。
放射線療法
放射線治療はとても大切な治療手段です。手術で取りきれない良性腫瘍やほとんどの悪性の脳腫瘍では放射線治療が必要となります。でも脳が未熟な小児(特に思春期前の子供たち)では放射線照射による脳への晩期障害が問題となります。たとえば、知的機能の低下や内分泌機能の低下などが治療後に何年もかかって生じることがあります。このため,特に小さい子供たち(乳幼児)には放射線照射を行わないで,あるいは量を少なくして治療する方法をとることもあります。しかし,いたずらに副作用を恐れるあまり放射線治療の持つ治療効果を生かせない結果になり治療成績が低下するという専門医の声もあります。今は同じ腫瘍であっても年齢に応じてより厳密な放射線治療の方針を立てることが求められています。
化学療法
化学療法剤(抗癌剤)は手術と放射線治療を補助する手段として用いられることを知っておくことが大切です。そして化学療法だけで治る小児の脳腫瘍はまれです。化学療法の副作用を減らすための治療法はとても進歩して、子供達の治療負担の軽減に大きな役割を果たしていますし、現在の治療技術は,1歳にならない乳児に対しても化学療法を行うことを可能としています。ただし,大量の化学療法の後には,妊孕力(子供を作る能力)を失うことや二次癌(白血病などの悪性腫瘍)の発生などの問題もあり、まだ全ての副作用が解決されているわけではありません。過剰な化学療法をしないでいかに完全に脳腫瘍を治癒にもっていけるかが大きな問題として残っています。
脳の硬膜から発生する髄膜腫、下垂体から発生する下垂体腺腫、神経の鞘から発生する神経鞘腫などは、良性腫瘍で外科的に摘出できれば、完治が望まれますが、アストロサイトから発生するグリオーマは、悪性で、手術、放射線、化学療法を行っても、完治は望めません。さらに、脳は頭蓋骨に囲まれた密室にありますから、いくら良性とはいっても、脳の深部にあれば、全摘出困難で、再発し、悪性と同じことになってしまいます。
髄膜腫は、女性に多く、閉経後に女性ホルモンが少なくなった、体型的には、小太りでポッチャリした人に多い印象があります。腫瘍が摘出できれば、完治が望め、直径が 3 cm 以下なら、ガンマナイフで治療するという選択肢もあります。
脳の発生のところでも触れましたが、脳は皮膚が内に捲れ込んで、内と外が、左と右が入れ替わってできた構造なので、皮膚に異常があれば、脳にも、発生上の異常がある可能性があります。母斑病と呼ばれる、一連の疾患は、遺伝;つまり染色体にある癌抑制遺伝子が欠損するために、髄膜腫や神経鞘腫が発生すると同時に、皮膚にも母斑(カフェオレ色の皮膚の斑、象皮のような皮膚のたるみ、白斑など)が見られます。いろいろの癌抑制遺伝子欠損が分かっており、将来、欠損した遺伝子を導入することによって、発癌が予防できることが期待されます。
全国脳腫瘍統計から、脳腫瘍発生頻度をみてみると、最も多いのが、髄膜腫で、26%、神経鞘腫が10% 、下垂体腺腫が18%、グリオーマが23%程度です。すべての脳腫瘍の人口あたりの年間発生率は、人口1万人に一人ですから、髄膜腫の年間発生頻度は、10万人に2.6人となります。
悪性脳腫瘍の代表がグリオーマ(神経膠腫)ですが、その中でも悪性は、神経膠芽腫(グリオブラストーマ)で、手術、放射線、化学療法を行っても、50%の患者さんは、9-12 ヶ月以内に死に至ります。グリオーマは、神経幹細胞が何らかの突然変異から、癌化したもので、幹細胞はあちこちへ移動しますから、脳を全部取らないと再発を予防できない、というジレンマがあります。
実験的にマウスにグリオーマを作り出すことが可能です。妊娠17日目の母親に、ニトロソウレアという発癌物質を投与すると、生まれてくるマウスに脳腫瘍ができます。あるいは、生まれたての犬の脳室内にウイルスをたったの10 μl注入するだけで、100%脳腫瘍を作ることができます。
増殖とアポトーシスの規制がとれた幹細胞に、様々な成長因子が働き、遺伝子異常が連鎖して、グリオーマが発生するとすれば、成長因子受容体を標的として、化学療法を行うことによって、グリオーマを治癒させることも夢ではないと思われます。実際、標的が分かった髄芽腫や脳原発悪性リンパ腫の治療成績は上がっています。脳腫瘍には良性と悪性があります。およそ1/3は髄膜腫という良性腫瘍、1/3は神経膠腫という悪性腫瘍、残り1/3は脳下垂体腫瘍、神経鞘腫、転移性脳腫瘍、先天性腫瘍その他です。腫瘍ができる場所は脊髄を含めた脳神経系の全てに及びます。およそ脳腫瘍には性別?好発年齢?好発部位という特徴があります。患者さんが外来診療に入ってくる時、表情、歩く姿、年齢、性別で疾患が予想されることも少なくありません。脳の最も悪性の腫瘍は神経膠芽腫です。これは癌と同じく、まず徹底的に取ることが大事ですが再発を余儀なくされることが少なくありません。当然術後放射線?化学療法を行います。中高年男性に多く見られます。
体の他の癌が脳に転移する転移性脳腫瘍も悪性です。しかし手術で完全に取れることが多い。何十個も多発する時は放射線あるいはγナイフ両方を行います。中高年で初めて“てんかん”で救急来院した患者さんが実は肺ガンの脳転移であることがあります。くれぐれも煙草はやめた方が良いのです。煙草はまた脳卒中の最大の危険因子でもあります。
良性腫瘍の代表は髄膜腫で、これは中高年の女性に多い。できる部位によって手術が容易であることも多いのですが、頭蓋底にできると手術は極端に難しい。これは限られた脳神経外科医の手でしかできない、まさにプロフェッショナルの仕事です。下の画像は脳の中に完全に埋まった髄膜腫です。これは脳の表面の静脈、そして脳の深部の動脈を犠牲にしてはならない手術で大変難しいものです。
耳が聞こえなくなって聴神経腫瘍が見つかることがあります。大きなものは当然手術です。この手術も熟練の技量が要求されます。聴神経と一緒に走っている顔面神経を残すことが非常に難しく、また腕の見せ所です。小さいものはγナイフ治療もありますが、私のように手術する側からは、まだ手術の法がベターであると思います。私は聴神経腫瘍も脳ヘラを用いません。下の画像で内耳道という骨をドリルで切り取る際にも脳ヘラを用いず、極力脳の保護に努めます。
脳下垂体腫瘍は色々な内分泌異常がきっかけで見つかります。女性の無月経、乳汁分泌は脳下垂体腫瘍が疑われます。何となく手足が大きくなった、願望が変わったもそうです。大きくなれば視力障害が生じ、眼科で見つかることも少なくありません。手術は経鼻手術といって、鼻から開頭せずに行います。
脳腫瘍手術は脳動脈瘤出と同じく、腫瘍に行く血管をコントロールし、出血させない技術が大切です。脳動脈瘤手術の上手は脳腫瘍手術の上手でもあります。
くも膜下出血の原因となる病気としては脳動脈瘤が最も多く、それ以外に脳血管奇形、脳腫瘍、頭部外傷などがあります。一般的に言われるくも膜下出血は脳動脈瘤(脳血管の瘤(こぶ):血管の一部が風船の様に膨れた部分の事)の破裂によるものがほとんどです。そのため、この項目ではくも膜下出血とは脳動脈瘤の破裂によるくも膜下出血を示すものとします。
くも膜下出血の手術治療法としては主に二つの治療法があります。これはそのまま、脳動脈瘤の治療法であります。いわゆる、外科手術として行われるクリッピングと、カテーテルを用いた治療であるコイリングがあります。どの様な治療方針を取るかは、動脈瘤の形、大きさ、場所、患者さんの既往症などを考慮していきます。日本医科大学付属病院では、高度救命救急センターを含めて、都内でも指折りの症例数のくも膜下出血の患者さんの治療にあたっています。
さて、くも膜下出血がとても有名な病気であるのは、その予後が極めて悪いからです。今現在もくも膜下出血の患者さんの1/3 から1/2 の方がお亡くなりになるか、重度の後遺症を残しています。その原因にはくも膜下出血によって直接脳損傷が起きる事に加えて、出血してから1週間ぐらい経過してから起きる、脳血管攣縮(レンシュク)という合併症があるからです。脳血管攣縮とは、脳の血管が出血に刺激されて細くなってしまう事を言います。これにより、脳血流が低下し、脳梗塞を引き起こし、後遺症を起こします。このようにくも膜下出血の治療とは、脳動脈瘤の治療に加えて、出血による脳損傷の治療、脳血管攣縮の治療など手術治療のみがその治療の効果を示すものではありません。
1.未破裂脳動脈瘤
(1)未破裂脳動脈瘤ってなに?
脳動脈瘤とは、脳の動脈の分岐部がこぶのようにふくらんだものです。脳動脈瘤は生まれつきあるものではなく、何らかの成因によって後天的に出来るとされています。一般的に脳動脈瘤があることによってなんらかの症状を出すことは稀ですが、脳動脈瘤が破れてしまうと、くも膜下出血をおこします。くも膜下出血をおこす前に発見された動脈瘤が未破裂脳動脈瘤(くも膜下出血とほぼ同じ意味)です。
(2)未破裂動脈瘤って診断されるのは?
以前は脳動脈瘤が破裂する前に診断されることは稀でした。しかし、現在ではCT/MRIなどの診断技術が発達し、破裂してくも膜下出血をおこす前に発見されることが多くなっています。頭痛やめまいなどの検査、脳ドックなどで偶然発見されることがほとんどです。
(3)未破裂動脈瘤がみつかったら?
脳動脈瘤があることにより症状を出すことは稀ですが、破裂するとくも膜下出血をおこします。くも膜下出血をおこしてしまうと、30-50%の方が命をおとしてしまうといわれています。未破裂動脈瘤が見つかると、破裂しないような処置が必要となる場合があります。
4)動脈瘤はいつ破裂するの?
残念ながら、動脈瘤の破裂を予測することは困難です。しかし、世界中から未破裂脳動脈瘤の破裂頻度について、さまざまな報告がされており、年間の破裂頻度は1-2%とされています。これは一般的な数字ですので、動脈瘤の大きさ、部位によって実際の破裂頻度は異なります。
(5)治療方法は?
動脈瘤の破裂を防ぐには、二つの方法があります。
ひとつは従来より行われている開頭手術です。これは、頭皮を切開し、顕微鏡を使って直視下に動脈瘤を観察することにより、金属性のクリップを使って動脈瘤をつぶす方法です。一般的にクリッピング術を呼んでいます。
もうひとつは血管内治療です。これはカテーテルという細い管を動脈瘤の近くまですすめ、プラチナコイルで動脈瘤をつぶす方法です。一般的に、コイリング術と呼んでいます。
動脈瘤の場所、形、大きさはさまざまですので、開頭術に適した動脈瘤、血管内治療に適した動脈瘤があります。
(6)手術は怖くない?
それぞれの治療には危険性がないわけではありません。開頭術では、手術後に出血や脳梗塞を起こしたり、ばい菌が入って感染したりすることもあります。また、全身麻酔で行いますので、麻酔の危険性も伴います。ご高齢の方ですと、手術の負担により、内臓に障害をおこすこともありますので注意しなければいけません。血管内治療でも、治療後に脳梗塞を起こすことがあります。動脈瘤の大きさ、形はそれぞれ異なりますし、患者さんの健康状態も大きく異なります。治療方法を考えるには、これらのことを考慮して、それぞれの患者さんに最も適した治療方法を選択しなければなりません。
[治療]
未破裂脳動脈瘤の治療は上記のようなさまざまなことを考慮して検討されなければなりません。担当の医師と十分に話し合い、決定されることをお勧めいたします。
日本医科大学脳神経外科教室は、それぞれの治療の専門家が、皆様の立場にたってご相談いたします。脳動脈瘤と診断されたら、一度、ご相談にきてください。
2.巨大脳動脈瘤(くも膜下出血の原因になる病気です)
転移性脳腫瘍ガンマナイフ治療
[症状]
直径2.5cmより大きい動脈瘤を巨大脳動脈瘤と言います。巨大脳動脈瘤の治療は以下のよう
転移性脳腫瘍ガンマナイフ治療
な理由で治療が困難です。
巨大であるため、1個のクリップで完全に動脈瘤を消失させることが困難です。
転移性脳腫瘍ガンマナイフ治療
動脈瘤内部に血栓(血の塊)が存在していることが多く、クリッピング術の際に、血栓が破綻して流れ出し正常血管内に詰まると脳梗塞を起こす可能性があります。
転移性脳腫瘍ガンマナイフ治療
巨大であるため、正常血管が動脈瘤本体から分岐していることが多く、クリッピング術の際に正常血管を温存することが困難です。
転移性脳腫瘍ガンマナイフ治療
[治療方針]
巨大脳動脈瘤に対する、私たちの治療戦略は以下の通りです。まずクリッピング術が無理な
転移性脳腫瘍ガンマナイフ治療
く可能かどうかを検討し、可能であればクリッピング術をお勧めします。
無理であれば動脈瘤頚部のクリッピングに拘らず、以下に示しました血管吻合術を利用して
転移性脳腫瘍ガンマナイフ治療
正常血管の血流を維持したうえで、動脈瘤の前後で血流を遮断し破裂しないようにします。
巨大動脈瘤の治療は、一筋縄ではいかないことが多いのですが、私たちは様々な方法を用い
転移性脳腫瘍ガンマナイフ治療
て治療しています。
動脈瘤に入る血管を結紮して閉塞し、脳の血流ばバイパスの血管にて流れています。
2012年12月19日星期三
肺がん治療
小細胞肺がんでの進行度分類
小細胞がんでは手術の適応の時期を逸した進行がんで発見される症例が多いことから、限局型、進展型に大別する進行度分類も使われています。
:がんが1側の肺と近くのリンパ節に存在する場合。
:がんが肺の外に拡がり、遠隔転移のある場合。
手術を考慮している時には、1)の病期分類を使います。
Chapter.10:肺がんの治療
治療法は原則的には病期により決定されます。
それに、がんの部位、組織型、年齢、既往歴、合併症、臓器の機能や一般的な健康状態に基づいて、慎重に治療の方法を選択します。肺がんの治療法には、外科療法、放射線療法、抗がん剤による化学療法、免疫療法、痛みや他の苦痛に対する症状緩和を目的とした治療(緩和治療)などがあります。
外科療法
手術方法の原則は、肺野末梢部肺がんには腫瘍を含めた肺葉切除(右は上、中、下の3葉に、左は上、下の2葉に分かれており、その葉の単位で切除すること) とリンパ節郭清(リンパ節を一つ一つつまみとるのではなく、まわりの脂肪と一緒にまとめて切除すること)、肺門部肺がんには、気管支形成術(切り取った気管支の残りをつなぎ合わせる手術)を伴った肺葉切除とリンパ節郭清です。病巣の進行が軽ければ肺の部分切除で済むこともあり、進行していると1側肺の全摘にることもあり、隣接臓器を合併切除する場合もあります。
非小細胞がんの場合、通常、I期から3A期が手術の対象となります。肺は切り取っても生えてくる臓器ではありませんので、残る予定の肺機能が悪いと手術ができないこともあります。術後の5年生存率は、術後病期で見てI期:80%、2期:60%、3期:40%、IV期:10%未満です。
小細胞がんでは抗がん剤の効果が大きいので、手術を行う場合でも、手術前あるいは手術後に抗がん剤による治療を行うのが原則です。
放射線療法
X線や他の高エネルギーの放射線を使ってがん細胞を殺すものです。
非小細胞がんの場合手術できないI期、2期、胸水を認めない3期が対象です。小細胞がんの場合には限局型が対象となります。
肺がんの場合、通常、体外から肺やリンパ節に放射線を照射します。一般的には1日1回週5回照射し、5週間から6週間の治療期間が必要です。最近では、1 日2回週10回照射する多分割照射も試みられています。症例によっては、副作用を軽減できて、十分な量の放射線照射の出来る3次元照射が出来る場合もあります。
化学療法
外科療法?放射線療法が局所治療であるのに対し、抗がん剤による化学療法は全身治療です。
小細胞がんには抗がん剤の効果が著しいことから、化学療法は小細胞がんに対するもっとも一般的な治療です。非小細胞がんに対する化学療法の対象は、原則的には手術適応がない3期とIV期の症例です。
抗がん剤は通常、2種類以上を使用します。治療期間は、通常3~4週を1コースとして複数回繰り返します。毎週抗がん剤を投与する治療も行われています。
一方、非小細胞がんでは小細胞がんに比べ抗がん剤の効果が低く、抗がん剤のみでがんが治癒することは稀です。
抗がん剤による治療は化学単独で行うこともありますが、最近は、手術や放射線治療に化学療法を組み合わせる治療も積極的に行なわれるようになって来ました。このようにいろいろな治療法を組み合わせて行う治療を集学的治療と呼びますが、進行した肺がんの多くには集学的治療が必要です。
内視鏡治療(レーザー治療)
気管支鏡の可視範囲内の早期がんにはレーザー光線を照射して治療できるものがあります。
肺門型肺がんはヘビースモーカーのがんですので、高齢者や肺機能の悪い人が多く、また多発することも多く、手術ができない場合があり、レーザーを用いた「光線力学的療法」が開発されました。
「光線力学的療法」とは、がん組織に取り込まれやすく光に反応しやすい化学薬品を投与後、レーザー光線を照射し、肺門部の早期肺がんを選択的に治療する方法です。
腫瘍に集まりやすい光感受性物質(ヘマトポルフィリン誘導体)を静脈注射してから腫瘍にレーザー光を照射することにより、腫瘍細胞が選択的に破壊するという治療です。レーザー照射後は、壊死組織の器質化による気道の閉塞を防止するため、翌日より2~3日は連日、その後1カ月間は1週間に1回、気管支鏡による壊死物質の除去が必要です。
免疫療法
免疫は外敵(細菌やウイルス等)の排除に活躍していますが、体の中にできるがんに対しても作用します。
この体に備わった免疫力を強化してがんを克服しようとするのが免疫療法です。体の免疫機能を高めるとか、がん細胞を特異的に殺す免疫担当細胞を点滴するなどの種々の免疫療法が試みられています。しかし、いずれも実験段階であり、現状では肺がんに有効な免疫療法はありません。
Chapter.11:副作用と対策
がんに対する積極的な治療で苦痛や副作用を伴わない治療はありません。肺がんも同様です。
しかし、それをなるべく少なく、安全にという努力は日夜なされています。治療法ごとの副作用や苦痛、危険性などを列挙します。
外科療法
手術に際しての一番の苦痛は、術後の痛みです。
しかし今は疼痛対策が非常に進歩していますので、かつてのような激しい痛みはほとんど感じることはなくなりました。硬膜外麻酔という仕掛けを手術直前に麻酔医が背中から行います。その他の鎮痛剤も非常に良いものが出来ています。
手術にはリスクがつきもので、100%安全な手術はありません。しかし、この手術も非常に安全になってきました。現在の一般的な手術関連死亡率は1~2%です。
手術中の事故はまずないのですが、怖いのは術後の合併症(余病)が生命の危険を伴うことがあることです。この中で最も怖いのは肺炎で、喫煙者は明らかに多くなります。手術を受けるなら、禁煙は絶対にしなければ命にかかわると思って下さい。
退院後は、息ぎれや、術後6ヶ月程度は傷の痛みを伴うことがあります。息ぎれがひどくライフスタイルの変更が必要になる場合がありますが、術前に予測不能でこのようになることはほとんどありません。
放射線療法
主な副作用は、放射線による食道炎、皮膚炎、肺臓炎です。
食道炎、皮膚炎は放射線治療の中ごろから終わりごろに出てきます。食道炎は食事をするとしみたり、痛みを感じたりします。皮膚炎は皮膚に痒みや軽い痛みが出ます。肺臓炎は放射線終了後に二カ月位の間に出ることがあります。
初期症状は咳、微熱、息ぎれです。強い反応が出た場合は、ステロイドホルモンを投与して治療する必要があります。強い肺臓炎にはならなくても、放射線のかかった範囲の肺は放射線肺線維症という状態になり、肺としての機能はなくなります。
化学療法
主な副作用は、骨髄毒性(貧血、白血球減少による感染、血小板減少による出血傾向など)、吐き気?嘔吐、食欲不振、下痢、末梢神経障害(手足のしびれ)、肝機能障害、腎障害、脱毛、疲労感などです。
用いる抗がん剤の種類や個人差もあります。その他予期せぬ副作用も認められることがあります。強い白血球減少に対しては感染を防ぐため、白血球増殖因子(G-CSF)を用います。吐き気に対しても良い薬剤が開発されずいぶん楽になりました。
内視鏡治療(レーザー治療)
副作用として重篤なものはありません。
しかし、ヘマトポルフィリンは正常組織にも1~2カ月はわずかに残りますので、直射日光との反応で光過敏性皮膚炎を起こします。その防止のため、約4週間直射光より遮断する必要があります。Chapter.12:治療成績
非小細胞がん
病期と全身状態により異なります。外科療法の場合、術後の5年生存率は、1期:80%、2期:60%、3期:40%、4期:10%未満です。
放射線療法の場合には、手術が出来ない身体的な条件があることが多く、これよりかなり悪くなります。手術の出来ない3期とIV期では長期生存する方は稀です。化学療法でも、それが有効な方は生存期間が延長します。
小細胞がん
やはり進行度により異なります。
限局型の場合、3年間無再発は20%前後ですが、進展型の場合、3年間再発しないことは少ないと言わざるを得ません。
Chapter.13:肺がんの予防
一次予防と二次予防
がんの予防には一次予防と二次予防があります。
一次予防とはがんにならないように工夫することをいい、二次予防とは検診によって早期発見、早期治療をして、がんで命を落さないようにすることをいいます。
一次予防
なんといっても禁煙です。
タバコが存在しなければ、理論的には男で70%、女で26%(男女合計で58%)の肺がんがが減少すると考えられています。
一方、喫煙者が禁煙した後の肺がん発生のリスクは、喫煙を継続している人のリスクを1とすると、禁煙後5年以内では0.9倍、5年以上経過して半分に、20年を経過して約3分の1になります。
このように、禁煙の効果はすぐにでるものではありません。一方、喫煙の年数が長いほど肺がん発生のリスクは高いので、一次予防の面からはなるべく早く禁煙をして下さい。
肺がんの他にもタバコによって罹りやすくなるがんは多く、非喫煙者に比し、毎日喫煙する人では30倍以上も喉頭がんになりやすくなります。食道がんで2倍です。しかし、5年の禁煙で食道がんは50%減らすことができ、膀胱がんでは2年の禁煙で50%減少の効果が出ます。今からでも遅くありません。禁煙に心がけましょう。
二次予防
二次予防としての検診を受けていただきたいものです。
一般外来で発見された肺がんと、検診で発見された肺がんを比較するすと、検診で見つかった人は手術を受けられる率が高く、またその病期も治癒率の高い1期の割合が高くなっています。
肺がん検診は、胸部レントゲン撮影と喀痰細胞診により行います。
肺門型肺がんは喫煙との関係が強く、早期にはレントゲン写真無所見が多いのですが、喀痰細胞診で発見することができます。特に50歳以上のヘビースモーカーは、肺門部肺がんに罹る率が高いので定期的に喀痰細胞診を行う必要があります。
肺野型肺がんは早期には無症状でレントゲン写真でしか発見されません。40歳以上では少なくとも年1回は検査が望ましいのです。この利点はX線の被曝線量がごく少なく、時間も短時間で、費用も安いことです。欠点として、がんが1cm以下ではなかなか見つからないこと、肺の全体が写るわけではなく死角があることです。
最近では死角のないヘリカルCTが検診にも応用されれるようになり、普通のレントゲン写真では見つけにくい部位のものや、治る確立のより高い、より小さな肺がんも発見されるようになっています。欠点は被曝線量が多くなること、人手がかかり費用も高いことです。
説明文にて掲載している諸症状で思い当たる節があった場合など、
がんについての疑問?不安をお持ちの方は、お気軽にご相談ください。
自己判断で迷わず、まずは専門家である医師の検診を受けることをお勧めします。
甲状腺は頸の前側にあります。甲状軟骨?輪状軟骨(のどぼとけ)の下、気管の前に、蝶が羽根を広げたような形で位置し、大きさは4×4×1cmくらいの臓器です。食道や反回神経(声帯を動かす神経)にも接しています。男性は女性よりのどぼとけの位置が低く、甲状腺も下寄りにあるので、鎖骨?胸骨の陰に隠れて触診しにくいことがあります。
甲状腺は普通、触ってもわからないくらい軟らかいのですが、病気になると様々な腫れ方をします。ですから甲状腺の病気の多くは、熟練した医師の触診によっておおよその診断ができます。
甲状腺の右側を右葉、左側を左葉、中央部を峡(部)とよびます。峡部が上方へ伸びている人もあり、その場合、その部分は錐体葉と呼ばれます。
甲状腺ホルモン
甲状腺からは、小児期には成長などにも関わり、大人になってからは主にからだの新陳代謝の調節をする甲状腺ホルモンという物質(F-T4、F-T3)が分泌されます。
簡単にいうと、からだに元気をつける物質で、男女関わらず、一定の量が分泌されています。
女性では更年期以後、女性ホルモンは減少しますが、甲状腺ホルモンは生涯必要で、一生分泌され続けるのです。これが過剰になったり(甲状腺機能亢進)、不足したり(甲状腺機能低下)すると、体調が悪くなります。脳(下垂体)から出る甲状腺刺激ホルモン(TSH)が、甲状腺から出るホルモンの調節をしています。甲状腺の裏側にある副甲状腺(上皮小体)は、体内のカルシウムの調節をするホルモンを出します。
ホルモン
ある臓器(内分泌腺)で分泌され、血液の流れにのって、体内の色々な場所で様々な作用をする物質の総称です。甲状腺ホルモン、副甲状腺ホルモンのほか、成長ホルモン、男性および女性ホルモン、副腎皮質ホルモン(ステロイドホルモン)、インスリンなどなど、人間の体には何十種類ものホルモンがあります。
ヨード摂取と甲状腺の病気
海藻類などに多く含まれるヨードの摂取量によって甲状腺の病気のタイプが変わってきます。
日本人は海藻をよく食べ、水道水などのヨードの含有量も高いので、どちらかというと性質のよい甲状腺の病気が多いのです(そのため欧米などヨード摂取量の不足している国では、食塩などにヨードを添加するようになりました)。ただし、ヨードの取りすぎ(とくにコンブ)は逆に甲状腺ホルモンを足りなくさせる作用があるので、注意が必要です。
放射線照射と甲状腺の病気
若いときに、結核性リンパ節炎などの治療のために、頸部に放射線照射を受けられたような方に、甲状腺や副甲状腺の病気(良性や悪性の腫瘍)が増える傾向があります。チェルノブイリの原子力発電所事故では子供たちの甲状腺がんが大問題になりました。通常のレントゲン検査程度であれば、あまり問題ないと考えられています。
甲状腺の病気と遺伝
甲状腺がんのうち、髄様がんの約半数は遺伝的に生じ、その原因となるがん遺伝子も特定されています。
それ以外の甲状腺がんについては、遺伝によると思われるものはほとんどありません。橋本病やバセドウ病、腺腫様甲状腺腫がある家系に集中して生じることが知られています。
これまで述べたこと以外では、甲状腺の病気と因果関係が明らかな生活習慣などはあまりわかっていません。お酒やタバコなどもとくに甲状腺がんの原因にはならないようです。とは
いえ、大量の喫煙?飲酒は全般的にみて健康を損ないますので注意してください。
Chapter.2: 甲状腺の病気
肺がん治療
甲状腺の病気にはホルモンが異常になる種類の病気と、いわゆる腫瘍性の病気(甲状腺のなかに結節(しこり、腫瘤)ができる)があります。
肺がん治療
前者のほうが頻度的にはずっと多いです。両者は同時に起こることはあっても、基本的には別の病気です。
肺がん治療
例外的に甲状腺にできたしこりがホルモンを勝手につくりすぎることがあります(機能性甲状腺結節)が、日本人には稀です。
肺がん治療
一般に甲状腺の病気は女性に多い傾向がありますが、男性にもおこることがあります。
年齢的にもこどもから高齢者まであらゆる年代の人に起こります。
肺がん治療
甲状腺ホルモン異常
甲状腺の病気にはホルモンが異常になる種類の病気と、いわゆる腫瘍性の病気(甲状腺のなか
肺がん治療
に結節(しこり、腫瘤)ができる)があります。
前者のほうが頻度的にはずっと多いです。両者は同時に起こることはあっても、基本的には
肺がん治療
別の病気です。例外的に甲状腺にできたしこりがホルモンを勝手につくりすぎることがあります(機能性甲状腺結節)が、日本人には稀です。
肺がん治療
一般に甲状腺の病気は女性に多い傾向がありますが、男性にもおこることがあります。
年齢的にもこどもから高齢者まであらゆる年代の人に起こります。
1~3期は、さらにその病期の中で軽いものをA、重いものをBともう一段階細分化します。
小細胞がんでは手術の適応の時期を逸した進行がんで発見される症例が多いことから、限局型、進展型に大別する進行度分類も使われています。
:がんが1側の肺と近くのリンパ節に存在する場合。
:がんが肺の外に拡がり、遠隔転移のある場合。
手術を考慮している時には、1)の病期分類を使います。
Chapter.10:肺がんの治療
治療法は原則的には病期により決定されます。
それに、がんの部位、組織型、年齢、既往歴、合併症、臓器の機能や一般的な健康状態に基づいて、慎重に治療の方法を選択します。肺がんの治療法には、外科療法、放射線療法、抗がん剤による化学療法、免疫療法、痛みや他の苦痛に対する症状緩和を目的とした治療(緩和治療)などがあります。
外科療法
手術方法の原則は、肺野末梢部肺がんには腫瘍を含めた肺葉切除(右は上、中、下の3葉に、左は上、下の2葉に分かれており、その葉の単位で切除すること) とリンパ節郭清(リンパ節を一つ一つつまみとるのではなく、まわりの脂肪と一緒にまとめて切除すること)、肺門部肺がんには、気管支形成術(切り取った気管支の残りをつなぎ合わせる手術)を伴った肺葉切除とリンパ節郭清です。病巣の進行が軽ければ肺の部分切除で済むこともあり、進行していると1側肺の全摘にることもあり、隣接臓器を合併切除する場合もあります。
非小細胞がんの場合、通常、I期から3A期が手術の対象となります。肺は切り取っても生えてくる臓器ではありませんので、残る予定の肺機能が悪いと手術ができないこともあります。術後の5年生存率は、術後病期で見てI期:80%、2期:60%、3期:40%、IV期:10%未満です。
小細胞がんでは抗がん剤の効果が大きいので、手術を行う場合でも、手術前あるいは手術後に抗がん剤による治療を行うのが原則です。
放射線療法
X線や他の高エネルギーの放射線を使ってがん細胞を殺すものです。
非小細胞がんの場合手術できないI期、2期、胸水を認めない3期が対象です。小細胞がんの場合には限局型が対象となります。
肺がんの場合、通常、体外から肺やリンパ節に放射線を照射します。一般的には1日1回週5回照射し、5週間から6週間の治療期間が必要です。最近では、1 日2回週10回照射する多分割照射も試みられています。症例によっては、副作用を軽減できて、十分な量の放射線照射の出来る3次元照射が出来る場合もあります。
化学療法
外科療法?放射線療法が局所治療であるのに対し、抗がん剤による化学療法は全身治療です。
小細胞がんには抗がん剤の効果が著しいことから、化学療法は小細胞がんに対するもっとも一般的な治療です。非小細胞がんに対する化学療法の対象は、原則的には手術適応がない3期とIV期の症例です。
抗がん剤は通常、2種類以上を使用します。治療期間は、通常3~4週を1コースとして複数回繰り返します。毎週抗がん剤を投与する治療も行われています。
一方、非小細胞がんでは小細胞がんに比べ抗がん剤の効果が低く、抗がん剤のみでがんが治癒することは稀です。
抗がん剤による治療は化学単独で行うこともありますが、最近は、手術や放射線治療に化学療法を組み合わせる治療も積極的に行なわれるようになって来ました。このようにいろいろな治療法を組み合わせて行う治療を集学的治療と呼びますが、進行した肺がんの多くには集学的治療が必要です。
内視鏡治療(レーザー治療)
気管支鏡の可視範囲内の早期がんにはレーザー光線を照射して治療できるものがあります。
肺門型肺がんはヘビースモーカーのがんですので、高齢者や肺機能の悪い人が多く、また多発することも多く、手術ができない場合があり、レーザーを用いた「光線力学的療法」が開発されました。
「光線力学的療法」とは、がん組織に取り込まれやすく光に反応しやすい化学薬品を投与後、レーザー光線を照射し、肺門部の早期肺がんを選択的に治療する方法です。
腫瘍に集まりやすい光感受性物質(ヘマトポルフィリン誘導体)を静脈注射してから腫瘍にレーザー光を照射することにより、腫瘍細胞が選択的に破壊するという治療です。レーザー照射後は、壊死組織の器質化による気道の閉塞を防止するため、翌日より2~3日は連日、その後1カ月間は1週間に1回、気管支鏡による壊死物質の除去が必要です。
免疫療法
免疫は外敵(細菌やウイルス等)の排除に活躍していますが、体の中にできるがんに対しても作用します。
この体に備わった免疫力を強化してがんを克服しようとするのが免疫療法です。体の免疫機能を高めるとか、がん細胞を特異的に殺す免疫担当細胞を点滴するなどの種々の免疫療法が試みられています。しかし、いずれも実験段階であり、現状では肺がんに有効な免疫療法はありません。
Chapter.11:副作用と対策
がんに対する積極的な治療で苦痛や副作用を伴わない治療はありません。肺がんも同様です。
しかし、それをなるべく少なく、安全にという努力は日夜なされています。治療法ごとの副作用や苦痛、危険性などを列挙します。
外科療法
手術に際しての一番の苦痛は、術後の痛みです。
しかし今は疼痛対策が非常に進歩していますので、かつてのような激しい痛みはほとんど感じることはなくなりました。硬膜外麻酔という仕掛けを手術直前に麻酔医が背中から行います。その他の鎮痛剤も非常に良いものが出来ています。
手術にはリスクがつきもので、100%安全な手術はありません。しかし、この手術も非常に安全になってきました。現在の一般的な手術関連死亡率は1~2%です。
手術中の事故はまずないのですが、怖いのは術後の合併症(余病)が生命の危険を伴うことがあることです。この中で最も怖いのは肺炎で、喫煙者は明らかに多くなります。手術を受けるなら、禁煙は絶対にしなければ命にかかわると思って下さい。
退院後は、息ぎれや、術後6ヶ月程度は傷の痛みを伴うことがあります。息ぎれがひどくライフスタイルの変更が必要になる場合がありますが、術前に予測不能でこのようになることはほとんどありません。
放射線療法
主な副作用は、放射線による食道炎、皮膚炎、肺臓炎です。
食道炎、皮膚炎は放射線治療の中ごろから終わりごろに出てきます。食道炎は食事をするとしみたり、痛みを感じたりします。皮膚炎は皮膚に痒みや軽い痛みが出ます。肺臓炎は放射線終了後に二カ月位の間に出ることがあります。
初期症状は咳、微熱、息ぎれです。強い反応が出た場合は、ステロイドホルモンを投与して治療する必要があります。強い肺臓炎にはならなくても、放射線のかかった範囲の肺は放射線肺線維症という状態になり、肺としての機能はなくなります。
化学療法
主な副作用は、骨髄毒性(貧血、白血球減少による感染、血小板減少による出血傾向など)、吐き気?嘔吐、食欲不振、下痢、末梢神経障害(手足のしびれ)、肝機能障害、腎障害、脱毛、疲労感などです。
用いる抗がん剤の種類や個人差もあります。その他予期せぬ副作用も認められることがあります。強い白血球減少に対しては感染を防ぐため、白血球増殖因子(G-CSF)を用います。吐き気に対しても良い薬剤が開発されずいぶん楽になりました。
内視鏡治療(レーザー治療)
副作用として重篤なものはありません。
しかし、ヘマトポルフィリンは正常組織にも1~2カ月はわずかに残りますので、直射日光との反応で光過敏性皮膚炎を起こします。その防止のため、約4週間直射光より遮断する必要があります。Chapter.12:治療成績
非小細胞がん
病期と全身状態により異なります。外科療法の場合、術後の5年生存率は、1期:80%、2期:60%、3期:40%、4期:10%未満です。
放射線療法の場合には、手術が出来ない身体的な条件があることが多く、これよりかなり悪くなります。手術の出来ない3期とIV期では長期生存する方は稀です。化学療法でも、それが有効な方は生存期間が延長します。
小細胞がん
やはり進行度により異なります。
限局型の場合、3年間無再発は20%前後ですが、進展型の場合、3年間再発しないことは少ないと言わざるを得ません。
Chapter.13:肺がんの予防
一次予防と二次予防
がんの予防には一次予防と二次予防があります。
一次予防とはがんにならないように工夫することをいい、二次予防とは検診によって早期発見、早期治療をして、がんで命を落さないようにすることをいいます。
一次予防
なんといっても禁煙です。
タバコが存在しなければ、理論的には男で70%、女で26%(男女合計で58%)の肺がんがが減少すると考えられています。
一方、喫煙者が禁煙した後の肺がん発生のリスクは、喫煙を継続している人のリスクを1とすると、禁煙後5年以内では0.9倍、5年以上経過して半分に、20年を経過して約3分の1になります。
このように、禁煙の効果はすぐにでるものではありません。一方、喫煙の年数が長いほど肺がん発生のリスクは高いので、一次予防の面からはなるべく早く禁煙をして下さい。
肺がんの他にもタバコによって罹りやすくなるがんは多く、非喫煙者に比し、毎日喫煙する人では30倍以上も喉頭がんになりやすくなります。食道がんで2倍です。しかし、5年の禁煙で食道がんは50%減らすことができ、膀胱がんでは2年の禁煙で50%減少の効果が出ます。今からでも遅くありません。禁煙に心がけましょう。
二次予防
二次予防としての検診を受けていただきたいものです。
一般外来で発見された肺がんと、検診で発見された肺がんを比較するすと、検診で見つかった人は手術を受けられる率が高く、またその病期も治癒率の高い1期の割合が高くなっています。
肺がん検診は、胸部レントゲン撮影と喀痰細胞診により行います。
肺門型肺がんは喫煙との関係が強く、早期にはレントゲン写真無所見が多いのですが、喀痰細胞診で発見することができます。特に50歳以上のヘビースモーカーは、肺門部肺がんに罹る率が高いので定期的に喀痰細胞診を行う必要があります。
肺野型肺がんは早期には無症状でレントゲン写真でしか発見されません。40歳以上では少なくとも年1回は検査が望ましいのです。この利点はX線の被曝線量がごく少なく、時間も短時間で、費用も安いことです。欠点として、がんが1cm以下ではなかなか見つからないこと、肺の全体が写るわけではなく死角があることです。
最近では死角のないヘリカルCTが検診にも応用されれるようになり、普通のレントゲン写真では見つけにくい部位のものや、治る確立のより高い、より小さな肺がんも発見されるようになっています。欠点は被曝線量が多くなること、人手がかかり費用も高いことです。
説明文にて掲載している諸症状で思い当たる節があった場合など、
がんについての疑問?不安をお持ちの方は、お気軽にご相談ください。
自己判断で迷わず、まずは専門家である医師の検診を受けることをお勧めします。
甲状腺は頸の前側にあります。甲状軟骨?輪状軟骨(のどぼとけ)の下、気管の前に、蝶が羽根を広げたような形で位置し、大きさは4×4×1cmくらいの臓器です。食道や反回神経(声帯を動かす神経)にも接しています。男性は女性よりのどぼとけの位置が低く、甲状腺も下寄りにあるので、鎖骨?胸骨の陰に隠れて触診しにくいことがあります。
甲状腺は普通、触ってもわからないくらい軟らかいのですが、病気になると様々な腫れ方をします。ですから甲状腺の病気の多くは、熟練した医師の触診によっておおよその診断ができます。
甲状腺の右側を右葉、左側を左葉、中央部を峡(部)とよびます。峡部が上方へ伸びている人もあり、その場合、その部分は錐体葉と呼ばれます。
甲状腺ホルモン
甲状腺からは、小児期には成長などにも関わり、大人になってからは主にからだの新陳代謝の調節をする甲状腺ホルモンという物質(F-T4、F-T3)が分泌されます。
簡単にいうと、からだに元気をつける物質で、男女関わらず、一定の量が分泌されています。
女性では更年期以後、女性ホルモンは減少しますが、甲状腺ホルモンは生涯必要で、一生分泌され続けるのです。これが過剰になったり(甲状腺機能亢進)、不足したり(甲状腺機能低下)すると、体調が悪くなります。脳(下垂体)から出る甲状腺刺激ホルモン(TSH)が、甲状腺から出るホルモンの調節をしています。甲状腺の裏側にある副甲状腺(上皮小体)は、体内のカルシウムの調節をするホルモンを出します。
ホルモン
ある臓器(内分泌腺)で分泌され、血液の流れにのって、体内の色々な場所で様々な作用をする物質の総称です。甲状腺ホルモン、副甲状腺ホルモンのほか、成長ホルモン、男性および女性ホルモン、副腎皮質ホルモン(ステロイドホルモン)、インスリンなどなど、人間の体には何十種類ものホルモンがあります。
ヨード摂取と甲状腺の病気
海藻類などに多く含まれるヨードの摂取量によって甲状腺の病気のタイプが変わってきます。
日本人は海藻をよく食べ、水道水などのヨードの含有量も高いので、どちらかというと性質のよい甲状腺の病気が多いのです(そのため欧米などヨード摂取量の不足している国では、食塩などにヨードを添加するようになりました)。ただし、ヨードの取りすぎ(とくにコンブ)は逆に甲状腺ホルモンを足りなくさせる作用があるので、注意が必要です。
放射線照射と甲状腺の病気
若いときに、結核性リンパ節炎などの治療のために、頸部に放射線照射を受けられたような方に、甲状腺や副甲状腺の病気(良性や悪性の腫瘍)が増える傾向があります。チェルノブイリの原子力発電所事故では子供たちの甲状腺がんが大問題になりました。通常のレントゲン検査程度であれば、あまり問題ないと考えられています。
甲状腺の病気と遺伝
甲状腺がんのうち、髄様がんの約半数は遺伝的に生じ、その原因となるがん遺伝子も特定されています。
それ以外の甲状腺がんについては、遺伝によると思われるものはほとんどありません。橋本病やバセドウ病、腺腫様甲状腺腫がある家系に集中して生じることが知られています。
これまで述べたこと以外では、甲状腺の病気と因果関係が明らかな生活習慣などはあまりわかっていません。お酒やタバコなどもとくに甲状腺がんの原因にはならないようです。とは
いえ、大量の喫煙?飲酒は全般的にみて健康を損ないますので注意してください。
Chapter.2: 甲状腺の病気
肺がん治療
甲状腺の病気にはホルモンが異常になる種類の病気と、いわゆる腫瘍性の病気(甲状腺のなかに結節(しこり、腫瘤)ができる)があります。
肺がん治療
前者のほうが頻度的にはずっと多いです。両者は同時に起こることはあっても、基本的には別の病気です。
肺がん治療
例外的に甲状腺にできたしこりがホルモンを勝手につくりすぎることがあります(機能性甲状腺結節)が、日本人には稀です。
肺がん治療
一般に甲状腺の病気は女性に多い傾向がありますが、男性にもおこることがあります。
年齢的にもこどもから高齢者まであらゆる年代の人に起こります。
肺がん治療
甲状腺ホルモン異常
甲状腺の病気にはホルモンが異常になる種類の病気と、いわゆる腫瘍性の病気(甲状腺のなか
肺がん治療
に結節(しこり、腫瘤)ができる)があります。
前者のほうが頻度的にはずっと多いです。両者は同時に起こることはあっても、基本的には
肺がん治療
別の病気です。例外的に甲状腺にできたしこりがホルモンを勝手につくりすぎることがあります(機能性甲状腺結節)が、日本人には稀です。
肺がん治療
一般に甲状腺の病気は女性に多い傾向がありますが、男性にもおこることがあります。
年齢的にもこどもから高齢者まであらゆる年代の人に起こります。
1~3期は、さらにその病期の中で軽いものをA、重いものをBともう一段階細分化します。
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